ピンG430気になりますね
先週開催された国内女子ツアー「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」は、2日目を終えてトップに立った金田久美子が逃げ切って11年ぶりにツアー優勝を手中に収めました。初優勝から11年ぶりのツアー2勝目というのは記録だそうです。
勝負どころとなったのは17番ホール。フェアウェイからのセカンドショットは残り160ヤードで軽い打ち下ろし。ここでピン手前に1メートルにつけるスーパーショットを放ち、バーディーパットを決めて優勝を手元にたぐり寄せました。
このショットを含め、金田選手はほぼすべてのショットでフルショットをしてません。最大限の飛距離を出すのではなく、距離を少し抑えたコントロールショット(ハーフショット)を打っていました。メディアの記事では、腰痛と足の捻挫の影響でフルショットを出来なかった頃に積極的に始めたそうです。
金田選手はコンディション的にフルショットできないことで、コントロールショット(ハーフショット)に磨きをかけたわけですが、超私的にはフィジカルに問題があってもなくても、ゴルフのスコアメイクに役立つのはフルショットよりもコントロールショットではないかと思っています。
何故かと言うと、フルショットしてボールを遠くに飛ばすことよりも、コントロールショットで距離を上手く調整できるようになった方が、距離感が良くなります。
距離感が良い方が、前後のミスを減らせますし、なによりもグリーンを確実に捕らえる確率が上がるからです。
そして、コントロールショットの最たるものがパッティング。
パターでフルショットを打つ人はまずいません。
パターを手にした時は誰しもが距離を打ち分けることをやっています。説明するまでもなく、主にグリーン上で使うパターは1本だけ。1本の道具(クラブ)で、任意の距離を打つことになるからです。
対して、パター以外のクラブではフルショットが当たり前のアマチュアゴルファーが少なからずいます。ドライバーからアイアン、そしてウエッジに至っても、フルショットありきでプレーしている人が少なくありません。別言すれば、ドライバーやアイアンを手にした時、パターを手にした時のように距離調節(コントロールショット)を多用する人は少ないです。
フルショットを多用した方がスイングがシンプルになるという考え方もありますが、
超私的にはパターを手にした時にフルショットをしないことを考えると、パター以外のクラブもコントロールショットを多用した方がゴルフがシンプルになると思います。加えて、力を出し切ったスイング(フルショット)よりも、出力をコントロールするショットを多用した方が、距離をアジャストするスキル(技術)を養えるのではないかと思っています。
手前味噌ですが、短尺スチールドライバーでバントするようになってから(コントロールショット)、飛距離は落ちましたがフェアウェイキープの上がり、なおかつ、アイアン、そしてアプローチでのコントロールショットを精度が上がり、距離感のミスが劇的に減りました。
ゴルフは確率のゲームです。
パターを手にした時のように、距離調節を意識してドライバーを打つ。パターを手にした時のように、距離調節を意識してアイアンを打つ。パターでやっていることを他のクラブでも積極的にやった方が、距離感が良いショットを打てる確率が上がり、スコアメイクもしやすくなるのです。
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