マーク金井blog

2024年06月01日超私的な提案  室内で練習するならば、、、スポンジボールがおすすめです!!

水曜日と木曜日は遠征ゴルフに行ってきました。初日は日本で7番目にできた旧軽井沢ゴルフ倶楽部(1920年開場)で、

 

2日目は岡部チサンの岡部Cにてプレー。旧軽は12ホール仕立てということもあって歩きで30ホールプレーさせていただき、岡部もほぼほぼ歩きでで18ホールを回らせていただきました。

 

 

 

岡部コースはほぼ30年ぶりのプレーだったのですが、ティグラウンドに立つとガラッと印象が変わりました。かつては「狭い」というイメージだったのですが、30年経った今は、「広い」です。自分のプレースタイルが変わったからだと思いますが、どのホールも狭いと感じませんでした。

 

 

 

もちろんコースの広さを感じたのは印象だけではありません。実際、ほとんどのホールでフェアウェイをキープすることができ、左右に曲げてOBを打つこともありません。コースの幅の中でプレーできたわけですから、広いと感じたのだと思います。

 

 

 

遠征ゴルフから戻り、神田のスタジオではいつものように夕食後にサクッと練習。ウオームアップはアイスホッケーの素振りで、それが終わったらアプローチ、アイアン、FW、そしてドライバーの順でボールを打っていきます(合間にボールを打たないドリルもやってます)。

 

 

 

ただし、ゴルフボールは1発も打ちません。

 

 

FB、X(Twitter)、Instagramでもアップしてますように、マーク金井はテニスボールとほぼ同じ大きさのスポンジボールを打っています。スポンジボールを打つのにこだわるのは、こちらの方がボールに当てにいくスイングにならないのと、インパクトの衝撃が少ないので身体への負担が減るからです。

 

 

加えて、スポンジボールはインパク時の抵抗が少ないので、しっかりフィニッシュまで振り切る感覚を養えるのです。

 

 

 

超私的にはスイング作りにもっとも効果があるのが素振りです。ただし、素振りはボールを打たないので面白くありません(単調になりやすい)。対して、スポンジボールを打つのは素振りにきわめて近いので、インパクトの感触をチェックしながらも、素振り感覚でクラブを振り込むことができます。

 

 

 

屋外の打ちっ放しの練習ではスポンジボールを打つことができませんが、室内の練習場でしたらスポンジボール打ちができます。超私的には、スポンジボールを打つようになってからの方が、スイングの再現性が増し、コースに出た時もショットが安定するようになっています。

 

 

 

スイング作りの方法はいくつもあるかと思いますが、室内でショット練習するのならば室内空間に適したボールを使ってみることをお勧め致します。

 

 

 

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テニスボールとほぼ同じ大きさのスポンジボールはアナライズのオリジナル商品です。こちから購入できます。

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2024年05月27日超私的な考察  なぜにコースに出ると練習場のショットが打てないのか!?

 

先週の土曜日と日曜日、朝4時に起きて赤羽ゴルフ倶楽部にて早朝9ホール。プレー後は、両日とも神田のスタジオにてセミナーを実施しました。土曜日はマーク塾の座学、日曜日はアナライズセミナーで、「切り返しセミナー」と「円軌道セミナー」を実施。

 

 

 

セミナーは満員御礼で、ありがたいことに九州、四国、そして関西からの参加もいただきました。

 

 

 

赤羽の早朝9ホールでは、最近導入している電動トロリーのおかげでいままで以上にサクサクと歩けます。キャディバッグを担がないというのもありますが、このトロリーは結構スピードが出るので(速度調整可能)、歩く速度を一定に保ちやすいからです。

 

 

さて、神田のセミナーでは座学だけでなく実際にボールを打ってもらいますが、受講者のスイングには共通していることがあります。スイングは人それぞれ違うのですが、マーク金井と決定的に違うのが、構えてから打つまでの時間です。

 

 

 

マーク金井はセミナーでも、日頃の練習でも、そしてコースでラウンドする時も、構えたらサクッとテークバックを始めます。正確に時間を計ったわけではありませんが、構えたら遅くとも3秒以内にスイングします。

 

 

 

対して、セミナー受講者の多くは、構えてからテークバックを始めるまでの間に妙な間があります。良く言えばじっくり構えていますし、別な言い方をすれば「さあ打つぞ」と気をしっかりと入れてからスイングを開始します。誤解を恐れず言えば、構えてから打つまでのタイミングがあまりよろしくありません、、、。

 

 

 

 加えて、コースでアマチュアゴルファーのスイングを観察すると、この構えてから打つまでの間がさらに長くなっている場合が非常に多いです。

 

 

 

コースでは打ち直しができません。だからだと思うのですが、慎重に打とうとしている(慎重に打ちたい)のでしょう。気合いを入れのに時間がかかっているのかもと思いますが、打ち放題の練習場でぽんぽんと矢継ぎ早にボールを打っているような感じで、スイングしている人はまずいないのです。

 

 

 

大事に打ちたいという気持ちは分からないもないのですが、超私的なことを言わせていただくと大事に打とうとするほど構えてから打つまでの時間が長くなり、そしてそれは間の悪さにつながるのではないかと思っています。また、大事に打とうとして気を入れすぎると、それはまたスムーズな動きを妨げることにもなりやすいのです。

 

 

 

 急いだり、あわてて打つのは好ましくありませんが、だからと言って構えてから打つまでの時間が長いというのも、、、、スムーズなスイングにはつながらないです。

 

 

 

何事も間(タイミング)というのは動き(スイング)に少なからず影響を与えることを考えると、構えたら時間をかけないでサクッとテークバックを始めた方がスムーズなスイングにつながると超私的に思っています。

 

 

 

コースに出ると多くのゴルファーは練習場で打つ時よりも構えてから打つまでの時間が長くなっています。これが、実はコースに出た時に、普段のショット(練習場のショット)が出づらくなっている可能性が高いのです、、、。

 

 

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2024年05月24日超私的な考察  ドライバーショットで本当に必要なのは飛距離なのか!?

 

早朝ゴルフに行かない日は電車で神田に向かってますが、電車のお供として欠かせないのが週刊ゴルフダイジェスト。毎週火曜日の発売ですが、今週は木曜日にじっくりと車内で読ませていただきました。

 

 

 

真っ先に読むのが漫画「オーイ! とんぼ」で、その次が巻末グラビアの「ヘッドデーターは嘘(ウソ)つかない!」。この2つに目を通した後は目次から気になる記事を順番に読んでいきます。

 

 

今回、まず最初に読んだ企画は、、、、

 

 

 

 此が知りたい! フェアウェイ幅に収まるティーショット
 トップアマに聞く

 

 

 

お二人のトップアマがティショットの打ち方についてレクチャーされてます。詳しくは記事を読んでいただきたいですが、どちらの方もドライバーショット(ティショット)で大切なことは、飛距離よりも別なところにあるとおっしゃってます。

 

 

 

ゴルフ雑誌にしては珍しい(距離を追求していないという意味で)企画ですが、スコアメイクの観点からみては至極真っ当な考え方です。ドライバーは飛んだ方が有利なのは間違いありませんが、曲がってしまっては元も子もないからです。

 

 

 

そして、この記事で目にとまったのが、この一言です。

 

 

 

 ティショットにエネルギーを使って、疲れてはいけない。そのホールの”序章”だと考えてます。

 

 

 

この言葉を裏返すと、多くのアマチュアゴルファーはボールを遠くに飛ばそうとしてティショットにエネルギーを使い過ぎて疲れているような気がしてなりません。実際、スコアメイクに苦労しているアマチュアゴルファーのプレーぶりを見ていると、ドライバーに一番神経を使い、ドライバーに一番エネルギーを使っている方が多いです。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

スコアメイクの確率を上げるコツは、ティショットにエネルギーを使い過ぎないことではないかと超私的に思っています。手前味噌ではありますが、マーク金井が短尺スチールシャフトを装着したドライバーを使うのは、ティショットにエネルギーを使わなくてすむからです。

 

 

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2024年05月21日超私的な考察  ストロングロフト化されたアイアンで最も飛ぶのは○○です!?

 

先週末はゴルフ三昧。土曜日は千葉市民で18ホールプレー、日曜日は千葉市民で9ホールプレーからの、ブリヂストンレディースオープンを観戦してきました。

 

 

 

千葉市民では、最近購入した電動トロリーを使ってのプレーです。日本では電動トロリー(電動手押しカート)はまだまだ浸透していませんが、「歩くゴルフ」が当たり前の英国では、この電動トロリーは多くのゴルファーが活用しています。

 

 

 

今日、火曜日も赤羽ゴルフ倶楽部にてサクッと早朝9ホールをこなし、神田駅前の珈琲館にてゆで卵モーニング。今日発売された月刊ゴルフダイジェスト7月号を読みなながら、軽めにしていただいたアメリカン珈琲をいただきました。

 

 

この号は少しだけお手伝いし、ストロングアイアンの特集に登場してます。

 

 

 

ご存じの方も多いと思いますが、10年前ぐらいからアイアンのストロングロフト化(ロフトを立てたアイアン)が進み、メーカーの主力商品になりつつあります。ちなみに、ストロングロフトアイアンというのは厳密な定義はありません。

 

 

 

おおよそですが、7番のロフト角が29度以下のアイアンをストロングロフトアイアンというカテゴリーに位置づけられています。

 

 

 

さて、このアイアンのストロングロフト化。

 

 

 

 ロフトを立てることの一番のメリットは飛距離を稼げることです。

 

 

 

ロフトが立っている方が、インパクト時の摩擦が減り、ボール初速が上がり、スピンが減ってボールが前に飛びやすくなります。例えば、34度の7番アイアンと28度の7番アイアンを打ち比べれば、ほとんどの人は後者の方が飛びます。メーカーもそれが分かっているから、どんどんアイアンのロフト角を立てているのです。

 

 

そして、ストロングロフト化されたアイアンには共通していることがあります。それは、、、、、、、

 

 

 

全番手の中で7番アイアンがもっとも飛ぶ(キャリーが出る)ような、ロフト角設定になっていることです。

 

 

 

例えば、7番のロフト角が27度だとしましょう。この場合、6番のロフト角は24度、5番のロフト角は22度ぐらいです。

 

 

ロフト角が少ない方がボールは前に飛びますが、アマチュアのヘッドスピード(ドライバーで約40m/s)の場合、ロフト角が25度を下回ってくるとボールを浮かせることが難しくなり、キャリーが出づらくなるのです。地面上のボールを打つ場合、アマチュアがキャリーを最も出せるロフト角は26~27度ぐらいです。別言すれば、ストロングロフト化されたアイアンは、6番や5番では、7番以上のキャリーを出すのが難しくなるのを避けられません。

 

 

 

ストロングロフトアイアンの最大の魅力は7番(正確には7番以下)の飛距離が出ることですが、それを達成するために6番や5番はボールが上がりづらくなる宿命を背負うことになるのではないかと超私的に思っています。今どきのアイアンはロフトを立ててもボールが上がりやすくなるように設計されているとはいえ、物理的にロフト角が25度以下だと、キャリーを十分に出すことは困難です。

 

 

ストロングロフトアイアンを使うのでしたら、全番手の中で7番が一番飛ぶ(キャリーが出る)という特性を理解しておいた方が良いかも知れません。ちなみに、ゴルフショップの試打クラブというのはおしなべて7番アイアン。これもまた、飛ぶ7番アイアンを作らなくてはならない理由のひとつと言えるでしょう。

 

 

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ドライバー、FWの弾道安定につながる短尺スチール、再入荷してます。こちらから購入できます。

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2024年05月17日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話47 「定番の正体を考える」

ゴルフ業界にはなぜ「定番商品」がないのか、なんて話をマーク金井がよくしている。私もなぜなんだろうな? と考えてみた。

 

 

 

定番商品。他の分野の定番モノを思い浮かべてみると、変わらないモノ、完成したモノという感じがする。使う側にしても「変わらないモノ」であることこそが愛すべき理由になっているといえるだろう。

 

 

 

では、ゴルフクラブの場合はどうか?

 

 

 

常に「進化」がアピールされ、買う側も常に「進化」を求めているように見える。ゴルフ道具はいつだって「変わるべきモノ」「改善の余地があるモノ」である。つまり、未だ完成していない道具といえる。

 

 

 

完成したモノ=定番なのか?

 

 

 

ここでまた一つ疑問が湧いた。長く多くの人に愛されている商品とは、多くの人にとって何もせずに、すぐに使える商品のことではないのではないか。もちろん道具としての基礎点は高いが、どこか「中庸(ニュートラル)」でカスタマイズする余地がある。使い手がひと手間加えることで、その人なりの完成品となっていく。そんな「あそび」がある道具が「定番」として残っているのではないかと。見方を変えれば、「定番」は誰にとっても微妙に足りない未完成なモノなのではないだろうか。

 

 

 

選択肢がどれほど広がっても、必ず微調整して使うのが「道具」の当たり前である。おそらく今のゴルファーはみんな、そこそこ良い道具を持っている。足りていないのは自分に合わせて調整すること、どんな名品を手にしても何らかの調整はすべきなのだという心構え。楽器の調律といえばイメージが湧くだろうか?

 

 

定番とは、完璧ではなくニュートラル。そんな気がする。

(書き手/高梨祥明)

 

アナライズ MMアイアン、MM ウェッジは、まさにモデルチェンジが要らない「定番」アイテムを目指して基礎開発をしていますが、同時にライ・ロフト調整など使い手に合わせて調整できる「幅」を強く意識した製品でもあります。買って終わりではなく、使いながら調整を加え、自分だけの完成品に育てていく。そんな道具の楽しさもぜひ味わってみてください。