2024年のメジャー最終戦、全英オープンが今日から開幕します。舞台となるのはスコットランド西海岸に位置するロイヤル・トルーン・ゴルフクラブ。2016年に同ゴルフ場で開催された時はスウェーデンのH・ステンソンがクラレットジャグを手中に収めています。
今年は残念なことに地上波での放送はありません。テレビ放送はゴルフネットワークのみとなりますが(U-NEXTにてネット配信)、例年以上に観戦時間が増えそうです。昨秋、幸運なことにトルーンをプレーする機会を得たことで、今もなおコースを鮮明に覚えているからです。
トルーンの特徴は他のリンクス同様、バンカーに入れると厄介です。トルーンのバンカーは大小入り乱れて配置されており、入れてしまうとテークバックが満足に取れなかったり、直角に切り立った土手が目の前に立ちふさがります。このため、バンカーに入れてしまうと世界の一流所であっても、1打で脱出するのがやっと、もしくしは1打で脱出できないことにもなりかねないのです。
別言すれば、今年の全英で優勝争いするにはティショット、そしてセカンドでバンカーに入れないショット力、そしてマネジメント力が求められます。かつてタイガー・ウッズが一度もバンカーに入れずに全英オープンを制しましたが(場所はセントアンドリュース・オールドコース)、トルーンにおいてもバンカーショットを打つ回数がゼロに近い選手が、クラレットジャグを手にすることができるのではないかと超私的に思っています。
リンクスでは気まぐれな風も常時吹いてます。優勝争いに加わるには風の対応力、風の影響を受けづらい弾道を打てることも求められるでしょう。リンクスの風に慣れていない選手よりは、風に慣れている選手の方が圧倒的に有利です。
超私的に優勝候補を予想するならば、C・モリカワ、S・シャウフェレ、J・ラーム、T・フリードウッド、、、、そして全英を3回制しているT・ウッズです。
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