先週末の土曜日は、赤羽早朝ラウンドからのオンラインマーク塾の座学。日曜日は神田のスタジオにてアナライズセミナーを実施しました。今回のセミナーはFWセミナーと100ヤードセミナー。
FWセミナーではなぜやさしいはずのFWが上手く打てないのかをレクチャーし、上手く打てるかどうかを見極めるドリルを紹介しました。100ヤードセミナーでは、なぜにアマチュアは100ヤードから上手く打てないのかをレクチャーし、100ヤードから確実に打てるショットにのメカニズムについて指導しました。
さて、このFWと100ヤードのショット。
どちらが難易度が高いかと聞かれたら、多くのアマチュアゴルファーはFWの方が難しいと答えます。100ヤードは打てても、FWはちゃんと打てない人の方が圧倒的に多いです。もちろん、アマチュアゴルファーの中には100ヤードよりもFWの方がやさしいと答える人もいるとは思いますが、その数はほんのわずかでしょう。
では、なぜ100ヤードを打つよりもFWを打つ方が難しいのか?
FWが上手く打てない理由はいくつかありますが、FWを苦手にしている人には共通したスイング中のエラー(問題点)があります。
それは、クラブを動かす(動かされる)ベクトルが間違っていることです。
ベクトルは矢印(→)で表され、矢印の向きは力の方向、矢印の長さは速度(力の大きさ)を表してます。ゴルフスイングは3次元の円運動ですが、ヘッドが動くベクトルをおおざっぱに分けると垂直方向(上下方向)と、水平方向(左右方向)とがあり、この2つのベクトルが合成されています。
FWを上手く打てない(苦手にしている)人の場合、ダウンスイング後半からインパクト直前にてヘッドは垂直方向に動いています。ゴルフ用語的に説明すると、インサイドが側にヘッドが垂れたり、ヘッドの入射角が鋭角になっているためにボールを上手くとらえることができていません。
ダウンスイング後半でヘッドが垂直方向(上下方向)に動いているかどうかは、中々自覚できませんが、あるドリルをやると簡単にチェックできます。
それは膝立ち打ちです。
膝立ち打ちは50年以上前からある古典的なドリルですし、少し前には、タイガー・ウッズもSNSで披露してました。
マーク金井も50年前(中学生の頃)に、プロから教わりましたが、ジュニア時代はまったくもって上手く打てませんでした。もちろん、その頃はFWはからっきし苦手なのは言うまでもありません。
膝立ち打ちは古典的なドリルでありますが、実は、ヘッドが動くベクトルがどうなっているのかが如実に分かるドリルです。加えて、膝立ち打ちを正しく打てるようになると、FWとバンカーショットが飛躍的に上手く打てるようになってきます。
最近は最新機器期を使って動画分析でレッスンするのが主流です。超私的に思うのは動画分析は結果を後追いするのには役立ちますが、ゴルファーがどのようにクラブに力をかけているのか、クラブをどのベクトルで動かしているのか(動かされているのか)を分析するのはまだまだ苦手なような気がします。
膝立ちで上手く打ててもFWが上手くうてる保証は100%ありませんが、少なくとも、膝立ちでボールを上手く捕らえることができない人は、いくら練習してもFWが得意クラブにはならないでしょう、、、、。
(▼▼)b
膝立ち打ちについては近々、YouTubeにて解説動画をアップ致します。
長らく欠品がつづいておりましたmmアイアン、mmウエッジ、販売を再開致しました。短尺スチールにつきましては、もう少ししましたら再販を開始致します。
mmアイアンはこちから購入できます。
http://www.analyze2005.com/store/?p=11559