マーク金井blog

2024年05月24日超私的な考察  ドライバーショットで本当に必要なのは飛距離なのか!?

 

早朝ゴルフに行かない日は電車で神田に向かってますが、電車のお供として欠かせないのが週刊ゴルフダイジェスト。毎週火曜日の発売ですが、今週は木曜日にじっくりと車内で読ませていただきました。

 

 

 

真っ先に読むのが漫画「オーイ! とんぼ」で、その次が巻末グラビアの「ヘッドデーターは嘘(ウソ)つかない!」。この2つに目を通した後は目次から気になる記事を順番に読んでいきます。

 

 

今回、まず最初に読んだ企画は、、、、

 

 

 

 此が知りたい! フェアウェイ幅に収まるティーショット
 トップアマに聞く

 

 

 

お二人のトップアマがティショットの打ち方についてレクチャーされてます。詳しくは記事を読んでいただきたいですが、どちらの方もドライバーショット(ティショット)で大切なことは、飛距離よりも別なところにあるとおっしゃってます。

 

 

 

ゴルフ雑誌にしては珍しい(距離を追求していないという意味で)企画ですが、スコアメイクの観点からみては至極真っ当な考え方です。ドライバーは飛んだ方が有利なのは間違いありませんが、曲がってしまっては元も子もないからです。

 

 

 

そして、この記事で目にとまったのが、この一言です。

 

 

 

 ティショットにエネルギーを使って、疲れてはいけない。そのホールの”序章”だと考えてます。

 

 

 

この言葉を裏返すと、多くのアマチュアゴルファーはボールを遠くに飛ばそうとしてティショットにエネルギーを使い過ぎて疲れているような気がしてなりません。実際、スコアメイクに苦労しているアマチュアゴルファーのプレーぶりを見ていると、ドライバーに一番神経を使い、ドライバーに一番エネルギーを使っている方が多いです。

 

 

 

ゴルフは確率のゲームです。

 

 

スコアメイクの確率を上げるコツは、ティショットにエネルギーを使い過ぎないことではないかと超私的に思っています。手前味噌ではありますが、マーク金井が短尺スチールシャフトを装着したドライバーを使うのは、ティショットにエネルギーを使わなくてすむからです。

 

 

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2024年05月21日超私的な考察  ストロングロフト化されたアイアンで最も飛ぶのは○○です!?

 

先週末はゴルフ三昧。土曜日は千葉市民で18ホールプレー、日曜日は千葉市民で9ホールプレーからの、ブリヂストンレディースオープンを観戦してきました。

 

 

 

千葉市民では、最近購入した電動トロリーを使ってのプレーです。日本では電動トロリー(電動手押しカート)はまだまだ浸透していませんが、「歩くゴルフ」が当たり前の英国では、この電動トロリーは多くのゴルファーが活用しています。

 

 

 

今日、火曜日も赤羽ゴルフ倶楽部にてサクッと早朝9ホールをこなし、神田駅前の珈琲館にてゆで卵モーニング。今日発売された月刊ゴルフダイジェスト7月号を読みなながら、軽めにしていただいたアメリカン珈琲をいただきました。

 

 

この号は少しだけお手伝いし、ストロングアイアンの特集に登場してます。

 

 

 

ご存じの方も多いと思いますが、10年前ぐらいからアイアンのストロングロフト化(ロフトを立てたアイアン)が進み、メーカーの主力商品になりつつあります。ちなみに、ストロングロフトアイアンというのは厳密な定義はありません。

 

 

 

おおよそですが、7番のロフト角が29度以下のアイアンをストロングロフトアイアンというカテゴリーに位置づけられています。

 

 

 

さて、このアイアンのストロングロフト化。

 

 

 

 ロフトを立てることの一番のメリットは飛距離を稼げることです。

 

 

 

ロフトが立っている方が、インパクト時の摩擦が減り、ボール初速が上がり、スピンが減ってボールが前に飛びやすくなります。例えば、34度の7番アイアンと28度の7番アイアンを打ち比べれば、ほとんどの人は後者の方が飛びます。メーカーもそれが分かっているから、どんどんアイアンのロフト角を立てているのです。

 

 

そして、ストロングロフト化されたアイアンには共通していることがあります。それは、、、、、、、

 

 

 

全番手の中で7番アイアンがもっとも飛ぶ(キャリーが出る)ような、ロフト角設定になっていることです。

 

 

 

例えば、7番のロフト角が27度だとしましょう。この場合、6番のロフト角は24度、5番のロフト角は22度ぐらいです。

 

 

ロフト角が少ない方がボールは前に飛びますが、アマチュアのヘッドスピード(ドライバーで約40m/s)の場合、ロフト角が25度を下回ってくるとボールを浮かせることが難しくなり、キャリーが出づらくなるのです。地面上のボールを打つ場合、アマチュアがキャリーを最も出せるロフト角は26~27度ぐらいです。別言すれば、ストロングロフト化されたアイアンは、6番や5番では、7番以上のキャリーを出すのが難しくなるのを避けられません。

 

 

 

ストロングロフトアイアンの最大の魅力は7番(正確には7番以下)の飛距離が出ることですが、それを達成するために6番や5番はボールが上がりづらくなる宿命を背負うことになるのではないかと超私的に思っています。今どきのアイアンはロフトを立ててもボールが上がりやすくなるように設計されているとはいえ、物理的にロフト角が25度以下だと、キャリーを十分に出すことは困難です。

 

 

ストロングロフトアイアンを使うのでしたら、全番手の中で7番が一番飛ぶ(キャリーが出る)という特性を理解しておいた方が良いかも知れません。ちなみに、ゴルフショップの試打クラブというのはおしなべて7番アイアン。これもまた、飛ぶ7番アイアンを作らなくてはならない理由のひとつと言えるでしょう。

 

 

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2024年05月17日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話47 「定番の正体を考える」

ゴルフ業界にはなぜ「定番商品」がないのか、なんて話をマーク金井がよくしている。私もなぜなんだろうな? と考えてみた。

 

 

 

定番商品。他の分野の定番モノを思い浮かべてみると、変わらないモノ、完成したモノという感じがする。使う側にしても「変わらないモノ」であることこそが愛すべき理由になっているといえるだろう。

 

 

 

では、ゴルフクラブの場合はどうか?

 

 

 

常に「進化」がアピールされ、買う側も常に「進化」を求めているように見える。ゴルフ道具はいつだって「変わるべきモノ」「改善の余地があるモノ」である。つまり、未だ完成していない道具といえる。

 

 

 

完成したモノ=定番なのか?

 

 

 

ここでまた一つ疑問が湧いた。長く多くの人に愛されている商品とは、多くの人にとって何もせずに、すぐに使える商品のことではないのではないか。もちろん道具としての基礎点は高いが、どこか「中庸(ニュートラル)」でカスタマイズする余地がある。使い手がひと手間加えることで、その人なりの完成品となっていく。そんな「あそび」がある道具が「定番」として残っているのではないかと。見方を変えれば、「定番」は誰にとっても微妙に足りない未完成なモノなのではないだろうか。

 

 

 

選択肢がどれほど広がっても、必ず微調整して使うのが「道具」の当たり前である。おそらく今のゴルファーはみんな、そこそこ良い道具を持っている。足りていないのは自分に合わせて調整すること、どんな名品を手にしても何らかの調整はすべきなのだという心構え。楽器の調律といえばイメージが湧くだろうか?

 

 

定番とは、完璧ではなくニュートラル。そんな気がする。

(書き手/高梨祥明)

 

アナライズ MMアイアン、MM ウェッジは、まさにモデルチェンジが要らない「定番」アイテムを目指して基礎開発をしていますが、同時にライ・ロフト調整など使い手に合わせて調整できる「幅」を強く意識した製品でもあります。買って終わりではなく、使いながら調整を加え、自分だけの完成品に育てていく。そんな道具の楽しさもぜひ味わってみてください。

 

 


2024年05月14日超私的な考察  ゴルフクラブが継続販売されないのはもったいない、、、

 

2024年に入ってからは、薄暮よりも早朝にプレーすることが多くなりました。早起きも慣れてしまえば苦になりませんし、なによりも朝にサクッと8000歩稼げます。1日2万歩を課している人間にとって、担ぎセルフの9ホールは欠かせないルーティーンになっています。

 

 

 

早朝9ホールではいろんなドライバーを試してますが、アイアンとウエッジはこの5年近く同じクラブを使っています。

 

 

自ら設計したmmアイアンとmmウエッジです。

 

 

この2モデルに関しては発売以来、現在も継続販売中。作った当初に決めていたのは10年は続けて販売することです。アイアン、ウエッジはモデルチェンジする必要がないこともありますが、それ以上に同じクラブを買い換えられるようにしたいからです。

 

 

 

説明するまでもありませんが、グリップ、シャフトは使い込んで劣化してくれば、同じモノに取り替えることができます。ならば、ヘッド(クラブ)も使い込んで劣化したならば、同じモノを買い換えられるようにしたかったからです。

 

 

 

対して、大手メーカーではこのようなモノ作りはなされてません。名器と呼ばれるモデルであっても1~2年毎にモデルチェンジがなされ、旧モデルは廃盤となります。最新モデルも数年使ってしまうと、新品で同じクラブを手に入れることはきわめて困難になります。

 

 

慣れたクラブを使い続けるのか、それともクラブを定期的に取り替えるのか、、

 

 

 

どちらの選択肢もあって良いのではないかと超私的に思ってます。

 

 

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2024年05月10日超私的な考察  ドライバーに軽量スチールシャフトを装着することのメリットとは!?

 

 

長らく欠品しておりました、短尺スチールシャフトが再入荷いたしました。こちらから購入できます。

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マーク金井がドライバーに軽量スチールシャフト(短尺スチール)を装着してプレーするようになったのは2018年頃からです。2019年には短尺スチールドライバーがエースになり、アイルランドでプレーした時もこのドライバーが大活躍してくれました。

 

さて、この短尺スチールドライバー。

 

 

51年前にゴルフを始めた時は、ゴルフクラブのシャフトはスチール一択でした。それが、1980年代に入ってからは徐々にカーボンシャフトが普及し、現在はドライバーやウッドクラブに関してはカーボンシャフトが当たり前。スチールシャフトを最初から装着して販売しているドライバーはまずありません。

 

 

 

この流れを考えると、マーク金井がスチールシャフトをドライバーに装着というのはクラブの進化に抗っています(逆行しています)。

 

 

 

軽量とはスチールですからシャフト重量は約105グラム。アマチュア向けドライバー用カーボンシャフトの2倍の重さです(一般男性用カーボンシャフトの重量は40~50グラム)。

 

 

ちなみに、軽量スチールシャフトは男子プロが使っているカーボンシャフトよりも30グラム以上重いです。

 

 

 

数字だけ見ると、軽量スチールはアマチュアが使いこなせるスペックではないですが、不思議なことに実際に振って見ると重くて振り切れないということはないのです。

 

 

 

その理由は長さとシャフトの肉厚にあります。

 

 

 

ドライバーに軽量スチールを装着する場合、長さは43.25インチ。対して、カーボンシャフトが装着された一般的な男性用ドライバーの長さは45.25~45.5インチ。

 

 

 

2インチ以上短いので、スイングウエート(バランス)はかなり軽くなります。装着するヘッドによっても変わってきますが、短尺スチールの場合、バランスはC5前後しかありません。

 

 

 

そして軽量スチールのシャフトの肉厚はこれでもかってぐらい薄いです。シャフトの肉厚が薄くなるほどに、多くのゴルファーはスイングした時に実際の重量よりも軽く感じやすいのです。

 

 

 

ゴルフクラブには様々な常識(先入観)がありますが、その常識にしばられる必要はありません。誤解を恐れずに言えば、ゴルファーにとって本当に必要なクラブを手に入れるためには、常識に縛られないことではないかと思っています。

 

 

 

マーク金井もカーボンシャフトを装着したドライバーを使っていますが、飛距離を求めず安定感を優先させたい時は43.25インチの長さの方が求める結果を得られます。短くしてシャフトを重くしておいた方が、スイング軌道が安定し、ミート率も良くなるからです。

 

 

ドライバーに短尺スチールを装着するというのはオルタナティブなセッティングですが、ドライバーに不安を抱える人、そしてドライバーでスコアの浪費を減らしたい人には、きわめて有効な選択肢なんです。

 

 

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