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2018年04月17日超私的な分析 米ツアー優勝、小平智プロのスイングはどこがいいのか!?

国内男子ツアー、国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」は3日目にトップに躍り出た重永亜斗夢選手が12アンダーで逃げ切り優勝。選手会長を務める石川遼選手は1打及ばず2位でした。石川選手が国内ツアー復帰ということもあり、ギャラリー数は4日間で2万人を超えました。

 

 

そして、そして米ツアー、RBCヘリテージではプレーオフの末、小平智プロが優勝。青木功選手、丸山茂樹選手、今田竜二選手、松山英樹選手に続く日本人選手史上5人目の米ツアー優勝です。ちなみに、青木選手以外の4選手は、すべてプレーオフで勝っています。

 

小平選手が勝ったことで、ゴルフメディアはこぞって彼の特集を組むでしょう。そこで、今回は超私的に小平選手のスイングについて、超私的に分析したいと思います。そして小平選手のスイングが世界基準のスイングであることも超私的に説明したいと思います。

 

小平選手はショットメーカーとして定評があり、昨年からドライバーの飛距離も伸びてきてます。昨年の日本シリーズで彼のスイングをじっくり観察したのですが、その時にまず気づいたのがフットがワーク(仕事)していること。フットワークとも言いますが、ダウンスイング後半からインパクトにかけてジャンプアップしています。それも右足よりも左足の方が蹴り上げが大きく、ババ・ワトソンのように左足(ワトソンは左打ちなので右足)の方が踵の浮き上がりが大きくなっています。

 

インパクトでは足場をどっしり固めるのではく、地面反力を最大限使うことでヘッドスピードを効率欲上げているのです。ジャンプアップはジュニアゴルファーによく見受けられるモーションですが、大人で少なからずいます。ちなみに、プロよりも上手いと評されている中部銀二郎さんもインパクトでは左足かかとが大きく浮き上がってました(中部さんの場合、右足はべた足です)。

 

スイングに関しては、クラブの軌道が世界基準である「オンプレーン」感が非常にあります。

久々ドライバーのスイング(^^) #ワイアラエ #ドライバー #PRGR #RSドライバー #小平智

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 ダウンスイング前半のシャフトの角度は約45度。そしてダウンスイング後半のシャフトの角度も約45度。オンプレーンなスイングというと、ヘッドがプレーン上を通過しているかどうかに目が奪われがちですが、実は、もっと大事なことはシャフトの角度。ダウンスイング前半と後半でシャフトの角度ができるだけ変らない(同じ角度を維持)のが、本当のオンプレーンなスイングで世界基準のスイングです。

 

小平プロのダウンスイングを観察すると、それは見事なぐらいシャフトの角度が変っていません。現時点で言えば、日本で一番、オンプレーン感があるのが小平プロです。

 

では、どんな風にスイングすれば、小平プロのようにオンプレーンな感じでクラブを振り下ろせるのか? シャフトの角度を維持したダウンスイングができるのか?

 

 ヒントは水平振りにあります。

 

 

水平振りでアドレスの位置にヘッドが戻るようなスイングをすれば、オンプレーンにクラブが動いてますし、ダウンスイングでシャフトの角度も変りません(水平振りでシャフトの角度が変ったら、構えた位置にヘッドが戻りづらくなります)。

 

そして、水平振りを正しく行なうためには、左腕の回旋(回転)が求められます。水平振りは普段のスイングよりも、左腕の回旋(回転)が強調されます。テークバックで左腕を時計回りに回旋(ねじり)、ダウンスイングからフォローにかけては左腕を反時計回りに回旋(ねじり戻し)することが求められます。この左腕の回旋がタイミング良く発生すると、オンプレーンに振れ、かつシャフトの角度をキープすることもできます。言い換えると、この左腕の回旋(ねじって、ねじり戻す動き)がちゃんとできていないと、クラブはプレーンから外れ、かつシャフトの角度も変ってしまいます。今シーズンに入って、石川遼プロは水平振りを積極的にしていますが、これも左腕の回旋のタイミングを合わせることをチェックしているのです。

 

 

プロギアのサイエンスフィットでスイング分析をしてもらった時、宮川プロに教わったのですが、小平プロはこの左腕の回旋のタイミング、左腕の回旋の量が理想的。センサーを付けて計測した所、テークバックで左腕が時計回りにねじれた量と、ダウンスイングで左腕がねじり戻る量が一致しているそうで、これこそが世界基準のスイングなんです。

 

 

小平プロのスイングをそっくりそのまま真似ることは容易ではありませんが、左腕の回旋(ねじって、ねじり戻す)動作は、プロのみならずアマチュアにも必要不可欠な動作です。次回はタイミング良く左腕を回旋(ねじって、ねじり戻す)させるコツについてじっくり説明します~。

 

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ではまた水曜日に


2018年04月15日超私的な試打インプレ フジクラ スピーダー569TR

来週の月曜日に生配信やります!

ぜひご視聴ください


国内男子ツアー、国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」も今日がいよいよ最終日。初日からトップを走る石川遼選手が3日目にスコアを伸ばせず2位タイ。3日目に8アンダーを叩き出した重永亜斗夢選手が14アンダーでトップ。片山晋呉プロも3日目にスコア6つ縮めて2位タイ。最終日最終組はこの3名です。このブログがアップされる頃、最終組は6番ホールぐらいをプレーしているかと思います。

開幕戦が盛り上がっている中、アナライズ神田スタジオではセミナーを実施。土曜日は「脱スライスセミナー」「ゴルフの竪琴セミナー」。そして今日は、マーク塾を開催。セミナーでは片山プロ、石川プロも使っているフレループを使い、ゴルフスイングのタネと仕掛けについてじっくりレクチャーしています。

さて、マーク金井もスノボモードからゴルフモードに切り替わり、それとともにコースに出る機会が増えてきました。コースに出ればもちろんクラブ試打、シャフト試打をせずに入られません。金曜日も千葉カントリー川間コースでプレーしましたが、オリジナルアイアン、そしてドライバー用シャフトを試打してきました。今回試打したのはフジクラ

 

 スピーダー569TR

 

メーカーのサイトにはこんな風にTRの製品紹介がなされてます。

 

開発背景
『タフなコースで戦うトッププレイヤーが、ターゲットに対してデッドに狙っていけるシャフトを開発したい。』というツアーレップの強い要望をうけ開発がスタート。
国内レギュラーツアーを中心に幾度のテストを経て、トッププレイヤーの声を高い次元で具現化した叩けるシャフト【Speeder TR】が誕生。

製品特長
ツアープレイヤーのパワーを余すことなく伝えることができるスピード感と剛性配分を検証。
先端から中間部を硬めに設定し、手元に最適なしなりを持たせたことで、左へのミスや吹き上がりを抑え、叩けるインパクトゾーンを実現。同じ中元調子のSpeeder EVOLUTION TSと比較するとダウンスイング時のタメが作り易く、力強いインパクトで飛距離が出せるシャフトに仕上がっている。マルチフーププライ設計と90t超高弾性カーボン材料と採用することにより、Speeder EVOLUTIONシリーズよりもスピード感が穏やかでコントロールがしやすい設計となっており、飛距離と安定性を両立したいプレイヤーに最適。
(以上、フジクラのHPより引用)

 

スピーダーと言えば先中調子のシャフトが多いですが、このTRに関しては手元調子に設計されています。実際、ワッグルしてみても手元側にしなりのポイントがあるのが感じ取れます。そして、手元調子なこともあって振動数の割には硬く感じます。569TRのSの振動数は

 

 255cpm!!!!

 

振動数的にはSとしては平均的な硬さですが、実際にスイングするとSにしては相当硬く感じました。その理由は、先端剛性の高さにあって、センターフレックス値を計測すると、、、

 

 4.72

 

この数値はSにしては相当硬めです。マーク金井は振動数とセンターフレックス値で、シャフトの硬さを判断してますが、この569TRはSにしては硬めの部類。体感的にSというよりはSXという感じがしましたが、数値的にもSXに近いです。ちなみにスピーダーシリーズでも先中調子のタイプはセンターフレックス値は4.5を下回っています。

 

では、実際に打ってみたらどうだったのか?

 

シャフトの挙動に関しては、従来のスピーダーとまったく異なり、手元側にしなりのポイントがあります。加えて中間剛性、先端剛性が高いので、インパクトゾーンでシャフトのしなり戻りが控えめです。このため、インパクトゾーンではヘッドがアッパー軌道になりづらく、抑えた弾道がオートマチックに打てます。高弾道ではなく、風に強い中弾道でキャリーとランで飛距離を稼げるタイプのシャフトです。

 

そして印象に残ったのが挙動安定性。ヘッドの入射角が安定しているので、弾道が安定します。捕まるタイプのシャフトではないので、力んで叩きに入っても、多少インサイドからあおり気味にヘッドが入っても、左へのミスが出づらい特性があります。そしてここからは超私的な印象ですが、軽く振った時よりも、しっかり振った時の方がこのシャフトの良さを引き出せます。メーカーも「叩けるシャフト」と謳ってますが、まさにそんな感じのシャフトです。

 

スピーダーという名前がついてますが、他社に例えるならば、三菱ケミカルクロカゲディアマナBFと同じジャンルのシャフトです。超私的なことを言わせてもらうならば、
スピーダーというネーミングを思い切って外し、FUJIKURA TRと名付けた方が分かりやすいようか気がします。

569TRのSがハードなこともあり、女子ツアーではこれよりも1フレックス軟らかいSRを支給しているそうです。運良くお借りできたので計測してみると、

 

 振動数 244cpm
 センターフレックス値 4.24

 

振動数は低めですが、センターフレックス値Sと入っても差し支えない数値。実際、振り比べてみても、569TRに関してはSRでもSぐらいしっかりしてました。

 

スピーダーエボリューションシリーズは鋭いシャフトのしなり戻りでヘッドが加速し、そして高弾道が打ちやすく仕上がっています。対して、スピーダーTRは抑えた弾道で風に強い弾道が打てます。風の強い河川敷でプレーする時には、迷わずTRをドライバーに装着したくなってます~。

 

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2018年04月12日超私的な考察 ダウンスイングでシャフトを寝かせるとどんなメリットがあるのか!?

こちら配信しております ぜひご覧ください


国内男子ツアー、国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」が開幕しました。このブログがアップされる頃には多くの選手がティオフしているかと思います。昨年優勝したのは中国の梁津萬(リャンウェンチョン)選手。2連覇を目指しているかと思いますが、もちろん他の選手も手をこまねいてません。

 

 

全選手が優勝を狙って4日間の闘いに挑んでいると思いますが、超私的に優勝候補を上げさせてもらうならば、パワーランク1位は石川遼選手。前週の千葉オープン、岐阜オープンを連勝した実績に加え、ショットの切れ味が日に日に良くなっているからです。パワーランク2位は片山晋呉選手で、ショットの切れ味は申し分ありません。パットが決まり出せば優勝争いに必ず絡んでくると思います。

 

 

マーク金井は一昨日の公式練習日に大会会場に足を運んできました。午前9時くらいから12時ぐらいまでずっと練習場にいましたが、練習でも注目浴びていたのが片山選手と石川選手片山選手はこれまで同様、数多くの練習器具を使ってましたし、足元にヘッドの軌道を確認する器具、インパクトの手元の位置を確認する器具を使ってボールを打ってました。自分の感覚に頼るのではなくて、客観的にヘッドの軌道、手の軌道を確認できる状態でボールを打ってました。

 

石川選手はというと、アルバネットやヤフーニュースでも記事になってましたが、これでもかってぐらいクラブをフラットに振る素振り、トップからダウンの切り返しでシャフトを寝かせる練習を繰り返してました。シャフトを寝かせる素振りを数度行なってから、普通のスイングでボールを1球だけ打つ。シャフトを寝かせる素振りを数度行なってから、普通のスイングでボールを1球だけ打つ。これを何度も何度も繰り返していたのです。

 

マーク金井がこの練習を始めてみたのは、1週間前の千葉オープンの練習日です。最初見た時は「嘘でしょ」ってぐらい驚きました。石川プロのスイングは何年も見てますが、少なくとも昨年まではダウンでシャフトを寝かせる素振りをやっているのは一度も見たことないからです。本人もおっしゃってますが、昨年まではシャフトを立てる(地面と垂直に近づける)素振りをしても、シャフトを寝かせる素振りなってやってなかったからです。

 

さて、このシャフトを寝かせる素振り。

 

すでにインターネット上では様々な解説がなされてますし、石川プロ本人もシャフトを寝かせる理由についてアルバネットでコメントしています。石川プロの言葉を借りれば、

 

 ダウン前半でシャフトを寝かせた方が、インパクトで手元がスッと下がる!!!!

 

インパクトで手元がスッと下がれば、ダウンスイング後半でシャフトは寝ません。オンプレーン(正しい軌道)でヘッドが振り下ろされるのでインパクトの再現性が高まり、ショットが劇的に安定してきます。実際、練習場で石川プロのショットを観察してましたが、今まで不安定だったドライバーショットの出球(打出し方向)が劇的に安定し、鋭いショットを連発してました。

 

 では、なぜダウン前半でシャフトを寝かせると、インパクトで手元が浮きづらく(手元が下がりやすく)なるのか?

 

それを理解するのに役立つのが水平素振りです。

 

アナライズの初心者セミナーオンプレーンセミナーでは必ず水平素振りをしますが、ほとんどのセミナー受講者は水平素振りをすると、構えた位置にヘッドは戻ってくれません。構えた位置よりも10センチぐらいヘッドが下がり、ボール下のパイロンを叩きます。説明するまでもありませんが、水平素振りは通常のスイングよりもシャフトがかなり寝ており、地面と水平の状態でスイングしています。

 

 

 水平素振りで構えた位置にヘッドを戻すにはコツがあります。

 

初心者セミナーオンプレーンセミナーのYouTube動画でじっくりと説明してますが、左右の手の役割分担を理解し、左右の手がそれぞれ違う動きをすることが求められます。加えて、もうひとつ大事なポイントが左腕の回旋。水平素振りをするとテークバックでは左腕とシャフトは時計回りに回旋(ねじれ)ます。このねじれ度合いが普通のスイングよりも水平素振りの方が強く発生するのです。

 

 

テークバックで左腕とシャフトが時計回りに回旋(ねじれ)ているということは、ダウンスイングでは、反時計回りに回旋(ねじり)することが求められます。水平素振りでヘッドが下がってしまう人の場合(ダウン後半でシャフトが寝てしまう、インパクトで左手が浮いてしまう)、この反時計回りの回旋(ねじり)が不足しているのです。水平素振りだとこの左腕のねじれが大きいので、通常のスイングよりもねじれているのが自覚しやすいメリットがあります。

 

 

石川プロはツアー会場の練習場でシャフトを寝かせる練習を何度も繰り返してますが、同時に、ダウンスイングの途中からは時計回りに回旋した(ねじれた)左腕とシャフトを反時計回りにねじり戻す動作も必ずやっているのです。このねじり戻す動作、そしてダウンスイング途中から左手を体にグイッと引きつける動作によって、インパクトで手元がストンと落ちるようになっているのです。

ALBA.netより転載

 

ゴルフスイングはテークバックで左腕が時計回りにねじれてくれないとトップまでクラブを振り上げることができません。しかしながら、多くのゴルファーはこの左腕が時計回りに回旋(ねじれ)しているという自覚がありません。自覚がないために、ダウンスイングでは左腕をねじり戻すという動作が行なわれてなかったり、不足してしまうのです。

 

ダウンスイングでシャフトを寝かせると、ヘッドはプレーンに近づくのでオンプレーンのスイングがしやすくなります。しかしながら、ダウン前半でシャフトを寝かせたまま何もしなかったら、ダウン後半でシャフトが立つこともありませんし、インパクトで手元を低く収めることもできません。ダウン前半でシャフトを寝かせた(作用)だけでは、ダウン後半でシャフトが立つ(反作用)は発生しません。

 

 

垂直跳びをイメージして下さい。ジャンプする前にひざを曲げてしゃがみますが、しゃがんだだけでは勝手にジャンプしませんよね。立ったままよりもいったんしゃがんだ方が高くジャンプできますが、高くジャンプするためには、しゃがんだ直後に「高くジャンプするんだ」という動作を自発的にやることが求められます。しゃがんだ方が高く飛べるのは筋肉を大きく動かせる準備ができるだけです。

 

ダウンスイングもしかり。

 

ダウン前半でシャフトを寝かせておいた方が、ダウン後半でシャフトを立てやすくなる準備、インパクトで手元をスッと下げる準備ができるだけです。ダウン後半でシャフトを立てるには、ダウン前半でシャフトを寝かせ、右打ちの人ならば腕相撲で負けた状態を作っておく。そして、腕相撲で負けた状態を作っておいたら、そこから勝った状態に持って行く。これを一連の動きでできるようになると、ダウン後半でシャフトが立ち(オンプレーンになり)、インパクトで手元がスッと下がるのです~。

 

石川プロはダウン前半でシャフトを寝かせることに取り組み、インパクトで手元がスッと下がる感覚を会得するのに5ヶ月近くかかってます。簡単な動作ではありませんが、これはオンプレーンなスイングをするのに必要不可欠な動作です。

 

ダウンでシャフトを寝かせる、寝かせないの論争はこれから大いに繰り広げられるでしょう。しかし、本当に大事なことはオンプレーンにスイングすること。本当に大事なことは水平素振りで構えた位置にヘッドが戻るスイングを会得することなんです~。

 

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2018年04月10日超私的な提案 白ティ女子は男性用クラブと女性用クラブのどちらが良いのか?

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マスターズウイークが終わりました。毎年、マスターズは最終日にドラマティックな試合展開が繰り広げられますが、今年も最後の最後まで勝負の行方が分りませんでした。終わって見れば、地元のパトリック・リードが1打差で逃げ切り優勝。1打及ばずの2位がリッキー・ファウラー、2打及ばずの3位がジョーダン・スピース。そしてグランドスラムがかかったローリー・マキロイは後半失速して5位で終戦。日本勢は松山英樹選手が19位、小平智選手は29位でホールアウトしました。

 

 

マスターズウイーク中、日本ではツアー競技の前哨戦として、千葉オープン、そして岐阜オープンが開催されました。どちらも2日間の短期決戦ですが、勝利を手に入れたのは石川遼選手。石川選手はどちらの試合も1打差で勝利を収め、国内開幕戦となる男子ツアー、「東建ホームメイトカップ」に出場します。前回のブログでは、石川選手は今季5勝以上すると予想しましたが、すでに2勝。超私的に予想すれば、今週の試合もパワーランク1位で、優勝する確率は8割以上、優勝争いする確率は9割以上でしょう。

 

 

そして先週の国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」では、鈴木愛選手が2位に4打差をつけて優勝。鈴木選手はこれで今季2勝、シーズン序盤からアン・ソンジュ選手と賞金女王争い繰り広げています。

 

さて、鈴木選手と言えばピンの契約選手で、ドライバーは同社の現行モデル「G400LSテックドライバー」鈴木選手に限りませんが、女子ツアー選手は男性用モデルのドライバーを使っています。国内ツアーを戦っている女子選手で女性用ドライバーを使っている選手は今のところ見たことがありません。

 

ところが、ところがです。米ツアーでは女性用ドライバーを使っている女子選手もいるのです。米女子ツアーのメジャー第一戦、ANAインスピレーションは、2日間、8ホールにも及ぶプレーオフの末、パニーラ・リンドベリ選手が勝利しました。リンドベリ選手は2010年から米国ツアーに参戦していますが、彼女は女性用のピンのドライバーを使用。

 

ピンの女性用ドライバー「GLe」を使っているのです。

では、なぜリンドベリ選手はわざわざ女性用ドライバーを使うのか?

 

ピンに限りませんが、男性用と女性用ドライバーの一番の違いはヘッド重量。例えば、ピンの場合、男性モデルのG400LSテックのヘッド重量は約201g。対して、女性用GLeは約186gです。女性用はシャフトが軟らかくて軽い、グリップが細くなっていますが、ヘッド重量が男性用に比べると、15gほど軽いのです。

 

 

ヘッドが重くなるのほど振り切るのにパワーが求められるます。リンドベリ選手の場合、201gだと重くて振り切りづらい、なので186gのGLeを選択したのでしょう。女性用を選んだというよりは、GLeは自分に最適なヘッド重量だと思ったから、こちらを選んだのだと思います。ちなみにシャフトに関しては女性用ではありません。男性用の50g台のシャフトを装着しています。

 

 

超私的なことを言わせてもらえば、白ティ女子で男性用ドライバーだと重くて振りづらいと感じているならば、リンドベリ選手の用に外ブラの女性用ドライバーに男性用シャフトを装着するのをお勧めしたいです。もしくは、男性シニア向けドライバー(シニア向けは総じてヘッドが軽目)を使うのもいいでしょう。ピンテーラーメイドの男性用ドライバーのヘッド重量は200gを超えているので、これをちゃんと使いこなすには、鈴木選手ぐらいのパワーが求められます。

 

 

ちなみに、国内メーカーの女性用ドライバーのヘッド重量は180gぐらいが多いので、ピンの女性用ドライバーの185gというのは、女性用にしたら少し重めです。

 

 

クラブの重さというと総重量やバランスに目が行きがちですが、実はヘッド重量というのは、クラブ選びでかなり重要な要素です。少し前に、池田勇太選手が軽いヘッドのドライバーを使って話題になっていましたが、ヘッドの重さというのはスイングに少なからず影響を与えるのです。

 

一般的には非力な人は軽めのヘッド、パワーがある人は重めのヘッドを使った方がいいでしょう。しかしながら、これはあくまで一般論。非力な人でも重めのヘッドの方が相性がいい人もいれば、パワーがある人でも軽めのヘッドの方が相性が良い人もいます。

 

本当に自分と相性がいいヘッド重量を探すコツは、いろんな重さのヘッドを振ってみること。軽いヘッドと重いヘッドを打ち比べてみて、どちらの方がボール初速が出るのか、どちらの方がミート率が良くなるのか、どちらの方がスイングが安定するのかを調べてみることです。ちなみに、マーク金井の場合、ドライバーのヘッド重量は197~200gがストライクゾーン。200gを超えてくると重くてヘッドスピードが落ちてきます。反対に、195g以下になってくると、ヘッドスピードは上がるものの、肝心のボール初速が少し落ちてしまいます。

 

最近のドライバーはシャフトを簡単に脱着できるモデルが多くなったので、ヘッド重量を簡単に量れます。カチャカチャ式の場合、ヘッド単体の重量にスリーブの重量(6~7g)足したのがヘッド重量。例えば、シャフトを抜いてヘッド単体で193gだとしたら、実質的なヘッド重量は約200gとなります。

 

ヘッド重量を重くすると反発力が上がりボール初速が上がる半面、ヘッドスピードが上がりづらくなります。逆に、ヘッド重量を軽くするとヘッドスピードを上げやすくなる半面、反発力が下がってきます。なので、ゴルファーによって最適ヘッド重量というのは異なってくるのです。

 

 ゴルフは物理です。
 クラブ選びも物理です。

 

白ティ女子だけでなく、男性ゴルファーも本気でドライバーを選ぶならば、ヘッド重量にも大いにこだわって下さい~。

 

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2018年04月08日超私的な考察 石川遼プロに学ぶスタート前の効果的な練習方法とは!?

YOUTUBE アナライズチャンネル

マーク金井ここだけの話 4月9日21時から配信決定

マスターズの話、あの話など満載でお送りする予定です

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2日間競技のツアー外試合「千葉オープン」で石川遼選手が優勝しました。初日は1イーグル、6バーディー、1ボギーの7アンダーで単独首位。2日目は強風下でのプレーとなって多くの選手がスコアを崩し、石川選手も4バーディ、5ボギー1ダブルボギーの75でホールアウト。通算4アンダーにスコアを落としましたが、最終ホールで同組の太田直巳選手が1メートル弱のパーパットを外したことで、1打抜け出して勝利を手にしました。

 

練習日と2日目(最終日)に現地観戦してきましたが、一番驚いたのが石川選手のスイング、そして練習法がガラッと変ったことです。石川選手のスイングを間近でじっくり見るのは昨年の日本オープン以来ですが、あまりの変りように驚きました。かつての石川選手はダウンスイングでシャフトが寝るのを嫌がるあまり、ダウンスイング前半ではシャフトを縦に(地面と垂直に近い方向に)振り下ろそうとしてました。それが、千葉オープンの練習場では、シャフトを横に(背骨に対して垂直方向に)振ろうとしているのです。

 

ボールを打つ前の素振りでは、シャフトが湾曲している「フレループ」を積極的に使い、トップからダウンの切り返しでシャフトをわざと寝かせる(背骨に対して水平にする)動作を何度も繰り返し、クラブを地面と水平に振っているのです。今まで、石川選手の練習を何年も見てますが、ここまでシャフトを寝かせた素振りをするのは見たことがありません。加えて、ひざ立ち打ちも繰り返しやってました。ひざ立ち打ちに関しても、今まで一度も見たことがありません。

 

 

 

 ダウンの前半でシャフトを寝かせる!!!!

 

これは欧米の選手、そして韓国の選手が必ずと言っていいほどやっています。ダウンスイングの前半でシャフトを寝かせた方が、ヘッドもシャフトもプレーン(アドレス時のシャフトの角度の延長線)に近づき、オンプレーンのスイングがしやすくなります。加えて、ダウンスイングの前半でシャフトを寝かせた方が、ダウンスイング後半でシャフトが寝づらくなって、インサイドからあおる度合いが減ります。誤解を恐れずに言うと、今の世界の一流所は例外なく、ダウンスイングでシャフトを寝かせることで、ヘッドを上から(正確にはオンプレーンの軌道で)入れていけるのです。千葉オープンの練習場、そして試合中においても、石川選手はダウンスイングでシャフトを寝かせる(ヘッドを下げる)ことを頻繁に練習していました。

 

実際のスイングは練習の時ほどはシャフトが寝ていません。しかしながら、シャフトを寝かせるイメージを強く持つことで、ダウンスイング前半でシャフトが立ち過ぎなくなり、かつインパクトゾーンでは手元が浮く度合いが減ってます。これにより、インパクトからフォローの抜けが格段に良くなり、弾道が劇的に安定しています。超私的なことを言わせてもらえば、今回の勝利を含め、今シーズンは5勝以上するのは間違いないですし、世界ランク50以内に入るのは間違いないと思います。

 

 千葉オープンではスタート前の練習は25球という球数制限がありました。石川選手もドライビングレンジでは25球だけ打ってましたが、なんと、なんと素振りは58回もやっているのです(GDOニュースより引用)。

 

 実際にボールを打つ数よりも素振りの数の方が多い!!!!

 

スタート前にボールを打たないと不安になるアマチュアゴルファーが少なからずいますが、ボールを打って不安が解消される人は一体どれぐらいいるのでしょうか? ちゃんと統計を取ったわけではありませんが、スタート前にボールを打っても、スタートホールでナイスショットを打てる人はそう多くないはずです。スタート前にボールを打ったら、スタートホールでナイスショットが出る確率が確実に上がるわけではないと思います。

 

大事な事なので繰り返しますが、千葉オープンの最終日、石川選手はスタート前に25球だけ打ちましたが、素振りの回数は58回。ボールを打つよりも素振りの方が2倍以上多かったのです。マーク金井もスタート前の練習を間近で観察してましたが、素振りはいろんなバリエーションがあり、普通にスイング、水平振り、切り返しからダウンスイングのチェック、インパクトのタイミングを計る素振り等々、、、、。ボールを打つことよりも、素振りでスイングチェックしているのです。そして、クラブでただ素振りするのではなく、練習器具(フレループ)を使ってスイングチェックしています。

 

 

石川選手のスイングを真似ることは容易ではありませんが、石川先週の練習の仕方を真似ることは難しくはありません。スタート前に本当にやるべきことは、ボールを打ってナイスショットを求めるのではなくて、素振りでスイングチェックすること。素振りでウオームアップすることです。誤解を恐れずに言えば、ボールを打たなくても全然構いません。マーク金井は、ラウンド前に練習場ボールを打つことはめったにしません。アプローチやバンカーショットの練習を10分くらいするだけで、後は素振りだけ。素振りだけの方がクラブの軌道をチェックしやすいからです。加えて、スタート前にボールを打たない方が、「ナイスショットを打とうと欲張らない」「自分のハードル上げない」状態でショットに臨めるからです。

 

もちろんただ素振りをするだけではもったいないです。素振りで大事なことはボールを打つつもりで素振りすること。そして、構えた位置にヘッドが戻ることを意識して素振することです。説明するまでもありませんが、構えた位置にヘッドが戻っていれば、ボールを打った時もミスが出づらくなります。

 

たかが素振り、されど素振り。

 

今シーズンの石川選手は劇的にスイングが良くなってますが、マーク金井がそれに気づいたのはボールを打つ前の素振りの時です。昨年までの素振りと、今年の素振りの仕方は劇的に変りました。ゴルフ雑誌も素振りの違いに気づいていることと思うので、近々、石川選手特集で素振りのメリットについての記事がアップされるでしょう~。

 

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