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2018年06月14日超私的な考察 今年の全米オープン優勝候補プレーヤーの共通点とは!?

YouTubeのアナライズチャンネル

来週月曜日やります!話題はもちろん全米オープンでしょ!!!


梅雨の合間をぬって昨日は薄暮プレーに行ってきました。3時30分にクラブハウスに到着し、着替えをすませて3時50分にスタート。担ぎセルフのツーサムでホールアウトしたのが5時10分過ぎ。デジカメでスイングを自撮りしながら、素振りと実際のスイングのギャップがどこにあるのかチェックしてきした。

ゴルフは自然との闘いと言われてますが、本当のところは自分との闘い。自分が景色にいかに翻弄されているのかが、コースに出ると嫌と言うほど思い知らされます(笑)

さて、今週はメジャー第2戦「全米オープン」が開催されます。舞台となるのはニューヨーク州のシネコック・ヒルズGC。2004年以来、5度目の開催となり、前回は南アフリカのレティーフ・グーセンが優勝。日本勢では今回解説を務める丸山茂樹選手が4位に食い込んでいます。

全米オープンは4つのメジャー大会の中でも最もコースコンディションが厳しく、ラフが深い。我慢大会のようなプレーがしいられます。それでいて、今回は7440ヤードでパー70とかなりタフなセッティング。前回大会の優勝スコアは4アンダーだったので、今回も恐らく、優勝スコアは3~6アンダーぐらいではないかと予想されます。

 

では、誰が優勝争いに食い込むのか?

 

米国PGAの公式サイトでのパワーランキング(優勝候補リスト)は、

1.ジョン・ラーム
2.ダスティン・ジョンソン
3.リッキー・ファウラー
4.ジェイソン・デイ
5.ジャスティン・トーマス
6.ジャスティン・ローズ
7.ローリー・マキロイ
8.フィル・ミケルソン
9.ブルックス・ケプカ
10.パトリック・リード
11.松山 英樹
12.ウェブ・シンプソン
13.ヘンリック・ステンソン
14.ブライソン・デシャンボー
15.トミー・フリートウッド
16.ルイ・ウーストハイゼン
17.マット・クーチャー
18.ジミー・ウォーカー
19.マーク・リーシュマン
20.ジョーダン・スピース

 

 

となっています。ほぼほぼ現在の世界ランク順位と、全米オープンのパワーランクの順位は同じですが、トップ5を見るといずれもロングヒッター。かつてと違って、最近の全米オープンはラフが深いもののフェアウェイが広くなり、かつ距離が長い。飛ばないことには話にならないことが、このパワーランクでも証明されています。

 

そして、このパワーランクを見て感じるのがスイングの傾向です。パワーランク3位までの選手に共通しているのが、

 

シャットフェースのトップ!!!!!

 

シャットフェースとはトップの位置でフェースが真上(空)を向いた状態のことで、フェスが閉じた状態になっていることからシャット(閉じた)フェースと言います。

 

 

かつてはシャットフェースは「引っかかる」とか「チーピンが出やすい」ということから、良くない形と評価されていました。しかしながら、今どきの世界の一流所はシャットフェースのトップを作っている選手が増えてきたのです。もちろん、スクエアフェース(トップでフェースが斜め45度の状態)の選手も多いですが、トップでフェースが開いた状態、いわゆるオープンフェースの選手はまずいません。

 

では、シャットフェースにはどんなメリットがあるのか?

 

 

トップでフェースを閉じていると言うことは、ダウンスイング、そしてインパクトでもフェースが開きづらくなります。今どきの大型ヘッドドライバーは重心距離が40ミリ以上と長いですが、シャットフェースだと重心距離が長くてもインパクトでフェースが開きづらくなり、右へのミスを減らせます。加えて、フェースをシャットに使うと、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えやすくなるのです。ジョン・ラームダスティン・ジョンソンはドライバーでもかなりハンドファーストな状態でインパクトを迎えてますが、これでもフェースがスクエアに戻るのは、フェースをシャットに使ってからなせる技なのです。

 

超私的なことを言わせてもらえば、ダスティン・ジョンソンはツアー屈指の飛距離にもかかわらず「飛んで曲がらない」のは、シャットフェースのトップを作っていることが少なからず影響していると思います。フェースをシャットに使うことで、テークバック、そしてダウンスイングでフェースが開く度合いが軽減され、それが大型ヘッドの挙動を上手くコントロールしていることにつながっているのです。ちなみに、ジョンソンはフェースをシャットに使いながらも持ち球はフェード。ドローではなくフェードでしっかり飛距離を稼ぎ、そしてフェアウェイキープ率も上げているのです。

 

 ゴルフは重心距離をいかにコントロールするかが鍵を握っています。

 

ジョンソンに限らず、今どきの大型ヘッドはシャットフェースのトップを作った方が、上手く使いこなせますし、飛んで曲がらないショットが打ちやすくなるのです~。

 

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2018年06月12日超私的な試打インプレッション PRGR 新RS-Fドライバー&新RSアイアン

毎週火曜日に更新されるGDOの試打インプレッション。スノボやスキーと違って、ゴルフは年間を通してプレーできるので新製品も毎月のように登場してきます。昨日はPRGRの主力ブランドである、RSシリーズのモデルチェンジの記者発表会がありました。

新RSシリーズのコンセプトは、、、

 

さらに、飛ぶ、やさしい、を徹底追求

 

・ドライバーはフェースの高反発エリアをさらに拡大、大慣性モーメントで高初速エリアが拡大

・FW、UT、アイアンは、フェース下部打点で高い反発性能

 

・ウエッジは、ワイドソールで易しくボールが拾えて抜けが良い

 

 

ドライバーは2機種、FWとUTは1機種、アイアンは2機種、ウエッジは1機種発売。加えて、ボール「RSスピン」もリニューアルがなされています。マーク金井が現在、PRGRのクラブを使っていませんが、ボールに関してはこの2年間、RSスピンのイエローがエースボールです。

 

 

すべてのクラブとボールを先週金曜日、コースで試打してきました。ラウンド前には1発も打たず、いきなりコースでぶっつけ本番です。先入観を持ちたくないので、スペックも一切分りません。素振りでヘッドの返り具合、シャフトの重さ、硬さ、しなり具合をチェックして打ってきました。コースでのプレーですからもちろん打てるのは1球だけです。

 

試打ラウンドで主にテストしたのは、新RS-Fドライバー9.5度(シャフトは純正S、M-43)、新RSフェアウェイウッドとユーティリティ(シャフトはカーボンの純正S)、新RSアイアン(シャフトはカーボンの純正S)、新RSウエッジ(シャフトは純正カーボン)。

・新RS-Fドライバー

 

RSではなくてRS-Fをチョイスしたのは、こちらの方がフェース向きがスクエア感が強く、弾道をイメージしやすかったからです。加えて、新RS-Fはクラウンがカーボンなところが気に入りました。前作同様、RS-FのFはフェードの意味で、RSよりも捕まりを抑えたチューニングがなされています。実際に打ち比べてみても、RSがドロー弾道が出るのに対して、RS-Fはストレートから軽いフェード弾道という感じです。試打後にスペックを調べてみると、重心距離はRS-Fが40mm、RSが38.5mmと少し違い、重心角は大きく異なり、

RSの重心角 30度
RS-Fの重心角 24.5度

 

重心角が30度というのはかなり大きく、物理的にインパクトゾーンでヘッドが返りやすくなります。24.5度というのは市販ドライバーの中では平均的ですので、RS-Fでも
まったく捕まらないという感じではありません。RSに比べると、RS-Fは捕まり過ぎないということで、他社のドライバーと比較すると捕まりは平均的な感じです。捕まり過ぎない特性を持ちながら、右へのスッポ抜けのミスが出ない点もgoodです。

SR-Fでティショットを打ったのは12ホールでしたが、試打して印象に残ったのが、スピン量の安定感。打点が上下にブレた時でも初速、打出し角、スピン量の変化量が少なく、安定感があります。加えて、重心が深すぎないのでヘッドの挙動をコントロールしやすいので、フェース中央でヒットしやすく感じました。メーカーの意図通り、強いフェード弾道で飛ばしたい人には、見た目と弾道が一致し、かつスムーズなスイングを促してくれるクラブに仕上がっています。

 

 

三菱ケミカルと共同開発がなされた純正シャフトは「Diamana」のロゴが大きく貼っていますが、挙動に癖がなく、タイミングがとりやすいです。総重量はSで308gと、重さも適度にあります。つるしのままでもまったく違和感がありませんでしたし、いい手応えの時は楽に260ヤードを超えてました。

 

FWとUTに関しては捕まりが良さ、そしてボールの上がりやすさがgoodです。純正カーボンシャフトはドライバーの流れを汲んでいるので、2打目で使う時も違和感がありません。UTはややヘッドが小ぶりなので、ラフからでも使いやすく、ややダウンブロー気味に打ち込んだ時、イメージ通りの弾道が打てました。

新RSアイアンはモデルチェンジで雰囲気がかなり変っています。前作に比べるとヘッドが小ぶりになり、フェース素材もマレージングになりました。薄肉設計でボール初速を上げる設計になっていますが、球離れが早いわりには、距離感をコントロールしやすく仕上がっています。7番のロフトは29度。ぶっ飛び系アイアンほどロフトが立っているわけではありませんが、純正カーボンだとキャリーで160~165ヤード。シャフト重量は軽いのですが、ダウンブローに打ち込んでもヘッドがちゃんとついてきてくれ、試打ラウンドにもかかわらず、アイアンの距離感のミスはゼロ。4つバーディーを取れました。

 

ウエッジに関しては、ソール幅がしっかりあって「易しさ」重視のデザイン。ヒール側とトウ側だけソール幅を狭めることで、開いた時でも突っかかりづらくなっています。ボールの少し手前からヘッドを入れたくなる形状で、実際、少し手前からヘッドを入れた時にイメージ通りの弾道になり、かつスピンが効いた球が打てます。軟鉄鍛造なので、ライ角をちゃんと合わせると、ワイドソールの良さをさらに引き出せそうです。ロフトは48、50、52、56、58度。試打ラウンドでは50度と58度を使いましたが、50度のフルショットでキャリーが100~105ヤードという感じです。新RSアイアンとのロフトマッチングを考えると、ラインアップされていない54度が欲しくなります。7本でプレーする時ならば、PWの次に54度を入れ、14本でプレーする時は50度、54度、58度の3本のウエッジを入れると、アプローチが易しくなりそうです。

 

ドライバーからアイアン、ウエッジまで刷新された新RSシリーズ。コンセプトが非常にハッキリしており、かつドライバーからウエッジまでトータルコーディネートされています。初めて使うクラブで18ホールプレーして、最初から最後まで違和感なくショットが打て、かつイメージ通りの距離感が出たのには正直驚きました。アイアンの純正カーボンシャフトはもう少し重くてもいいような感じがしましたが、重さを求める人にはスチールで対応するというのがメーカー側のコンセプトなんでしょう~。

 

 

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2018年06月10日超私的な提案 アイアン、アプローチの距離感を良くするために本当に必要な練習とは!?

YouTubeのアナライズチャンネルで
6月11日21時にマーク金井のここだけの話 生配信します


今週は、火曜日に赤羽ゴルフ倶楽部で早朝9ホール、水曜日は川奈ゴルフコース(静岡県)で9ホール、そして金曜日は千葉カントリークラブ梅郷コースで18ホールプレー。いずれも使ったクラブは異なり、特に、金曜日は普段とはまったく違うスペックのクラブでプレー。異なったコースで、異なったクラブを使ってゴルフしてました。

 

こういう事を書くと、「クラブがしょちゅう変えたら、ゴルフが難しくなるんじゃないですか?」とか「しょっちゅう違うクラブでプレーしたら、スイングが変になるんじゃないですか?」と質問攻めされます。また、「クラブが変ったら、距離感が合わなくなるんじゃないですか?」とも。

 

確かに同じクラブを使うのに比べれば、違うクラブを使った方がスイングに少なからず影響が出ます。アイアンやアプローチの距離感に関しても少なからず影響が出ます。

 

その半面、同じクラブを使っていても、いつも同じスイングができるわけではありませんし、同じクラブを使っていても、いつも距離感が良いわけでもありません。エースクラブでもミスショットはしょっしゅう出ますし、エースクラブを使っても距離感がいまひとつ合わないなんてことはしょっちゅです。実際、スコアに関しても、使い慣れたクラブの時と、使い慣れていないクラブの時とでは、そんなに大きくスコアは変りません。一昨日金曜日のラウンドでは、ひさしぶりの18ホールで、久しぶりに4つバーディーが取れましたし、距離感のミスも普段より少なかったぐらいです。4つのバーディーの内、2つはOKの距離でした。

 

アイアン、アプローチの距離感に関しては、クラブよりも目の錯覚の方が大きいと超私的に思っています。レーザー式距離測定器「ブッシュネル」を使うようになってから、目の錯覚が生じなくなりました。「ブッシュネル」のおかげで、ミスショットした時以外は、距離感のミスは劇的に減っています。超私的なことを言わせてもらうならば、距離感を良くするコツは、、

 

目で見た距離と実際の距離のズレを減らすこと
 自分がイメージした距離と、実際に打った距離の距離のズレを減らすこと

 

距離感というと「勘」という言葉が出てきます。確かにその通りで、距離感が良い人ほど「勘」が鋭いです。

 

では、「勘」とは持って生まれたものなのか?

 

生まれつき「勘」鋭い人もいるとは思いますが、「勘」は磨けるものだと思います。ゴルフの距離感については、正しい練習を繰り返せば、距離感の「勘」が鋭くなってきます。

 

 

では、どんな練習を重ねれば距離感の「勘」を磨けるのか?

 

 

まずは自分の眼で見た距離と、実際の距離のすり合わせです。最近はGPS距離測定器、レーザー距離測定器を使ってプレーする人が増えてますが、いきなり機器で距離を調べるのは好ましくありません。例えば、セカンド地点からピンまでの距離を調べる場合、まずは自分の感覚で「あと98ヤードかな?」と見当を付け、それから計測器を使って実際の距離を調べる。これを繰り返すことで、距離感という感覚を身体に染みこませることができます。また、どんな状況な時に、目で見て感じる距離と実際の距離との間にズレが生じやすいかも分ってきます。個人差もありますが、

 

 逆光
 グリーン奥の景色
 打ち上げ、打ち下ろし
 フォロー風、アゲンスト風
 バンカー越え、池越え、
 グリーンが極端に大きい、極端に小さい
 グリーンが極端な横長、極端な縦長

 

 

こういう時は目の錯覚が生じやすくなる傾向があります。言い換えると、コース設計家は「目の錯覚」がわざと生じやすくなるようにコースをデザインし、ハザード(障害物)や借景を利用しているのです。

 

次に、距離感の「勘」を磨くために必要な練習は、自分がイメージした距離を打つことに集中すること。例えば、100ヤード打つならば、100ヤードを明確にイメージしてスイングする。言葉にすると簡単ですが、実はこれが難しい。100ヤード打つつもりでも、「ショートしたくなと思えばインパクトにパンチが入り」、「オーバーしたくないと思えばインパクト緩む」ということになるからです。スイング中に余計なことをするのがゴルファーの性(さが)と言ってしまえばそれまですが、練習でこの性(さが)を封印することが大事です。

 

ちなみに100ヤード打つということの前段階としては、練習で「どのクラブで、どれだけ振ったらどれだけ飛ぶ」のかを知っておくこと。コースに出た時は、「100ヤード打つつもりでスイングした時、実際は何ヤード飛んだのか」をフィードバックする習慣を作って下さい。100ヤード打つつもりでスイングしたのに90ヤードしか飛ばなかったとか、100ヤード打つつもりでスイングしたのに110ヤード飛んでしまった場合、それは何が原因だったのかを探ることも重要です。

 

例えば、PWで100ヤード打つつもりでスイングした時に90ヤードしか飛ばない場合、
PWでもっとしっかり振るのもアリですが、クラブを9番に変える方法もアリです。超私的なことを言わせてもらえば、自分で100ヤード打つつもりでスイングした時、100ヤードちょうど飛んでくれるクラブを使った方が、距離感の「勘」が良くなってきます。

 

距離感の「勘」を磨くには練習場よりもコースでのラウンド、コースでのアプローチ練習場が適した場所です。なぜなら、練習場のボールと、実際にコースでプレーするボールトではインパクト時の打感、そしてボールが飛ぶ距離にギャップがあるからです。一般的には、練習場のボールは実際にコースでプレーするボールよりも1割程度飛びません。このため、練習場の100ヤードの看板までの距離は、実測90ヤード前後ということが多いからです~。

 

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2018年06月07日超私的な考察 ゴルフ人口を増やすためにゴルフ場がなすべき事とは!?

 

昨日はトーナメント開催でもおなじみの川奈ホテルゴルフコース(静岡県)でPRGRが主催するRSカップに出場してきました。天気は朝からあいにくの雨、トップスタートだったのでコースには朝6時30分に到着しましたが、その時点ですでに雨模様。スタートホールからレインウエアと傘が手放せない天気で、数ホールプレーした時点で、バンカーはすでに水たまりだらけ。グリーンは砲台で水はけが良く、転がりもスムーズで。さすが川奈と思いましたが、雨は止む気配がありません。このまま雨に濡れ続けると風邪を引きそうだったので、9ホールプレーした時点で棄権しました。

川奈は日本を代表するコースで「一度はプレーしてみたいコース」として、多くのゴルファーから注目浴びています。その一方で、都内から行くのは容易ではありません。神田からだと車で片道3時間近くかかりますし、渋滞している所があったりすればさらに時間が掛かります。18ホールプレーするためには朝から晩まで時間を費やすことになります。

 

対して、マーク金井が普段プレーしている赤羽ゴルフ倶楽部は神田から電車で約30分。早朝や薄暮での9ホールプレーならば、半日も費やしません。ゴルフに行っても通常通り仕事ができますし、車がなくても手軽に行けます。今回、川奈でプレーして改めて思ったのが、

 

 

 ゴルフはボウリングやテニスのような手軽さがない。
 ゴルフはスキーやスノボと同じく、プレーするまでの場所が遠い。
 ゴルフは車がないと不便な所が圧倒的に多い。

 

先日、博報堂生活総研が調査したデータ「20代の趣味、スポーツの変化」を見たところ、1992年と2016年では趣向が劇的に変っています。さっと上げると、

減少した主なカテゴリー

ゴルフ  22.1%→6.7%(-15.4%)
スキー・スノーボード  39.2%→11.9%(ー27.3%)
テニス  27.2%→8.5%(-18.7%)
自動車・ドライブ  50.7%→17.5%(ー33.2%)

増加したカテゴリー

パソコン  5.9%→26.5%(+20.6%)
映画鑑賞  40.2%→48.1(+7.9%)
ジョギング・ランニング  7.2%→11.7%(+4.5%)
カメラ・ビデオ撮影  8.2%→15.4%(7.2%)

 

 

34のカテゴリーの中、24年前よりも増加したのは4つのカテゴリーだけ。30ものカテゴリーはすべて減少傾向にあるのです。20代には「自由に使えるお金が少ない」というのもありますが、この数字を見ると、ゴルフだけがガクッと減っていないのが分ります。減り具合で言えば、ゴルフよりもく自動車やテニスの方が深刻です。

 

 

では、どうすればゴルフ人口減少に歯止めをかけられるのか!?

 

 

20代も10年経てば30代、20年経てば40代になります。ゴルフは大人になってから初められる数少ないスポーツであることを考えれば、30代、40代、そして50代からでも始めやすい環境作りが大事なような気がします。具体的に言うと、、、、

 

 遠出をしなくてもプレーを楽しめること。
 あまり時間を掛けないでもプレーを楽しめること。
 公共交通機関でゴルフ場に行けること。
 ラウンドワンのような室内スポーツ施設に初心者向けスクールの設置。

 

この3つをクリアすることができると、ゴルフ未経験者がゴルフに対してのハードルをかなり下げることができるでしょう。現状では多くのゴルフ場が車でないと行きづらいこと、都会に住んでいるとゴルフ場までの距離が遠いという問題を抱えていますが、例えば、赤羽ゴルフ倶楽部のような河川敷コースならば、公共交通機関が利用しやすいです。また、近隣のゴルフ場が相乗りできるクラブバスを運行すれば、車がなくてもゴルフ場に行きやすくなってくると思います。

 

そして、前回のブログでも書きましたが、18ホールではなくて9ホールプレーが楽しめるゴルフ場を増やしてもらいたいです。9ホールならばプレー時間は18ホールの半分。ハーフ休憩で食事をすることもなくなるので、プレー時間を大幅に短縮できます。9ホールがゴルフのスタンダードのひとつに定着してくれば、「とりあえずゴルフを始める」という人達、「ちょっとゴルフしてこようと」する人が増えてくると思います。都心から遠いゴルフ場ならば、都心のゴルファーではなくて地域密着で集客するのも大いにアリです。

 

 

初心者向けゴルフスクールに関しては、ラウンドワンのような複合施設に鳥かごでいいからゴルフ練習できるスペースを作ってもらえると嬉しいです。スポーツジムも大いにありで、スポーツに興味がある人が訪れる場所に、ゴルフができるスペース、ゴルフスクールがあれば、「とりあえずゴルフを始める」人を増やすチャンスが広がります。

ゴルフに限らず、今どきの人は遠くに出かけるよりも近場で楽しむのが当たり前になります。ゴルフも近場で楽しめるという環境が作れれば、劇的にはゴルフ人口を増やせなくても、着実にゴルフを始める人を増やせると思います。ゴルフを始める人が増えてくれば、それに比例して18ホールプレーしたいとか、遠出してでもゴルフをしたい人も増えてくるでしょう~。

 

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2018年06月05日超私的な提案 クラブを減らしてプレーすると上手くなるって本当なのか?

先週の国内男子ツアー「日本ツアー選手権 森ビル杯」はプロ18年目の市原弘大選手が、最終日にスコアを伸して逆転優勝。最終日、最終ホールはセカンドをグリーンオーバーしながらも、奥からのアプローチがチップイン。このバーディーが決め手となり、1打差でツアー初優勝を遂げました。

テレビでチップインのシーンを観てましたが、打ってグリーンに着弾した直後、入りそうな感じでボールが転がり、その予感通りにボールはカップにスルッと吸い込まれました。対して、2位に終わった時松隆光選手のパーパットは打った瞬間、外れそうな感じでボールが転がり、その予感通りにボールはカップの縁(ふち)をすり抜けました。恐らく、この2つの予感については、多くのギャラリー、多くのテレビ視聴者も感じたのではないでしょうか、、、、

 

市原プロとは少しご縁があります。30年前、生まれて初めて会員権を購入したのが千葉国際CC。当時、よく一緒にプレーしたのが市原邦夫さん。市原さんには息子さんがおられ、その息子さんこそが市原弘大プロだったのです。そんなご縁もあって、昨年の夏は世界最小プロトーナメントMMT9に市原プロも出場。30年の時を経て、市原プロと一緒にプレーしました。市原プロは初出場にもかかわらず1アンダーで見事に優勝。プロはクラブの本数が4本以内です。こんな少ない本数で試合した経験がないにも関わらず、初めてのプレーするコースにも関わらず、事もけなげにアンダーパーです。今でもはっきり覚えてますが、グリーン周りのアプローチの距離感は絶妙でした。

 

 

MMT9ではクラブの本数制限があり、前述したようにプロは4本以内、アマチュアは7本以内です。加えて、担ぎセルフで目土袋の携行が義務付けられてます。ゴルフは仰々しくなくてもプレーできること、そしてクラブを減らした方がゴルフが上手くなる、楽しくなると考えているからです。

 

 

では、本当にクラブを減らしてプレーたらゴルフは上手くなるのか?

 

 

今月発売のチョイス227号でも「クラブの本数を減らす」ことが特集されてますが、クラブを減らすことはメリットがたくさんあります。特に100を切れない人、90を切れない人に関して言えば、メリットだらけと言っても過言ではありません。明日からと言わず、今日からでもキャディバッグの中のクラブの本数を減らすことをお勧めしたいです。チョイスでも提唱してますがクラブの本数は7本前後がgoodです。

 

 

 では、どんなクラブを抜けばいいのか?

 

例えば、バンカーショットが苦手ならばサンドウエッジ(SW)を抜きましょう。SWが無ければ必然的にバンカーを避けたプレーになりますし、ボールを上げなくてはいけない場所に打たなくなります。転がしで寄せられる所を狙うようになってくるので、これだけでもスコアの浪費を減らせます。ドライバーが大の苦手ならばドライバーを抜くのも大いにアリです。

 

他では3Wやロングアイアン、ミドルアイアンも必要ないです。これらのクラブは飛距離が出る半面、ナイスショットとミスショットの差が激しいからです。ナイスショットとミスショットの差が激しいクラブを使わなくなれば、それだけでもスコアの浪費を防げるのです。

ちなみにマーク金井が薄暮でプレーしている時は、、、

・ドライバー
・UT(20度前後)
・7番アイアン
・9番アイアン
・PW
・SW(ロフト54度)

 

SWを入れてますが、これは主にアプローチで使っているクラブ。バンカーショットではLW(ロフト58度)を使っているので、7本プレーの時は極力バンカーを避けてプレーしています。

 

クラブの本数を減らすと、1本のクラブでかなりの距離を打ち分けることになります。例えば、マーク金井の場合、7番で打つ距離は、、、、

 

100~160ヤード!!!!

 

1本のクラブで60ヤードというと「すごいことをやっている」と思うかも知れませんが、そんなことはありません。例えば、アプローチでもっとも多用している54度(SW)だと、

5~85ヤード!!!!

 

1本のクラブで80ヤードの距離を打ち分けてます。SWに比べれば7番アイアンの距離の打ち分けは大したことはありません(笑)。

ゴルフは距離と方向をコントールすることに醍醐味があり、距離と方向を上手くコントロールできるほどスコアも良くなるのです。クラブの本数を減らしてプレーすると、このゴルフの本質を嫌って言うほど味わえるのです。

クラブの本数を減らすともうひとつメリットがあります。

 

小さなキャディバッグで事足りるので移動が楽になります。電車移動も楽ですし、プレーする時は担ぎセルフでサクッと回れます。ゴルフ場にもメリットがあり、クラブの本数が減るほどに「プレー時間が短縮」されるのです。

 

これから夏本番。まずは早朝や薄暮プレーでクラブの本数を減らしてプレーしてみることをお勧めしたいです。そして、ゴルフ場にもお願いがあります。クラブの本数を減らして来場されるお客さまにはプレー代金の割引、もしくはドリンクや食事のサービスを提供していだけると嬉しいです。

 

ここのところ、グリーン周りになるとアプローチ専用のバッグを使ってプレーしているアマチュアが増えてきてますが、7本プレーならばそんな2度手間は必要ありません。7本以内ならばすべて担いでプレーできちゃいます。フラットなコースならば乗用カートも必要ないので、省エネにも貢献できます~。

 

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