X – マーク金井blog

2018年05月22日超私的な考察 練習して上手くなる人と、練習しても上手くなりづらい人の違いとは!?

 

先週末、神田のスタジオセミナーを4回開催しました。いずれのセミナーも座学だけでなく、実際にボールを打ってもらい、スイングのタネと仕掛けを頭ではなく、身体で感じてもらっています。身体で感じないことには、スイングの修整点がどこにあるのかを具体的に把握できないからです。

 

加えて、アマチュアに限らずゴルファーのスイングは相当頑固で、「自分では変えているつもりでも、実際は変らない」ということが多々あるからです。セミナーでは毎回、マーク金井が受講者の後ろに回り込み、二人羽織のような感じで動きを体験してもらうようにしています。これをやると、ほとんどの受講者は「ええ~、こんな風に動いていいんですか?」とか、「こんな動き、一度もやったことがありません」と口にされます。今のところ、セミナー受講者で「予想通りな動きですね」とリアクションされた方はひとりもいません。

セミナーは毎月開催してますが、同じ講座であっても毎回同じことは致しません。受講者の反応をフィードバックし、毎回、内容を変えていってます。加えて、デモンストレーションの精度を上げるべく、自分自身の練習時間も増やすようにしています。24時間いつでも練習できる設備があるのは本当にありがたく、最近は夜10時を過ぎてからこっそり自撮りしながら練習してます。1球打っては自撮りしたスイングをじっくり眺めているので、40分の練習でボールを打つのは15球前後。15球打つ合間にフレループで素振りを40~50回ぐらいこなしています。

ゴルフの練習の自撮りで一番チェックしている点、それは、、、、

 

 スイングで変えたい部分(場所)が、ちゃんと変っているかどうか!!!!!

 

ナイスショットしたとかミスショットしたとかではなく、芯を喰ったとか芯を喰わなかったとかは二の次。自分が目指すスイング、欠点や悪癖を解消するためにトライしていることができているかどうかにフォーカスして自撮りしたスイングをじっくり見るのです。

 

これを繰り返すと分るのは、、、、

 

 ナイスショットした時、芯を喰った当たりをした時ほど、スイングは変えようとした部分(場所)がほとんど変ってないということ。良い当たりをしている時ほど、スイングの点数自体は低いことがほとんどです。言い換えると、ナイスショットを打とうとした時は、スイング自体は悪いことの方が多いのです。

 

セミナー受講生を観察していても同じで、ナイスショットを打った時にスイングが良い方向に変っている人はほとんどいません。ナイスショットした時、そのほとんどは昔ながらのスイングのままです。

 

察しのいい人はもうお分かりでしょう。そうです。練習場でボールを打っている時、ナイスショットを求めるほどに、スイングは昔のままから抜け出すことは困難な作業になるのです。例えば、トップでシャフトが目標よりも右を向くシャフトクロスになっている人の場合、ナイスショットを打っている時ほどシャフトクロスになっています。逆に、シャフトクロスの度合いが減った時は、ミスショットになっていることがほとんど。何故かと言うと、トップの位置が変ればダウンスイングに移るタイミングが合わなくなってしまうからです。超私的なことを言わせてもらうならば、、、

 

ナイスショットした時=スイングが変っていない可能性大(昔のまま)
ミスショットをした時=スイングが変っている可能性大(新しいスイング)

 

コースでミスショットを打つのと違い、練習場ではいくらミスショットを打ってもゴルフが下手になることはありません。スイングを本気で変えたい、悪い癖や悪い動きを本気で矯正したいと考えているならば、わざとミスショットを打つぐらいの意識(気持ち)が必要です。ミスショットを打つのを嫌がっていたら、スイングを変えたくても変らないからです。

 

練習場に行くと、「ナイスショット=いいスイングをしている」と評価しているアマチュアゴルファーを多くみかけます。確かにナイスショットを打つとなんとも言えない心地良い気持ちになりますが、この心地良い気持ち良さというのはスイング改造やゴルフ上達を阻む「禁断の果実」であり、この果実を求めるほど、練習してもその努力が報われなくなるのです~。

 

(▼▼)b



2018年05月20日超私的な考察 ドライバーの最適シャフト重量は一体何グラムなのか!?

今週は月曜日と水曜日、ゴルフに行ってきました。月曜日はホリエモンこと堀江貴文さんが主催するホリエモンカップで18ホールプレー、水曜日は神田から電車でサクッといける赤羽で薄暮9ホールプレーしてきました。ホリエモンカップでは、ドライバーはテーラーメイドのM4 D-type赤羽では、先週の日本プロに優勝した谷口徹プロも使っていると噂されるヤマハのRMXツアーモデルを使ってプレー。どちらもシャフトは50g台で、M4 D-typeにはグラファイトデザインのツアーAD iz-5、RMXツアーモデルにはUSTマミヤのアッタスクール5です。

 

ドライバーと3Wのシャフト重量は5年ぐらい前に、60g台から50g台に変え、テストするシャフトも50g台がメインになっています。ちなみに、米ツアー「ツアープレーヤーズ選手権」で優勝したウェブ・シンプソンがドライバーに装着しているシャフトはグラファイトデザインTOUR-AD iz-5のX。なんと、米ツアーでバリバリの選手もシャフト重量は50g台です。

 

さて、このドライバー用シャフト。

 

現在市販されているドライバーの純正シャフトの多くは40g台。総重量が300g未満というのがスタンダードになっています。例えば、大ヒットしているゼクシオドライバーのシャフト重量はRで40g、SRで43g、Sで45gです。総重量はRシャフトで270g。先週試打したネクスジェン6はゼクシオと違ってシャフト重量は54gありますが、総重量はロフト10.5度のモデルで273gとなっています。

 

 

純正シャフトは40~50g台が中心ですが、アフターマーケット用シャフト(リシャフト用シャフト)の売れ筋はそれよりも重くて、50~70gになっています。シャフトメーカーが出しているシャフトを見ても、多くのモデルが50g台、60g台、70g台をラインアップしています。

 

では、アマチュアゴルファーはどの重量帯のシャフトを選ぶと、飛距離と方向性を安定させることができるのか?

 

米男子ツアー選手ですら50g台だと考えると、、、、

 

一般男性アマチュアは40g台でもいいような気がしますが、超私的には40g台よりは50g台をお勧めしたいです。たかが10gの違いと言ってしまえばそれまですが、50g台の方が軽くない分だけクラブの軌道を安定させやすいからです。年齢、体力によっても異なりますが、男性アマチュアの場合、50g台を目安にして、スイングが不安定なゴルファーほど50~60g台、そしてスイングがしっかりしているゴルファーは50g台、もしくは40g台をお勧めします。

 

シャフト重さの目安となるのは、パワーよりもスイングの安定度です。重めのシャフトの方が操作性が鈍る半面(ヘッドスピードを上げづらい半面)、クラブの軌道が乱れづらくなるメリットがあるからです。加えて、シャフト重量が軽いよりは重めの方が、テークバックで体をしっかり使いやすくなります。ただし、重すぎるのも好ましくありません。重い方が安定するからと言って、70g台や80g台のシャフトをドライバーに装着すると、クラブを振り切れなくなったり、体への負担がかかり過ぎるからです。

 

かつて大ヒットしたセイコーのSヤードT301というドライバーは、シャフト重量が50gで総重量が約305g。長さは45インチでした。20年以上前に発売されたクラブですが、このドライバーの重量(シャフト重量)はまさに男性アマチュアにちょうどいい感じでした。

 

 

当時のプロは330g前後のドライバー(シャフト重量70g台)を使ってたことを考えると、米ツアーの男子プロはシャフトを軽くする傾向があり、アマチュアに近い重量帯を使う選手が増えてます。これは、彼らのパワーが衰えたのでえはなく、彼らのスイングの完成度が上がったからではないかと超私的に分析しています。スイングの完成度が上がったから、シャフトを軽くしてもスイングが乱れないし、シャフトを軽くした分だけヘッドスピードを効率良く上げているのではないかと思っています。

 

シャフトは重いとしっかり感がありますが、半面、ヘッドスピードは上がりません。現在、ドライバーに70g台のシャフトを使っているのであれば60g台、60g台のシャフトを使っているのであれば50g台のシャフトを試打してみて下さい。10g軽くしたらミート率が悪くなったり、ヘッドの軌道が不安定になるらばシャフトは軽くしない方がいいでしょう。逆に、40g台のシャフトを使っていてミート率が悪かったり、ヘッド軌道が不安定になると感じているのであれば、50g台のシャフトが装着されたドライバーを打ってみて下さい。これでミート率が良くなったり、ヘッドの軌道が安定してくるならば、迷わず50g台のシャフトをドライバーに装着することをお勧めします~。

 

(▼▼)b


トッププロもマジで練習に使っているフレループ

フレループよろしくお願いします。↓クリック


2018年05月17日超私的な提案 スコアアップに役立つ、コースの回り方、プレーの仕方とは!?

 

関東地方は気温がグングンと上がり、ゴルフをする時は半ズボンがちょうどいい季節になってきました。そして、これからは午後3時以降の薄暮ゴルフ、プロ野球のナイター観戦にもってこいの時期。この時期は薄暮プレーを終え、ビールを飲みながらのプロ野球観戦で阪神タイガースが勝っていてくれたりすると、あっという間に1日が過ぎます。

 

 

マーク金井が薄暮でお世話になっているのが赤羽GC。神田から電車で行け、レイアウト、コースコンディションも良いので練習にはもってこいのゴルフ場です。同じコースをプレーするメリットは、試打クラブのテストで距離をジャッジしやすいこと、そしてコースでの練習にも適しているからです。

 

マーク金井神田のスタジオで打球練習をするので練習場にはめったに行きません。それもありますが、薄暮ゴルフではスコアカードも持ち歩きませんし、スコアもめったにつけません。スコアをつけない理由、、、、それは、、、

 

 コースでしかできない練習を、コースでしたいからです!!!!!

 

 

コースで練習と言われてもピンとこない人もいるかと思います。練習は練習場でするもの、コースは実戦でスコアをつけるところという人が多いと思いますが、実は、コースでしか練習できないことが多々あるのです。

 

例えば、、、、

ミスショットををわざ打ってみる
わざとボールを曲げてみる
わざとグリーンを外してプレーしてみる
わざとティショットを飛ばさないようにしてみる
わざとパットをオーバーしてみる
わざとパットをショートしてみる
わざとSWを抜いてプレーしてみる
わざとドライバーを抜いてプレーしてみる
グリーンに届く距離なのに、グリーンに届かないクラブで打ってみる
わざと少ない本数でプレーしてみる

 

これらはコースでしかやれない練習です。そして、練習場でやるよりもコースでやる方がプレッシャーがかかります。当たり前なことですが、「人間はナイスショットを打ちたい」という欲があり、「いいスコアを出したい」という欲もあるからです。そして誤解を恐れずに言えば、多くのアマチュアは「ナイスショットを打っていいスコアを出したい」ことばかり考えてプレーしていますが、これがスコアアップにつながっていないという自覚がありません。「ナイスショット=いいスコア」という呪縛から抜け出せないから、いいスコアが出ないという自覚もないのです。

 

加えて、スコアメイクに苦労している人ほど、コースに出た時「ミスショットしたくない」というマイナスイメージを抱えたままプレーしていて、それが足かせになってスコアを悪くしている場合が多々あります。

 

マーク金井の目下の課題は、普段のスイングでも水平振りをした時のようにインサイドからヘッドを入れて、インサイドに振り抜くこと。コースに出ると、様々な障害物があるので気持ち良くスイングさせてくれませんが、そんな状況化でも水平振りと同じような感覚のスイングがどれぐらいできるかをコースで試します。そして、できない時はどんな動きをしているのか観察し、ちゃんとできた時は、なぜ上手く出来たかのかを振り返ります。

 

 

コースで納得できる1発が打てるというのは、練習場でナイスショットを100発打てたのと同等かそれ以上です。試合で納得できる1発が打てるというのは、コースでナイスショットを100発打てたのと同等かそれ以上の自信が付くと超私的に思っています。

 

 

コースで練習するのは「もったいないからやらない」という考え方もありますが、ゴルフにはコースでしか練習できないことも多々あるのです。薄暮や早朝プレーというのは値段もリーズナブルです。ぜひ一度、コースで徹底的に練習してみることをお勧めします。ただし、コースで複数球ボールを打つのは禁物。これをやってしまうと、コースで練習する意味がなくなるだけでなく、ゴルフの本質を見失うことにもなってしまいます~。

 

(▼▼)b


トッププロもマジで練習に使っているフレループ

フレループよろしくお願いします。↓クリック


2018年05月15日超私的な提案 自戒を込めて初ラウンドのコースの正しい攻略法とは!?

昨日は第3回ホリエモンカップにゲスト出場してきました。ホリエモンカップは第1回目目に続き2度目の出場です。ホリエモンカップ堀江貴文さんが主宰する新しいゴルフプロアマトーナメントで、今回も20名近くの女子プロが出場しています。同組には平昌パラリンピックの金メダリスト、成田緑夢さん。なんと、なんとプレー後、平昌で獲得した金メダルを手に持たせていただきました。

 

場所は千葉県のブリストルヒルGC。設計はグアムのマンギラオやハワイのマウララニ、タイのバリCC等をロニ-・ライド。マンギラオは一度プレーしていますが、戦略性が高いレイアウトでした。

 

 

では、ブリストルヒルはどんな感じだったのか?

 

 一言で言うならば、かなりアドベンチャーな感じのコース!!!!

 

 

どのホールも戦略性を高めた設計がなされてますが、特徴的なのが、パー3を除いてティグラウンドからグリーンがまったく見えないこと。ティからグリーンまでを見渡せのは唯一、「Sand Box」と命名された8番ホールだけでした。それ以外のホールは、ドッグレッグ、もしくはセカンドからが急激な打ち下ろしのためにグリーンがまったく見えません。加えて、ホールによってはドライバーを使うと、着弾点すらブラインドになっており、これでもかってぐらいティショットでは神経を使わされました。

 

 

もちろん、セカンドショットからもバンカーや谷、池、深いラフ(ブッシュ)が配されており、気楽に打たせてくれません。加えて、グリーンもポテトチップのようなアンジュレーション。乗せ所が悪いと、ジェットコースターのようなパッティングラインが残ってしまいます。谷越え、コースの両サイドはOBやラテラルウオーターハザードが多いこともあり、ハーフターンエリアには無料でボールを補充できる配慮がなされてました。

 

 

マーク金井は初めてプレーするコースで心がけているのは、スコアもさることながら、ボールを1つもなくさないこと。そしてダボを叩かないことです。しかしながら、今回は池越えのパー3で池ポチャをしでかし(ボールをひとつなくし)、そして3パットでダボを2つ叩いてしまいました。かなり慎重にプレーしたのですが、まだまな未熟です。肝心のスコアはと言うと、、、

 

△ーー△ー△△△ー 42(パー37)IN
222223232 20

△ーー□△ー□ー△  42(パー35)OUT
322222323  21

 

トータル84ストローク。今年ワーストスコアですが、体感的には90ぐらいたたいぐらい脳が疲れました(汗)。プレー後、脳が疲れた理由を考えて出た答えは、、、

 

 予測のし過ぎ!!!!

 

ティショットがブラインドになっているホールが多く、かつボールの着弾点が分かりづらい。このため、ショットを打つ前に、「あこそはどうなっているんだろう」「あの先のレイアウトなどうなっているの」と思いを巡らせてました。パットにしてもグリーンの速さがつかめなかったこともあって、「打ち過ぎたらどうしょう」「ショートしたくない」と、打つ前に余計なことを考え過ぎてました。そして、困ったことに結果の予測をすればするほど、ショットに迷いが生じ、ショットに迷いが生じるほどに結果も芳しくありません。3パットが多かったのも、距離感のイメージが出ないことでファーストパットの距離感が全然ダメでした。調子が良い時は結果はともかく「これだけ打とう」と決め打ちしているのに比べると、今日は決め打ちできたのは数ホールだけでした。

 

 

上がり3ホールになって、予測のし過ぎが良くないことに気づきました。そのおかげというわけではありませんが、上がり3ホールは自分が納得できるプレーが出来、かつ3パットもありません。知らないコースなんだからと開き直ったら(予測をしないと決めたら)、ショット前に迷いが生じなくなり、当然、ショットもパットも安定感が出てきました。それに気づくのに15ホールもかかったのは時間のかかり過ぎですが、今日は本当にいい勉強になりました。

 

ゴルフは「次のショット」を考えてプレーするのが基本ですが、初めてプレーするコースで、次のショットが予測できない時に関しては、予測しないで打った方が上手く行く確率が上がるような気がします。誤解の無いように言うと、ティショットに関しては徹底的にIP。パー4もパー5もIPがピンだと思い、パー3のティショットを打つことに徹する。セカンドショットに関しては、セカンド地点にたどり着いてからベストルートを考えるというのが、「予測しないで打つ」という意味です。

 

迷わないで打ったからと言ってナイスショットが出るとは限らないですが、迷って打つよりも、迷わないで打った方がミスショットが出る確率が確実に下がる。初めてのコースほど、いかに迷いを断ち切るか、いかに予測をしないで打つか(今のショットに集中する)が大事だと思います~。

 

(▼▼)b


トッププロもマジで練習に使っているフレループ

フレループよろしくお願いします。↓クリック


2018年05月13日超私的な考察 スイングが良くなる素振りとは、どんな素振りなのか!?

5月14日 21時から生配信します よろしくおねがいします


今週も気がつけば日曜日。火曜日と水曜日は日本プロ選手権に出向き、木曜日は原稿を2本執筆。金曜日は神田のスタジオでYouTube撮影からの赤羽薄暮。そして、土曜日はアナライズセミナー2連チャンからの、横浜にて車検が上がったBMWミニのタイヤ交換。慌ただしいというほどではありませんが、のんびりとはほど遠い一週間を過ごしております。

 

そんな中、今、欠かさずやっているのがフレループの素振り。片山晋呉プロ、石川遼プロがボールを打つよりも素振りする回数が多いのを目の当たりにしたら、もう素振りせずにはいられません。毎日、神田のスタジオでフレループを使った素振りを5~20分ぐらい続けています。

もちろんただ素振りするだけではもったいないので、どんな風に素振りしているのかをiPhoneで自撮りしてます。素振りでチェックしているのはクラブの軌道と手の軌道。

 

プレーンがどうなっているのか、
インパクトゾーンで手元の位置がどこにあるのか、
構えた位置にヘッド(先端)がちゃんと戻っているのか。

 

などを、かなり細かくチェックしてます。素振りはボールを打たないので気楽という人が少なからずいますが、構えた位置にヘッド(先端)が戻らない素振りは、練習効果が非常に低いです。構えた位置にヘッド(先端)が戻るように素振りしていてこそ、素振りと本番(実際にボールを打つ)に差がなくなり、素振りの練習効果が高まります。

 

そして、素振りで今こだわっているのが背骨に対してのスイング軌道。最近は水平に近い素振りを入念に行なっていますが、この時、背骨に対してシャフトが垂直状態をキープするようにクラブを振っています。水平素振りの場合、背骨は地面に垂直ですので、スイング軌道は地面と平行(地面と水平)を心がけ、通常のスイングの時は、前傾した背骨に対してシャフトが垂直に近い状態になるように心がけてます。

 

 テークバックでもシャフトは前傾した背骨に対して垂直
 フォローでもシャフトは前傾した背骨に対して垂直

 

背骨に対してシャフトが垂直な状態を心がけると、テークバックとフォローが左右対称になりますし、クラブの軌道もインサイド・インになります。逆に言うと、インサイド・アウトに振ってしまったり、アウトサイド・インに振ってしまうと、背骨に対してシャフトを垂直な状態を保つことができません。地面の上のボールを打つ時は、完全には背骨と垂直状態になるわけではありませんが、垂直に近い状態をキープしようとすると、円運動を意識しなくても、クラブを丸く振ることができますし、オンプレーンな軌道でスイングできるようにもなるのです。

 

素振りは芝居(舞台)に例えるならばリハーサルのようなもの。完璧なリハーサルをしたからと言って完璧な本番を迎えることができるとは限りませんが、雑なやり方のリハーサルから、完璧な本番を迎えることはまずできません。それと、リハーサル(素振り)で大事なことは、本番をどれだけイメージできるかにかかっています。

 

昨日のオンプレーンセミナーではフレループを使って水平素振り、水平打ちを実演しましたが、フレループで水平素振りをすると、左腕(シャフト)を回旋させるタイミングを道具が教えてくれます。ダウンスイングで振り遅れる癖、ダウン後半でヘッドが垂れ下がる癖(アンダー星人)になるのも矯正しやすいことが体感できます。

 

 

 スイングは道具(練習器具)によっていともたやすく変るのです~。

 

 

最後になりましたが、ゴルフカメラマン内田眞樹さんが不慮の事故で急逝されました。内田さんには何度も写真を撮っていただき、私がやっていたラジオにも出演いただきました。今シーズンもパナソニックオープンの練習場でカメラ談義をしたばかりです。あまりにも急な出来事で言葉が出てきません、、、、心よりご冥福をお祈り致します。

 

(▼▼)b