マーク金井blog

2018年06月05日超私的な提案 クラブを減らしてプレーすると上手くなるって本当なのか?

先週の国内男子ツアー「日本ツアー選手権 森ビル杯」はプロ18年目の市原弘大選手が、最終日にスコアを伸して逆転優勝。最終日、最終ホールはセカンドをグリーンオーバーしながらも、奥からのアプローチがチップイン。このバーディーが決め手となり、1打差でツアー初優勝を遂げました。

テレビでチップインのシーンを観てましたが、打ってグリーンに着弾した直後、入りそうな感じでボールが転がり、その予感通りにボールはカップにスルッと吸い込まれました。対して、2位に終わった時松隆光選手のパーパットは打った瞬間、外れそうな感じでボールが転がり、その予感通りにボールはカップの縁(ふち)をすり抜けました。恐らく、この2つの予感については、多くのギャラリー、多くのテレビ視聴者も感じたのではないでしょうか、、、、

 

市原プロとは少しご縁があります。30年前、生まれて初めて会員権を購入したのが千葉国際CC。当時、よく一緒にプレーしたのが市原邦夫さん。市原さんには息子さんがおられ、その息子さんこそが市原弘大プロだったのです。そんなご縁もあって、昨年の夏は世界最小プロトーナメントMMT9に市原プロも出場。30年の時を経て、市原プロと一緒にプレーしました。市原プロは初出場にもかかわらず1アンダーで見事に優勝。プロはクラブの本数が4本以内です。こんな少ない本数で試合した経験がないにも関わらず、初めてのプレーするコースにも関わらず、事もけなげにアンダーパーです。今でもはっきり覚えてますが、グリーン周りのアプローチの距離感は絶妙でした。

 

 

MMT9ではクラブの本数制限があり、前述したようにプロは4本以内、アマチュアは7本以内です。加えて、担ぎセルフで目土袋の携行が義務付けられてます。ゴルフは仰々しくなくてもプレーできること、そしてクラブを減らした方がゴルフが上手くなる、楽しくなると考えているからです。

 

 

では、本当にクラブを減らしてプレーたらゴルフは上手くなるのか?

 

 

今月発売のチョイス227号でも「クラブの本数を減らす」ことが特集されてますが、クラブを減らすことはメリットがたくさんあります。特に100を切れない人、90を切れない人に関して言えば、メリットだらけと言っても過言ではありません。明日からと言わず、今日からでもキャディバッグの中のクラブの本数を減らすことをお勧めしたいです。チョイスでも提唱してますがクラブの本数は7本前後がgoodです。

 

 

 では、どんなクラブを抜けばいいのか?

 

例えば、バンカーショットが苦手ならばサンドウエッジ(SW)を抜きましょう。SWが無ければ必然的にバンカーを避けたプレーになりますし、ボールを上げなくてはいけない場所に打たなくなります。転がしで寄せられる所を狙うようになってくるので、これだけでもスコアの浪費を減らせます。ドライバーが大の苦手ならばドライバーを抜くのも大いにアリです。

 

他では3Wやロングアイアン、ミドルアイアンも必要ないです。これらのクラブは飛距離が出る半面、ナイスショットとミスショットの差が激しいからです。ナイスショットとミスショットの差が激しいクラブを使わなくなれば、それだけでもスコアの浪費を防げるのです。

ちなみにマーク金井が薄暮でプレーしている時は、、、

・ドライバー
・UT(20度前後)
・7番アイアン
・9番アイアン
・PW
・SW(ロフト54度)

 

SWを入れてますが、これは主にアプローチで使っているクラブ。バンカーショットではLW(ロフト58度)を使っているので、7本プレーの時は極力バンカーを避けてプレーしています。

 

クラブの本数を減らすと、1本のクラブでかなりの距離を打ち分けることになります。例えば、マーク金井の場合、7番で打つ距離は、、、、

 

100~160ヤード!!!!

 

1本のクラブで60ヤードというと「すごいことをやっている」と思うかも知れませんが、そんなことはありません。例えば、アプローチでもっとも多用している54度(SW)だと、

5~85ヤード!!!!

 

1本のクラブで80ヤードの距離を打ち分けてます。SWに比べれば7番アイアンの距離の打ち分けは大したことはありません(笑)。

ゴルフは距離と方向をコントールすることに醍醐味があり、距離と方向を上手くコントロールできるほどスコアも良くなるのです。クラブの本数を減らしてプレーすると、このゴルフの本質を嫌って言うほど味わえるのです。

クラブの本数を減らすともうひとつメリットがあります。

 

小さなキャディバッグで事足りるので移動が楽になります。電車移動も楽ですし、プレーする時は担ぎセルフでサクッと回れます。ゴルフ場にもメリットがあり、クラブの本数が減るほどに「プレー時間が短縮」されるのです。

 

これから夏本番。まずは早朝や薄暮プレーでクラブの本数を減らしてプレーしてみることをお勧めしたいです。そして、ゴルフ場にもお願いがあります。クラブの本数を減らして来場されるお客さまにはプレー代金の割引、もしくはドリンクや食事のサービスを提供していだけると嬉しいです。

 

ここのところ、グリーン周りになるとアプローチ専用のバッグを使ってプレーしているアマチュアが増えてきてますが、7本プレーならばそんな2度手間は必要ありません。7本以内ならばすべて担いでプレーできちゃいます。フラットなコースならば乗用カートも必要ないので、省エネにも貢献できます~。

 

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2018年06月03日超私的な提案 どうすれば素振りと実際のスイングを近づけることができるのか?

あっという間に6月に入りました。プロ野球は交流戦に突入し、阪神タイガースは例年通り交流戦では負けが続いています。昨日(6月2日時点)で、交流戦は1勝4敗とかなり負け越してます。

そんな阪神が苦戦している中、マーク金井は先週は広島県、今週は山口県でセミナーを開催。飛行機が大の苦手なのでどちらも新幹線。広島までは片道4時間、山口までは片道4時間30分かけて移動しました。飛行機に比べるとかなり時間はかかりますが、飛行機に比べると新幹線は座席も広く、なによりも気圧や天気で揺れたりしません。乗ってしまえば、本を読んだり、ぐっする眠れるメリットがあります。

 

山口では、ゴルフシミュレーションスタジオ「ゴルチョル」さんでフレループセミナーを2回実施。セミナーのお約束であるひざ立ち打ち、水平打ちをやっていただきました。セミナー前はほとんどの受講者が手前を大ダフりしてましたが、フレループでスイングのタネと仕掛けを理解したら、短時間でひざ立ち打ち、水平打ちとも上手くこなせるようになっています。ゴルフは練習も大事ですが、それよりももっと大事なのはクラブを正しく操作するコツを理解することです。

 

 

セミナー受講者の多くは、受講前にYouTubeアナライズセミナーを観ています。にも関わらず、「スマホで観るのと、実際に体験するのとでは大違い」とおっしゃって下さいます。音楽ライブや落語もそうですが、ゴルフセミナーにおいても映像とライブは全然違います。

 

そして全然違うと言えば、ゴルフの場合は素振りと本番(実際に打つ)。素振りではいい感じで振っているのに、いざボールを打つとなると別人のようなスイングをするアマチュアゴルファーが非常に多いです。素振りよりも実際のスイングの方がちゃんとして見える人はまずいません。素振りだと100点満点中80点なのに、実際のスイングだと50点以下になってしまう人がほとんでしょう。

 

 では、どうすれば素振りと実際のスイングを近づけることができるのか?

 

素振りはクラブを振ることに集中できるのに対して、実際のスイングではクラブを振ることよりもボールを打つことに意識が向かいます。これが素振りと本番が同じスイングにならない最大の理由です。

 

 

もうひとつの理由は、素振りの時は構えた位置にヘッドが戻っていないこと。素振りでは構えた位置にヘッドが戻っていなくてもなにかのペナルティはありません。対して、本番(実際のスイング)だと、構えた位置にヘッドが戻らなければ空振りやチョロになります。ゴルファーはそれが無意識に分るから、構えた位置にヘッドを強引に戻そうとするのです。その結果、素振りと本番とでは、別人のようなスイングになってしまうのです。

 

 

本当に素振りのようなスイングでボールを打ちたいならば、素振りのクオリティを上げることが必要不可欠です。素振りでもボールを打つ時と同じように、構えた位置にヘッドを戻したくなるような練習をお勧めします。一番簡単なのは、、、、

 

 練習場ならば、ティに対してアドレスし、ティを打つようにすればいいのです。

 

マーク金井フレループを使って素振りをしょっちゅうしてますが、この時も仕上げの時は、ティに対してアドレスし、ティを打つ練習をしています。ティをボールだと思ってスイングすることで、素振りの練習効果は一気に高まります。説明するまでもありませんが、ティの大きさはボールよりも小さい。ボールよりも小さいティを正確にヒットすることができれば、ボールを打つほうが簡単に思えてくるメリットもあるのです。

 ゴルフには「素振りシングル」なんていう言葉がありますが、構えた位置にヘッドがちゃんと戻す素振りをしていれば、実際にボールを打つ時に、ガラッとスイングが変るなんてことはなくなります。

 

今まで、打ち放題の練習場で1時間に150球打っているのであれば、ティを打つ素振りを9回やってから1球ボールを打つ。これを15セットやってみて下さい。これだと1時間で135回素振りして、15球ボールを打つことになります。超私的なことを言わせてもらえば、150球打つよりも、135回の素振りと15球打った方が、練習の質が高くなりますし、コースと同じく、練習場でも1球の重みを感じながらスイングできます。

 

打ち放題の練習場は時間内ならば何球でも打つことができますが、短時間で球をたくさん打ってしまうと、運動量は増えますが、スイングが雑になってしまうリスクもあります。

 

試していただくと分りますが、ティを打つ素振りはゴルフボールを打つよりも難易度が高いのです~。

 

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2018年05月31日超私的な考察 水平素振りをするとスイングが劇的に良くなる理由とは!?

YOUTUBE アナライズチャンネルに新しい動画が公開されました

20分辺りから凄く本質的な話をします。

皆さんチャンネル登録お願いします


毎週火曜日はゴルフ週刊誌の発売日。今週も週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフが発売されています。マーク金井がゴルフを始めた頃(45年くらい前)は、この2誌に加え、週刊アサヒゴルフというのも発売されていましたが、今は廃刊となっています。中学生の頃はなぜかこのアサヒゴルフを読んでて、アサヒゴルフを通じて「ダウンザ・フェアウェイ」も読みました。定期的に本のたぐいは断捨離してますが、この本だけは本棚にちゃんと残しています。

 

 

週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフとも発売日に入手し、くまなく目を通してますが、今週気になったのがこの記事。

 

 Dr.クォンの反力打法
第49講 腕を振ってもヘッドは走らない?

 

テキサス女子大学教授クォン享受と、吉田洋一郎プロとの掛け合いの連載レッスン記事です。今回のテーマは「手の力の向きとクラブの動く向き」についてで、ゴルフのスイングのタネと仕掛けについて物理的な説明がなされてます。詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、ポイントとなるのが、、、、

 

手の力の向きとクラブの動く向きは必ずも一致しない!!!!!

ピンとくる人はピンとくると思いますが、ピンとこない人はちょっとわかりづらいフレーズです。なので、超私的に翻訳すると、

 

 ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる!!!!

 

これでかなりイメージできたと思いますが、もっと超私的に超翻訳すると、

 ダウンスイングでは手とクラブが同じ方向に動くとクラブを正しく振れない!!!!

アマチュアゴルファーのスイングを観察すると、これを正しく理解、正しく実戦している人は半分もいません。胸の高さにボールがある水平打ちでボールの下を叩いてしまう人、ひざ立ち打ちでボールのかなり手前をダフってしまう人に関して言えば、95%以上の確率で、「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる!!!!」ということを理解してません。このゴルフのタネと仕掛けを理解していないから、自分のイメージ通りにクラブが振れないのです。

 

 クオン教授は、手の力の方向(ハンドフォース)を計測できる装置を持っているそうで、それで、スイング中、手の力の方向を計測しているそうです。

 

ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる。

 

これはできてしまうと「確かにそうだ」と思えるのですが、できていない人には「そんなことをしたらボールに当たらないんじゃないか」という感覚に襲われ、なかなか実践することができない動作です。ちなみに、ゴルフスイングの中でもパターだけでは異質な動きとなり、パターに関しては、「スイング中、手の運動方向とクラブの運動方向は同じ」正しい動作となります。なので、パターに関しては、大筋において打ち方をとんでもなく間違う人は少ないのです(入る、入らないは別です)。

 

では、どんな練習をすれば「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる」という感覚を養えるのか?

 

 一番のお勧めは水平素振り!!!!!

胸の高さにヘッドを持ち上げ、クラブを地面と水平(背骨と垂直)にスイングして下さい。最初は、トップとフィニッシュの間を何度も往復する連続素振りがいいです。速く振る必要はありません。ゆっくりでいいから動きを止めないで連続で水平素振りして下さい。
クラブでもいいですが、フレループで行なうとより効果が高まります。

パターのように両腕を突っ張ったままの連続素振りではなく、テークバックでは右ひじをたたみシャフト時計回りに回転。フレループだと90度ぐらいシャフトを寝かせます。トップの位置では、グリップエンドは自分と反対方向になっているのを確認して下さい。

 

トップからインパクトにかけては、シャフトを反時計回りに回転させながら(フレループだとシャフトを起こしながら)インパクトを迎えます。インパクトではグリップエンドが自分を向いているようします。

 

水平素振りでのポイントはシャフトの回転(左腕の回旋)に加え、グリップエンドの向きです。アドレスではグリップエンドは自分を向き、トップではグリップエンドは自分の反対側を向く。そしてインパクトでは再びグリップエンドは自分の方向を向く。

 

 

スイング中に、グリップエンドの向きを変えるということは、、、、、

 

 スイング中(特にダウンスイング)では、手の力を使う方向と、クラブが動く方向が違っていてこそ成せる動作なんです。

 

プロゴルファーの人で、「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる」をレッスンする人が少ないですが、これはゴルフスイングをちゃんとできている人には無意識な動作だからだと思います。ちなみに、今流行っている「シャフトを寝かせる」という動作に置いても、シャフトを寝かせた後、「ダウンスイングでは手の運動方向とクラブの運動方向は異なる」ということを理解していないと、オンプレーンにスイングすることは到底できません。

 

ゴルフは物理です。

 

ゴルフは手打ちが良くないと言われてますが、手の運動を方向が間違っている人に関しては、手の運動方向を正しく理解し、正しく実践することが求められるのです。ここをちゃんと理解して練習しないと、ボールを打てば打つほど、悪い癖が付くのを避けれません。加えて、ここ一番でボールが曲がりやすいスイングになってしまいやすくなるのです~。

 

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2018年05月29日超私的な考察 ダウンスイングではどれぐらいシャフトを寝かせればいいのか!?

アナライズからお詫びとお知らせ

昨日からアナライズのショッピングカートのサーバーが不調となっておりましたが、先程修復しました。

皆様にはご迷惑をおかけしまして、誠に申し訳ありません

安心、安全な買い物ができるよう修復させていただきました。
ご利用いただけますと幸いです


昨日はYouTube生放送「マーク金井のここだけの話」をオンエア。ピン芸人よろしく、ひとりで1時間ぶっ通しで喋り、喋るだけでは飽き足らず実際にスイングしたりしました。ネタとか台本のたぐいは一切ありません。すべてアドリブです。YouTubeなので視聴者からの質問に対しても、できるだけその場で答えるようにしています。

オンエアは21時から22時。オンエアが終わって片付けが済んだら、恒例の深夜コソ連時間。いつものようにフレループを使って素振りし、素振りをiPhoneでじっくりチェック。ある程度イメージ通りの動作ができたら、次はクラブに持ち替えて、素振りと実打を繰り返します。この時も1球打ったら、その直後にiPhoneで動作をチェックします。今のテーマは素振りと実打のギャップをできるだけ近づけることにしています。

 

 素振りをする時、真っ先にやるのがフレループを使っての水平素振り。

水平素振りにはゴルフスイングに必要不可欠なエッセンスが詰まっていますし、何よりもプレーンを確認しやすいメリットがあります。

 

水平素振りは、誰がやっても「地面と水平に振る」ことを意識すれば、

 

・フラットでもアップライトでもない、オンプレーンにヘッドが動きます。
・アウトサイドインでもインサイドアウトでもない、オンプレーンにヘッドが動きます。

 

先週土曜日、広島でのセミナーでも説明しましたが、水平素振りがちゃんとできていれば、クラブがトップの位置がアップライトに上がったり、フラットに下がることはありません。水平素振りだと、シャフトはほぼ地面(背骨)に対して、垂直状態をキープしたまま動くからです。言い換えると、水平素振りでは、シャフトの角度を変えないという感覚を養うこともできるのです。最近、「ダウンでシャフトを寝かせる」というのがキーワードとして注目を浴びてますが、どれぐらいシャフトを寝かせるのが好ましいのかについて言及されてない場合が多いです。

 

超私的なことを言わせていただくと、シャフトが寝るというのは、水平素振りだと、

 

 背骨に対して水平まで、加えて、手元とヘッドは同じ高さ!!!!!

これが好ましい「シャフトが寝た状態」です。言葉を換えると、アドレスしたシャフトの角度とスイング中のシャフトが同じ角度になっているのが、好ましい「シャフトが寝た」状態です。

 

では、通常のスイングでも感覚的には前傾した背骨に対して、垂直な状態が好ましい「シャフトが寝た状態」、もしくはアドレス時に出来たシャフトと同じ角度が好ましい「シャフトが寝た状態」です。そして、付け加えるならば、通常のスイング(前傾した状態)では、クラブの軌道は斜めなので、手元よりもヘッドが少し高い状態になっているのが好ましい「シャフトが寝た状態」なります。

 

 シャフトが立っているのが悪くて、シャフトが寝ているのが良い。

 

これを鵜呑みにしてシャフトを寝かせ過ぎてしまうと、クラブはプレーンから外れ、クラブを本来の軌道に戻しづらくなります。欧米のツアープロのスイングを見ても、シャフトを寝かせている選手のダウンスイングでは、シャフトプレーンに沿った角度を保っています。シャフトプレーンよりもシャフトを寝かせていたり、手元よりもヘッドが下がった状態になっている選手はいません。

例えば、アドレスの前傾角度が45度で、アドレス時のシャフトの角度が45度だとすれば、ダウンスイングでのシャフトの角度は45度。45度こそが好ましい「シャフトが寝た状態」になります。また、この45度の角度が保たれていると、手元よりはヘッドが高い位置をキープしています。

 

ゴルフは物理です。

 

 

水平素振りと実際のスイングは同じではありませんが、水平素振りシャフトの角度を意識しやすい練習です。加えて、フレループで水平振りをすると、テークバックではシャフトを時計回りに回転させ(シャフトを寝かせ)、ダウンスイングではシャフトを反時計回りに回転させる(寝たシャフトを起こす)感覚を養うことができます。超私的なことを言わせてもらうと、シャフトをタイミング良く回転させることができると、クラブの挙動を上手くコントロールすることができ、飛んで曲がらないショットが打てる確率が上がってきます。

 

 

アマチュアゴルファーは切り返しでシャフトが立ち過ぎていたり、トップでシャフトクロスになっている人が多いから、「シャフトを寝かせる」というアドバイスが多いのだと思います。立っているから寝かせるというのは正しいアドバイスだと思いますが、寝かせるにも限度があることを理解していないと、スイングの仕方があらぬ方向に行ってしまうので注意が必要です~。

 

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20分辺りから凄く本質的な話をします。

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2018年05月27日超私的な提案  スマホで自撮りしながらゴルフ練習の質を高める方法とは!?

来週月曜日 21時から生配信します


金曜日の昼に新幹線に乗り、広島に向かいました。広島までの移動時間は4時間ちょっと。お昼を食べて昼寝をしたら、名古屋。名古屋からアイスをいただいて、再びウトウトしたら岡山。あっという間というほどではありませんが、飛行機に比べると電車は眠りやすい環境なので、4時間ぐらいの移動は苦になりません。

 

金曜日は中古ショップ「レプトン」さんでセミナー。土曜日は広島のゴルフショップ「オキコバランス」のコンペにゲスト出演し、プレー後にトークショーを実施させていただきました。芸南CCでプレーするのは初めてですが、フレループ効果もあって、ショットが安定してくれて74ストロークでホールアウトすることができました。

 

ーーー◯ーーーー△ 36
212122212 15

ー△ーーーーーー△ 38
232121222 17

アウトとインでスコアが2打違いますが、ショットの数はどちらも21。初めてのコースではとにかく「ボールひとつ」で最後までホールアウトできることを心がけてますが、今回は達成できました。ショットの数に関しても9ホールで21ストローク以内を心がけており、これもなんとかクリアできました。

 

スタート前はいつも練習場でボールを打たないので、昨日もボールは打ちません。スタート前にやるのはパッティングと素振り。最近は片山晋呉プロ石川遼プロを見習ってフレループを使って入念に素振りしています。手前味噌ですが、フレループの効果は絶大です。クラブを手にした時も、フレループを振った時の感覚を再現するように心がけると、スイングが良くなるだけでなく、スイングに迷いもなくなり、ショットが劇的に安定してくれます。

 

もちろん、フレループもただ振り回すだけではスイングを良くする効果は薄れます。フレループを効果的に使うには、いくつかの約束事があります。練習方法についてはFACEBOOKでも紹介してますが、一番大事なのはスマホで自撮りをして自分がどんな振っているのかを確認することです。イメージ通りスイングできていればいいのですが、イメージ通りに触れていない時は、どこがズレているのかを自撮りしてチェックすることが大事です。

 

そして、フレループを振っている時も、クラブを振っている時も、素振りの時もスマホで自撮りすることが大事です。スマホで素振りを自撮りしてください。練習場とかでアマチュアゴルファーを観察すると、ボールを打っている時は自撮りしてますが、素振りを自撮りしている人はほとんどいません。これがなんとももったいないです。

 

 

素振りの自撮りにはどんなメリットがあるのか?

 

 

素振りでまずチェックしてほしいのは、クラブの軌道や身体の使い方ではなく、ヘッドの軌道です。構えた位置にヘッドが戻る素振りをしているのか? それとも構えた位置にヘッドが戻らない素振りをしているのか? これを入念にチェックしてください。

 

 

説明するまでもありませんが、構えた位置にヘッドが戻らない素振りをしても、それは本番には役に立ちません。構えた位置にヘッドが戻らない素振りをいくら繰り返しても、それは本番では再現できないからです。そんな素振りを本番で再現したら空振りやチョロが出ます。

 

素振りはボールを打つよりも簡単と思っている人が少なからずいますが、構えた位置にヘッドを戻すことにこだわって素振りをしたら、素振りの難易度は上がりますし、何よりも実際のスイングと素振りの間にギャップが生まれません。構えた位置にヘッドが戻る素振りがちゃんとできていれば、実際のスイングでは素振りを再現するだけでちゃんとボールを打てるようになるのです。

 

 

ちなみに、素振りでヘッドがちゃんと戻っているかどうかはスマホで自撮りしなくてもチェックする方法があります。練習場でしたら、ボールではなくティを打てばいいんです。ティの後ろにヘッドをセットしたら、ティをボールに見立てて素振りしてください。フェースの中央でティをちゃんと打てる素振りができていれば、それは構えた位置にヘッドがちゃんと戻っていることを証明します。

 

 

たかが素振り、されど素振り。

 

素振りは身体の動きやクラブの挙動を変えやすいですが、動きを変えている時もヘッドは構えた位置に戻っていなければ、元も子もありません。構えた位置にヘッドを戻すという前提をクリアしながら、身体の動きやクラブの挙動を変えることをやっていけば、ボールを打たなくても、スイングの完成度を確実に上げていけるのです〜。



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YOUTUBEアナライズチャンネル 新しい動画を配信開始

マーク金井が、アナライズの有料会員であるプライム会員様限定で行っているマーク塾という、セミナーの動画です。かなりゴルフから脱線しますが、お暇なら