マーク金井blog

2013年07月26日ゴルフ場で結果オーライが出やすい人と、結果オーライが出づらい人はここが違う!!

昨日(7月25日)のブログで、ナイスショットの概念について書きました。マーク金井とアマチュアゴルファーが思っているナイスショットには大きな隔たりがあります。具体的に違いを挙げると、
アマチュアが考えるナイスショット(ハンデ20~30)は

・きっちり芯で捕えること
・いい当たりで距離がちゃんと出ること
・綺麗な弾道で真っ直ぐ飛ぶこと
・ボールが綺麗に空中に上がってくれること

要するに練習場で打った「いい打球」がコースで打てた時、アマチュアの多くはナイスショットが打てたとジャッジしています。

対して、マーク金井が考えるナイスショットは

・フェアウェイにボールを運べること
・平坦なライにボールを運ぶこと
・前後の距離感が合っていること
・飛ばなくてもいいから真っ直ぐ前に進むこと
・結果オーライで絶好の場所にボールを運べること

要するに「好スコアに直結するショット」がナイスショットです。これを昨日アップした時、FBつながりでハーフコース振興協会会員のアンデスチチカカさんは、

「いい打球≠ナイスショット」

とコメントを下さいました。まったくもってその通り。いい打球を打ってもグリーンオーバーしたり、ドッグレッグホールを突き抜けたり、ラフや傾斜地にボールが止まってしまえば、それは残念ながらミスショットと判断すべきなのです。ゴルフはいかに次のショットを打ちやすくするかが大事で、それが連続うればスコアは崩れません。対して、いくらいい打球を打っても、次のショットが打ちづらい場合、好スコアは望めません。だから「いい打球≠ナイスショット」なのです。ナイスショットの概念をミスリードしているゴルファーは、「練習場シングル」になったり、練習してもいいスコアが出ないという負のスパイラルから抜け出しづらくなります。
そしてゴルフプレーでつきものの「結果オーライ」ですが、これは出やすい人と出にくい人に分かれます。マーク金井の場合、日頃の行いは取り立てて良くありませんが、一般的なアマチュアゴルファーと比較すると、結果オーライが出る回数が非常に多いです。ハーフトップしてグリーンに乗ったり、アプローチがダフったにも関わらずOKに寄ったりします。カート道路に跳ねたボールがフェアウェイに戻る確率も高いです。

その理由は、アドレスとスイングプレーンにあります。結果オーライが出づらいアマチュアの多くは、アドレスとスイングプレーンに大きな問題を抱えています。具体的に言うと、

アドレスで右を向き過ぎている
ダウンスイング後半のヘッド軌道が悪い

アドレスで右を向いていると、真っ直ぐ打つためには左に引っ張り込むような感じで打つことになります。結果、軌道はアウトサイド・イン。タイミングが合えば真っ直ぐ飛んでくれますが、タイミングが悪いと方向性は定まりません。

インパクトが点です。加えて、左に引っ張り込んで球を捕まえると、ボールには強いフックスピンやスライススピンがかかりやすくなります。結果、ファーストバウンドが変な方向になりやすく、結果オーライも出づらくなるのです。例えば、フェアウェイ左サイドにカート道路にバウンドした場合、左の林や左のOB方向にボールが飛びやすくなります。

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この位置でグリップエンドが見えていると結果オーライが増えてくる

次にスイングプレーンに関しては、ダウンスイングの後半でシャフトが寝てしまったり、ヘッドが外から下り過ぎてしまうと、結果オーライが出づらくなります。ヘッドの軌道がプレーンから外れている場合、ダフるとソールが滑りづらくなりますし、インパクトでフェースが急激に被ったり開いたりするからです。残酷なようですがダウンスイング後半の軌道が悪い人は、どんなに日頃の行いが良くても結果オーライは出づらいのです。

対してマーク金井に限らず、結果オーライが出やすい人には共通点があります。

具体的に言うと、

アドレスで目標に対してほぼスクエアに構えている
ダウンスイング後半のヘッド軌道が良い

アドレスで右を向いていない(スクエアに構えている)と、左に引っ張り込むような軌道になりづらいので、トップしたり、ダフってもボールが真っ直ぐ飛ぶ確率が高くなります。そして、トップしたりダフってもサイドスピンもかかりづらいので、ファーストバウンドが真っ直ぐ前に行きやすい。結果、当たりが悪くても狙った方向にボールが飛びやすく、それが結果オーライの数を増やすことにつながるのです。

ダウンスイング後半のヘッド軌道に関しても、プレーンに沿ってヘッドが下りてくるとダフり気味にヘッドが入ってくれるのでソールが滑ってくれます。結果、少々ダフっても距離が落ちません。アプローチにおいてはダフって打つとキャリーが少しショートしますが、バックスピンが減るのでランが増える。結果、ミスショットしたのにアプローチの距離感がピッタリ合って、結果オーライが出やすくなるのです。日頃の行いが悪くてもプレーンに沿ってヘッドを下ろせている人は、日頃の行いが良くてもプレーンに沿ってヘッドを下ろせてない人よりも、確実に結果オーライの数が増えてくるのです。

結果オーライというと「運」の要素がほとんどだと思って入る人が少なくありませんが、実際は「運」よりも「技術」の要素が大きいのです。ここをミスリードしていると、いつまでたっても結果オーライの数は増えないし、コースに出た時、スコアに直結するナイスショットの数も増えてこないでしょう。

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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

竪琴に興味ある方はこの写真↑をクリック


2013年07月25日ナイスショットの概念について真面目に考えてみる!?

一昨日は六甲国際パブリック、昨日はサンテレビのゴルフ番組「熱血!! ゴルフ塾」の番組収録でジャパンビレッジをラウンドしてきました。どちらも天気にめぐまれ、カンカン照りの中でのプレー。1ホール歩いただけで汗びっしょりになりました(笑)

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両日ともアマチュアゴルファーとプレーしたのですが、強く印象に残ったのがナイスショットの概念。マーク金井がナイスショットと思ったショットと、アマチュアゴルファーが思ったナイスショットとがまったく違いました。具体的に違いを挙げると

アマチュアのナイスショット(ハンデ20~30)

・きっちり芯で捕えること
・いい当たりで距離がちゃんと出ること
・綺麗な弾道で真っ直ぐ飛ぶこと
・ボールが綺麗に空中に上がってくれること

マーク金井のナイスショット

・フェアウェイにボールを運べること
・平坦なライにボールを運ぶこと
・前後の距離感が合っていること
・飛ばなくてもいいから真っ直ぐ前に進むこと
・結果オーライでいい場所にボールを運べること

両者のコメントを「ははあ、なるほど~」と違いを具体的に挙げられる人は、ゴルフというゲームをかなり理解していますし、スコアメイクにも長けています。対して、何が違うのか今ひとつピンとこない人はスコアメイクに苦労しがちです。練習場シングルになってしまう恐れもあります。

では、アマチュアのナイスショットとマーク金井のナイスショットはどこがどうちがうのか?

結論から先に言いましょう。アマチュアのナイスショットというのは練習場で打ったナイスショットなんです。練習場で芯を喰った当たりでボールが気持ち良く飛ぶと「ナイスショット」だとジャッジしますよね。それと同様、コースに出た時も練習場で打ったナイスショットと同じショットが打てると「内ショット」したと思っています。そして、ナイスショットしてボールがラフまで飛んでもあまり気になりませんし、ドライバーが飛んで傾斜地に止まっても気分を害しません。ショートホールで飛びすぎてグリーンオーバーしたり、バックスピンでグリーンエッジまで戻っても気分良くしています。言い換えると、アマチュアの多くは、手応えが良くて飛距離がちゃんと出て、真っ直ぐ飛んだら、そのショットに合格点を付けるのです。このため、飛びすぎてOBを打ってた時でも「飛び過ぎた」と入って満悦している人もいたりします。

対して、マーク金井が言うナイスショットというのは、良いスコアが出るショットが打てた時、やさしいショットが打てる場所にボールを運べた時、それがナイスショットと評価し、合格点を付けています。例えば、ハーフトップしてグリーンに乗ったとしましょう。こういう場合、アマチュアの人ほど「今のは当たりが薄い」とか言ってボヤいています。中には「オンしたことが申し訳ない」なんて自分を卑下する人もいますが、マーク金井にはこんな思考はまったくありません。ナイスショットして奥のバンカーに打ち込むのに比べたら、ハーフトップしてグリーンに乗ったことの方が、はるかにナイスショットだと心底思っています。わざわざ心底と書いたのにも理由があって、結果に対して100%喜び、そして次のショットにつなげていきます。マーク金井はプロセスではなく結果に対して、ショットの良否をジャッジし、それを基準にしてプレーしているのです。そして、マーク金井は普通のアマチュアとは比べものにならないくらい結果オーライが多いのです。

では、なぜマーク金井は結果オーライが多いのか?

結果オーライを打つと「日頃の行いが良いから」なんて言う人がいますが、マーク金井は決して日頃の行いが良いわけではありません。ゴルフ場に落ちているゴミはちゃんと拾いますが、それ以外は普通の人と同じか、普通の人以下でしょう。だけど、ゴルフ場に出ると普通のアマチュアゴルファーの2倍以上、結果オーライが出ます。

おーっと、原稿締切りの催促の電話が入りました。この続きは明日じっくり書きましょう~。

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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。


2013年07月24日今年の全英OP、6位の松山英樹はなぜ最新ドライバーを使わないのか!?

東北福祉大学の現役学生でありながら、今年プロ入りするやすでに賞金獲得額も1億円を超えました。世界ランクも大幅にジャンプアップし、前週44位だったのが34位までジャンプアップしました。世界ランク50位以内だとマスターズに出られることを考えると、もはや名実ともに世界的なプレーヤーと言えるでしょう。米ツアーであと8万ドルほど稼げば、賞金ランクが125位以内となって、来年のシード権を獲得できます。

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GDOより転載 撮影はJJ田辺 フォトギャラリーは←をクリック

松山英樹プロはアマの頃もプロになってからも使用クラブに大きな変更はありません。ドライバーとFW、そしてアイアンはスリクソン。スリクソンと契約したから使っているのではなく、スリクソンを使っていたからスリクソンと契約したのでしょう。契約外で使っているのは唯一、ユーティリティ。ユーティリティだけは何故かブリヂストンのツアーステージX-UT(19度)を使っています。具体的なモデル名を挙げると、

ドライバー
スリクソンZR-30

3W
スリクソンZ525

UT
BS ツアーステージX-UT(19度)

3~9、PW
スリクソン Z925

AW、LW
クリーブランドCG17(52度、59度)

パター
タイトリスト S・キャメロンプロトタイプ
(ピン型)

このセッティングを見て「おやっ」と思った人もいるでしょう。そうです、ドライバー以外は最新モデルなのに、なぜかドライバーはかなり古いモデルを使っています。マーク金井GDOの試打インプレッションでZR-30を試打したのは、なんと2008年10月21日。今から5年ぐらい前に登場したドライバーを松山プロはわざわざ使っているのである。ちなみにこのZR-30はハードヒッターに人気のあるモデルで、日本を代表するロングヒッターの諸藤勝次プロもこのZR-30を長く使っています。

では、なぜ松山プロは最新モデルではなくてわざわざ5年前のドライバーを使っているのか?

いくつか理由が考えられますが、ヘッドの重心特性を考えるとZR-30は松山プロと非常に相性が良いのが窺えます。ヘッドスペックをざっと紹介すると‥‥

体積      420.3CC
慣性モーメント 3957gcm2
ライ角     58度
重心距離    37.4mm
重心高     31.1mm
重心高2    23.5mm
重心角     20.1度

ゴルフクラシック重心ハンドブック2013年度版から引用)

ヘッド体積のわりには重心距離は短くありませんが、特筆すべきことは重心高が低いこと(重心高2の数値が大きいこと)。これによりオートマチックに低スピン弾道が打ちやすい。ヘッドスピードが速くない人にはボールが上がりづらい反面、ヘッドスピードが50m/s以上の人には吹き上がりを抑えてくれるので安心感があります。そして、重心距離に対して重心深度が非常に浅い。これまたスピンを減らせるスペックです。そして、重心角(重心アングル)が小さいので、叩きにいった時に引っかかりづらい。アマチュアには捕まりづらく上がりづらいドライバーですが、ヘッドスピードが速いプロには非常に使い勝手が良いのです。松山プロはドライバーの打点が先っぽよりになってますが、

ZR-30は重心位置がほぼセンター。先っぽで捕えてもチーピンが出づらいことも気に入っているのでしょう。ちなみにマーク金井がこのドライバーを打ったら、キャリーが著しく出ませんでした。キャリー210ヤード、ラン50ヤードって感じのドライバーだったことを今でも記憶しています。

ちなみに最新モデルの中ではZ925はZR-30と重心位置が似ていますが、重心の低さはZR-30に軍配が上がります。また、Z925はヘッド体積が380CCと非常にコンパクトで、重心距離も35.4ミリと短い。それでいて重心深度は34.7ミリと深めです。このためZR-30に比べると、Z925はスピンが掛かりやすい(吹け上がりやすい)重心特性。恐らく、松山プロもスピン量が自分にマッチしなかったことが、使用に至らなかったのかと思われます。

クラブは年々進化していますが、市販ドライバーの多くはヘッドスピードが並外れて速い人向けには設計されていません。理由は単純、そんなユーザー(アマチュアゴルファー)は非常に少ないからです。このため、ヘッドスピードが50m/s以上が出せるプロは、最新ドライバーが必ずしも「最も飛ぶドライバ-」にならない可能性があるのです。

誰が打っても飛ぶドライバーはありません。ヘッドスピードによって飛ぶドライバーは明確に異なります。これは昔も今も変らない事実ですが、何故か市販ドライバーの売れ行きを見ていると、プロが飛ばせるドライバーは売れますが、アマチュアが飛ばせるドライバーは今ひとつ売れ行きが伸びません。

その理由については明日じっくり説明しましょう~。
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PS.FWとユーティリティはシャフト重量がすごく大事です。軽いシャフトが装着されていると手打ちになったり、スイング軌道が不安定になります。ヘッドスピードによっても適正重量は変りますが、手打ちになりやすい人や、チョロ、トップが出やすい人は、シャフトを少し重くするだけでミート率が格段にアップします。アナライズではFW用に65g、ユーティリティ用に70gのシャフトをラインアップしてます。ぜひ試してみて下さい~。


2013年07月23日全英王者、P・ミケルソンに学ぶクラブセッティングの極意!!

メジャー第三戦、「全英オープン」はレフティのP・ミケルソンが混戦をスルスルッとすり抜けて勝利を収めました。最終日、2オーバーの9位タイから出たミケルソンはが6バーディ、1ボギーの「66」で回り、通算3アンダーとして逆転優勝。これが初の全英制覇でメジャー通算5勝目。単独首位で迎えた最終日にスコアを崩して2位に終わった先月の「全米オープン」でのリベンジを見事に果たしました。

18番のバーディでキャディのボーンがウルウルしてたのを見た、ミケルソンもウルウルしてましたね 写真はGDOより転載 撮影はJJ田辺さん

18番のバーディでキャディのボーンがウルウルしてたのを見た、ミケルソンもウルウルしてましたね 写真はGDOより転載 撮影はJJ田辺さん。GDOのフォトギャラリーやってます←こちらをクリック

さて、このミケルソン。右利きでレフティというユニークなプレーヤーですが、クラブセッティングもかなりユニークです。2006年、二度目のマスターズを制した時は、ドライバーを2本入れてました。今年の全米オープン、そして優勝した全英ではドライバーが1本も入ってません。ドライバー無しでメジャーに挑み、全米では2位、全英では優勝。メジャーを勝つにはティショットは「飛距離よりも方向性が大事」と言われてますが、それを証明するかのようなセッティングをしていたのです。

ちなみに6位に入った松山プロもティショットを見ていると、ドライバーをほとんど使っていません。ミュアフィールドはバンカーが多いこと、そして地面が半端なく硬いこともあって、ロングアイアンもしくはFWでティショットを打ってました。タイガーだってドライバーはほとんど使ってません。唯一例外だったのはマキロイ。予選落ちがほぼ確定した2日目のインではドライバーを使ってティショットを打ってました。

全英覇者のミケルソンですが、使用クラブはこんな感じです。

FAIRWAY WOOD
Callaway X Hot 3Deep (13 degree) with a Fubuki K 70x shaft

HYBRID
Ping Anser (17 degree) with a Mitsubishi Kuro Kage Hybrid shaft

IRONS
Callaway X Forged (4-6) with KBS Tour shafts; (7-PW) with KBS Tour V2 shafts

WEDGES
Callaway X Series JAWS (52, 56 degree) and Mack Daddy 2 (60, 64 degree) with KBS Tour V2 shafts

PUTTER: Odyssey Versa #9 Putter

BALL: Callaway HEX Chrome+

(GOLF WEEKより引用)

キャロウェイの契約ですからキャロウェイが多いのが当たり前ですが、意外だったのがハイブリッド。ピンのアンサー17度をバッグに入れてました。そして、もっと意外だったのが3番アイアンが入っていないこと。キャロウェイのXフォージドの4番のロフトは23度。ハイブリッドが17度なので、番手ロフト差が6度もあります。セッティングとしてはちょっとアンバランスになっていました。恐らくユーティリティで距離を打ち分けていたのでしょう。

ウエッジについては52度、56度、60度、そして64度。ミケルソンと言えばショートゲームの名手、ロブショットの名手です。そんな彼が64度をバッグに入れたということは‥‥よっぽどグリーンがパンパンに硬くて速かったことが伺い知れます。

写真の

写真はWaggleさんのFBページより転載←こちらをクリック!FBページにイイネもお願いします

そして、やっぱり注目すべきはドライバーがバッグに入っていないことでしょう。ドライバー並に飛ぶ3Wを入れているから必要ないとも言えますが、ドライバーと3Wには大きな違いがあります。それは3Wの方が、

クラブが短い
ヘッドが小さい、
ヘッドが小さいから重心距離が短い

ということです。そして付け加えるならば今どきの3Wは低重心、浅重心で低スピン弾道が打てます。ミケルソンは3Wの方がドライバーよりも低スピン弾道が打ちやすいことを知っていた、3Wでもランが稼げるショットが打てるのを知っていたから、あえてドライバーをバッグに入れなかったのでしょう。最終日の17番ではティショット、そしてセカンドを3Wで打って2オンに成功してますが、これはまさにセッティングの勝利でしょう。

そして、このミケルソンのセッティングはアマチュアにも大いに参考になります。ティショットでスコアを崩しているのであれば、ティショットでチョロやOBが多いならば、ドライバーをバッグから抜きましょう。ティショットで使いやすい3w、もしくはティショットで使いやすいユーティをバッグに入れ、それでティショットを打ってみて下さい。3Wもユーティリティもドライバーよりもクラブの長さが短いです。短い方が確実にミート率が良くなってチョロやOBを減らせるからです。
「ドライバーを抜いてラウンドするなんてゴルフした気にならない」なんて野暮やことを同伴者者から言われたら、そんな時は欠かさず、「今日はミケルソンのつもりでラウンドします~」とサラッと言い返しましょう~(笑)
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PS.FWとユーティリティはシャフト重量がすごく大事です。軽いシャフトが装着されていると手打ちになったり、スイング軌道が不安定になります。ヘッドスピードによっても適正重量は変りますが、手打ちになりやすい人や、チョロ、トップが出やすい人は、シャフトを少し重くするだけでミート率が格段にアップします。アナライズではFW用に65g、ユーティリティ用に70gのシャフトをラインアップしてます。ぜひ試してみて下さい~。

アナライズのシャフトに興味ある方は↑写真をClick

もしくはyoyaku@analyze2005.comにメールください


2013年07月22日シャットフェースのトップを作るための2つのポイントとは!?

先週の「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」では、表純子プロが惜しくもプレーオフで敗れましたが、彼女の師匠は岡本綾子プロ。現在、表純子青山加織森田理香子服部真夕若林舞衣子一ノ瀬優希プロらを指導していますが、どの選手も指導を仰ぐや試合で好結果を出しています。 表プロの師匠は1987年米ツアー賞金女王で「世界ゴルフ殿堂入り」を果たした岡本綾子プロ。現役時代は美しいスイングの持ち主でしたが、意外なことにトップでのフェース向きはスクエアではなくシャットでした。 月刊ゴルフダイジェスト9月号にドライバーの連続写真が出てましたが、トップでフェースの向きは、

ほぼ空を向いています。ドライバーのヘッドが木製のパーシモンの頃に、すでに今どきのクラブに対応したシャットフェースのトップを作っていたのです。現役時代にシャットフェースを指摘した解説はそれほど多くありませんでした。多くの解説者はコンパクトなトップについてのみ言及していました。今月発売の月刊ゴルフダイジェストでも、江連忠プロは岡本プロのシャットなフェース使いについてはまったく触れていません。 岡本プロが門下生にシャットフェースを教えているかどうかは分かりませんが、今どきの道具(クラブ)を上手く使うには、シャットフェースにした方が絶対有利なんです。では、どうすれば岡本プロのようなシャットでコンパクトなトップを作れるようになるのか? アマチュアの多くは‥‥

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正面から見た時に、クラブのフェース面が見えるとオープンフェース気味

 

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オープンフェース気味な人は、シャフトクロスになりやすい

こんな感じで、シャットフェースの逆であるオープンフェースのトップを作っている人が圧倒的に多いです。そして、こんか感じで‥‥

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テイクバック前半で、フェースを開いてしまう

IMG_0028 テークバックでフェースを開いて上げています。フェースを開いて上げてしまうために、トップでもフェースが開いたり、シャフトクロスのトップになってしまうのです。 岡本プロのように、シャットなトップを作るためには2つのポイントがあります。ひとつはテークバックでフェースを開かないこと。フェースを閉じながら上げていくことを意識して下さい。テークバックを開始して、シャフトが地面と平行ぐらいのポジションでは、こんな感じで‥‥

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フェースが下を向く感じ

そして2つめのポイントはテークバックの途中でフェースをひっくり返すこと。フェースをひっくり返すと言われてもピンとこない人も多いでしょう。これを説明するレッスンが少ないですが、実は、シャットに上げるためにはフェースのひっくり返しが必要不可欠!!!! フェースを下に向けたままではテークバックは途中で突っかかり、クラブをトップまで上げていけなくなるからです。 テークバック前半はフェースを地面に向けていきますが、テークバック後半ではフェースを空に向けていきます。このフェースの向きを180度変えるのに必要なのがフェースのひっくり返しなんです。 フェースをひっくり返すコツも、手首の使い方にあります。左手首は少し手の平側に曲げ、右手首は甲側に曲げていきます。左手甲が空を向くように手首を回転させられるとフェースの向きは180回転して空を向きます。このフェースをひっくり返す動きがスムーズにできると、シャットフェースなトップ、コンパクトなトップ、そしてレイドオフのトップを作れるようになるのです。

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テイクバック前半で下を向いてたフェースをひっくり返す!イメージ

フェースをひっくり返すという動きは、一度できてしまうと「なんだこんなことかぁ」と理解できますが、テークバックでフェースが開く癖が染みついている人や、ひっくり返しを上手くできない人にとっては「一体どうすればフェースがひっくり返るんや~」という状況から抜け出せません。抜け出すためには、かなりの意識改革が必要です。 イメージとしてはテークバックでバックフェースに乗せたボールを、飛球線方向に飛ばすような感じでフェースを縦に回転させること。シャフトを軸にしてフェースを反時計回りに回転させて下さい。これができてくると、フェースがひっくり返り、トップでフェースが空を向いてくるでしょう~。

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バックフェースに乗せたボールを、飛球線方向に飛ばすような感じ

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ゴルフの竪琴に興味ある方は、↑写真をClick