マーク金井blog

2013年07月30日ヘッドの軌道と打球方向が一致しないドライバーは ここ一番で曲がりやすくなる!!

練習場ではドライバーショットが安定しているのに、コース出ると打球の方向が安定しない。特に、プレッシャーがかかった場面になるとショットが大きくブレてOBを打ったり、林に打ち込んでしまう‥‥

フェアウェイ左サイドに運べるとセカンドがやさしい~

昨日のブログ(7月29日)では、アドレスの向きが悪いとここ一番で曲がりやすいと書きました。目標よりも右を向き、左に引っ張り込む軌道(アウトサイド・イン軌道)でボールを目標方向に飛ばす人は、ここ一番(プレッシャーがかかった場面)で球が左右に曲がりやすくなります。

右を向いてアウトサイド・インで振って球を球を捕まえようとした場合、インパクトでタイミング良くフェースが返れば、目標方向(スタンスよりもやや左方向)にボールが飛びます。体をクロスに使うのでインパクト時に衝突エネルギーが強く発生し、タイミング良く打てるとボールがよく飛びます。

しかし、フェースが返るタイミングが少し早くなれば捕まり過ぎて、打球の打ち出し方向は目標よりもさらに左になります。対して、インパクトでフェースを返すタイミングが遅れれば、フェースが開いたまま当たることになって、打球の打ち出し方向は目標よりもかなり右になります。右を向いてアウトサイド・インの軌道で真っ直ぐ飛ばす打ち方というのは飛距離が出る反面、インパクトが点になってしまいます。インパクトが点になってしまうから、ここ一番で球が左右に大きく曲がりやすくなるのです。

DSCN0197

そしてここ一番で曲がる人の場合、使っているクラブに問題がある場合も少なからずあります。自分のヘッド軌道とクラブとの相性が悪いと、打球の方向が不安定になり、ここ一番で曲がりやすくなります。

では、どこをチェックすればクラブとの相性の善し悪しが分かるのか?

チェックすべきポイントは打ち出し方向です。ヘッド軌道(スイング軌道)は大別すると、以下の3種類です。ここでも基準は目標方向ではなく、体(スタンス)の向きに対してでです。

アウトサイド・イン
インサイド・イン
インサイド・アウト

そして、それぞのヘッド軌道(スイング軌道)の適正な打ち出し方向は

アウトサイド・イン→体(スタンス)よりもやや左
インサイド・イン→→体(スタンス)に対して真っ直ぐ
インサイド・アウト→体(スタンス)よりもやや右

となります。察しのいい人はもう答えがお分かりでしょう。そうです、スイングなりにボールの打ち出し方向が定まっているクラブはゴルファーと相性が良く、弾道もコントロールしやすくなるのです。対して、ゴルファーにとって相性の悪いクラブとは‥‥逆球が出やすいクラブ、ヘッド軌道(スイング軌道)と逆方向にボールが打ち出されるクラブなんです。具体的に言うと、不適正な打ち出し方向は

アウトサイド・イン→体(スタンス)よりも右に
インサイド・イン→→体(スタンス)に対して真っ直ぐ飛ばない
インサイド・アウト→体(スタンス)よりも左

こういった感じのクラブだと、打ち出し方向とヘッド軌道(スイング軌道)が一致しません。加えて、スイングにも悪影響が出やすくなる分だけ、プレッシャーがかかった場面や、OBや池が気になる場面では球が左右に曲がりやすくなってしまうのです。マーク金井は新しいクラブ、新しいを手にいれた時、最初の1発目は神田のスタジオではなくコースで打ちます。そしてコースで打ってみて、ヘッド軌道(スイング軌道)と打球の方向をチェックし、使うかどうかをチェックしています。GDOの試打インプレッションの時は神田のスタジオで試打しますが、この時も弾道計測で1発目の打球の方向をチェックしています。1発目というのはスイングに修整動作が入りません。自分とクラブの相性というのは1発目で決まるからです。

明日は、自分と相性が良いドライバーの見極め方についてじっくり説明しましょう~。
(▼▼)b

PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

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カテゴリー スイング、ゴルフ練習法

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