マーク金井blog

2013年12月20日岡本綾子プロから学ぶシャットフェースなトップの作り方!!

今年も残すところ10日あまり。忘年会、打ち納めゴルフも佳境に入ってきました。マーク金井は今日、イーグルポイントでゴルフ。GRのドライバーがあまりにも調子いいので、今日はGRの3WとUTをコースに持ち込んでテストしています。シャフトはもちろんアナライズのW65(コンポジットテクノ製)です。

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さて、今日のエントリーはシャットフェースの作り方について。シャットフェースというと宮里藍プロが有名ですが、実は、もっと前からシャットフェースで世界を股にかけて活躍した女子プロがいます。昨日のブログでも書きましたが、今年賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠、岡本綾子プロは日本人としては初めて、米ツアーの賞金女王に輝いています(1987年)。その世界のアヤコさんのスイングは、どこからどう見てもトップでフェースはシャット。シャットフェースのトップです。アヤコさんは、シャットフェースで日本女子ツアーで44勝、米女子ツアーで17勝を挙げています。

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そして、このシャットフェースなトップを作っているからこそ、アヤコさんはダウンでタメが深く、そして両腕が伸びた大きなフォローにつながっているとマーク金井は見ています。

では、どこをどう意識すればアヤコさんのようなシャットフェースのトップを作れるのか?

その前に、理解してほしいことがひとつあります。野球のバットやテニスラケットと違って、ゴルフクラブには重心距離、そして重心深度があります。重心が軸線(シャフトの延長線)から外れているため、クラブというのはフェースが開く方向に動きたがるのです。このため、初心者がテークバックすると、
8割以上の人がテークバックでフェースが開き、そしてトップではオープンフェスになってしまいます。余計なことを考えないで自然にクラブを動かせば、

テークバックでフェースが開く!!!!

ゴルフクラブは構造上、フェースが開きやすい。まずはこれをしっかりと脳裏に刻んで下さい。言い換えると、テークバックでフェースをシャットに使うというのは、ほとんどのゴルファーにとってかなり不自然な動きを強いられるということです。気持ち悪さ、違和感を受け入れる準備がないと、シャットフェースというのは身に付きません。

では、どこをどう意識すればアヤコさんのようにシャットフェースのトップを作れるのか?

左前腕と右手首の使い方がポイントになります。テークバックでフェースを開いている人の場合、テークバック前半では

左前腕が時計回りにねじれ
右手首が手のひら側に曲ってます。

シャットフェースに上げるためには、これとまったく正反対の動きが求められます。具体的に言うと、

左前腕を反時計回りにねじり
右手首を甲側に折り曲げていきます。

まったく正反対な動きですから、やろうと思うとかなりというか相当な違和感があります。アナライズの診断にこられたゴルファーにシャットフェースの作り方を説明すると、すべての人が「今までこんな動きをやったことがない」と

口をそろえて言います。そして、ものすごく気持ち悪いと‥‥

今までテークバックでフェースを開いていた人の場合、フェースを閉じてテークバックするというのは‥‥

カレーにソースをかけて食べていた人が、
カレーに醤油をかけて食べるぐらい違います。

今まで鉛筆で文字を書いていた人が、
パソコンのキーボードで文字を打つぐらい違います。

今まで筆で絵を描いていた人が
パソコンで絵を描くぐらい違います。

なので、自分の感覚でシャットフェースの練習をしてもほとんどはスイングが変わりません。違和感が出ない程度もモデルチェンジしかししないからです。
マーク金井シャットフェースを覚えてもらうたえにスーパーシャットくんという練習器具を作りましたが、これも正しく使っていただかないとフェースをシャットに使う感覚は身に付きません。

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シャットフェースが覚えられる スーパーシャット君 写真をクリック!

ハーフバックの位置では、バックフェースが空を向く。今までフェースを開いてテークバックしていた人の場合、これぐらい極端なことをやっていただかないと、シャットフェースのトップを作ることはできないのです。

この続きは次回、説明しましょう〜(▼▼)b

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2013年12月19日岡本綾子プロの華麗なスイングから学ぶべき本当のポイントは!?

昨日のブログで男子プロトーナメントの新しい形を提案したら、予想をはるかに上回る反響がありました。多くのゴルファーから支援のコメントをいただきましたし、ゴルフ場からも協力したいと連絡をいただきました。ホリエモンこと堀江さんからもTwitterで「賛同します! 応援します!」とリプライをいただきました。SNSの影響力の強さに今更ながら驚いています。詳細は順次ブログでアップしていきますが、マイクロトーナメントは男子ツアーが空白になる真夏の時期に開催を予定してます。場所は、北海道、関東、関西、そして九州の4カ所を考えています。もちろん試合形式は9ホールの短期決戦。出場するプロにはチケットを自分で売ってもらいます。

さて、今日のエントリーは岡本綾子プロのスイングについてです。今年はすでに250本以上のブログをアップしましたが、その中でアクセス数が非常に多かったのが7月21日のブログ岡本綾子プロについて書いた日のブログです。年間ランキングでトップだったので、今日はさらに彼女のスイングについて掘り下げたいと思います。

岡本綾子プロと言えば、現役時代は米ツアーで初の賞金女王に輝き、そして今年賞金女王に輝いた森田理香子プロの師匠です。現役時代は軽く振っているのに(軽く振って見えるのに)、なんであんなに飛距離が出るんだと言われてました。そして、滑らかで美しいスイングの持ち主。マーク金井は大学時代に一度だけ岡本プロと同じ日、同じゴルフ場でプレーしたことがありますが(たまたまプレーした兵庫県のゴルフ場で、前の組で岡本プロがプレー)、その飛距離に驚かされました。大学生のマーク金井よりもドライバーは飛んでて、パーシモンヘッドで楽に250ヤード以上出てました。

そんな岡本プロですが、スイングの特徴はコンパクトなトップから大きなフォロースルー。ダウンスイングのタメが深さは天下一品。ヘッドを効率良く走らせることができているので、軽く振ってみえてもヘッドスピードが並外れて速く、それが飛距離につながっているのです。森田理香子プロもダウンでタメが大きいですが、アヤコさんの現役時代は森田プロをはるかにしのぐぐらい、ダウンでタメが大きかったです。

そして、そしてアヤコさんと言えばトップがシャットフェースなのもの大きな特徴です。なのにアヤコさんのスイング解説をするプロのほとんどは、彼女がフェースをシャットに使っていることを指摘してません。今年、月刊ゴルフダイジェスト9月号で江連正プロはアヤコさんのスイングを解説してますが、そこでもトップでフェースがシャットなのは一言も触れてませんでした。プロが示し合わせているのかどうか分かりませんが、何か作為を感じてしまうほど、
アヤコさんのシャットフェースはアンタッチャブルな扱いになっています。

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でも連続写真を見ると、アヤコさんはトップでフェースはシャットです。宮里藍ちゃん同様、フェースが空を向いています。そして、このシャットフェースなトップを作っているから、アヤコさんはダウンでタメが深く、そして大きなフォローにつながっているとマーク金井は見ています。

なぜシャットフェースにすると、タメが大きくなるのか?

これはオープンフェースとの比較で証明できます。アマチュアの多くはトップでフェースが開いています。スライスに悩んでいる人の場合でしたら、8割以上のゴルファーはオープンフェース。トップでフェースが正面を向いています。そして、オープンフェースな人ほど、ダウンの早い段階でタメがほどけています。理由は単純、フェースが開いたままではインパクトでもフェースが開きやすくなります。ゴルファーはそれが無意識の内に分かっているから、開いたフェースを閉じたくなる。結果、フェースを閉じようとして右手を使ってしまうから、ダウンの早い段階で手首のコックがほどけてしまうのです。

他方、アヤコさんや藍ちゃんのようにトップでフェースがシャットになっているとダウンでフェースを閉じようとする動きは必要ありません。そんなことをしたらインパクトでフェースが被り、強いフックが出たり、引っかけのミスが出てしまいます。シャットフェースなトップを作れば、フェースを返す必要がありません。結果、ダウンでタメを作りやすくなるのです。実際、シャットフェースのトップを作るマーク金井もダウンでタメはかなり大きいです。タメが大きいから軽く振って見え、それでいてヘッドが効率良く走るので飛距離が出ています。

タメを作ることはどんなプロもレッスンしてますが、シャットフェースを会得するとタメが大きくなるとレッスンするプロは非常に少ないです。理由は分かりませんが、今でも、シャットフェースなトップを毛嫌いするプロが少なからずいます。

スライスが直らない
ダウンでタメが上手く作れない
手打ちになってフォローが小さくなってしまう

これらはトップでフェースが開いているのが原因になっている場合が少なくありません。マーク金井はスーパーシャット君という練習器具を作りましたが、これは重心距離が50ミリ。シャットに上げないと真っ直ぐ飛ばないように仕上げてあります。シャットフェースなトップを作ることを覚えてもらうために、市販クラブよりも重心距離を長く設計してます。

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写真をクリック

シャットフェースなトップはイメージだけでは作れません。自分ではフェースをシャットに使っているつもりでも、実際はフェースが開いてしまうゴルファーが非常に多いのが現実です。

明日はシャットフェースなトップの作り方についてじっくり説明したいと思います〜(▼▼)b

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2013年12月18日男子ツアーの試合数減に歯止めをかける特効薬とは!?

昨日は週刊ゴルフダイジェスト週刊パーゴルフの発売日。どちらも誌面上での発売日は12月31日と大晦日になってます(大抵の雑誌は実際の発売日よりも1〜2週間遅い日時が表記されます)。

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特集は、冬に関するテーマが多いですが、マーク金井が注目したのは週刊GDのこのモノクロ活版ページ企画!!

緊急キャンペーン第三弾!!
男子プロ、改造計画

有識者、そしてゴルフが好きな作家がそれぞれ意見を述べてます。男子ツアーを活性化させるための方法について書かれてますが、安部譲二先生は‥‥

「芸人みたいに試合のチケットを参加プロのひとり何枚という風にノルマを課して販売させる。選手たちも危機感を持って必死になるはず。それぐらいの荒療治が必要‥‥」(週刊ゴルフダイジェスト12月31日号より引用)

マーク金井はFB、Twitterで来年からプロトーナメントを開催すると公言してますが、その試合の骨子のひとつに、プロにチケットを手売りしてもらうという項目が入っています。安部先生はこれを荒療治とおっしゃってますが、荒療治でも何でもないです。演劇やボクシングの世界では、役者や選手がチケットを売るのは当たり前。プロというのはいいパフォーマンスを見せることも大事ですが、それと同じぐらい「何人、お客様を呼べるか」が大事です。芝居の世界に関して言えば、上手くてもお客様が呼べない役者は仕事があまり回ってきませんが、あまり上手くなくてもお客様をたくさん呼べる役者は仕事がたくさん回ってきます。興業(イベント)という意味では、演劇もゴルフも同じだとマーク金井は思っています。お客様をたくさん呼べるプロゴルファーこそが、
本当のプロゴルファーです。

かつてのジャンボ尾崎プロ、石川遼プロ、そして松山英樹プロがチケット勝って下さいとアナウンスすれば、確実にチケットがさばけます。彼らからチケットを買いたいというファンもたくさんいるからです。。ジャンボさんは還暦を過ぎていますが、本人が直接チケット販売するとアナウンスすれば、数百枚はあっという間に売れるでしょう。残酷なようですが、ゴルフがどんなに上手くてもチケットが売れない(ファンが少ない)プロというのは、プロとしての商品価値が高いとはいえません。プロスポーツはお金を払ってくれて見てくれるファンがいてこそ、成り立つスポーツだからです。

さて今日エントリーは、まさに男子ツアーの活性化についてです。昨日、マーク金井有料ブログで自ら主宰する男子プロトーナメントの内容についてアナウンスしました。週刊ゴルフダイジェストでは賞金総額2億円のトーナメントがあってもいいが、5000万円があってもいいと書いてありました。しかし、マーク金井が主宰するトーナメントは賞金総額50万円。優勝30万円です。

トーナメントは1日競技で9ホール。
出場選手はプロ20名、アマ10名。
ギャラリーは定員100名。

電子書籍の世界ではニッチなコンテンツをマイクロコンテンツと呼んでますが、マーク金井がやろうとしているのはまさにマイクロトーナメントです。ギャラリーを最大で100名、選手を30名に絞っているのには理由があって、この規模ならば、ゴルフ場は通常営業できます。ギャラリー用駐車場も必要ありませんし、ギャラリー用仮設トイレ、ギャラリープラザも必要ありません。ギャリーはゴルフ場の駐車場に車を止めることができ、クラブハウス内のトイレ、レストランが利用できます。そうです、試合の規模を小さくするだけで運営経費は限りなくゼロに減らせるのです。ちなみに、選手(プロ)は従業員用の駐車場に車を止めてもらいます。お客様は神様ではありませんが、お客様(ギャラリー)に不便な思いをさせないかことがファンサービスだとマーク金井は考えています。

9ホール回って優勝して30万円。高くはないですが、安くもないと思います。そして何より、どんな世界であれプロは人の前でプレーしてこそプロとしての存在が確立されると思います。賞金の多い少ないは関係ありません。人前でプレーすることを多くのプロ、試合の経験を積みたくても積めないプロに経験してもらいたいと思っています。

ゴルフは18ホール、試合は4日間と決めつけている人が少なくありませんが、そんなことはありません。水泳に短水路があるように、ゴルフだって9ホールで試合できます。マーク金井は2年前からハーフコース振興協会を主宰してますが、9ホールならばプレー時間は約2時間。観戦時間が短い方が、ギャラリーにとっても試合が見やすくなります。サッカー、野球がそうであるように、スポーツ観戦でちょうどいいのは2時間ぐらい。それを考えば試合も9ホールがちょうどいいです。

試合ではクラブの本数制限をかけます。現在ルールでクラブは14本までと決められていますが、9ホールの試合ではプロは7本、アマチュアは9本という縛りを入れます。クラブの本数を減らすことでプロの技を見ることができます。加えて、試合ではキャディは付けません。現在、日本、欧米ではセルフプレーが当たり前。アマチュアがセルフで回っているのならば、プロにもセルフで回ってもらいます。使うクラブが7本だけ、そしてハーフだけならば自分でバッグを担いでも疲れません。ジュニアや学生の試合みたいですが、これがゴルフの原点。セルフなんて嫌だというプロはエントリーしなくて結構です。セルフでも試合に出たいというプロに出てもらいます。

プロはエントリーフィーは無料です。JGTOの試合では予選会、試合とも参加料を徴収していますが、この9ホール競技(マイクロトーナメント)ではエントリーフィーはゼロです。ただし、縛りがあります。演劇で役者はチケットを自分で売ります。この9ホール競技も同じで、参加するプロにはチケットを自分で売ってもらいます。チケットを売ることで、いかにギャラリーを呼ぶことが大変なのか身をもって経験してもらいたいからです。ツアーではギャラリーサービスをしなさいと選手に指導しているそうですが、9ホールトーナメントではそんなことは一切言いません。自分でチケットを売れば、そんなことを言わなくてもギャラリーを大切にするからです。

大手企業のスポンサードに身を委ねたままでは、男子ツアーの未来は明るくならないと思います。しかし、小演劇のような独立採算のマイクロトーナメント

ならば今の時代でも十分に試合を成立されられます。そして何より、プロの一人一人がAKB48のようにファンを獲得する努力を継続的に続ければ、ゴルフトーナメントを盛り上げられると信じています。

AKB48は最初から有名だったわけではありません。最初は秋葉原のドンキホーテ内にあるすごく小さいステージからスタートしたと聞いています。ゴルフを愛するファンを増やすのに魔法はありません。プロゴルファーの一人一人が、自分を応援してくれるフォロワー(ファン)を地道に作っていく。それがプロの活躍の場を広げる何よりもの打開策でしょう〜。

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秋葉原のドン・キホーテにはAKB48の劇場がある。ここから彼女たちはスタートした

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2013年12月17日今どきのアイアンの性能を引き出せるのはアマチュアの5割以下!?

12月も半ばを越えてくると、街を歩けばバーゲンセール真っ盛り。ゴルフクラブは年中バーゲン価格で売られてますが、アパレル関係はこの時期になると30%引き、50%引きが当たり前。衝動買い大好きなマーク金井は、この時期になるると買い物に拍車がかかります。仕事の合間を縫って、洋服はもとより、ゴルフクラブ、デジモノ、デジカメを買い漁る日々を過しています。

先週から今週にかけて買いまくったのは、洋服はギャップとZARAとH&M。デジモノはiPad mini Air、ソニーのRX1。ゴルフクラブはピンのS55。いずれもデザインと質感、そして機能性に惚れ込んで衝動買いしました~。マーク金井の場合、買い物は衝動買いが基本ですが、見た目だけでは衝動買いのスイッチは入りません。サイズが合っていないモノはどんなにデザインが気に入っていても購入には至らないのです。

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マーク金井は重心距離が長いアイアン(やさしいアイアン)が大好きな人間なので、その正反対であるマッスルバック系のアイアンはめったに買いません。仕事で試打をするのも、どちらかというと得意ではないです。マッスルバック系のアイアンは球を曲げるのには適してますが、球を真っ直ぐ打つのには適していないからです。そして何より、小さいヘッドは見た目に難しい。アドレスした時に不安を感じるアイアンよりも、アドレスした時に安心感があるアイアンの方がコースに出た時に頼りになるからです。

そんなマーク金井が珍しくマッスルバック系なS55を購入しました。見た目はヘッドが小ぶりで、顔付きもシャープ。見るからにハードな印象を受けますが、実はS55は見た目ほど難しくありません。フラットソールでバンスがしっかり付いているので、ダフりのミスに対して寛容です。加えて、ヘッドは小ぶりですが、ヘッドとシャフトが離れた感じになっているために重心距離もやや長め。テークバックでフェースをシャットに使っても捕まり過ぎません。

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ダブりのミスに強いPING S55

G25に比べればやさしくないですが、マッスルバック系アイアンの中ではかなりやさしい部類のアイアンです。そして何より、ピンのいいところはライ角を選択できること。

マーク金井の適正ライ角は5番で約65度。今回衝動買いしたS55もライ角は2番目にアプライトなシルバーをチョイス~。通常よりもかなりアップライトですが、これでインパクト時にソール全体がベッタリ地面に付きます。たかがライ角と思うかもしれませんが、アイアン選びで一番大事なのは適正ライ角のアイアンを使うこと。ライ角が適正であって初めて、アイアンの性能を100%引き出せるからです。

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かなり前置きが長くなりましたが、今日のエントリーはアイアンのヘッド性能を100%引き出す方法についてです。

結論から先言うと(すでに前置きでも書いてますが)、アイアンはライ角が命です。ライ角が合ってないとヘッド性能を100%引き出せませんし、スイングにも悪影響が出ます。ライ角が合っていないアイアンはフェース面の向きが狂います。例えば、インパクトでヒールが浮いているとナイスショットした時にボールが右に飛び出しやすくなりますし、打点位置がトウ側(先っぽ)に偏りやすくなるのです。そして、インパクトでヒールが浮くアイアンを使い慣れてしまうと、左に引っかけるような打ち方が癖となって体に染みつくリスクが非常に高くなるのです。インパクトでヒール側が浮くアイアンを長年使っているとヘッド軌道はアウトサイド・インなってしまいやすいのです。

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逆もしかり。インパクトでトウが浮き過ぎるとナイスショットした時にボールが左に飛び出しやすくなりますし、打点位置がヒール側(ネック寄り)に偏りやすくなるのです。そして、インパクトでトウが浮き過ぎるアイアンを使いなれてしまうと、右に逃がすような打ち方になるリスクがあります。ただし、こちらはヒール側が浮くのに比べると、ゴルファーに与える悪影響というのは少ないです。

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さて、このライ角。不思議なことにアベレージ向けのアイアンはライ角調整がほとんどできません。大ヒットしているゼクシオを筆頭に、ヘッドが大きいキャビティはライ角調整をしたくてもできない。ヘッドが大きいキャビティの多くはステンレス鋳造で作られているために、ネックに力をグイグイかけてもネックが曲がりません。ピンやリンクスのSSアイアンのようにステンレス鋳造で作ってもネックが曲がるアイアンもありますが、それはかなり少数派です。

 

そして、アベレージ向けアイアンの場合、ライ角に関してもうひとつ問題点を抱えています。それはライ角の設定値。昔も今も、アベレージ向けアイアンの多くは5番で60~61度。打ち方によっても違ってきますが、これは身長が168~172センチぐらいの人にちょうどいいライ角。身長が165センチ以下、175センチ以上の人の場合、ライ角度が不適正になる確率が非常に高いのです。

アナライズでは1000人以上のゴルファーのライ角を診断してますが、その平均は‥‥

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です。ある国内クラブメーカーもアマチュアゴルファーのライ角をチェックしたところ平均は63度だったそうです。言い換えると、今どきのやさしいアイアンというのは、適正ライ角が60~61度の人には非常に使い勝手がいいですが、そうではない人はクラブの性能を100%引き出すことが非常に難しくなります。

たかがライ角、されどライ角。

今週発売のアルバに石川遼プロのインパクト直線の写真が掲載されていましたが、写真を見る限るではインパクトでヒールが少し浮いた感じになっています。写真を見る限りでは、適正ライ角でないアイアンを使っているように見えます。
遼クンはなぜインパクトでヒールが浮くようなアイアンを使うのか?  アルバの編集部員がもしこのブログを読んでいたら、ぜひとも本人に取材してもらいたいです~。

次回は、クラブメーカーが60~61度のライ角にこだわる理由について書きましょう~。

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2013年12月16日打ちやすいシャフトとスイングが良くなるシャフトは違うって本当なの?

師もも走る12月もすでに半分以上が過ぎました。昨日は男子ツアー、女子ツアー、そしてシニアツアー合同の3ツアーズの団体対抗戦があり、片山晋呉池田勇太らの男子ツアーが3年ぶり5度目の優勝を果たし賞金3000万円を獲得しました。横峯さくらプロが欠場したことで物議を醸してましたが、男子ツアーでは松山英樹プロも欠場。ケガなので致し方ないと思いますが、各メディアでの取り上げ方が控えめな感じがしました。

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日立3ツアーズ選手権でホールインワンを達成してMVPとなった小平選手 写真はGDOから転載

控えめと言えば、来年の男子ツアーは今年よりも1試合減って22試合となりました。JGT0の鷹羽正好副会長は「試合数を増やすと行っているのに、逆に減る結果となり残念」とコメントを残してますが、現在の経済状況を考えると増やすのは難しいでしょう。大企業ですら非正規雇用の比率が上がる中、ゴルフトーナメントのスポンサードをして2〜3億円をポンと使える景気のいい会社はそうないと思います。ビジネスの観点から見ても野球やサッカーに比べると、ゴルフへのスポンサードは費用対効果が低いと思います。

もちろんマーク金井はゴルフ大好き人間ですから、プロトーナメントの数が減ることに歯止めをかけたいと思っています。すでにFBやTwitterでもつぶやいていますが、来年は自ら主催してプロトーナメントを開催することを考えています。ツアーの正式競技ではありませんが、プロアマとかではなくてガチンコのトーナメントです。小さい規模ですが来年の夏頃、トーナメントの開催がない時期に1〜3試合開催を予定しています。すでにゴルフ場からも協力許諾をいただいています。

おーっと、前置きが長くなってしまいましたが、今日のエントリーもシャフト選びについて。今回は長期的な視点でのシャフトの選び方についてお話しましょう。昨日のブログでは短期的な視点での選び方について書きましたが、

1発目にいい結果が出るのが、短期的に見た場合での自分に合ったシャフトです。1発目でタイミングが取りやすく、そして芯でボールをヒットできるシャフトを使えば、ヘッドの性能を100%引き出せます。

では、長期的や視野でシャフトを選ぶ場合はどこに注目すればいいのか?

長期的な視点では芯に当たったかどうかとか、タイミングの取りやすさというのはあまり気にする必要はありません。ゴルファーが着目すべきポイントは
ズバリ‥‥

スイング中のクラブの軌道です。

例えば、ヘッドの軌道が頑固なアウトサイド・インでスライスに悩んでいるゴルファーがいたとしましょう。こういう場合、アウトサイド・インの軌道が修正され、プレーンに沿って下ろしやすくなるシャフト。それが長期的な視点にこだわったシャフト選びなのです。

シャフトが変わればヘッド軌道が変わるのか?

答えから先に言うと、シャフトが変わればゴルファーのスイング軌道は少なからず変わります。アウトサイド・インのヘッド軌道になっている人の場合、今よりもシャフトを軟らかくすると(手元側がしなるシャフトにすると)、シャフト(クラブ)がアウトサイド・インの軌道を修正し、インサイドから振り下ろしやすくなるのです。何故かというと、シャフトが軟らかくなれば(特に手元側)、トップからダウンの切り返しでシャフトがしなります。ゴルファーはそのしなりを感じ取り、切り返しでは力みづらくなり、そして一瞬の間ができやすくなります。結果、ダウンの開始部分で上半身が開きづらくなる分だけ、インサイドから振り下ろしやすくなるのです。

オーバースイング、シャフトクロスもしかり。

この2つを解消したいのであれば、シャフト重量を少し軽くすること、そして手元側がしなるシャフトをお勧めします。軽くするとテークバックが手打ちになるリスクもましますが、軽い方がクラブに引っ張られない分だけトップが浅くなりやすいからです。

こう書くと「なんだ簡単じゃないか〜」と思うかも知れませんが、実は、長期的な視野でシャフトを選ぶのは困難がつきまといます。今までとまったく違ったシャフトを使うと、タイミングの取りづらさ、芯で捕らえるのが難しく感じてしまいやすいからです。馴れとは恐ろしいもので、馴れているシャフトは打ちやすいと感じ、馴れていないシャフトはタイミングが取りづらく(打ちづらく)感じてしまうのです。

では、ゴルファーは短期的な視点でシャフトを選べばいいのか?
それとも長期的な視点でシャフトを選べばいいのか?

答えは自分自身で決めて下さい。突き放すような言い方になるかも知れませんが、明日のゴルフでいい結果を出したいのか? それとも長期的な視野でいい結果を出したいのかで、自ずと選択肢が決まってくるからです。

たかがシャフト、されどシャフト。

マーク金井は8年前にアナライズを作った時、好きなシャフトと、タイミングが取りやすいシャフトは手元が堅く、先中がするどくしなるタイプのシャフトでした。それが現在では正反対のシャフト、手元側がしなるタイプのシャフトの方が好きになり、タイミングが取りやすくなっています。そして、シャフトの好みが正反対になった時、スイングが劇的に良くなりました〜。ダウンでタメをちゃんと作れるようになり、ハンドファーストでインパクトを迎えられるようになりました。ダウンスイングでシャフトがプレーンに沿って下りやすくなっています。

もし、本当にスイングを変えたいと思うならば、シャフトを変えることを強くお勧め致します〜。

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もうすぐ販売再開します。もう少し待ってね

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グリップ側を重くするには、中尺用グリップを装着するのもいいですが、パター用シャフトスタビライザーはグリップ交換より簡単に、カウンターウエイトに出来ます!! ←クリック

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