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2014年01月17日重いグリップと軽いグリップはどちらがアマチュアに向くのか?

昨日はテレビ番組の取材でした。三島エリアのゴルフ場での撮影で、いまどきのドライバーの試打をやってきました。天気に恵まれ撮影も順調に進み、夜は新宿で大竹しのぶさんの舞台を観ることができました。

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上手い役者さんの演技はゴルフスイングにも相通じるものがあり、芝居を楽しむことに加え、身体感覚、身体表現の重要性を学べます。芝居の演技もゴルフスイングも上手い人ほど「自然」に見えますが、自然に振る舞うことと「自然に見える」とはまったく違います。不自然な動作の稽古(練習)を何度も何度も繰り返し、その結果、無駄な動きがそぎ落とされることで、演技(スイング)というのものは「自然に見える」ようになってくるのです。素人が「自然」を意識したり、頭の中でイメージして「自然な振る舞い」をやろうとしても、「自然」には見えません。そんなことをすると、大抵は「不自然」に見えてしまいます。

さて、今日のエントリーもグリップ重量についてです。

ドライバーのヘッド重量は昔も今も、190〜205gぐらいですが(男性用の場合)、グリップ重量はかなり変化しています。40年前は50g±5gぐらいでしたが、最近は‥‥軽いモノが出回っています。クラブメーカーがドライバーに装着するグリップ重量は‥‥

27~52g

ぐらいです。軽いグリップと重いグリップとでは約2倍の差があります。クラブヘッドの重さはほとんど変わっていませんが、その反対側に装着されるグリップの重さは、クラブによってかなり違ってきているのです。

では、軽いグリップと重いグリップとでどちらがいいのか?
どちらがゴルファーにメリットがあるのか?

グリップを軽くするメリットは‥‥

クラブ重量(総重量)を軽く
軽いヘッドでもバランスを出せる

この2つです。例えば280gのドライバーがあったとしましょう。ヘッドもシャフトもほぼ限界まで軽くしている場合、グリップを10g軽くすればクラブ重量を270gにできます。そして、グリップを軽くした場合、スイングウエート(スイングバランス)が重くなります。結果、クラブは軽くなってもワッグルしたり、スイングしたりするとヘッドの重みを感じ取りやすくなります。言い換えると、グリップを軽くすると「クラブ(ヘッド)を重く」することが可能になるのです。

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グリップの軽さをセールス・ポイントにするゼクシオ

では、これはゴルファーにとって本当にメリットがあるのか?

クラブ重量(総重量)をとにかく軽くしたい人、そして軽いクラブでもヘッドの重みを感じ取りたい人にはメリットがあるでしょう。しかし、そうでない人はメリットよりもデメリットが大きくなる可能性があります。

ヘッドに対してグリップ側が軽くなりすぎると、手元側の重さを感じ取りづらくなります。その結果、スイング中の手の軌道が不安定になるリスクが高まり、ミート率が悪くなる場合が少なからずあります。特に、ダウンスイングで手元が浮き上がりやすい人や、チーピン(引っかけ)が出やすい人には、軽すぎるグリップはメリットよりもデメリットが大きくなります。グリップが軽すぎると、ヘッドの重さに手元側が負けてしまい、ダウンスイングで手元が浮きやすくなりますし、手元が浮いてダウンスイング後半でシャフトが寝る度合いが増してくるからです。

対して、重いグリップのメリットは

重いヘッドを装着してもバランスが出過ぎない
スイング中、手元の軌道を安定させやすい

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マーク金井も気に入ってる EZONE XP

この2つです。グリップが重くなるとクラブ重量(総重量)を軽くできませんが、それ以外ではほとんどデメリットはありません。重いグリップを装着するとクラブは重くなりますが、カウンターバランス効果が得られます。重いヘッドを装着してもバランスが出づらいですし、振った時にヘッドを軽く感じます。その結果、重いヘッドが振りやすくなるのでボール初速を上げられるメリットがあります。加えて、ダウンスイングで手元が浮きづらくなるので、ミート率が良くなってきますし、チーピン(引っかけ)のミスも減らせるのです。アナライズでは5年以上前からシャフトスタビライザーという手元側を重くする器具を販売していますが、これを装着するとミート率が上がり、チーピンのミスも減らせます。総重量が20〜40g増えてきますが、それでもヘッドスピードはほとんど変わりません。

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数多くのチーピンゴルファーを救ってきたシャフトスタビライザー

 

軽いグリップ、軽くない(重い)グリップ。それぞれにメリット(デメリット)はあります。だから、ダンロップのゼクシオは最新モデルに28gの超軽量グリップを装着し、ヨネックスとミズノは最新モデルのドライバーに重いグリップ(グリップエンド部分を重くした)をグリップを装着しているのです。

たかがグリップ、されどグリップ。

マーク金井は軽いグリップよりも重めのグリップ(50〜60g)を好んで使います。理由は2つあって、ひとつは200gを少し越える重ヘッドを使いたいから。もうひとつはグリップは軽過ぎない方が(重めの方が)、ダウンスイングの軌道が安定し、ミート率がアップするからです。ゴルファーによって適正グリップ重量は異なります。クラブを買い換えた時に、「なんか上手く打てない」「芯に当たりづらい」「気持ち良くスイングできない」と感じるならば、グリップ重量をチェックしてみることもお勧めしたいです〜。

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マーク金井がこだわってく作ったヘビーグリップ↑クリック

 

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2014年01月16日いまどきドライバーはグリップ重量も二極化されつつある‥‥

1月も早いものですでに半分が過ぎました。昨日はタイトリストとテーラーメイドで記者発表があり、タイトでは新しい(3代目)VG3が発表されました。同社のアイアンはAPシリーズ同様、VG3も2つのモデルがラインアップされ、ひとつあはやさしさ重視。AP1よりもさらにやさしいポジショニングに位置づけられています。もうひとつはAP2よりはやさしく、AP1よりは難しいポジショニング。2代目のVG3に近いモデルが出ました。

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これによりタイトリストのカテゴリーはこんな感じです。

やさしい(オートマチック系、重心距離が長い)

VG3
AP1
VG3フォージド(VG3旧モデル)
AP2

難しい(マニュアル系、重心距離が短い)

タイトリストらしく、それぞれのモデルはきちっとカテゴライズされています。それぞれのモデルを打ち比べると、やさしさ(難しさ)の度合い違いが分かりますし、打たなくても見た目で性能(やさしさ)の違いを判別できます。今回のラインアップをみると、タイトリストはギアマニアだけでなく、クラブにそれほど詳しくない人にもわかりやすい商品構成をしています。初心者向けとか上級者向けといったカテゴリー分けが難しくなった今、このタイトリストのカテゴライズはひとつのスタンダードになるでしょう。

さて、今日もいまどきのゴルフクラブについてさらに掘り下げていきたいと思います。昨日までドライバーのクラブヘッドについて説明してきましたが、今日はグリップについてです。

改めて説明するまでもありませんが、デジカメやスマホ、パソコンに比べるとゴルフクラブの部品点数は非常に少ないです。ざっくり言うと、

ヘッド
シャフト
グリップ

パーツの数は全部で3つです。そして、この3つの重量にクラブの重さが変わってきます。ドライバーであれアイアンであれ、この3つの重量が変化することでクラブが軽くなったり、重くなったりするのです。

では、パーツごとの重量差はどうなっているのか?

昔と今とでほとんど変わっていないのがヘッド重量です。40年前のドライバー(木製パーシモン)の頃もいまどきのドライバー(460ccチタン)もヘッド重量は190~205gです(男性用の場合)。

その一方でクラブ重量は劇的な変化を遂げています。

40年前のドライバー重量   350~375g
いまどきのドライバー重量   270~325g

ヘッドの重さはほとんど同じなのに、クラブ重量は50~100gも軽くなっているのです。言い換えると、いまどきのクラブが軽いのは‥‥

シャフトとグリップ

この2つのパーツが軽くなっているのです。具体的に言うと、昔のドライバー用のシャフトは重たいスチールシャフト。これは110~125gありました。対して、いまどきのドライバーに装着されるのはカーボンシャフト。シャフト重量は45~75gにまで軽量化されています。クラブが軽くなったのはシャフトを軽く作れるようになったからだとも言えます。

グリップに関しては、大昔は革巻きグリップでしたが。マーク金井がゴルフを始めた頃(40年前)くらいにはラバーグリップが主流になっています。そして、その頃のグリップ重量は45~55gでした。

では、今のグリップ重量はどうなのか?

シャフトほどではありませんが、グリップも軽いモノが出回っています。クラブメーカーがドライバーに装着するグリップ重量は‥‥

27~52g

ぐらいになっています。一番軽いグリップと一番重いグリップとでは約2倍の差があります。クラブヘッドの重さはほとんど変わっていませんが、その反対側に装着されるグリップの重さは、かなり違ってきているのです。

では、軽いグリップと重いグリップとでどちらがいいのか?
どちらがゴルファーにメリットがあるのか?

おーっと、連載原稿の締切催促の電話が入りました。この続きは明日じっくり説明しましょう~。

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2014年01月15日いまどきの二極化したドライバーは、さらに二つにジャンル分けされる!!

昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開放送日。ゲストはキャロウェイゴルフさんで、マーケティングディレクターの倉島さんが、新しいビッグバーサ2機種について熱く語ってくれました。今回ビッグバーサはビッグバーサαビッグバーサの2機種をラインアップしますが、この2モデルはビジュアルが全然違います。そして、クラブの性能もまったく異なり、

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ビッグバーサαはタイプA

「浅重心+重心アングル小(19度以下)」

ビッグバーサはタイプB
「深重心+重心アングル大(24度以上)」

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です。タイプAとタイプBはヘッドの挙動(捕まり具合)大きく異なります。
ビッグバーサαで真っ直ぐ飛ぶようにスイングした時、ビッグバーサは捕まり過ぎて引っかかります。逆に、ビッグバーサで真っ直ぐ飛ぶようにスイングすると、ビッグバーサαで打つと右にスッポ抜けてしまいます。加えて、

ビッグバーサαはタイプAなので、
打ち出し角度が低くなる(ボールが上がりづらい)
低スピン弾道で飛距離を稼げる(キャリーが出づらい)

ビッグバーサはタイプBなので、
打ち出し角度が高くなる(ボールが上がり過ぎる)
高弾道で飛距離を稼げる(吹き上がりやすい)

という風に球の飛び方が変わってきます。キャロウェイは今回、タイプAはタイプBのドライバーを同時に出してきたことを考えると、メーカー側もひとつのヘッドではすべてのゴルファーに飛びを提供できないと判断したと考えるのが妥当でしょう。

さて、今日のエントリーもいまどきのドライバーのジャンル分けについてです。ドライバーは重心の深さ(重心アングル)でタイプAとタイプBに分けることができますが、それぞれのタイプはさらに2つに分けられます。

タイプA-1
「浅重心+重心アングル小(19度以下)」で重心距離が長い(40mm以上)
タイプA-2
「浅重心+重心アングル小(19度以下)」で重心距離が短い(36mm以下)

タイプB-1
「深重心+重心アングル大(24度以上)」で重心距離が長い(40mm以上)
タイプB-2
「深重心+重心アングル大(24度以上)」で重心距離が短い(36mm以下)

捕まりについては1と2で異なり、一般的には1(重心距離が長い)は捕まりづらく、2(重心距離が短い)方が捕まりやすくなります。捕まりはフェース向きも影響しますが、ヘッドの返しやすさは重心距離の影響が大きいからです。ゴルフ理論では人間の体を4つにジャンル分ける4スタンス理論が注目を浴びていますが、ゴルフクラブも4スタンス理論同様、4つにジャンル分けすることができるのです。捕まりに関して説明を付け加えると

タイプA-1 操作性は高いが捕まりづらい、「非常にフッカー向け」

タイプA-2 操作性が高く捕まりやすい、「ややスライサー向け」だが
インパクトでフェースが開きやすくもなる。オープンフェースならば「フッカーも使える」

タイプB-1 操作性は高くなくて捕まりづらい、「ややフッカー向け」だが、フックフェースならば「スライサーも使える」

タイプB-2 操作性は高くはないが非常に捕まりやすい、
「非常にスライサー向け」

それぞれのタイプを細分化することでヘッドの性能(特性)がより正確にジャンル分けできます。そしていまどきのドライバーの多くはこの4つのジャンルのどれかに属します。もちろん、重心の深さ、重心距離を平均値に近い所で設定したドライバーというのは、どのジャンルにも属しません。

重心の深さ(重心アングル)と重心距離。この2つの数値を正確に知ることができると、ドライバーの特性をほぼ知ることができます。これにフェースアングルの数値が加わると、それぞれのドライバーはどんなゴルファーと相性が良いのかがかなり正確に分かってきます。逆に言うと、マーク金井の場合、ブラインドで試打すると、95%以上の確率で、試打したドライバーの重心の深さ(重心アングル)と重心距離の数値を言い当てることができます。

クラブは見た目も大事でですが、重心がどこにあるのかも非常に大事なポイントです。ここをちゃんと理解しておかないと、いまどきのクラブの性能を引き出すことは非常に難しくなるのです〜。

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2014年01月14日いまどきの二極化したドライバーは、どこがどう違うのか? その2

先週に引き続き、昨日もスキーに行ってきました。神田とスキーのメッカである神保町は目と鼻の先。1200mほどしか離れてません。衝動買いを生活の浮力しているマーク金井のことですから、2度目のスキーはレンタルではありません。マークダウンされていたサロモンの板とブーツをかなり格安購入して軽井沢プリンスのゲレンデに向かいました〜(笑)

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さて、今日のエントリーもいまどきのゴルフクラブについてです。これまでも書いてきましたが、いまどきのゴルフクラブ、特にドライバーにおいては飛ばしの方法論、そして性能が二極化しつつあります。大事なことなのでしつこいぐらい繰り返しますが、

タイプA「浅重心+重心アングル小(19度以下)」
タイプB「深重心+重心アングル大(24度以上)」

タイプAとタイプBは捕まり具合が異なると昨日書きました。重心アングルの違いが捕まりに影響するからです。重心アングルが19度以下になってくると、ヘッドが返る方向にターンしづらくなります。対して、重心アングルが24度以上になってくる、ヘッドが返る方向にターンしやすくなります。

そして、タイプAとタイプBとでは、飛距離に影響する打ち出し角、そしてスピン量にも少なからず影響を与えます。

タイプAの特徴

打ち出し角度が低くなる(ボールが上がりづらい)
低スピン弾道で飛距離を稼げる(キャリーが出づらい)

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アナライズでマーク金井仕様 好評発売中

タイプBの特徴
打ち出し角度が高くなる(ボールが上がり過ぎる)
高弾道で飛距離を稼げる(吹き上がりやすい)

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タイプAはとにかく低スピン弾道が打ちやすく(吹き上がりづらく)なっています。対してタイプBはキャリーが出やすいのが特徴です。言い換えると、タイプAはヘッドスピードが速い人が飛ばしやすいドライバーで、タイプBはヘッドスピードが遅い人が飛ばしやすくなっています。もちろん、例外もあってヘッドスピードが遅い人でもタイプAの方が飛距離が出る人もいれば、ヘッドスピードが速い人でもタイプBの方が飛距離が出る人もいます。

しかし一般的には、

タイプA(浅い重心+重心アングル19度以下)はヘッドスピードが速い人の方がクラブの性能を引き出しやすくなります。加えてタイプAはロフトが多めの方が飛ぶ弾道が打ちやすくなります。テーラーメイドのSLDRはタイプAですが、ツアープロでも10.5度とか12度を使っている選手が結構います。アマチュアのヘッドスピードだと10.5度以上必要です。米国ではすでに12度がラインアップされていますし、近々14度も出ます。日本では10.5度までしか市販されていませんが、近々12度が出るみたいです。

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12度が発売されるのか?!

タイプB(深い重心+重心アングル24度以上)はヘッドスピードが遅めの人の方が引き出しやすくなります。加えてタイプBはロフトが少なめの方が飛ぶ弾道を打ちやすくなります。こちらはボールが上がりやすいのでロフトが必要ないからです。また、ロフトが少ない方がインパクト時のエネルギーロスを軽減でき、ボール初速を上げやすくなるからです。

2014年の新作ドライバーを分析すると、アスリート向け(ヘッドスピード早めの人向け)はタイプAの方が多めです。そして、アマチュアが使う場合、ロフトを増やせば「飛ばせる」とアピールしています。確かに、ヘッドスピードが遅めでもロフトを増やせば打ち出し角を上げ、キャリーが出やすくなってきます。ただし、ロフトを増やすことはデメリットもあって、ロフトが増えるほどインパクト時のエネルギー効率がダウンし、ボール初速が落ちてくる場合があります。

他方、アベレージ向け(ヘッドスピード遅めの人向け)はタイプBが多いです。ヘッドスピードが遅めの人は重心が深いほどボールが上がりやすく、キャリーを稼げるからです。ただし、こちらの場合、ヘッドスピードが速くなると吹き上がって飛距離をロスするリスクが高まります。ヘッドスピードが速い人の場合、ロフトを減らすことで吹き上がりを抑え、飛ぶ弾道を打つことが可能になってきます。

話がややこしくなってきましたが、これがいまどきのドライバーの二極化のあらましです。ヘッドスピードが遅めの人(40m/s以下)の人の場合、

タイプAを使うならばハイロフト(多ロフト)が必要不可欠です。10.5度では足らないと思います。12度以上必要です。

タイプBを使うならば10.5度ぐらいでも大丈夫です。こちらはボールが上がりやすいからです。

色々書きましたが、ドライバーはタイプによって適正ロフトが異なります。まずは、これをしっかり理解しておいて下さい。次回は、二極化するいまどきのドライバーをさらに詳しく分析(解説)していきましょう〜。

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2014年01月13日いまどきの二極化したドライバーは、どこがどう違うのか?

先週の米ツアー、「ソニーオープン イン ハワイ」はジミー・ウォーカーが優勝を果たしました。3連休ということもあってテレビ観戦していた人も多いと思いますが、本日、マーク金井は今年2度目のスキー。なので、今日のブログはゲレンデに向かう直前に書き上げました。

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写真はGDOより転載

いまどきのゴルフクラブ、とくにドライバーは飛ばしの方法論(ロジック)が二極化しつつあります。大事なことなので繰り返しますが、

タイプA「浅重心+重心アングル小(19度以下)」
タイプB「深重心+重心アングル大(24度以上)」

タイプAもタイプBも飛びをアピールしていますが、クラブ性能はまったく違います。料理に例えるならば肉と魚ぐらい違い、同じスイングで両方のクラブを使うと、どちらかはミスショットが出やすくなりますし、飛距離も伸びません。加えて、弾道調整機能が付いている場合でも、タイプAのドライバーはタイプBにはなりませんし、タイプBはタイプAにはならないです。弾道調整機能付きでも、ドライバーは二極化しているどちらかに属しています(どちらにも属さないモノもあります)ゴルファーは自分と相性がいい方をチョイスすればクラブの進化を体感できますが、自分と相性が良くない方をチョイスするとクラブの進化を体感できません。打ちづらくも感じてしまいます。

では、タイプAとタイプBとでは何がどう違うのか?

いくつかポイントがありますが、一番の違いはヘッドの挙動、ボールの捕まり具合でしょう。

タイプA「浅重心+重心アングル小(19度以下)」
タイプB「深重心+重心アングル大(24度以上)」

タイプAはヘッドが返りづらく(捕まりづらく)
タイプBはヘッドが返りやすい(捕まりやすい)

もちろんこれは比較論です。タイプAで真っ直ぐ打てる人にとっては捕まりづらく感じません。打ちやすいので飛距離も出ます。そしてそんな人はタイプBを打つと、「捕まり過ぎて引っかかる」と感じます。逆もしかり、タイプBで真っ直ぐ打てる人にとっては捕まり過ぎると感じません。打ちやすいので飛距離が出ます。そしてそんな人はタイプAを打つと右に右にすっぽ抜けやすくやります。ヘッドの挙動というのは重心距離だけでなく重心深度(重心アングル)というのもかなりの影響を与えるのです。ゴルフクラブをオートバイに例えるならば‥‥

タイプA=ハンドルが左に切れづらく
タイプB=ハンドルが左に切れやすい

という感じです。このため、一般的なジャンル分けとしては‥‥

タイプA=フッカー向け(左のミスを軽減したい人向け)
タイプB=スライサー向け(右へのミスを軽減した人向け)

ということになります。ただし、ハンドルの切れやすさというのは好みもあります。スライサーでもタイプAの方が打ちやすいと感じる人もいれば、フッカーでもタイプBの方打ちやすいと感じる人もいます。何故かというと、ゴルファーはクラブに慣れてしまうと、慣れているクラブの方が打ちやすいと感じるからです。ですので、どちらが適しているかをチェックするには、タイプAとタイプBを実際に打ち比べてみて、どちらの方が飛ぶ(直進性の高い弾道)のか、弾道をコントロールしやすいのかをチェックした方がいいと思います。ヤマハのRMXの兄弟モデル、そしてキャロウェイのビッグバーサの兄弟はタイプの違いハッキリ出ているので、これの兄弟モデルを打ってみると、どちらが打ちやすいのか(曲がりが少ないのか)がかなり正確にジャッジできます。

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ちなみにタイプAはインサイドから下ろさないとヘッドを返しづらく、タイプBはヘッドをアウトサイドから下ろしてもヘッドが返ってくれます。アウトサイド・インのスライサーでも捕まった球が打ちやすいのはタイプBです。

そして、タイプAとタイプBとでは、飛距離に影響する打ち出し角、そしてスピン量にも少なからず影響を与えます。この点については、明日じっくり説明しましょう〜(▼▼)b

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