マーク金井blog

2016年02月05日新規ゴルファーを増やすためにゴルフ練習場がなすべきこととは!?

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昨日はつるやゴルフさんの新製品の撮影でした。ドライバー、FW、UT、アイアンとフルラインアップをじっくりと試打してきました。もちろんマーク金井のことですから、打ったら喋らずにいられません。1球打っては喋り、1打っては喋りの繰り返し。編集作業がかなり大変になりそうなぐらい、喋ってきました。

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撮影場所は、神戸三宮のつるやゴルフ三宮ベイ。打席は3階建で、3階からの見晴らしがすこぶる良い練習場です。つるやゴルフさんの練習場ですからショップも充実しており、クラブも存分に物色できますし、もちろん衝動買いもできちゃいます。

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そんな素敵なゴルフ三宮ベイですが、小山薫堂さん的なことを言わせてもらうと「もったいないなぁ~」と感じてしまうことがあります。ゴルフ三宮ベイさんだけに限らないのですが、ほとんどのゴルフ練習場は、

 

 ゴルフ経験者にはフレンドリーな反面、ゴルフ未経験者、新規参入にはフレンドリーさに欠けていると感じてしまいます。

 

例えば、ボウリング場を思い浮かべてみて下さい。ボウリングは手軽に楽しめるレジャースポーツですが、手軽に楽しめる配慮がかなりなされています。ボウリング場の場合、入ってすぐに受付がありますが、そのすぐそばにレンタルシューズコーナーがあります。

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ラウンドワンなどシャトルバスを運行して、車のない人も気軽に来れるようにしている

 

加えて、ボウリング場の中に入ると、所狭しとハウスボールが並んでいます。ハウスボールはバリエーションが豊富で、重さ、指の穴の大きさも色々あります。マイシューズ、マイボールを持っている人も少なからずいますが、レンタルシューズ、ハウスボールで楽しむ人の比率はかなり高くなっています。

2007/01/03 11:51

 

 スキー場もしかり。マーク金井は毎週、ガーラ湯沢でスノボを滑ってますが、ここもスキーハウスの入り口に巨大なレンタルコーナーがあります。レンタルするのが当たり前ってぐらいな感じです。

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これらと比較すると、ゴルフ練習場はレンタルに力を入れている所は、正直、ほとんどありません。レンタルクラブが目立つ位置にディスプレイされている所もほどんどありません。加えて、石川遼プロも行ってましたが、練習場に置かれているレンタルクラブはあまり程度がよろしくありません。スキー場にいけば最新モデルがレンタルできたりもしますが、ゴルフ練習場で最新モデルがレンタルできるところは皆無に近いと思います。

 

新規参入者を増やすことは容易なことではありませんが、少なくともボウリング場、スキー場は新規参入者に対すして敷居を下げる努力しています。レンタル品もそうですが、スキー場には初心者ゲレンデがありますし、ボウリング場ではガーターを塞ぐ、バンパーレーンがあります。これらは新規参入者、初心者にとっては非常にありがたく、そして初心者も気兼ねなく楽しめるようになっています。バンパーレーンはボウリングに必要不可欠とされるガーターを塞いでます。明らかにルール違反でボウリングもどきになってしまいますが、このおかげで小さい子供はガーターが出ません。投げたら確実に得点が取れるので、ボウリングの楽しさを存分に味わえます。

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ゴルフもしかり。実はゴルフでもバンパーレーンのようなモノを作ることが可能です。ゴルフにおけるバンパーレーンとなるのは、初心者にも楽に打てるクラブ。具体的に言うと、重心距離がゼロに近いクラブはシャフトの延長線上に芯があります。これは野球のバットやテニスラケット同じなので、初心者でもボールを打つのが飛脚的にやさしくなります。重心距離がゼロに近いクラブはあまりにも易しく打てるのでルール違反ですが、初心者にとっては非常にありがたいクラブ、ゴルフが楽しくなるクラブです。

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初心者にとってまず必要なのは、ボールが気持ち良く飛んでくれること。重心距離がゼロに近いクラブでボールを打つというのはゴルフではありません。ゴルフもどきですが、ボールが気持ち良く飛ぶ経験を味わうと、ゴルフに対するハードルが下がります。ハードルが下がれば、次に、本当のゴルフをしたくなるのです。

 

こんなことを数年前から考えていました。考えるだけでは前に進めないので、昨年から重心距離がほぼゼロのドライバーを試作しています。重心距離がほぼゼロのクラブができあがったら、このブログで真っ先にアップしたいと思います~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年2月4日


2016年02月04日ゴルフの新規参入者を増やすのに今すぐ必要なモノとは!?

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昨日はお昼に、オノフの新製品を神田で試打しまくり、夕方からか新幹線で神戸に移動。このブログがアップされる頃は新発売されるゴルフクラブのプロモーションビデオ撮影に入っています。今年に入ってまだ一度もラウンドしてませんが、ドライバーの試打撮影は毎週2~3のペースで入っています。

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そして、今月はクラブを200本以上試打するGDOのホットリストも待ち構えています。

ゴルフクラブを試打する仕事を始めて15年以上経ちますが、クラブの試打は飽きることはありません。新しいクラブを手にすると、「このクラブはどんな意図で作られたのか?」「このクラブはどんなゴルファーに向いているのか?」なんてことを考え、クラブとコミュニケーションするのが楽しいからです。昨日試打したオノフにしても、クラブの方から「こんなユーザーに使ってほしい」「ライバルメーカーとの違いはここだよ」なってことを教えてくれました。

さて、今日のエントリーは昨日の続きです。

スキー場には修学旅行の学生さんがいます。対して、修学旅行でゴルフ場にいく学生さんはまずいません。電車でスキーに行く高校生や大学生はたくさんいますが、電車でゴルフ場に行くのはゴルフ部の生徒さんぐらいです。この現実を考えると、ゴルフ人口は先細りすることはあっても、先太りする可能性は極めて低いでしょう。

2020年に東京オリンピックが開催されますが、ゴルフ業界が何も手を打たないままでいけば、ゴルフ人口は恐らく500万人ぐらいになっていると思います。なぜなら現在のゴルフ業界を支えている段階の世代が70歳を越えてくるからです。マーク金井も2020年には還暦を過ぎています(笑)。

 

では、どんなことに取り組めば若年層の新規ゴルファーを増やせるのか?

若年層の新規参入者を増やすヒントはお寿司業界にあると思います

マーク金井が生まれて初めてお寿司を食べたのは、今から50年ぐらい前。まだ小学生の頃で、当時、お寿司は高級和食でした。日常的に食べている人はごくわずかでしたが、ある時期から一気にお寿司は手軽に食べられるようになりました。理由は2つあり、ひとつは小僧寿司に代表される持ち帰り寿司のお店が増えたこと。もうひとつは、回転寿司の普及です。持ち帰り寿司と回転寿司が登場、そして普及したことにより、コンビニでお弁当を買うような感じ、ファミレスに行くような感じでお寿司が食べられるようになったのです。加えて、回転寿司の登場によって、小さな子供がお寿司を食べる機会が劇的に増えています。

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察しのいい人ならば、もうおわかりでしょう。そうです、ゴルフ業界も持ち帰り寿司や回転寿司のような手軽なモノが登場すれば年齢を問わずゴルフを始める人が増えてきます。回転寿司は「お寿司じゃない、お寿司もどき」なんて言われたりもしますが、お寿司もどきでもお寿司はお寿司。お寿司を食べる人口が増えれば、底辺が広がります。底辺が広がれば、高級なお寿司を食べたくなる人も増えてくるのです。

 では、ゴルフにおけるゴルフもどきとはどんなものか?

米国にはパターだけでプレーできるミニチュアゴルフ場がかなりの数であります。大型ショッピングセンターに隣接していたり、ハイウェイ(高速道路)の脇とかにあり、車を運転しているとすぐ目に入ってきます。パターだけでプレーするのでドライバーとかアイアンは振り回せませんが、パターとボールは本物です。まったくゴルフをプレーしたことない人も、道具(クラブ、ボール)はオモチャではなくて、実際にプレーするのと同じモノを使います。

このパターゴルフ場こそが、ゴルフもどきです。パターゴルフならば、まったくゴルフの経験がない人でもプレーを楽しめます。加えて、ゴルファーが使うのと同じ道具を使えるので、ゴルフクラブでゴルフボールを打つという経験を積むことができるのです。

米国には本格的なパターゴルフ場が郊外のいたる所にあります。これを真似て日本でも本格的なパターゴルフ場を増やして行けば、ゴルフもどきを体験する人が一気に増えます。パターゴルフ場こそが回転寿司の役割を果たしてくれると思っています。

実は、日本でも本格的なパターゴルフ場が3月にオープンするそうです。2月2日付けの日経新聞に、屋内ミニゴルフ場がオープンするという記事が出てました。場所は埼玉県の越谷市。大型ショッピングセンター内の家電量販店の跡に作られるそうです。越谷に作られるのは「バーンゴルフ」と呼ばれ、1ホールが3~4m。「越谷パットサル36」と呼ばれ、2300平方メートルに36ホールを用意するそうです。料金は18ホールで平日大人800円。子供料金が書かれてませんでしたが、高校生以下は400円、小学生以下は200円ぐらいにすれば、ゲームセンターで遊ぶような感覚でゴルフもどきを体験できます。

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米国同様、日本も郊外には大型ショッピングセンターが多数あり、そしてアウトレットも多数あります。これらの大型商業施設に、本格的なパターゴルフ場を作っていけば、ゴルフもどきを体験できる人を確実に増やせるでしょう。そして、パターゴルフ場の認知度を上げていければ、その次のステップとして6ホールのショートコースを大型商業施設のそばに作る。超私的なアイデアですが、ゴルフもどきが増えてくれば、本当のゴルフをしたくなる人が確実に増えてくると思います~。

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2016年02月03日ゴルフ業界とスノー業界、どちらが未来が明るいのか!?

 

こちら売り切れておりましたが!!!

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毎週火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の生放送オンエア。昨日のゲストはエンジョイゴルフの佐々木信也さん。今年のPGAショーについて、そして石川遼プロも使っている脳とココロをトレーニングするためのヘッドデバイスとアプリ「フォーカスバンド」について、じっくり語っていただきました。「フォーカスバンド」は頭にヘッドバンドを巻き、iPhoneやスマホと連携して使うトレーニング機器。左脳と右脳をどんな風に使って居るのかが、すぐに分るシステムです。

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シンディの頭に巻いてるのがフォーカスバンド

オンエア中に、このフォーカスバンドを実際に試してみると、、、、見事なぐらい常識外れな感じの結果になりました。普通にしてても、喋っていても、普通の人とは比べものにならないぐらい右脳状態が長いのです。回りのことなんか気にしない、常識外れな人間だとは思ってましたが、それがフォーカスバンドでも証明されました。ちなみに、アシスタントのシンディがフォーカスバンドを頭に巻いてみると、左脳状態が長く出ました。マーク金井とまったく正反対ですが、コンビを組むにはベストなんだそうです。

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右脳状態

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左脳状態

フォーカスバンドは非常にユニークな脳の状態が分る自己分析ツールで、今まで可視化できなかったメンタル面をものの見事に数値化しています。そして、数値化することでどんな風に改善すれば良いのかの指針も見えてきます。

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ジャパンゴルフフェアでメンタルトレーニングセミナーも開催するようです↑クリック

そして数値化と言えば、一昨日月曜日、今シーズン10回目のスノボを北海道のトマムで楽しんできましたが、その時にスキー&スノボの人口が約700万人だということを伺いました。かつては2000万人を越えていた時期もあったことを考えるとかなり減っていますが、それでもボトムの頃よりは少し盛り返しているそうです。対して、ゴルフ人口も現在は約700万人。くしくもスノー業界とゴルフ業界のプレー人口は同じぐらいです。ちなみに、ゴルフは最盛期(バブル時代)には約1200万人ぐらいでした。

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スノー業界は700万人のプレー人口がいますが、マーク金井がスキー場に行くと最年長に近いゾーンに位置します。スキーは50歳以上の人も少なからずいますが、スノボはまずいません。スノボをやっている人のほとんどは30歳以下。スキーはそれよりは高年齢ですが、それでも平均年齢は30歳以下だと思います。というのも、小学生以下の子供達が多数スキー場に足を運んでいるからです。対して、ゴルフは平均年齢はかなり高いです。マーク金井が薄暮ゴルフでお世話になっている赤羽ゴルフ倶楽部だと、30歳代以下のゴルファーは数えるぐらいしかいません。60歳以上のシニアゴルファーの比率が高く、50歳代でも若い部類になったりします。この現実を踏まえると、ゴルフ業界よりもスノー業界の方が、未来が明るいと思います。小学生の時にスキーを始めれば、大人になってスキー場に戻ってくる可能性があるからです。対して、高齢者は年齢が上がるごとに体力的にゴルフを続けるのが厳しくなります。

 

ゴルフはシニアになっても楽しめます。なので単純に年齢構成比を比較することはできませんが、それでも若年層がゴルフを楽しむ比率はかなり低く、そして若年層に対してハードルが高い状態になっています。スノー業界と比較すると、ゴルフ業界は

・プレー代が高い(交通費を含む)
・レンタルが充実していない
・学校教育に組み込まれていない
・年寄り向けのイメージがある
・オシャレにみえない

トマムのスキー場にはには修学旅行の学生さんがいました。ガーラ湯沢に行く新幹線の社内には高校生や大学生のグループが多数います。ゴルフではこれらの光景はまずありません。ジュニアゴルファーはいますが、10代、20代の初心者が4人集まって電車に乗ってゴルフに行くという光景はまず、お目にかかれません。この現実を考えると、数年後は
スノー業界よりもゴルフ業界のプレー人口の方が少なくなる確率が高いと思います。

このままで行けば、ゴルフ人口は減ることはあっても増えることはないでしょう。2020年に東京オリンピックが開催されますが、この時のゴルフ人口は恐らく500万人ぐらいになっていると思います。なぜなら現在のゴルフ業界を支えている段階の世代が70歳を越えてくるからです。

では、どんなことから取り組めば若年層のゴルファーを増やすことができるのか?

超私的なことを言わせていただくならば、いきなりゴルフを始めてもらうのではなくて、ゴルフもどきを増やし、ゴルフクラブを手にしてもらう人の数を増やすことです。ゴルフもどきについては次回紹介したいと思います~。

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年2月2日


2016年02月01日夏場と冬場でゴルファーに適したクラブのスペックは変わるのか!?

昨日は帯広の練習場、アップアイランドゴルフクラブさんで出張セミナーを開催しました。前半は「シャフトセミナー」、30分の休憩を挟んだ後半は「シャットフェースセミナー」を実施。15時からの開始でしたが、

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練習場の打席は氷点下4度を下回ってました。そんな中、10名以上の参加をいただき、2時間休む間もなく、喋り、デモンストレーションしてきました。もちろん、受講者にも実際にボールを打っていただき、シャフトのしならせ方、フェースの使い方を実際に体験していただきました。

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手前味噌ですが、セミナーを受けてスイングの仕組みを理解し、実践いただくとスライサーもドローが打てるようになりますし、チーピンに悩むフッカーもフェードが打てるようになります。スイングを劇的に変えなくても、シャフトのしならせ方、スイング中のフェースの向きをコントロールできるようになると、弾道もコントロールしやすくなってくるのです。昨日のセミナーでも、スライサーがシャフトのしなり戻りと、手のクロスオーバーを意識しただけで球筋が激変。弱々しいコスリ球が、力強いドロー弾道になりました。スノボはターンの切り替えでクロスオーバーが上手くできるとスムーズにターンできのと同じく、ゴルフスイングはダウンスイング中にクロスオーバーが上手くできると、振り遅れませんし、インパクトでフェースが開きません。捕まった球が打てるようになります。

 

クロスオーバーという言葉はスノボでよく使うテクニカルワードで、ターンの切り返しの時、体がボード(板)を乗り越える動きです。ゴルフにおけるクロスオーバーとは、スイング中、右手が左手を乗り越える動きです。テークバックの途中で右手は左手を乗り越え、ダウンスイングの途中で右手は再び、左手を乗り越えます。スノボもゴルフも、このクロスオーバーがタイミング良くできると、動作が劇的に良くなるのです。逆に言うと、このクロスオーバーがタイミング良くできていないと、ゴルフもスノボも動作が良くなりません。スノボにおいてはターンが不成功に終わり、ゴルフにおいてはクラブの軌道が悪くなったり、振り遅れたり、スライスや引っかけのミスが出やすくなります。

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スノボが上達するWEBサイト スノボのスーより転載! 上達したいスノーボーダー必見↑クリック

 

ちなみに、ピンから新しく出たクラブ、Gシリーズのクロスオーバーは、アイアン型ユーティリティクラブの名称です。まったくもって偶然ですが、2016年、このクロスオーバーという言葉をゴルフ業界に定着させたく思っています。

 

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さて、セミナーが終わる頃、ちょうど日暮れになりました。かなり冷え込みましたが、冷え込んだ時には打ちやすいクラブと打ちづらいクラブがあることを再確認できました。そこで今回は、気温がゴルフクラブに及ぼす影響、気温がスイングに及ぼす影響について書いてみたいと思います。

 

北海道、帯広の冬の寒さは関東地方の比ではありません。氷点下を下回る気温に対応するには、どうしても厚着になります。加えて、氷点下を下回る気温になってくると、シャフトのしなりも少なく感じます。なので、寒い時に振りやすいクラブとは、

 

  •  夏場よりも少し重く(クラブ総重量)

  •  夏場よりもシャフトを少し軟らかく(シャフトの硬さ)

  •  夏場よりもシャフトを少し重く(シャフト重量)

 

これが冬場にお勧めです。クラブ(シャフト)が重くなると、クラブの重みで腕の振りが大きくなってくれますし、クラブの重みで身体が回りやすくなります。厚着しててもテークバックが浅くなるのを防止できます。シャフトを少し軟らかくすると、切り返しでしなりを感じ取りやすくなり、打ち急ぎのミスを防止できます。セミナーでは、デモンストレーションでゼクシオの最新モデル、ゼクシオ9を使いましたが、このモデルはシャフトの手元側が軟らかくなっています。この手元側のしなりのおかげで、寒い中でもクラブを上手くコントロールできました。普段(夏場)ドライバーのシャフトが60gでSシャフトを使っているならば、冬場は65~70gで、SRぐらいがお勧めです。普段(夏場)が45.5インチならば、冬場は44.5~45インチにすると、気温にマッチしたクラブになります。

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ちなみに、クラブの購入時期が真冬とか真夏とかならば、反対側の季節のクラブ(シャフト)を用意するのをお勧めしたいです。真冬の寒いときに振りやすいクラブは、真夏の暑い時には物足りなくなります。逆に、真夏の暑い時に振りやすいクラブは、真冬の寒い時にはハードな感じになったり、シャフトが硬くてタイミングが取りづらくなる恐れがあるからです。シャフトが脱着できるタイプのドライバーならば、ヘッドはひとつで、夏用と冬用のシャフトを用意しておくのは大いにアリです。

暑い時と寒い時とでは、身体のコンディションが変わるだけでなく、服装も変わってきますし、クラブ(特にシャフト)の挙動も変わってきます。気温が30度以上変われば、クラブ(特にシャフト)を変えた方が、スムーズにスイングできますし、ナイスショットの確率を上げやすくなるでしょう~。

 

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マーク金井ブログ更新しています冬場のクラブスペックについてhttp://analyze2005.com/mkblogneo/?p=15177

Posted by マーク金井のアナライズ on 2016年1月31日


2016年01月31日これからのゴルフクラブはどんな風に進化していくのか!?

あっという間に1月も今日が最終日。このブログがアップされる頃には、羽田空港から北海道に飛び立っています。向かう先はとかち帯広空港。15時からゴルフ練習場、アップアイランドゴルフクラブにてマーク金井が講師を務める「シャフトセミナー」「シャットフェースセミナー」を実施します。冬場、北海道でゴルフプレーはできませんが、多くの練習場は年間通してオープンしてます。この時期の帯広はかなり冷え込んでますが、氷点下の中でも練習場には熱心なゴルファーがひっきりなしに来られています。

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アナライズのセミナーは神田のスタジオでも実施しますが、ご要望があれば国内はもとより、海外でも出張実施いたします。冬場に関しては、スノボを楽しめる寒い地域を大いに優先させていただきます。

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今回の出張セミナーでは、ヘッドが巨大なXLアイアン、フニャフニャシャフト、そしてスノボを自ら担いではせ参じます。背負子なるスノボケースは大変便利で、これがすべてひとまとめに入ってくれます(笑)。

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今月を振り返ってみると、スノボには9回行きましたが、ゴルフのラウンドは0回です。アナライズを作って11年目を迎えましたが、こんなことは初めて。ゴルフを嫌いになったわけではありませんが、寒い時は寒い時にしか出来ないことを存分に楽しみたくなったからです。なので、今のところ2月もラウンドの予定はゼロです。

 

ラウンドの予定はゼロですが、出張と試打の予定はかなり入っており、2月は毎週のようにどこかに出かけてクラブを試打し、神田のスタジオでも試打をしまくっています。今年に入ってすでに30本近くドライバーを試打していますが、目立つのがヘッドにカーボン素材や樹脂素材を採用したモデル。ざっと上げてみると、

 

テーラーメイド M1&M2、

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キャロウェイ グレートビックバーサビッグバーサα816ダブルダイヤモンド

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コブラ キングリミテッド、キングF6+

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ナイキ ヴェイパーフレックス

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ヨネックス E−ZONE XPG

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国内メーカーは少ないですが、米国メーカーはカーボンや樹脂素材を組み合わせたドライバーが一気に増えています。カーボンや樹脂素材はチタンよりも比重が軽いため、余剰重量を生み出せるからです。かつてプロギアがデュオをヒットさせていることを考えると、カーボン素材を用いたドライバーは弁証法で言うところの、らせん的発展を遂げています。
かつてのカーボン複合ドライバーは「打球音」が弱点でしたが、らせん的発展を遂げている今どきのカーボン複合ドライバーは弱点だった「打球音」がかなり良くなっています。加えて、余剰重量の使い方も進化を遂げています。

 

 さて、このらせん的発展。

 

歴史はらせん的発展を遂げて繰り返されることを考えると、カーボン旋風はドライバーやFWだけでなく、アイアンでも大いに考えられます。今から30年以上前、まだドライバーがパーシモンが主流の頃、カーボンヘッドのアイアンが市販されてました。フェース面はカーボン素材で、これがものすごく飛びました。当時は弾道計測器なんてなかったからでしょう。カーボンアイアンのキャッチコピーは、ズバリ、

 

カーボンは飛ぶ!!!!

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でした。ではなぜカーボンアイアンは飛んだのかというと、アイアンにもかかわらずスピンが非常に少なかったからです。フェース素材がカーボンのアイアンは、インパクト時、ボールはフェース面上をスリップします。いわゆるラフからフライヤーを打ったような感じの弾道になったため、例えば、7番アイアンでもスピン量が3000回転以下になっていたと思われます。カーボンアイアンは「高打出し、低スピン」の弾道がオートマチックに打てたから飛距離が出たのです。もちろんスピンが少ないわけですから、グリーンにピタッと止まる球は打てません。しかしながら、飛距離を求めるシニア、女性には、このカーボンアイアンは「飛ぶ」の人気がありました。

 

ちなみに、カーボンアイアンの弱点はもうひとつあり、フェース面の耐久性が高くありません。長く使っているとフェース面が摩耗します。

 

弱点が2つあるカーボンアイアンですが、これもらせん的発展を遂げると最新のアイアンになる可能性が大きいです。スピン量に関しては、低スピンのままで問題ないと思います。ヘッドスピードが遅いシニア、女性ゴルファーの場合、グリーンに止まることよりも距離が出た方がいいからです。

 

フェースの摩耗に関しては、これはらせん的発展で問題が解消できます。少し前にテーラーメイドがフェース交換式のウエッジを発売しています。ウエッジでフェース交換できるのであれば、アイアンでもフェース交換式を作ることは可能だと思います。かつては交換や調整機能というのはルール違反でしたが、2008年のルール改正によって交換、調整機能というのはルール適合になりました(ラウンド中の交換、調整はNG)。なので、カーボンアイアンの場合もフェースが摩耗したならば、交換すればいいだけ。らせん的発展を遂げることができれば、カーボンアイアンが復活することも大いにありえるのです。

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カーボンと言えば、国内メーカーではヨネックスの名前がまず浮かび上がります。同社は自社にカーボン成形工場も持っているので、自社開発ができます。ヨネックスがカーボンアイアンを復活して出してくれば、アイアンもカーボン時代が突入するかもです~。

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