マーク金井blog

2015年12月18日超私的に検証!? スコアをまとめられる人と、まとまらない人は一体どこが違うのか!?

昨日は、第4回MMT9の本大会が開催されました。場所は9ホールの聖地、千葉市民ゴルフ場(千葉県、若葉区)。第2回大会に続き2度目の開催となりました。天候は曇り、風は微風。整備されたグリーンは転がり素晴らしく、絶好のコンディション。プロ20名、アマチュア20名が熱戦を繰り広げ、優勝スコアは3アンダー。今野康晴プロ、金沢隆光プロ、細川和也プロ、そしてアマチュアの長山寿也さんが3アンダーで上がり、優勝を飾りました。

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5位タイは1アンダーで5選手が並び、11位タイはイーブンパーで6名の選手が並びました。マーク金井は予選をカウントバックで敗退しましたが、スポンサー枠での参戦。2番から3ホール連続のボギーを叩きながらも、最終9番でバーディー。トータル3オーバー(39)で、総合27位タイ、アマチュアの部で12位でした。前回(第2回大会)では強風の中、最終9番で2発池ポチャして10を叩いて撃沈。今年の目標はスコアもさることながら、9番(パー5)をちゃんとプレーすること。2オンを狙えるホールですが、今回はセカンドをPWで刻み、残り133yを9番で狙い、ピン右4mに3オン。なんとかワンパットで決めることができ、バーディーフィニッシュできました。

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MMT9は世界最小プロトーナメントですが、運営はレギュラーツアーに引けを取りません。数多くのスタッフが運営に携わり、スタートホールではプロのアナウンサーが選手紹介をします。各ペアリングにはスコアラーが帯同し、ゴルフネットワークプラスを使ってリアルタイムで速報をインターネット上にアップしています。今回もおかげさまで、FBページへのリーチがわずか3時間で8000を越えました。

 

多くのゴルファーに関心を持っていただけたことを嬉しく思っています。

 

さて、このリアルタイム速報ですが、スコアと順位が分かるだけでなく、それぞれの選手のホールバイホールも分かります。これをじっくり眺めていると、スコアが良かった選手には共通していることがあり、スコアが良くなった選手には共通していることがあります。そこで、今回はMMT9の結果から、

 

スコアメイクする上で必要なことについて、超私的に分析してみたいと思います。

まずは上位11位タイまで(パープレー以上)の選手に共通していることは、1ホールでダボ以上叩く選手は皆無でした。他に共通していることは、、、

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・スタートホールでバーディーが4人、ボギーは0人

・パー5でバーディが8個、ボギーが2個

・パー3でバーディが6個、ボギーが7個

・7番ホールでバーディが8人、ボギーが1人

9ホールの短期決戦なので当たり前と言えばそれまでですが、上位勢ではスタートホールでつまづいた選手は一人もいません。加えて、9ホールで一番難易度が低かった7番でのバーディー率が非常に高かかったです。そして、パー5でもバーディー数がボギー数をかなり上回っていました。

以外だったのがパー3の平均スコア。ピン位置が難しかったこともありますが、バーディー数よりもボギー数の方が上回っていました。トップスコアを出した4選手に限って言えば、パー3でボギーを叩いた選手は一人もいませんでした。

対して、下位の選手のスタッツを調べてみると共通していることがあります。下位10名の選手のスコアをじっくり見ると、

・スタートホールでスコアを崩す選手が多い。パーは2名、ダボ以上が3名。5名がボギー

・パー3で叩く選手が多い。ダボ以上が3個。

・パー5で叩く選手が多い。ダボ以上が7個。

MMT9の場合、アマチュア選手も予選を勝ち抜いている選手が10名出てますし、スポンサー推薦で出場している選手もかなりの腕前の選手ばかりです。しかしがら、下位になってしまっている選手の場合は、1ホールでダボやトリプルを叩いています。それもパー5でスコアを大きく崩しているのが浮き彫りになっています。

千葉市民の場合、パーはそれほど距離は長くありません。どちらも500y満たないです。ただし、どちらのパー5とも池が絡んでいるので、思わぬ落とし穴に入るとダボ以上が簡単に出ます。

パー3に関して言えば、上位下位に関係なくボギーは出ています。対して、パー5では上位と下位とではスコアの差が大きく開いています。これからも分かるように、コース攻略で一番大事なのはパー5でのプレー。パー5はスコアを稼げるとか、ミスしても取り返せると思っているゴルファーが少なくありませんが、実は、そうではありません。パー5は打つ回数が多いので、ミスショットが出る機会も多くなります。加えて、ミスを取り返そうとして頑張ってしまうと(ギャンブルショット)、それが裏目に出てしまうとダボ以上が出ます。

ゴルフはミスのゲームです。スコアメイクを本気で考えるならば、まずはパー5の平均スコアを上げる努力をして下さい。パー5の平均スコアを上げるコツについては次回、説明したいと思います~。

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2015年12月17日今どきのドライバー、超私的にジャンル分けするとこんな感じになります!?

今年も残すところ2週間。師走の慌ただしい中、このブログがアップされる頃には千葉市民ゴルフ場にいます。第4回目を迎える世界最小トーナメント、MMT9の本大会が12時31分からスタート。プロ20名、アマチュア20名が参加し、9ホールの熱き戦いが繰り広げられます。世界最小規模のトーナメントですが運営は男子レギュラーツアーにも勝るとも劣りません。スタートホールではプロのアナウンサーがスタートコースしますし、リアルタイムでの速報をやってます。プロの試合ですから、もちろんギャラリーも現地観戦できます。

 

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無料で観戦できます

 

マーク金井は最終組、13時34分にスタート。この試合は競技方法もユニークで、プロはクラブ4本しか使えません。対して、アマチュアは7本です。クラブの本数を制限することでプロならでの技をぞんぶんに見ることができますし、プロはプロで技の引き出しがどれだけあるのか問われます。過去3回はいずれもプロが勝ってますが、9ホールの短期決戦ですから何があるか分りません。アマチュアの優勝も大いにありえる試合です。

 

さて、今日のエントリーは昨日の続きです。今どきのゴルフクラブ、特にドライバーはカテゴリーが分けが難しくなっていると書きました。現在は、ゴルフクラブを以下のようにカテゴライズしています。

 

・ビギナー(初心者、これは昔も今も同じ)
・アベレージゴルファー(昔で言うならば、中級者)
・セミアスリートゴルファー(昔で言うならば、中上級者)
・アスリートゴルファー(昔で言うならば、上級者、プロゴルファー)

 

ゴルフを長くやっている人でもかなり分かりづらいカテゴライズです。プロや上級者がやさしいクラブを使うようになったことが影響しているのだと思いますが、ゴルフ未経験者だけでなく、長年ゴルフをやっている人でもわかりづらくなっています。

 

では、今どきのゴルフクラブ(特にドライバー)は、どんな風にカテゴライズすると分りやすくなるのか?その答えの一つは、価格です。米国では、

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499ドル
399ドル
299ドル

 

と3つのカテゴリーに分かれています。値段が高い、普通、安い。非常に分りやすいカテゴライズですし、ゴルフ未経験者にもクラブを選びやすくなっています。ただし、このカテゴライズだと価格は分っても、クラブの性能を見極めるのが難しくなります。そこで、超私的に提案したいのが、クラブ性能のジャンル分け(カテゴライズ)です。

 

昔と違って、今どきのゴルフクラブ(特にドライバー)は、設計の自由度が高くなったことで見た目だけでは性能が見分けづらくなりましたが、クラブの性能に強い影響を与えているのが、

 

重心距離と慣性モーメントの大きさです。

 

 

この2つの数値が変わると、振り心地、そしてクラブの挙動がガラッと変わります。

重心距離が短い(慣性モーメントが小さい)=ヘッドの操作性が高い
重心距離が長い(慣性モーメントが大きい)=ヘッドの操作性が低い

 

 

操作性と言ってもピンとこない人もいると思いますが、要するに、スイング中に、ヘッドを回転させやすいのが「操作性が高い」、スイング中に、ヘッドが回転しづらいのが「操作性が引く」ということ。

 

スキーやスノボに例えるならば、

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重心距離が短い=サイドカーブが小さい(小回り系)
重心距離が長い=サイドカーブが大きい(大回り系)

 

となります。なので、重心距離が長くて慣性モーメントが大きいクラブというのは、ミスに強い(スイートエリアが広い)という特徴がありますが、同時に、操作しづらいクラブでもあるのです。車に例えるならば、トレーラーや大型トラック。直進安定性にすぐれているので、「オートマチック系」というのが分かりやすい例えです。

 

対して、重心距離が短くて慣性モーメントが小さいクラブというは、ミスに強くない(スイートエリアが広くない)という特徴がありますが、同時に、操作しやすいクラブでもあるのです。車に例えるならば、小型のスポーツカー。ハンドリングがシャープでカーブを曲がりやすいので、「マニュアル系」というのが分かりやすい例えです。

 

今どきのゴルフクラブ(特にドライバー)は、この2つと、その中間的なクラブにジャンル分け(カテゴライズ)できます。クラブメーカーも、このような表記をしていだけると、ゴルファー(ユーザー)がクラブを選びやすくなると思います~。

 

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2015年12月16日ここが変だよ日本のゴルフ界!? ゴルフクラブのカテゴリー編

昨日は久しぶりに電車薄暮ゴルフに行ってきました。場所は神田から30分ほどで行ける赤羽ゴルフ倶楽部(東京都、北区)。12月とは思えないほど穏やかな天気の中、担ぎセルフで9ホール。来場者が多かったですが、それでも9ホールに費やした時間は2時間ほど。18ホールの半分ですが、担いで歩いてプレーしているので18ホールをカートに乗ってプレーしているよりも歩いています。2時間ガッツリあるいてプレーすると、9ホールでも十分な運動量。プレー後の生ビールはひときわ美味しかったです(笑)

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そして夜は、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストは東京スポーツの森伊知郎さん。新聞記者の目から、現在のプロゴルフ界についてじっくり話を伺いました。森さんには質問コーナーでも答えていただきましたが、あらためて「ここが変だよ」と思ったのがゴルファーのカテゴライズです。

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質問は、こんな感じでいただきました。

 

 雑誌のドライバー特集で、セミアスリートに良いと目にするんですが、「セミアスリートってなんやねん?」ってマークさん思いませんでしょうか?

 

 

ゴルフを長くやっている人はもとより、ゴルフをまったくやっていない人が「セミアスリート」といったら、恐らく「どんな人なのかまったくイメージ沸かない」と思います。
そもそもゴルフがスポーツであるとするならば、「ゴルファー=アスリート」になるわけですから‥‥

 

 

で、現状から先に申し上げると、ゴルフクラブをカテゴライズ(分類分け)するために、ゴルフメーカーは、以下のようにゴルファーをカテゴライズしています。

 

・ビギナー
・アベレージゴルファー
・セミアスリートゴルファー
・アスリートゴルファー

 

ちなみに、メーカーによっては「プレミアムアスリート」というカテゴリーを作っている所もあったりします。

 

このカテゴライズを、かなり強引に分かりやすく変換すると、、、

 

・ビギナー(初心者、これは昔も今も同じ)
・アベレージゴルファー(昔で言うならば、中級者)
・セミアスリートゴルファー(昔で言うならば、中上級者)
・アスリートゴルファー(昔で言うならば、上級者、プロゴルファー)

 

 

30年前には、アスリートゴルファーとかセミアスリートゴルファーといったカテゴライズはありませんでした。アマチュアゴルファーは単純に、

 

・初心者
・中級者
・上級者

 

という風にカテゴライズされ、ゴルフクラブも初心者向け、中級者向け、上級者向けという風に作られて、そして販売されていました。

 

 では、なぜクラブメーカーはゴルファーのカテゴライズを分かりづらくしたのか?

 

 

ここからはマーク金井の推察ですが、ひとつはゴルフクラブが従来のカテゴライズだとつじつまが合わなくなったのだと思います。30年以上前ならば、プロや上級者は、例外なく上級者向けのクラブを使っていました。中級者向けクラブを使うなんてことは無かったのです。それが、チタンドライバーが登場し、460CCの大型ヘッドが当たり前になってからは、プロや上級者が中級者向けのクラブを使うようになってきました。

 

上級者≒上級者向けクラブ

 

という図式が出来てしまったため、クラブメーカーは「上級者向け」クラブというのが成立しなくなってしまったのです。結果、上級者に変わるカテゴライズとして、

 

上級者=アスリート

 

という図式を作ったのだと思います。アスリート向けが上級者になると、中級者も中級者というカテゴライズができません。結果、「中級者=セミアスリート」というカテゴライズが生まれたのだと思います。もちろん、ゴルファーのカテゴライズは腕前だけでは決まりません。「競技に積極的に参加している人=アスリート」というカテゴライズもなされています。

 

クラブメーカーがゴルファーをカテゴライズしているのは(しなくてはならないのは)、クラブをカテゴライズしないと、ゴルフクラブのジャンル分けができないからです。でも、現在のジャンル分けは、決して、分りやすいジャンル分けではありません。ゴルフをしたことがない人がこのジャンル分けを見たら、「クラブを購入するのは難しい」「クラブを購入するのは面倒」と感じるに違いありません。

 

では、どんな風にクラブをカテゴライズすればいいのか?

 

すごくシンプルですが分りやすいのか、ゴルファーのタイプではなくて、価格で分ければいいと思います。実際、米国ではクラブのジャンルは価格で明確に分かれており、例えばドライバーならば、

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499ドル
399ドル
299ドル

 

と3つのカテゴリーに分かれています。値段が高い、普通、安い。非常に分りやすいカテゴライズですし、ゴルフ未経験者にもクラブを選びやすくなっています。

 

なんでも米国の真似をすればいいわけではありませんが、ことクラブのカテゴライズに関しては価格が分りやすいと思います。クラブのカテゴライズがシンプルなれば、ゴルファーは昔のように、ビギナー、中級者、上級者とシンプルにカテゴライズできます。ゴルフクラブの性能の分け方については、次回、じっくりと説明しましょう~。

 

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48と、L(60度)しか残っておりませんが、T島は 48度を50度に寝かし、Lを2度立てて58度として使っていました。(AとSはありませんか?とか面倒くさいので聞かないでください。無いもんは無いのです・・)

明日はMMT9 本戦です

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無料で観戦できますので、是非皆さんお越しください

マーク金井ブログ更新していますセミアスリートって・・メーカーの苦悩がにじみに出ていますhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=14801

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年12月15日


2015年12月14日2016年のドライバー、超私的に「ぶっ飛び」指数をランキング!!!!

12月のこの時期は忘年会のシーズン真っ只中ですが、今年のアナライズはセミナーシーズン真っ只中。昨日は高速度カメラを使った「インパクトセミナー」を実施し、来週以降も12月20日と12月23日にもセミナーを開催します。嬉しいことに、今年は忘年会の回数よりもセミナーの回数の方が上回りました。

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忘年会は12月にやるから忘年会ですが、12月の恒例行事としては欠かせないのがランキングでしょう。そこで今回のエントリーは、今年試打したドライバーの飛びの性能を超私的にランキングしてみたいと思います。超私的とわざわざ書くぐらいですから、誰が打っても飛ぶという意味ではありません。あくまでマーク金井本人が打った時に、飛び指数が高いドライバーのランキングです。

 

 

では、早速発表します。今年打った中で飛んだトリプルスリーは、、、、

 

テーラーメイド M1

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ナイキ ヴェイパーフレックス440

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テーラーメイド エアロバーナー

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この3モデル。このブログでも紹介してますが、M1エアロバーナーともに2本購入してますし、今年のラウンドで使う機会が多かったのもこの2本です。昔からテーラーメイドのドライバーを使うことが多かったですが、今年は、特にこの2モデルが不動のエースドライバーでした。M1については昨日のブログでも書きましたが、低重心効果で低スピン弾道が打てて飛びます。ナイキのヴェイパー フレックス440もコースで打ちましたが、これも低重心で低スピン弾道で飛距離を稼げます。発売は来年3月4日。すでに購入リストに入っています。

 

このヴェイパーフレックス440の特徴は、ヘッドの60%に軽量素材のRZN(樹脂素材)が採用されていること。チタン素材が使われているのはフェースとボディの前側だけです。これによりに大きなフリーウエート生み出してます。加えて、ソールには重心を前後に移動できるスティック(フレックスフライト)を搭載。これで重心深度を浅くする方向に調整して打つと、低スピンのぶっ飛び弾道が打てました。

 

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3位に入ったエアロバーナーは、重心距離が長めで浅低重心。シャットフェースなトップを作ってインサイドからヘッドを入れると、ドロー弾道で飛距離を稼げます。M1に比べるとややヘッドが軽い(それでも200g弱あります)ので、45.5インチの長さで飛距離を稼げます。

 

トリプルスリーには入りませんでしたが、その次に飛び指数が高かったのは以下の3モデルです。

 

・コブラ Fly-Z+

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・テーラーメイド 初代グローレ

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・ブリヂストン JGR

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Fly-Z+もヘッド上部(クラウン)はカーボン素材。ソールには重心の深さを調整できるウエートが配され、重心を浅くする方向に調整すると低重心効果で低スピンで飛距離を稼げます。重心距離はエアロバーナーよりもさらに長いので、ヘッドの飛び指数も高いです。Fly-Z+はエアロバーナーとM1を足したようなハイテクドライバーで、リッキー・ファウラーも使っているにも関わらず、何故か日本でスマッシュヒットしませんでした。今は、マークダウンされているのでかなりお買い得価格で手に入ります。テークバックでフェースを開いてしまう人には向きませんが、シャットフェースのトップを作れる人には、飛び指数が高いドライバーです。

 

 

初代グローレは発売されたのが2012年。今から3年以上前のドライバーですが、現在も飛び指数はかなりのモノです。テーらメイドにしてはヘッドがやや軽め(それでも日本製ドライバーに比べれば軽くありません)なので、46インチの長尺仕様に作れ、46インチ効果でヘッドスピードを上げて飛距離を稼げます。フェースは鍛造で弾き感、そしてインパクト音が澄んでいます。ことさら低重心ではありませんが、46インチ効果で飛び指数が高くなります。ヘッドはノーマルポジションだとややフックフェースになるので、マーク金井が使う時はフェースを開く方向に調整して使っています。

 

JGRは出たばかりの新製品。ブリヂストンのモデルの中では重心距離がやや長めで、シャットフェースなトップを作る人間にも振りやすくなっています。ルール適合モデルですがフェースの弾き感が良くボール初速が出ます。ヘッドがやや軽めなので46インチぐらいに仕上げると、長尺効果でヘッドスピードを上げて飛ばせるドライバーです。

 

選んだドライバーの6本の内、3本がフルチタンではなく、カーボンや樹脂素材とのコンポジット構造。コンポジット構造の方が低重心に設計しやすいことを考えると、2016年に発売されるドライバーは、ますますコンポジット構造が増えてくるでしょう~。

 

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雑誌やWebに氾濫するゴルフクラブの情報は、正しい知識を持っていないと間違ったクラブ選びにつながる恐れがあります。ぜひとも本書を読んでゴルフクラブの正体(本質)を理解し、様々な情報に惑わされずにクラブの良し悪しをジャッジしてください。

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2015年12月13日ルール適合なのに、テーラーメイドのM1ドライバー「ぶっ飛ぶ」理由とは!?

今週末アナライズセミナーウイーク。昨日、土曜日は「ストレッチパッドセミナー」と「ゴルフの竪琴セミナー」を実施。そして、今日、日曜日は高速度カメラを使った「インパクトセミナー」を実施致します。セミナーは各回とも定員は6名。少人数にこだわるのは実際にボールを打ってもらったり、実際に身体を動かしてもらいたいからです。すでに今年も残すところ20日を切りましたが、まだまだセミナー開催致します。ふるってのご参加を心よりお待ちしております。(12月のセミナーはすべて満席となっております。1月も開催しますよ)

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さて、このセミナーですが質疑応答の時間も設けています。ゴルフに関すること、そしてクラブ(道具)に関することに関して色々と質問をいただきますが、ドライバーに関して多いのが「テーラーメイドのM1」ってどうなんですか? 「M1はなんで飛ぶんですか?」。FBやTwitterでも購入者は、こぞって「飛ぶ」というコメントを残しているからだと思いますが、とにかくM1の注目度は高いです。

 

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そこで今回のエントリーは、M1が飛ぶ理由について超私的に説明したいと思います。YouTubeの動画でも説明していますが、M1の特徴はヘッド上部(クラウン部分)にカーボンを採用していること。これによりデザインは派手なツートンになり、そしてヘッド上部が軽くなったことでフリーウエート(余剰重量)が増え、設計の自由度が増しています。

M1の場合、ソールには重心距離が変えられるレールと重心深度を調整できるレールが配されてますが、基本性能として言えるのは重心位置がとにかく低いことです。そして、ヘッドはルール適合としてはトップクラスにヘッドが重いです。米国仕様も日本仕様もヘッドの重さはどちらも同じで、約204g(スリーブ込み)もあります。

 

 M1の飛び指数が高い理由は2つで、

・市販トップクラスの低重心(低重心率53.3%)
・市販トップクラスの重ヘッド(204g)

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重心が低いほど飛び指数が上がるのは、低重心なほど芯(スイートスポット)とフェース上端までの距離が長いから。スイートスポットとフェース上端までの距離のことを、有効打点距離とか第2重心高とかと呼びますが、この数値が高いほどスイートスポットよりも上でボールをヒットしやすくなります。スイートスポットよりもやや上でヒットすると、縦のギア効果が働き、ギアが噛み合うような感じでヘッドはロフトが増える方向に回転し、ボールはオーバースピンがかかる方向に回転します。その結果、ボールの反発は少しダウンしますが、「高打出し、低スピン」の飛ぶ弾道を手に入れられるのです。

 

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 M1の場合、フェース高が59mmに対して、スイートスポット高が31.5mm。この数値は市販ドライバーの中でもトップクラス。有効打点距離が27.5mmもあるのは、カーボンクラウンの効果によるものでしょう。

 

 

次にヘッド重量ですが。フェースの反発係数が同じ場合、ヘッドが重い方がインパクト時の衝突エネルギーが増し、ボール初速が上がります。テーラーメイドはヘッドの重さについては公式にアピールしていませんが、204gというのは市販ドライバーの中ではかなり重い部類です。

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以上のことからも分るように、M1は物理的に飛びの要素がちゃんと盛り込まれています。そして、もうひとつの特徴は重心位置のバランスが非常に良い。ノーマルポジションで計測してみると、

 

・重心距離 約38mm
・重心深度 約37mm

 

好みもありますが、一般的には重心距離と重心深度の値が同じになっている方がスイング中のヘッドの挙動が安定し、振りやすさを感じます。そしてM1のスイートスポット位置はフェース中央。フェースセンターに重心(スイートスポット)があるので、視覚的にも芯で捕らえやすく設計されています。

 

 では、M1は誰が打っても飛ぶドライバーになるのか?

 

 

残念ながら答えはノーです。何故かと言うと、ここまでヘッドが重いと打ち手を選びます。軽いヘッド(195g以下)のドライバーに慣れている人や、軽いヘッドの方がタイミング良く打てるゴルファーにとっては、M1の204gは重すぎます。軽いヘッドの方が上手くて打ている人には、M1は飛ぶドライバーにはならないでしょう。そして、スピン量が少なくて飛距離をロスしている人の場合も、M1は飛ぶドライバーにならない可能性があります。元々スピンが少ない人の場合、スピンが減りやすいドライバーを使ってしまうと、ますますボールが上がりづらくなるからです。

 

 

M1はプロユースで使うことを前提に設計されたドライバーです。なので、低重心の度合いが強く、そしてヘッドが重くなっています。シャフトのセレクションによっても変わってきますが、M1はヘッドスピードが遅い人よりもヘッドスピードが速い人、非力な人よりもパワーがある人の方が、「飛び」を実感しやすいドライバーだと思います~。

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年12月12日