マーク金井blog

2015年09月23日インパクトの真実 その2 頑固なスライスを矯正する簡単確実に矯正するコツとは!?

FBを見ているとSWという言葉が頻繁に出てきます。SWと言えばバンカーで使うサンドウエッジのことかと思いきや、今週に限って言えばシルバーウイークの略でした。春のGW(ゴールデンウィーク)に対して、秋のSW(シルバーウイーク)。大型連休が年に二回もあるのはレジャー産業にとっては喜ばしいと思いますが、物書き稼業にとっては締め切りが繰り上がるのが少し厄介です(笑)。

 

 

そんなSWの最中、昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。ゲストはゴルフパートナー日本橋室町店のカリスマ店長、藤川清幸さん。栃木県北部の58でプレーしたその足で、銀座のスタジオに起こし下さい、ゴルフパートナーが実施している「クラブ1本サービス」「ゴルフパートナーズカップ」などについて詳しく話を伺いました。

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さて、今年から実施されたSWも残すところ1日となりましたが、アナライズではセミナー祭りを実施しています。SWだけで6回開催し、いずれも満員御礼~。今回はこれまでの定例セミナーに加え、秒間1000コマの高速度カメラを使ったインパクトセミナーを3回実施しました。ゴルフではいろんなセオリーがありますが、ボールの飛び方はインパクトですべて決まります。ナイスショットが出るのもインパクトで決まり、ミスショットが出てしまうのもインパクトで決まります。この10年で弾道計測がゴルファーの間で定着してきましたが、これからの10年は高速度カメラによるインパクト分析がゴルファーに不可欠なアイテムになるでしょう。なぜなら、自分のインパクトを見ることが上達につながり、自分のインパクトを見ることでクラブを正しく選べるようになるからです。

 

アナライズで導入しているのはディテクトの「プレシオ」。インパクトゾーンのヘッド挙動、シャフト挙動、ギア効果がかなり細かく見ることができます。カメラは3台使用し、正面、斜め上、そして真上(俯瞰)でインパクトゾーンでのクラブの挙動を秒間1000コマで撮影。1万分の5秒と言われるインパクトの瞬間を見ると、ゴルフは物理であり、力学であることが分かります。フックするのも、スライスするのも、真っ直ぐ飛ぶのも、すべてインパクト次第なのです。

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そこで今回のエントリーは、アマチュアの大敵、スライスが出るメカニズム、そしてスライスを矯正するための簡単確実、具体的な方法について説明したいと思います。

 

まず、スライスが出るメカニズムですが、ボールの行方はすべてインパクトで決まります。要素としては、

 

フェース向き
ヘッドの軌道
そして、打点位置

 

ゴルフボールが飛び出す方向(打出し方向)というのは、ほぼほぼフェース向きで決まります。スライスが出ている時というのは、フェース向きはオープン(目標よりも右)になっています。そして、フェース向きが真っ直ぐでも、打点位置がトウに偏っていると、スライスが強くなります。トウ打点したショットを高速度カメラで撮影すると、インパクトの衝撃でフェースは急激に右を向き、それに連動してボールも右に飛び出すのが視認できます。

 

次に、ボールにかかる回転ですが、スライスは極端に右回転してます。野球に例えるならば右投げのシュート。いわゆるスライススピンが強くかかっていますが、これはアウトサイド・イン軌道によって発生します。

 

フェース向きと軌道によって弾道は決まり、スライスが出ている時というのは

 

フェースがオープン(正確にはヘッド軌道に対してオープン)
軌道は強いアウトサイド・イン

 これがスライスの正体です!!!!!!

 

 

 

スライスの正体が分かれば、防止法も見えてきます。スライスを防ぐ方法は2つあって、

 

ひとつはフェースが閉じた状態でインパクトを迎えること
ひとつはアウトサイド・インの軌道を弱めること

 

どちらをやっても右曲がりの度合いを減らせますが、お勧めしたいのは、フェースが閉じた(左を向いた)状態でインパクトを迎えること。何故かと言うと、ゴルファーはプレッシャーがかかった時ほど悪い癖が出ます。スライスが出やすい人の場合、右が危険な時ほど右曲がりを嫌がって、アウトサイド・インの軌道が強くなります。これを矯正するのは容易ではないからです。対して、インパクトでフェースが閉じた(左を向いた)状態を作るというのは、プレッシャーがかかっていてもなんとかできます。

 

一番簡単確実な方法としては、アドレスでガバッと閉じてしまうことです。5度以上フェースを閉じれば(左を向ければ)、インパクトでフェースが開く(右を向く)のをかなり軽減できます。これで右が怖くてアウトサイド・インの軌道が強くなっても、ボールを左に打ち出せる分だけ、スライスをかなり軽減できる弾道が打てます。

 

そして、もうひとつ大事なのが打点位置。フェースのトウ側でヒットすると、インパクトの衝撃でフェースが開き、それが原因でボールが右に打ち出されます。こうなると、スライスを防ぐことはできません。スライスを本気で矯正したいのであれば、フェースのヒール寄りでヒットする。打点位置がヒール寄りになれば、インパクトの衝撃でフェースが閉じ、ボールを左に打ち出せる分だけ、スライスをかなり軽減できます。ちなみに、フェースのヒールりでヒットすると、ギア効果でボールにスライス回転がかかりますが、ボールが左に打ち出されれば、スライスしても大けがしません。

本番20分前〜。今夜のゲストの持ち球は予想通りでした〜(▼▼)b

Posted by 金井 マーク on 2015年9月22日

ゴルフは物理であり、力学です。

 

スライスはアマチュアの慢性病とも言われてますが、アドレスでフェースをかなり左に向けておくこと、そしてトウ寄りで打たないことを覚えておけば、ここ一番での大スライスに悩まされることはなくなるでしょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月23日


2015年09月21日インパクトの真実 その1 ここ一番で出てしまうチーピンを防ぐコツとは!?

先週の男子ツアー、ANAオープンではホストプロである石川遼プロが接戦を制してツアー12勝目を挙げました。テレビ解説していた牧野裕プロも言ってましたが、石川プロの持ち球はフェードボール。ジュニア時代の左曲がりのドローボールではなく、右曲がりのフェードボールを駆使して勝利を手にしています。

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写真はGDOから転載、記事は写真をクリック 撮影は内田眞樹カメラマン

男子ツアーではフェードを持ち球にしている選手が多くいます。もともとフェードが持ち球の選手もいますが、ドローからフェードに持ち球を変えた選手もいます。あの青木功プロも、持ち球をドロー(フック)からフェードに変えています。対して、ツアー選手の中には、持ち球をフェード(スライス)からドローに変えた選手もいます。あのジャンボ尾崎プロは、持ち球をフェード(スライス)からドローに変えています。ちなみに、女子ツアーではフェードを打つよりも、ドローを打つ選手の方が多いです。

 

男子に比べると、女子はヘッドスピードがそれほど速くありません。ヘッドスピードが速くない場合(45m/s以下)だと、ドローを打った方がランが出やすくなる分だけ、飛距離を稼げるからです。

 

ただし、ドローにも短所があります。ドロー(フック)を持ち球にしている人の場合、ボールが左に飛び出して、そこから急激に左に曲がるミス、いわゆるチーピンが出る怖さがあります。チーピンは一度出始めると何発も続きますし、左のミスが許されないホールでも出やすくなります。シングルになれそうで足踏みしているアマチュアゴルファーには、チーピンで悩んでいる人も少なからずいます。

 

そこで今回のエントリーは、チーピンが出るメカニズム、そしてチーピンを防止するための方法論について説明したいと思います。

 

まず、チーピンが出るメカニズムですが、ボールの行方はすべてインパクトで決まります。要素としては、

 

 

フェース向き
ヘッドの軌道
そして、打点位置

 

 

ゴルフボールが飛び出す方向(打出し方向)というのは、ほぼほぼフェース向きで決まります。チーピンが出ている時というのは、フェース向きはクローズ(目標よりも左)になっています。そして、フェース向きが真っ直ぐでも、打点位置がヒールに偏っていると、チーピンが出やすくなります。ヒール打点したショットを高速度カメラで撮影すると、インパクトの瞬間、フェースは急激に左を向き、それに連動してボールも左に飛び出すのが視認できます。

 

 

次に、ボールにかかる回転ですが、チーピンは極端に左回転してます。いわゆるフックスピンが強くかかっていますが、これはインサイド・アウト軌道によって発生します。

 

フェース向きと軌道によって弾道は決まり、チーピンが出ている時というのは

フェースがクローズ(正確にはヘッド軌道に対してクローズ)
軌道は強いインサイド・アウト

 

 

 これがチーピンの正体です!!!!!!

 

 

チーピンの正体が分かれば、防止法も見えてきます。チーピンを防ぐ方法は2つあって、

ひとつはフェースが開いた状態でインパクトを迎えること
ひとつはインサイド・アウトの軌道を弱めること

 

 

どちらをやっても左曲がりの度合いを減らせますが、お勧めしたいのは、フェースが開いた状態でインパクトを迎えること。何故かと言うと、ゴルファーはプレッシャーがかかった時ほど悪い癖が出ます。フック系が持ち球の人の場合、左が危険な時ほど左を嫌がって、インサイド・アウトの軌道が強くなります。これを矯正するのは容易ではないからです。対して、フェースが開いた状態を作るというのは、プレッシャーがかかっていてもなんとかできます。一番簡単な方法としては、アドレスでガバッとフェースを開きましょう。

 

5度以上フェースを開けば、インパクトでフェースが被る(左を向く)のをかなり軽減できます。これで左が怖くてインサイド・アウトの軌道が強くなっても、ボールを右に打ち出せる分だけ、チーピンにならない弾道が打てます。

 

そして、もうひとつ大事なのが打点位置。フェースのヒール側でヒットすると、インパクトの衝撃でフェースが被り、それが原因でボールが左に打ち出されます。こうなると、チーピンを防ぐことはできません。チーピンを矯正したいのであれば、フェースのトウ寄りでヒットする。打点位置がトウよりになれば、インパクトの衝撃でフェースが開き、ボールを右に打ち出せる分だけ、チーピンを防止できます。ちなみに、フェースのトウ寄りでヒットすると、ギア効果でボールにはフック回転がかかりますが、ボールが右に打ち出されれば、チーピン弾道にはなりません。

 

 ゴルフは物理であり、力学です。

 

フック系を持ち球にしている人の大敵であるチーピン。フェースを開くことと、ヒールで打たないことを覚えておけば、ここ一番での左のミスに泣かされなくなるでしょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月21日


2015年09月20日飛距離アップに不可欠なスマッシュファクター(ミート率)を上げる極意とは!?

 

昨日、快晴の中、赤羽ゴルフ倶楽部(東京都、北区)でプレーしてきました。ゴルフ業界人が主催するコンペで、今回が4回目の開催でした。普段、9ホールしかプレーしない人間にとって18ホールは長丁場。案の定、寝違えて痛めた首が後半スタートホールから悪化し、12ホールで途中棄権。シルバーウイーク中にセミナー講師でドライバーを打ちまくるので、やむなく大事を取らせていただきました。首を痛めると左腕にしびれてくるのを初めて経験しましたが、なによりもテークバックがちゃんと取れないのが厄介です。

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さて、今日のテーマもインパクトの科学についてです。ボールの飛距離は、

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ヘッドスピード
ボール初速
打出し角
バックスピン量
サイドスピン量

 

で決まります。そして、効率良く飛ばすために必要不可欠なことは、スマッシュファクター(ミート率)を良くすること。スマッシュファクターとは、

 

ボール初速÷ヘッドスピード=スマッシュファクター(ミート率)

 

 

例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/sでも、ボール初速が55m/sの人と、60m/sの場合を比較すると、後者の方が飛距離がでます。ボール初速が5m変わってくれば、
20y前後飛距離が変わってくるのです。

 

56÷40=スマッシュファクターは1.4
60÷40=スマッシュファクターは1.5

 

 

スマッシュファクターに関しては、ヘッドスピードを上げるのと違ってパワーは必要ありません。必要なのはスキル(技術)です。スマッシュファクターの理想値は1.5。プロは大体1.48~1.51ぐらいが出ます。対してアマチュアの場合だと、1.3~1.45ぐらいです。アマチュアの場合、このスマッシュファクターを1.5に近づけることができれば、ヘッドスピードが上がっていなくても10y以上の飛距離アップも望めるのです。

 

 

スマッシュファクターの数値を上げるために必要なこと‥‥

 

ひとつは芯(スイートスポット)で捕らえることです。芯を外すと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてエネルギーロスが発生します。フェースの反発もダウンします。今どきのドライバーは芯が広くなったと言われてますが、打点位置が芯よりも5ミリ外れただけで、距離は5~7yダウンします。1秒1000コマの高速度カメラで見ると、芯を外れたショットはインパクトにヘッドが大きくブレるのが確認できます。

 

スマッシュファクター(ミート率)を上げるもうひとつのポイント、それはシャフトのしなり戻るタイミングとインパクトのタイミングをマッチ(同調)させることです。シャフトはスイング中、しなりとしなり戻りを何度か繰り返します。シャフトを上手く利用したスイングをすると、ダウンスイング前半ではヘッドが遅れるように「順しなり」状態をキープします。そして、ダウンスイング後半からインパクトにかけては、ヘッドが前に出るように「逆しなり」が発生します。このシャフトが逆にしなるエネルギーをインパクトでボールにぶつけることができると、ヘッドスピードは同じでも、ボール初速が上がります。逆に言うと、シャフトのしなり戻るエネルギーをインパクトでボールにぶつけることができていないと、ボール初速は上がってくれないのです。

 

シャフトのしなり戻りについては感覚的な要素もありますが、シャフトがタイミング良くしなり戻ってインパクトを迎えると

「キックが入った」状態でボールを捕らえた感触が手に伝わります。

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インパクトで「キックが入る」という経験を一度でも経験すると、「キックが入った分厚いインパクト」と「キックが入っていない薄いインパクト」の違いが手に伝わり、その違いが飛距離に少なからず影響を与えることも分かってきます。

 

ちなみに、シャフトがしなり戻るタイミングというのは硬さ、トルク、そしてキックポイント(調子)によって異なります。「キックを入れる」という感覚をつかむには練習も必要ですが、ダウンスイングのタイミングと、シャフトがしなり戻るタイミングがマッチ(同調)するシャフトを使うと、インパクトでキックが入りやすくなり、ボール初速を上げること、スマッシュファクター(ミート率)を上げやすくなります。

 

シャフトのしなりを利用すると「飛距離アップ」できると言われてますが、正確に言うと、インパクトでシャフトをタイミング良く逆しなりさせることができると、ヘッドを重く使うことができ、それが、ボール初速アップ、スマッシュファクターを上げることになって飛距離が伸びてくるのです~。

 

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2015年09月18日最新・ゴルフ飛ばしの科学 飛距離は何によって決まるのか!?

昨日の関東エリアは一日中、雨が降り続きました。ゴルフをするのにはかなり厳しい天気でしたが、神田のスタジオは地下2階。天気に左右されることなく、いつも同じコンディションで試打ができます。昨日はUSTマミヤの新製品、アッタスG7をじっくり試打しました。もちろん、ただボールを打つだけではありません。弾道計測器を使って、

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ヘッドスピード
ボール初速
打出し角
バックスピン量
サイドスピン量
飛距離

 

そして、スマッシュファクター(ミート率)を計測します。

 

加えて、先週から導入したディテクトの高速度カメラでインパクトゾーンでの

ヘッド軌道
フェース向き
打点位置
シャフトの挙動

 

をじっくり見ます。改めて言うまでもありませんが、ゴルフはクラブとボールが衝突する「インパクト」ですべて決まります。飛ばすためにいろんなことが言われてますが、インパクト以外のことがボールの飛び方に影響することはありません。インパクトの重要性については、今まで何となくは理解してましたが、高速度カメラを使うことによって、頭ではなくて身体感覚として納得できました。ボールが飛んでいる時と、ボールが思ったほど飛んでいない時の違いを、感覚ではなく、自分の目で確認できるようになったのです。

 

そこで今回のエントリーは、飛ぶインパクトと飛ばないインパクトの違いについて超私的に説明したいと思います。

 

ボールを飛ばすためにはヘッドスピードを上げることが必要不可欠です。プロを例に挙げるまでもありませんが、ロングヒッターのドライバーのヘッドスピードは50m/sを楽に超えてきます。先日、FBに石川遼プロのヘッドスピードが出てましたが、50.8m/sでした。対して、男性アマチュアのヘッドスピードというと、38~45m/sぐらいの人が多いです。物理的にはヘッドスピードが1m/s上がると、飛距離が5~7yくらい伸びると言われています。

 

ただし、ヘッドスピードを上げることは容易ではありません。ヘッドスピードを上げるトレーニングもありますが、それなりにパワーが求められるからです。

 

 では、どうすればヘッドスピード以外の要素で、飛距離を伸ばすことができるのか?

 

ヘッドスピードを上げなくても飛距離を伸ばす方法があります。それは、スマッシュファクター(ミート率)を上げることです。スマッシュファクターとは

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ボール初速÷ヘッドスピード=スマッシュファクター(ミート率)

 

例えば、ドライバーのヘッドスピードが40m/sとしましょう。これでボール初速が55m/sと60m/sの場合を比較すると、

56÷40=スマッシュファクターは1.4
60÷40=スマッシュファクターは1.5

 

 

スマッシュファクターに関しては、ヘッドスピードを上げるのと違ってパワーは必要ありません。必要なのはスキル(技術)です。なので、年齢、体力、性別に関係なく、スキルを磨くことができれば、スマッシュファクターの数値を上げることができます。ちなみに、スマッシュファクターの理想値は1.5。プロは大体1.48~1.51ぐらいが出ます。対してアマチュアの場合だと、1.3~1.45ぐらいです。アマチュアの場合、このスマッシュファクターを効率良く上げることができれば、10y以上の飛距離アップも望めます。

 

どんなスキルを身に付ければスマッシュファクターの数値を上げられるのか?

 

ひとつは芯(スイートスポット)で捕らえることです。芯を外すと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてエネルギーロスが発生します。また、芯から外れてボールをヒットするほど、フェースの反発力もダウンします。今のクラブは芯が広くなった(正確にはスイートエリアが広くなった)と言われてますが、それでも芯を数ミリ外しただけで、ボール初速が低下し、スマッシュファクターの数値も下がります。1秒1000コマの高速度カメラで見ると、芯を外れたショットはインパクトにヘッドが大きくブレます。クラブによっても変わりますが、

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打点位置が芯よりも5ミリ外れただけで、距離は5~7yダウンします。

 

次回は、スマッシュファクターを上げるためのもうひとつの要素について、じっくり説明しましょう~。

 

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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月17日


2015年09月17日ヘッドスピードのウソ、ホント!? スライサーはヘッドスピードのわりに飛ばないのには理由がある!!

昨日、57歳の誕生日を無事迎えることができました。切り上げると100歳になってしまいましたが、まだまだドライバーの飛距離は落ちてません。ゴルフクラブの進化に助けられ、50歳をはるかに過ぎてもヘッドスピードは大学生の頃とほとんど変わってませんし、飛距離に関しては大学生の頃よりも伸びています。神田のスタジオでキャロウェイの新しいドライバーを試打しましたが、がっつり振ったら270y前後の飛距離が出ました。体力は年々落ちているのは間違いないわけですから、今どきのゴルフクラブは本当に高性能です。

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さて、アナライズには1秒間に1000コマ撮影できる高速度カメラが設置されましたが、これによりインパクトゾーンでのヘッド挙動、そしてシャフトの挙動を分析できるようになりました。加えて、ヘッドの挙動、インパクト直後のボールの飛び方も画像分析できるようになったので、より正確な弾道計測、飛距離計測、そしてヘッドスピード計測ができます。一般的な弾道計測器はインパクトゾーンでシャフトが動くスピードを測っていますが、今回導入したディテクト「Plesio(プレシオ)」では、フェース中央部分のスピードを計測しています。マーク金井の場合、このPlesio(プレシオ)でドライバーのヘッドスピードを計測してみると、

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45~47m/s

 

数値に幅があるのは、手にするドライバーによってヘッドスピードが変わってくるからです。一般的には短い(45インチ以下)の方がスピードが出づらく、長い(45.5インチ以上)方がスピードが出ます。ただし長過ぎると(46.5インチ以上)、振り遅れてスピードが出づらくなります。加えて、シャフトでもスピードが変わり、切り返しのタイミングが取りやすいシャフトほどヘッドスピードが上がり、切り返しのタイミングが取りづらいシャフトほどヘッドスピードが上がりづらくなってきます。

 

そして、そして、そして‥‥

 

球筋によってヘッドスピードの数値が結構異なることも分かってきました。フックとスライスを打ち分けてみると、何度やっても‥‥

 

アウトサイド・イン軌道でスライスを打った時の方がヘッドスピードが上がります。

 

例えば、同じ感じでフック(インサイド・アウト軌道)を打った時と、スライス(アウトサイド・イン軌道)で打った時を比較すると、

 

スライスを打った時(アウトサイド・イン軌道)の方がヘッドスピードが1~2m/sぐらい速くなるのです。そして、ヘッドスピードが上がっているにもかかわらず、ボール初速が上がりません。結果、スマッシュファクター(ミート率)の数値もフックを打った時に比べると、低くなっています。

 

では、なぜスライスを打った時の方がヘッドスピードが上がるのか!?

結論から先に言うと、スライスを打った時の方がスピードが出やすいように計測しているからです。スライスを打っている時、すなわちアウトサイド・イン軌道の時は、インパクトゾーンでヘッドがほぼ直線的に動きます。言い替えると最短距離でヘッドが動いています。例えば、ヘッドスピードを計測区間が50センチあったとするならば、スライスを打っている時は、ヘッドがほぼ50センチだけ動いています。対して、フックを打っている時は、計測区間でヘッドが動く距離が50センチ以上になるのです。

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スライス(アウトサイド・イン軌道)の場合、フックを打った時よりも計測区間でヘッドが動く距離が短くなる分だけ、フックを打った時よりもヘッドスピードの数値が上がりやすくなるのです。ただし、これはヘッドそのものが速く動いているわけではありません。なので、ボール初速は上がりづらくなってきます。

 

スライスとフックとでは「どちらの方が飛ぶのか!?」ということがよく議論されますが、弾道計測器が示すヘッドスピードを指標にすると、

 

スライサーはヘッドスピードの割に飛距離が出づらく
フッカーはヘッドスピードの割に飛距離が出やすくなります

 

目安としては、
スライサーのヘッドスピード40m/s ≒ フッカーのヘッドスピード38~39m/s

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ぐらいな感じです。ヘッドスピードが40m/s前後でも、スライサーとフッカーとではドライバーの飛距離は5~10yぐらいは簡単に変わってくるでしょう~。

 

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アナライズ秋のセミナー祭り開催中↓クリック

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アナライズに新たに導入された、インパクト解析システムによるマーク金井のインパクト解析セミナー あなたのスイング丸裸にします

9月20、21日 11時からの回は満員御礼ですが

9月23日、11時 追加開催、募集します

時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

参加資格は、確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)

講師はもちろんマーク金井です。場所は神田アナライズ。

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


ゴルフの竪琴セミナー!

9月20日 13時か  満員御礼!

9月23日 13時から追加募集

ゴルフの竪琴セミナー

時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

参加資格は、ゴルフの竪琴をお持ちの方。当日お買い上げいただける方となります。(同類他社製品はNG) そして確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)

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9月21日 13時から

脱アンダー星人!自転車に乗れるスイングを作るセミナー

時間は1時間30分  お値段は3000円  人数は6名限定です。

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アプローチが苦手なあなた!

こちらはロフト35度そして、ウッド型UT形状で重心深度も深めなので、ミスにも強いそして500g以上としっかりとした重量!!加えて太いグリップで手元に重量がありテイクバックしやすいんです

コチラはパターに近いクラブです

ほんとにパターみたいにアプローチできます!!!

ポーンと寄ります!!!

コチラはお値段 お手頃で10584円!!


大ヒットした リンクスSSウエッジがモデルチェンジ!

リンクス SSマジックマリガンウエッジ!販売開始↓

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アナライズ10周年記念 T島ブログ仕様 マジックマリガンUT大好評販売中

マジックマリガンUTに、アナライズのプレミアムグリップを装着して、お値段そのまま!!! なんか微妙ですがちょっぴりお得になっています

NS950装着モデルもT島仕様あります↓よろしくお願いします

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マーク金井ブログ更新していますヘッドスピードを正確に把握するのは難しいhttp://analyze2005.com/mkblogneo/?p=14125

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年9月16日