マーク金井blog

2016年07月01日超私的な試打インプレッション、スリクソンZ765リミテッドモデル

7月3日(日)

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始 時間は2時間半です

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

まだ間に合いますのでよろしくお願いいたします。


早いもので今日から7月。今年もすでに半年が過ぎましたが、昨日は世界最小プロトーナメント、MMT9のアマチュア予選大会に出場しました。場所は都内、荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部。MMT9は今年で3年目を迎えますが、日本で唯一の9ホール競技です。アマチュア予選大会は40名が参加し、10名が本大会に出場できます。

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天気予報は雨でしたが、運良く雨は1ミリも降らず。マーク金井は最終組でのスタートで出だしのセカンドがアドレナリンで飛びすぎて20yグリーンオーバー。これで出だしから3連続ボギー。途中はパーでしのぎましたが、17番のパー3でワンオン3パットのボギー。最終ホールのバーディパットが20センチショートして、+4の39でホールアウト。予選カットが+3のカウントバックでしたから、1打足らずで予選通過ならずでした。MMT9の本戦大会は7月28日に開催され、こちらはプロ20名、アマチュア20名が出場します。

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△△△ーーーー△ー  39(パー35)

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赤羽ゴルフ倶楽部は荒川河川敷にそってホールが続くので、土手から選手のプレーを観戦できます。もしもお時間ございましたら、本戦(7月28日)を現地観戦していただけると嬉しいです。

 

競技ゴルフは年齢に関係なくワクワクドキドキします。スタートホールでの緊張感、そして最終ホール、最終パットを打ち終わるまで緊張の糸を緩めることはできません。気落ちするとボギー列車から降りられなくなります。

 

そして競技と同じぐらいワクワクドキドキできるのが、気になっている新作ゴルフクラブの試打です。今年もすでに新製品がいくつも登場していますが、昨日、アナライズに届いた新製品はこれです。

 

NEW「スリクソンZシリーズ」ドライバー

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前作同様、3つのモデルがラインアップしていますが、ネーミングは2種類になりました。ヘッドが大き方がZ565(体積460cc)、小さい方がZ765(体積445cc)。そして、限定モデルとしてZ765リミテッドモデル(体積440cc)です。

 

 アナライズには3つのモデルが届きましたが、今回は一番ハードなモデルあるZ765リミテッドモデルについて超私的にインプレッションします。

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Z765リミテッドモデルは他の2モデルと大きくことなる点が2つあります。ひとつはヘッドが簡単に脱着できるカチャカチャ式ではなくて、リジット(固定)されています。

 

もうひとつは重量調整ネジ位置が違います。Z565Z765はバックフェース側に重量調整ネジがひとつ付いてるのに対して、Z765リミテッドモデルはフェース側に重量調整ネジが2つ配されています。

 

この2つを見る限り、Z765リミテッドモデルはヘッドの重心位置にとことんこだわっていること、そして浅くて低い重心に設計することで、低スピン弾道が打てる配慮がなされていることが窺い知ることができます。

 

加えて、Z565とZ765に比べると、Z765リミテッドモデルはFP(フェースプログレッション)が非常に小さく、そしてディープフェース。ハードヒッターが好む顔つきになっています。そして何より、ヘッド形状が松山英樹プロが長く使っているZR30にそっくり。松山プロに「なんとか使ってもらいたい!!」という意図がありありと感じます(実際、すでに松山プロはテストしてます)。重量調整のネジ位置はZR-30もZ765リミテッドモデルもほぼ同じ位置です。

 

では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

一言で言うと、ZR-30の進化形です。ZR-30は低スピン弾道がオートマチックに打てるドライバーでした。ヘッドスピードが足りてないとボールが上がってくれませんが、ハードヒッターが打っても吹き上がらない弾道が打てます。ボールが前に前にもぐるような弾道が打てるドライバーでした。Z765リミテッドモデルもその特性を継承し、とにかく低スピン弾道が打て、ボールが前に前に飛びます。球の強さは、これまでのスリクソン史上最高でしょう。

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写真はGDOより転載、写真の記事は↑をクリックするとご覧いただけます

ただし、ヘッドの返りやすさについては若干変わっています。ZR-30は重心距離が短くて操作性が高く、プロモデルの中では捕まりが良いドライバーでした。対して、Z765リミテッドモデルの方がZR-30に比べると捕まりづらく感じます。恐らく、開発段階で松山プロから「左にいきづらいクラブが欲しい」というリクエストがあり、それに応えるクラブづくりがなされているかも知れません。マーク金井が試打した感じだと、普通に打つとフェード弾道。インサイドからヘッドを入れて強めのフックを打つ感じでスイングして、ようやく軽いドロー弾道が出ました。

 

それとZR-30の時はロフトが8.5度、9.5度、10.5度がラインアップされてましたが、Z765リミテッドモデルでは8.5度と9.5度のみ。10.5度の設定が無くなかったことで、よりハードヒッター向けのドライバーになっています。まさにリミテッドです。

 

松山プロを意識して作られたZ765リミテッドモデルは、市販ドライバーの中で数少ないハードヒッター御用達ドライバーです。市販品は打ちやすさを優先して、プロパーシャフトはMiyazaki Kaula MIZU6のSが装着されています。

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Z765リミテッドモデルはのヘッドの特性、そしてヘッド性能を引き出すには最低でもヘッドスピードは46m/s以上必要で、ヘッドスピードが速い人ほど、ヘッドの特性を引出せます。ヘッドスピードが速く、ドライバーでスピンが少ない強い弾道を打ちたい人には大いに期待に応えてくれるでしょう~。

 

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2016年06月30日超私的な提案、アイアンのダフり、トップを矯正するとっておきのドリルとは!?

 

マーク金井のラウンドセミナー 応募者殺到!今週いっぱい募集します

7月24日 早朝6時30分から千葉市民ゴルフ場にて

募集3名 そして抽選で参加者決定しますね↓まだ間に合います

詳細はこちら↓↓

マーク金井とハーフラウンドして、ゲームメイクやスイング、ショートゲームについてアドバイスします。

セミナー代5000円(プレー代は別途各自でご負担、お支払ください)

お申し込みはyoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

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7月3日(日)

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今日は世界最小プロトーナメント、MMT9のアマチュア予選日。MMT9は今年で3年目を迎えますが、日本で唯一の9ホール競技。アマチュア予選は40名が参加し、10名が本大会に出場できます。本戦は7月28日で、こちらはプロ20名、アマチュア20名が出場。こちらも9ホールの短期決戦です。予選はアマチュアのみですが、予選でもインターネットでもスコア速報をやります。マーク金井は大会主催者であると同時にプレーヤー。このブログがアップされた4時間後にはスタートホールに立っています。

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MMT9には独自のルールがあり、クラブの本数制限があります。アマチュアは7本以内、プロは4本以内。ティは全選手がレギュラーティ(白ティ)で、担ぎセルフ。プロもアマチュアも目土袋を持ってのプレーとなります。

 

過去、4回の予選では通過スコアは+2~3。今日の予選も大雨が降らなければ、+2なら通過するでしょう。+3はカウントバックになるかと思います。

 

赤羽は河川敷で距離は短いです。しかしながら、ティショットを左右に曲げるとOBと池が待ち構え、グリーンは硬くて小さいです。ティショット、セカンドショットとも距離よりも方向性、そして正確な距離感が求められます。またグリーンは高麗なので、パットも油断できません。普段広いコースになれている人や、ベントグリーンばかりでプレーしている人にとっては、「やさしそうに見えて、スコアをまとめるのが難しいコース」です。加えてクラブ制限があるので、コントロールショットを打つ技術も求められます。

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マーク金井も予選通過を目指すべく、昨夜はこそっとスタジオで練習しました。前回のブログでもアップしましたが、PDCAでアイアンショットの精度を高める練習をしました。

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P アイアンのトップのミスを減らす
D ヘッドの入射角が良くなる練習を行う
C ボールの手前にガムテープを貼ってボールを打つ
A 普通にボールを打って当たりを確認する

 

トップのミスが出ると、それを避けようとして打ち込む人がいますが、これは得策ではありません。打ち込む意識が強いと、今度は入射角が鋭角になりダフりのミスが出やすくなるからです。対して、ボールの手前にガムテープを貼り、ガムテープをクラブのソールでペロッとはがすようにすると、ダウンブローにヘッドを入れながら、入射角が浅くなります。インパクトゾーンでヘッドを低く長く動かさないと、ガムテープがペロッと上手くはがれてくれないからです。

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たかがガムテープと思うかもしれませんが、やってみると分ります。単純にボールを打つ時よりもヘッドの入れ方にこだわるようになります。また、上手くヘッドが入ったかどうかのジャッジもより正確に行えます。PDCAでいうCが正しく機能するのです。

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そして、ガムテープを貼ってボールを打つと、もうひとつメリットがあります。普通にボールを打つ時は、どうしてもボールに意識が向かいます。対して、ガムテープをはがすうというミッションが加わると、意識がボールではなくてガムテープに向かいます。結果、ボールではなく、ヘッドの入射角に意識が向かうのです。

 

ボールの手前にガムテープを貼った状態で10球ほど打つと、トップのミスが出なくなるだけでなく、ダフりも出ません。ヘッドの入りが良くなったので、仕上げは普通にボールを打ちます。この時も「ガムテープが貼ってある」というイメージを強く描き、ガムテープをはがすことに意識してスイングすると、スパーンと気持ちよくボールを捕らえることができます。

 

 ゴルフはミスのゲームです。

 

アイアンに関しては、ボールに対してきっちりヘッドを入れようとするよりも、ボールの少し手前からソールを滑らせる(わずかにダフらせる)方が、ミスの許容範囲が広がります。また、クラブもバンス角が強いモデルならば、手前からソールを滑らせてもミスがミスになりません。アイアン、アプローチともボールの少し手前からソールを滑らせるイメージを持っていた方が、プレッシャーがかかった場面でもミスが出づらくなります。

 

赤羽は80~130yのアイアンショットの精度が良いと、スコアがまとまります。なので昨日はPWでガムテープをはがす練習をし、そして仕上げとしてSWのアプローチでもガムテープをはがす練習をしました。

 

練習場の人工マットでもちょっとした工夫をすれば、芝で打った時と近い状態で練習をできますし、PDCAも上手く回せるようになります。アイアンが苦手な人は、一度試してみてはいかがでしょうか~。

 

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2016年06月29日超私的な提案、アマチュアゴルファーが100を切るために必要なPDCAとは!?

一昨日の月曜日は梅雨の合間をぬって赤羽GCで薄暮9ホールプレー。出だしの2ホールで凡ミスをしでかしボギー、ボギー。3番のロングでファーストパットを2.5mもショートしたのですが、なんとかパーパットを沈めてパー。そこからはプレーのリズムが良くなって、2バーディー、1ボギー。上がってみたら+1のスコア。出だし2ホールを終えた時点では「今日は+4」ぐらいを覚悟しましたが、出だしからショットが安定していたので、パットでスコアを取り戻すことができました。

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そして昨日は、インターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」がオンエア。ゲストは今野一哉プロと、マイナビ出版の小木昌樹さん。お二人が出されたゴルフ指南書、

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必ず100を切る!
 ゴルフPDCA超上達法(ゴルフスコアアップ研究会)
 技術監修 プロゴルファー今野一哉
(発行 (株)マイナビ出版)

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PDCAとはビジネスの世界で馴染みのある専門用語で、

 

 

PLAN(目標を立てる)
DO(それを実行する)
CHECK(実行したことを振り返り)
ACTION(うまくいってなければ改善する)

 

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という4つの順番を行うことで問題を解決し、業務改善を実現する手法です。さらに、ACTIONから新たなPLANを掲げ、それを繰り返す。これを「PDCA」サイクルを回すといい。このサイクルを回すことで問題が解決され、業務が改善し続けるという仕組みです。

 

ゴルフにおいてもこのPDACを上手く回すことができると、業務(スコア)が改善します。では、どんな風にPDACを回せばいいのか?

 

効率良く問題解決にあたって大事なことは「同じ失敗を繰り返さず、ひとつひとつPDACを回して解決していくこと」です。

 

例えば、100を切るのが目標の場合、必要なのは100を切るための正しい目標(PLAN)を立てることです。具体的言うと、、、

 

パーオン可能なホール
ボギーオン可能なホール
ダブルボギーオン可能なホール

 

すべてのホールでパーオンを狙うのではなく、ホールの難易度によってオンするのに必要な打数を目標に定めることを、今野プロは提唱しています。やさしいホールと難しいホールを一緒くたにすると正しい目標設定はできません。距離が長くて難易度の高いホールは、難易度に合わせた目標を設定し、それを確実にクリアできるように頑張る。自分の技量に合わせて、それぞれの目標打数を決める。これが正しいPLANとなるのです。

 

そして、自分のなりの目標プラン設定が決まったら、問題点を具体的に見つけることです。100を切るのが目標ならば、次はスキル(技術)を正しく記録すること

 

 OBや池ポチャ、林を打ち込んだかどうか
 打ち損じてチョロをしたかどうか
 100y以下の距離でグリーンにのっているかどうか
 3パット以上をしたかどうか

 

18ホールプレーして、上記のミスをどのホールでどんな状況で、何回してしまったかをスコアカードに記録する。致命的なミスを具体的に記録することで、PDCAを上手く回すための準備ができます。記録することはCHECKになり、例えば、ティショットでOBが多いならば、ティショットでOBしないために具体的に何をすべきかを考えることが、ACTIONにつながるのです。

 

ティショットのOBに関して言えば、真っ直ぐ飛ばせるようになるまで練習するというのは得策ではありません。そうではなくて、ティショットでOBが出づらいクラブを使うとか、ドライバーで打つならば曲がった球(スライスやフック)で方向性をコントロールできるようになることです。

 

ちなみに、100を切れない人の多くはナイスショット(自分が満足行くショット)以外ミスショットとジャッジしがちですが、それでは正しくPDCAを回すことはできません。満足度が高くなくても、コースマネジメントが上手くできたショットに対しては、悪い評価をしないことも大事なポイントです。

 

 ゴルフはミスのゲームです。

 

ナイスショットをたくさん打ってもいいスコアは出る保証はありませんが、ミスショットのレベルが上がれば確実にスコアアップが望めます。ここが分ってくれば100を切るのは決して難しくないのです~。

 

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2016年06月27日超私的な考察 フェードよりもドローの方が飛ってぶのは本当なのか!?

先週の女子ツアー、「アース・モンダミンカップ」では、イ・ボミ(韓国)が通算20アンダーで優勝。これで今季2勝目。賞金ランキングもトップに踊り出ました。

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写真はGDOより転載、GDOの記事はこの写真をクリックするとご覧いただけます。(撮影は内田眞樹カメラマン)

イ・ボミのスイングは決して力感は強くありません。コンパクトなトップからゆったりとしたリズムでフィニッシュまで振り切ります。軽くって振って飛ばしている代表的な女子プロです。現在発売中の月刊ゴルフダイジェスト(8月号)でもイ・ボミの飛ばしについて特集が組まれていますが、彼女は、、、、

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 ヘッドスピード41.3m/sで、平均250y飛ばしています。弾道は典型的なドロー。

 

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アマチュアの場合、イ・ボミと同じヘッドスピードだと平均230~240yぐらいです。ヘッドスピード41m/sで250yも飛ばせるアマチュアはめったにいません。アマチュアが250y飛ばすには、ヘッドスピード44m/s以上必要でしょう。

 

 

では、なぜ女子プロはヘッドスピードが速くなくてもボールを遠くに飛ばせるのか?

 

 

月刊ゴルフダイジェスト(8月号)でも説明されていますが、PRGRの計測によると、女子プロの多くは、インサイドアウト軌道でなおかつアッパーブローの度合いが大きくなっています。そしてややシャットフェースでドロー(フック)を打っています。対して男子プロの多くは、女子プロほどインサイドアッパーになっていません。男子プロの場合は、インサイド・インでレベルブローに近い人が多いです。

 

 イ・ボミの場合は、インサイド・アウト2度、アッパー2度です。
月刊ゴルフダイジェスト8月号より引用)

 

 

ここまで書くと、フェードよりもドローの方が飛ぶ弾道ということになります。実際、女子プロの場合、ヘッドスピードが速くないプロでフェード弾道で飛ばしている選手はいません。では、なぜフェードよりもドローの方が飛ぶのか?

 

フェードに比べるとドローの方が落下後のランが出やすいと言われてます。確かにその通りで、ドローの方が低スピン弾道が打ちやすく、スピンが少ない分だけランが出やすくなります。そして、ドローの方が飛びに有利なのはインパクトの迎え方にあります。前回のブログでも書きましたが、

 

ボールとクラブヘッドが正面衝突した時、ボール初速が上がり、飛距離も出ます。

 

フェードとドローを比較した場合、フェードはクラブヘッドを左に振り抜く分だけ正面衝突の度合いが減ります。対して、ドローはボールが飛び出す方向に振り抜く分だけ正面衝突の度合いが高くなるのです。

 

ドローはインパクトでボールを「長く押せる」(インパクトが長い)とか言われてますが、1000分の1秒の高速度カメラで検証する限りでは、フェードもドローもインパクトの長さは変わりません。どちらもインパクトは瞬間(1000分の1秒以下)です。

 

しかしフェードはヘッドが抜けていく方向とボールが飛ぶ方向にズレがある分だけ(ドローに比べると)、ドローに比べると正面衝突感が薄れます。対して、ドローはヘッドが抜けていく方向とボールが飛ぶ同じになっている時間が長い(フェードに比べると)。結果、正面衝突の度合いが強い分だけボール初速が効率良く上がるのです。

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ドローはボールにドロー回転がかかるから飛ぶと言われてましたが、高速度カメラで検証すると、フェードよりもドローの方が、正面衝突している度合いが強いことがハッキリと目で確認できます。

 

 ゴルフは物理です。

 

アマチュアゴルファーが飛距離アップを狙うのであれば、女子プロたちのようにように飛ぶインパクト(正面衝突)でボールを打つことが必要不可欠です。ちなみに、ドローの打ち方は2つあります。ひとつは、イ・ボミのようなインサイドアッパー軌道。もうひとつの打ち方については、インパクトセミナーで説明しています。もうひとつの打ち方はプロはめったにやりませんが(かなりリスクが高いので)、打ち方を知っていると、もしもの時にすごく役に立つ打ち方です~。

 

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2016年06月26日超私的な考察 インパクトを解析すると、飛びのメカニズムが明確に分る!!

アナライズ製品試打、体験会 本日開催

7年ぶりに販売を再開した超柔らかシャフトの練習器具EF-009

発売以降大人気のマジックマリガンフェアウェイ
ミニドライバー的な飛距離重視の3+とロフト17度の簡単にフェアーウェイから打てる、3HLの2種類のロフトとW65、W602種類のシャフトラインナップ

バンスソール採用で打ちやすさを追求したマジックマリガンユーティリティ

グリーン周りで絶大な力を発揮する、マジックマリガンチッピングユーティリティUT35をはじめ、アナライズオリジナルクラブを試していただける試打会を開催します。

他にも、多数のツアープロも愛用している、爆発的な人気の練習器、【ゴルフの竪琴】
今どきの重心距離の長いクラブに対応出来る様に、シャットフェースなスイングを身につける為の短い長さの練習機【スーパーシャットくん】等が
実際に手に取り体験して頂けます。

本日
11:00~13:00
15:00~18:00

開催場所 アナライズ神田スタジオ
http://www.analyze2005.com/?page_id=21

上記開催時間は、ご予約無しでご来店頂けます。

当日、在庫のある商品につきましては、その場で販売も行っております。
(お支払いは現金のみとなります)

マジックマリガンフェアウェー、ユーティリティのカスタムのご相談等も承ります。

是非この機会に、実際にお手に取り試して頂きその打ちやすさ、練習機の効果を体感してみてください。


昨日(土曜日)は恒例のアナライズセミナーデー。前半は「ゴルフの竪琴セミナー」、30分の休憩を挟んだ後半は高速度カメラを使って「インパクトセミナー」を実施しました。ゴルフの竪琴セミナーでは竪琴の正しい使い方をレクチャーすると同時に、オンプレーンに振るための身体と手(腕)の使い方を説明しました。インパクトセミナーでは、ボールが曲がる(真っ直ぐ飛ぶ)原理をレクチャーし、それから「飛ぶインパクト」と「飛ばないインパクト」の違いについて具体的に説明しました。

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インパクトセミナーでは、受講者は実際にボールを打ち、自分のインパクトがどうなっているかを体験してもらっていますが、インパクトを見ることで、そのゴルファーのスイングが丸裸になりますし、どれぐらい飛ぶ(飛ばない)打ち方をしているのかも分ります。ゴルフはボールとクラブヘッドが衝突することによりボールが飛びます。衝突の瞬間、すなわちインパクトで飛び方がすべて決まってしまうからです。

 

では、どんなインパクトを迎えればボールが効率良く飛び、どんなインパクトを迎えてしまえばボールが思ったように飛ばないのか?

 

弾道計測器を使って試打すると、、、、

ヘッドスピード
ボール初速
ミート率(ボール初速÷ヘッドスピード)

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これらのデータがでますが、飛ぶインパクトだと3番目のミート率が高くなります。計測器によっても若干数字の出方が異なりますが、理想的なインパクトを迎えると、

 

ミート率は1.45~1.5

 

対して、飛ばないインパクトだと、ミート率は1.45を下回ります。女子プロはヘッドスピードがそれほど速くないのに250y近く飛ばしますが、彼女たちは例外なくミート率が高くなっています(1.45以上)。対して、アマチュアの多くはミート率が高くありません。初中級者の場合、ミート率が1.4を下回っている場合が多いです。もしも弾道計測器で試打してみて、ミート率が1.4を下回っているならば、飛ばないインパクトをしていると思って間違いありません。

 

では、ミート率はどんな要素によって決まるのか?

 

ひとつめは打点位置です。

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写真はGDO GOLFSTYLE より転載、この記事は写真をクリックするとご覧いただけます

 

ドライバーで打った時、インパクトで発生する衝突エネルギーは約1トン。1トンと言えば相当なエネルギーですが、芯で捕らえるとヘッドはブレません。ヘッドがブレないということは、エネルギーロスがなくボール初速が上がり、そしてミート率も高くなります。

 

対して、芯を外して打つと、インパクトの衝撃でヘッドがブレてしまいます。ヘッドがブレるほどにエネルギーロスが発生し、ボール初速も下がり、ミート率も低くなります。飛ばないインパクトになっている人の多くは、芯を外して打っています。ミート率という言葉が示すように、ミート率が高くなるかどうかは打点位置の影響が大きいのです。
加えて、ミート率は打点位置だけで決まりません。真芯で捕らえても(ジャストミート)しても、飛ばないインパクトになる場合もあります。

 

ミート率と同じぐらい大事なのはヘッド軌道です。インパクトはボールとクラブヘッドが衝突した瞬間です。時間にすると1万分の5秒しかありません。こんなに短い時間なのでヘッド軌道が関係ないと思うかも知れませんが、実はかなり影響があります。何故かと言うと、ヘッド軌道によって、ヘッドとボールの衝突の仕方が変わってくるからです。

 

具体的に言うと、同じヘッドスピードで打っても(芯で捕らえても)、正面衝突した方がエネルギーロスが出ない分だけ、ボール初速が上がり、ミート率も高くなります。

 

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対して、正面衝突ではない感じになるほどエネルギーロスが発生し、ボール初速が下がり、ミート率も低くなるのです。そして、正面衝突したかどうかというのは、ヘッド軌道で決まるからです。

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ヘッド軌道とボールの進行方向が一致している

インパクトでボールとクラブヘッドが正面衝突したかどうかというのは、高速度カメラで撮影した動画をマルチストロボ状態で再現すると、正確にチェックできます。正面衝突している場合、ヘッドとボールが同じ方向に動いている時間が長いです。対して、正面衝突していない場合は、ヘッドとボールが同じ方向に動いていません。ヘッドが動く方向とボールが動く方向にズレがあります。そして、このズレが大きいほど正面衝突になっていません。

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ヘッド軌道とボールの進行方向が一致していない

 

昨日のインパクトセミナーでも、ヘッドの動きとボールが飛ぶ方向が一致している人ほどミート率が高くなっていましたし、実際に飛距離も出てました。対して、ヘッドスピードのわりに飛ばない人ほど、ヘッドの動きとボールが飛ぶ方向が大きくズレ、ミート率が低くなっていました。

 

ゴルフは物理です。

 

飛距離アップを狙うのであれば、ヘッドスピードを上げることも大事ですが、飛ぶインパクト(正面衝突)でボールを打つことが必要不可欠です。大事なことなので繰り返しますが、芯で捕らえるだけではミート率は上がりません。芯で捕らえ、なおかつ正面衝突するようなインパクトを迎える。飛ぶインパクトを会得すれば、ヘッドスピードがそれほど速くなくても、女子プロたちのように250y前後飛ばせるようになるのです~。

 

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マーク金井のラウンドセミナー

7月24日 早朝6時30分から千葉市民ゴルフ場にて

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