マーク金井blog

2016年07月09日超私的な試打インプレ、世界で一番やさしいドライバー「バンパー」

今週日曜日から金曜日まで、天国に一番近い島と称されるニューカレドニアに行ってきました。成田空港から飛行機で約8時間30分。時差は2時間しかないので、現地に着いた時も、帰国した時も時差ボケはほとんどありません。8時間を超えるフライトですが、東西に移動するよりも、南北に移動した方が疲れづらく感じます。

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ゴルフ親善大使ということもあり、2ヶ所のゴルフ場でプレーしてきましたが、ニューカレドニアと言えば「美しい海と自然」。ゴルフとは無縁の島、ゴルフは数あるアクティビティのひとつだと思ってましたが、いい意味で期待は大外れでした。最初にプレーしたGOLF DE TINAは典型的なシーサイドコース。変化に富んだレイアウトを楽しますし、海越えのホールもあり、いわゆるニューカレドニアっぽいゴルフ場でした。

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2ヶ所目のGOLF DE DEVAは、これまたいい意味でニューカレドニアっぽくないゴルフ場です。中心都市ヌメアからクルマで約2時間30分。正直かなり遠いのですが、Sheraton Devaに到着するや度胆を抜かれました。相当に辺鄙(へんぴ)な所なのにも関わらず、今回宿泊したニューカレドニアのホテルの中でもっともお洒落で瀟洒。フランスのリゾート地の豪華ホテルも真っ青な作りです。コースもこれでもかってぐらいの土地を使っており、設計はダイデザイン。ニューカレドニアに居るはずなのに、ホールを重ねていく内に「英国リンクスでプレーしている」かのような錯覚に陥りました。よくもまあ、こんな南太平洋の島に、全英オープンが開催できるようなコースを作ったもんです。シェラトン恐るべしです。

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南半球で天国気分を満喫している中、アナライズは世界で一番やさしいドライバー「バンパー」を正式発売開始しました。設計、開発段階では市販することをまったく考えてませんでしたが、いざ出来上がってみると、、、、いろんなゴルファーに世界で一番やさしいドライバーを打ってみていただきたくなったからです。

↓クリック

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この「バンパードライバー」ニューカレドニアは誰が行っても「天国にいちばん近い島」だと感じるでしょう。実際、マーク金井もこのキャッチフレーズは言い得て妙だと思いました。では、バンパーは本当に誰が打っても「世界でいちばんやさしいドライバー」だと言い切れる感じられるのか?

 

現在市販しているドライバーと比較する限り、現状では世界で「一番やさしい」と思いますし、実際に打っていただけるとそのやさしさを実感できると思います。なぜなら、このバンパーは重心距離が極端に短く、シャフトの軸線とスイートスポットの位置が非常に短いからです。

 

バンパードライバーの重心距離は約9ミリ

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試作段階ではフェースバランスのパターのように重心距離がゼロのドライバーも作りましたが、これはヘッドの挙動が安定しませんでした。意外なことにやさしくなかったのです。そこで試行錯誤を繰り返し、試作ヘッドを何度も作り直した結果、シャフト軸よりも「ほんの少し」(約9ミリ)、外れた位置にスイートスポットを位置した時、この時がもっともヘッドの挙動が安定し、ミート率が高くなりました。加えて、直進性の高い弾道が打ちやすくなったのです。

 

ゴルフは数ある球技の中でも「ちゃんと打つのが難しい」スポーツです。難しくしている最大の要因は、クラブの重心距離です。イラストレーターのゲーリーさんが、テニスラケットを用いて「重心距離と打ちづらさ」の関係を上手く説明して下さいましたが、まさにゴルフクラブは重心距離があるから「芯に当てづらく」そして「振り遅れてスライス」しやすくなるのです。

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では、世界でいちばんやさしい「バンパー」には欠点はないのか?

 

欠点は2つあります。ひとつは現状のルールに適合してません。ルール非適合クラブです。パターは重心距離がゼロでも適合ですが、パター以外のクラブでは、重心距離が極端に短いクラブは非適合。理由は単純、ルールを定めているR&Aも「重心距離が極端に短いクラブはやさし過ぎる」ことを知っているからです。

 

もうひとつの欠点は同じヘッドスピードで打った場合、重心距離が非常に短いドライバーは、重心距離が長いドライバーに比べると、飛距離性能がやや劣ります。ヘッドスピードによっても代わりますが、プロ、上級者が打てば、バンパーは5~7ヤードぐらい飛距離が落ちます。ただし、ミート率が悪いゴルファーの場合はその限りではありません。バンパーの方が芯を喰う確率が上がり、重心距離が長いドライバーよりも、バンパーの方が飛距離が出てしまう場合も大いにあります。

 

バンパードライバーは、「初心者でもゴルフを楽しめるクラブを作りたい」「ゴルフの難しさを少しでも解消したい」「ゴルフの離脱率を下げたい」というコンセプトで作りました。しかし、テストを重ねていく内に、予想外のフィードバックが出てきました。それは、プロや上級者がバンパーを振ると、、、、、

 

 左のミスが出づらい(チーピンが出づらい)
 ヘッドスピードが上がる
 スイングプレーンが格段に良くなる

 

バンパーは重心距離が極端に短いので捕まりが良いのですが、実は、左のミスも出づらいのです。シャフトの軸線と重心位置が非常に近いため、スイング中にヘッドの挙動が安定します(スイング中にヘッドが暴れづらい)。結果、ダウンスイングでインサイドからあおるような打ち方にならないので、引っかけ、チーピンが出づらくなるのです。また、ダウンスイングでヘッドにかかるトルク(ねじれ)が少ないために、普通のドライバーよりもシャープに振れる(シャフトを振る感じに近くなる)ので、ヘッドスピードを上げる効果も出てきます。実際、マーク金井もバンパーを振ると、スイング中にかかる負荷が軽減するので、ヘッドスピードが1~2m/s上がります。また、ダウンスイングでシャフトが寝なくなるので、オンプレーンに振り下ろす感覚を自然に養うことができます。

 

 バンパーを使ってスイングすると、ダウンスイング中の余計な動きを減らす効果があり、腰への負担が軽減できるメリットもあるのです。

 

 バンパーはルールに適合しないクラブです。誰にでもお勧めできるクラブではありませんが、世界でいちばんやさしいドライバーがあれば、初心者はゴルフが劇的に楽しくなりますし、スライサーや中上級者はスイングを正しい方向に導いてくれる「魔法の杖」になってくれるのです~。

 

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2016年07月07日超私的な考察、海外のゴルフ場でスコアを上手くまとめるコツとは!?

本日発売開始!

アナライズバンパードライバー

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ゴルフルールに残念ながら不適合なので、競技では使えませんが・・・


ひょんなことから観光親善のお役をいただきニューカレドニアに滞在しています。ニューカレドニアと言えば「天国に一番近い島」というキャッチフレーズでお馴染みですが、場所は南半球。オーストラリア西海岸とフィジーのちょうど中間ぐらいに位置し、日本(成田)から直行便で8時間30分。ハワイへ行くよりは少し遠く、アメリカ西海岸に行くよりは少し近い感じでした。

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日本とニューカレドニアの時差は2時間。日本よりも東に位置するので、時計は日本よりも2時間進んでいます。このブログは現地時間の9時過ぎから書いてますが、日本時間だと7時過ぎ。世界基準の地図だと本当に東端(右端)に位置しています。この時期、こちらは冬ということもあって朝晩は涼しく18度あるかないか。日中は25度前後に気温が上がり、半袖、半パンでプレーできます。日差しは強いですが、湿度が低いので蒸し暑くありません。日陰に入るとひんやりとした風が舞い込みます。この時期だと、北海道でプレーしている感じに近いです。

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初日にプレーした「GOLF DE TINA」は海沿いにインコースがレイアウトされており、透明感が際立つニューカレドニアの海を見ながらショットを楽しめました。天国に一番近い島の景色を見てしまうと「スコアなんてどうでもいいじゃないか」という気分になりますが、スコアカードを眺めた途端、「いいスコアを出したい」と思ってしまうのがゴルファーの性(さが)です。

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そこで、今回は海外のゴルフ場でいいスコアを出すコツについて超私的に書いてみたいと思います。

 

海外のゴルフ場といっても国や地域によって様子は異なりますが、変わらないこともあります。それは、、、、

 ホールカップの大きさは同じ

 どこにいっても1ヤードは1ヤード

 スコアカードに距離とパーの数と、ホールの難易度が書かれている

変わっているのは、、、

芝の種類

 地面の固さ

 グリーンの速さ(硬さ)

 風の重さ(風の度合い)

 バンカーの砂

 

グリーンの速さについては、練習グリーンでボールを転がせば、おおよそのスピードが分かります。おおよそとわざわざ書いたのは、コースによっては練習グリーンと実際のコースとでグリーンの速さが異なることがあったりするからです。

 

芝の種類と地面の固さについては、実際にプレーしてみないとわかりませんが、事前にチェックすることも可能です。スタートホールのティグラウンド付近で少しダフり気味に素振りすると、「どれぐらいソールが滑るのか」「地面の固さはどんなものか分かります」

そして、実際にプレーする時は、最初の3ホールぐらいでコースと自分のショットをキャリブレーション(すり合わせ)します。

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50ヤード以内のアプローチの距離感

100ヤードの距離感(100yは何番で打つとちょうどいいのか)

150ヤード前後の距離感(150yは何番で打つとちょうどいいのか)

200ヤード前後の距離感(200y前後は何番で打つとちょうどいいのか)

パターの距離感(10yはどれぐらいで打つとちょうどいいのか)

 

前回も書きましたが、このキャリブレーションを行うのに必要不可欠なのはレーザー式距離測定器。マーク金井はブッシュネルを使ってますが、海外に限らず、初めてプレーする場合、ブッシュネルでコースの距離を測るだけでなく、自分で打ったショットの距離も測ります。何故かというと、場所や気候、そして体調が変われば、アイアンだと10ヤードぐらい飛距離が簡単に変わってしまうからです。

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コース攻略においての基本は、、、

 ティショットはドライバーと決めつけない

 落下地点が見えない場所には打たない

 ミドルのセカンド、ショートのティショットはグリーン中央を狙う

 パー5のセカンドは基本、7番アイアンでレイアップ

 バンカーは可能な限り避ける

 ドッグレッグはショートカットを狙わない

 

安全策過ぎるぐらい安全にプレーしますが、これは「ナイスショットしたのに結果が最悪」というのが嫌だからです。これをやってしまうと、その1打がミスになるだけでなく、プレーの流れが悪くなり、ミスの連鎖が生じやすくなるからです。ゴルフにはミスがつきものですが、ダフってグリーンをショートしてもプレーの流れはそれほど悪くなりません。しかし、いい手応えでピンに一直線に飛んだボールがグリーン奥のバンカーに突き刺さったら、プレーの流れは悪くなり、裏目裏目の展開になってしまうのです。

 

ゴルフはいい流れを意図的に作ることはできませんが、悪い流れを意図的に作らないようにするこは可能です。そして、悪い流れを作らないようにプレーした方が、ゴルフのプレーがスムーズになり、スコアも良くなる確率が確実に上がってくるのです~。

 

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2016年07月05日超私的な提案、旅先のゴルフ場で賢くプレーするためのコツとは!?

毎週火曜日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」のオンエア日ですが、今日はお休みさせていただきます。と言うのも、今週は日曜日から海外出張。ひょんなことからゴルフ親善大使の指名をいただき、南半球のニューカレドニアに滞在しています。今年はこれで海外出張3度目ですが、いずれも日本よりも南のエリア。1月はユーラシアカップの取材でマレーシア、5月はタイゴルフExpoに出展でタイに滞在、そして今回はニューカレドニアの魅力を伝える超私的な親善大使として、ニューカレドニアに滞在しています。

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ニューカレドニアには4つのゴルフ場があって、海や自然に加え、ゴルフも存分楽しめまます。昨日は、首都ヌメアから車で15分ほどの場所にある「GOLF DE TINA」でプレーしてきました。ロケーションは海の側なんですが、アウトは海とは無縁のレイアウト。スタートホールは強い打ち下ろしで、2番はセカンドから打ち上げ、3番はまたまた強い打ち下ろし。アウトはフラットなホールが少なく、打ち上げ打ち下ろし、そしてドッグレッグと変化に富んでます。雰囲気的には川奈の富士コースに似た感じでした。対して、インはレイアウトがガラッと変わり、海沿いにそってホールが続きます。インはフラットなホールが続き、ティからでもフェアウェイからでも、そしてグリーンからでも海が非常に近く、典型的なシーサイドコース。今までいろんなコースをプレーしてきましたが、アウトとインの雰囲気がここまでガラッと変わるのは珍しいです。18ホールのコースなのに、違うコースをプレーしているような感じがしました。

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そして、驚いたのがグリーン。見た目は遅そうに見えるのに、実際はツルツル。ティフトン系なんですが、転がりが非常に早く、ボールが止まりそうになってからツツーッと球足が伸びます。体感的にはスティンプメーター9.5フィートぐらいで、高速グリーンでした。グリーンが思いのほか早いので、ショートパットはかなり神経を使います。アウトはいつになくショートパットが決まってバーディーを3つも取れましたが、インはいつも通りにショートパットを外しまくり(3パット2回)ました。上がってみれば、スコアは38.42の80といつも通りに落ち着きました(笑)

 

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さて、今日のエントリーは海外のゴルフ場で賢くプレーする方法について、超私的に書いてみたいと思います。

 

まず、クラブについてですが、可能な限り本数を減らしましょう。例えば、普段、キャディバッグに14本入れているならば8〜10本ぐらいをお勧めします。海外旅行はただでさえ荷物が多いです。ゴルフクラブを持って行くとなるとさらに荷物が増えます。クラブの本数を減らせば、それだけで荷物を軽量化できます。加えて、クラブの本数を減らせば小さいキャディバッグを使えます。これでかなり移動が楽になります。ちなみに、今回マーク金井のセッティングは

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ドライバー
 UT2本(19度、21度)
 6番、7番、8番、9番、PW、SW、パターの10本。

 

普段、9ホールでプレーしている時は7本なので、これでも普段よりはクラブの本数が増えてます(笑)。FWを入れていないのは、知らないコースでは2打目で距離を稼ごうとしたくないから。UTが2本と多いのは、ティショットで刻みたい時に、刻めるクラブが欲しいからです。実際、「GOLF DE TINA」でプレーした時も、この本数で全然打以上でした。

 

次に海外のゴルフで欠かせないのが、、、、

 

 レーザー式距離測定器です。

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「GOLF DE TINA」はフランス領ということもあって、コース表記はすべてメートル表示です。距離表示杭もありますが、やっぱり知りたいのは正確な距離(ヤード表示)。マーク金井はブッシュネルを長年使ってますが、これがあるとティショットの落下地点までの距離、セカンドをレイアップしたい時の距離、グリーン手前のバンカーを越したい時の距離、そして、もちろんピンまでの距離を正確に計測できます。知らないコースでプレーする時でも、土地勘がまったくなくても、100ヤードはどこのゴルフ場でも100ヤード。距離がちゃんと分かっていた方が、迷う要素が減り、それが迷いのないスイングにつながり、スイングが迷わない分だけいい結果が出やすくなるのです。

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  他では、日焼け止め、虫さされ防止薬&虫さされ薬、そしてアームカバーとサングラス。小さく折りたためるウインドブレーカー。

 

これらは持ってるとかなり重宝します。南半球はこの時期は冬となりますが、赤道にちかいこともあって冬でも日中はそれなりに暑く、そして日差しが強いです。日焼け対策は過剰なぐらいやっておいた方が、安全に楽しくプレーできますし、疲労軽減にもつながります。

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ちなみに写真を綺麗に撮りたいならば、スマホよりもセンサーサイズが大きめ(1インチ以上)のコンデジもお勧めです。今回は、ソニーのRX100Ⅱをキャディバッグに入れてプレーしました〜。

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2016年07月04日超私的なゴルフ場調査〜サンロイヤルゴルフクラブ後編

マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回は関西編。兵庫県のサンロイヤルゴルフクラブ(加東市)。関西エリアではグリーンの仕上がりの良さに定評があり、GDOでのコース評価でも5点満点で「4.6」と非常に高いです。後半はコースをじっくり紹介していきます。

 

6番、346y パー4

6番セカンド地点、軽い打ち上げ〜

6番セカンド地点、軽い打ち上げ〜

軽い打ち上げでセカンド地点から左にドッグレッグしているミドル。左サイドを狙いたいが、大きなバンカーが待ち受けている。右サイドは広く見えるが、右に飛びすぎるとOB杭が待ち受けている。セカンドからはグリーン面が見えず、距離感を合わせるが難しい。グリーンは縦長で受けグリーン。左サイドからの傾斜が強く、手前からも奥からも見た目よりもボールが大きく曲がる。マーク金井はティショットをバンカーに打ち込むものの、残り90yからグリーン奥に2オン。15mのパットを何とか2パットに収めパーでホールアウト。

8番、164y パー3

Aグリーンは砲台〜

Aグリーンは左サイド〜

やや打ち下ろしのショート。左右にバンカーが待ち受け、グリーンは左サイドが高くなっているため、左に外すとバンカー&アプローチが非常に難しい。奥に林があるのでグリーンは近く見えるが、これは目の錯覚。距離表示通りしっかり打った方が距離が合う。7番で打ったショットはピン右3mに付けるものの、ラインを読み切れずパーでホールアウト。

パー3にはティが用意されてます〜

パー3にはティが用意されてます〜

 

10番、407y パー4

10番〜

10番〜

レイアウトはアウト1番と似ており、ティショットの落下地点にバンカーが配されるミドル。やや打ち下ろしでティショットでは右に打ちたくなるが、右サイドのラフは思いのほか深い。引っかけのミスが出やすいが、マーク金井はその罠にまんまとはまり、右ラフから打ったセカンドは左のバンカーに。バンカーショットを3.5mに付けるもののパーパットが決まらずボギー。

 

12番、358y パー4

12番〜

12番〜

軽い打ち下ろし。ホール自体は真っ直ぐだがフェアウェイは右ドッグレッグのような感じになっており、Aグリーン(右グリーン)の時はティショットは左サイドに運んだ方がセカンドでグリーンを狙いやすい。グリーンは起伏が複雑でロングパットを残すと距離感だけでなく、方向性も合わせづらい。左の浅いラフから打ったセカンドはフライヤーとなりグリーンの奥のエッジ。15m以上のパットは距離も方向も合わず、3パットでボギー。

 

13番、149y パー3

ここもAグリーンは砲台〜

ここもAグリーンは砲台〜

池越えだが距離が短めのショート。左サイドのAグリーンは砲台。グリーンを外すとアプローチが厄介。8番アイアンで打ったティショットはピン横8mにワンオン。なんとか2パットでホールアウト。風が吹くと難易度が上がりそうだ。

 

14番、531y パー5

14番、澤井プロのティショット〜

14番、澤井プロのティショット〜

ほぼ真っ直ぐで3打目からやや右にドッグレッグしているロング。ティショットは広々しているし、セカンドの落下地点も広々している。にもかかわらず、マーク金井はセカンドを左に引っかけて、3打目は木がスタイミー。そこから無理に攻めてミスの連鎖をしでかして5オン2パットのダブルボギーを叩く。ここもグリーンの傾斜が強く、ピンが奥の時に手前に乗せてしまうと、2パットで収めるのが難しくなりそうだ。

 

茶店

 

澤井プロお勧めは天然トマトジュース〜

澤井プロもお勧め〜

インの茶店は16番ティの手前。ソフトドリンクに加え、トマトだけをギュッと絞ったジュースも飲める。

 

 

16番、179y パー3

谷越え〜

谷越え〜

谷越えのショート。プレーした日は右から左の風が非常に強く、右グリーンを狙って打ってちょうど左グリーン(Aグリーン)に乗った。左サイドに外しやすいホールだが、左サイドからはグリーンが強い下り傾斜。左に外すとボギーを覚悟した方がいい。マーク金井は4番バッターだったこともあり、5番アイアンで右グリーンを狙って打ったら計算通りピン手前5mにワンオン。2パットのパーでホールアウト。

 

17番、539y パー5

17番は3打目が池越え〜

17番は3打目が池越え〜

インでもっとも難易度が高いホール。ティショット落下地点のフェアウェイは狭く3打目は池越え。グリーンに上がるまで気が抜けないホール。マーク金井はここでも設計者の罠にまんまとはまる。2打目をレイアップするつもりが大きくダフって右のラフ。残り155yの3打目。深いラフから無理してグリーンを狙い、ハーフトップしてグリーン手前の池に。挙げ句、6オン2パットのトリプルボギーを叩く。

 

 

18番、409y パー4

フェアウェイはダブルカット〜

フェアウェイはダブルカット〜

 

ティからクラブハウスを望めるホームホール。軽く打ち上げていることもあり、表示の距離よりも実測距離が長い。ティショットを上手く打ってもセカンドの距離が残りやすいので、無理にパーオンを狙うよりも手前から寄せワンを狙った方がスコアメイクしやすい。Aグリーンは左サイド。セカンドを右側のBグリーンに乗せるのもの、ドロップ後のアプローチが1mに寄り、なんとかパーでホールアウト。

 

 

総評

 

スコア

 

関西のゴルフ場というと起伏が多いというイメージが持たれがちだが、サンロイヤルは強い打ち上げも無ければ、強い打ち下ろしも無い。林間コースとは趣が違うが、フラットなホールが多く、初めてでもプレーしやすい。そして印象に強く残ったのがコースコンディションとグリーンの仕上がり。フェアウェイだけでなくラフも手入れが行き届き雑草のたぐいはひとつもなかった。グリーンは評判どおり仕上がりが良く、転がりもスムーズ。プロの試合がすぐにでもできるほどである。グリーン上にピッチマーク(落下跡)がほとんどないことを考えると、毎日、すべてのグリーンの補修作業をやっているのだろう。

 

ゴルフの楽しみ方は人それぞれだと思うが、コースコンディションやグリーンにこだわるゴルファー、プロトーナメントが開催されるようなコースでプレーしたいアスリートゴルファーにとって、サンロイヤルはその期待に応えてくれるゴルフ場である。

 

 

ペッパーがお見送り〜

ペッパーがお見送り〜

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2016年07月03日超私的なゴルフ場調査~サンロイヤルゴルフクラブ(前編)

 

マーク金井の独断と偏見に満ちあふれた超私的なゴルフ場調査、今回は関西編。兵庫県のサンロイヤルゴルフクラブ(加東市)。MMT9パー3トーナメントに出場していただいた大谷俊介プロから「ウチのコースはグリーンの仕上がり自慢です」と伺っていて、夏場の厳しい時期でもトーナメントが開催できるコンディションだそうです。GDOでの評価も5点満点で「4.6」と非常に高いです。ょうど関西出張が入ったので、昨日、運良くプレーできました。コースはアウトとインの18ホ-ルです。

 

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7月2日プレー。
スタート時間 7時4分
天候は快晴。微風。
今年一番の暑さで最高気温30度超え。
概要
1988年(昭和63年)11月開場
設計 加藤福一
アウト    3482y パー36
イン     3487y パー36
コースレート 72.7(ベントAグリーン)

 

JGA KGA加盟
ベント、2グリーン
乗用カート  リモコン式 キャディ付かセルフを選択

 

アクセス

車利用の場合
中国自動車道/ひょうご東条ICより7㎞(約10分)

電車利用の場合
JR宝塚線(福知山線)・新三田駅(JR福知山線・新三田駅)
新三田駅よりタクシーで30分 約6000円
クラブバス無し

 

マーク金井は三田市内からクルマで向かいました。中国自動車道を使って約25分ほどでコースに着きました。大阪からだと高速道路が好いていれば約1時間ほどで到着できます。

 

クラブハウス

 

洋館風~

洋館風~

2階館の洋館風クラブハウスはかなり大きく、18ホールのコースとは思えないほど広々しています。玄関入って左側に受け付けがあり、右手にロッカールームと風呂場。1階の中央エリアは吹き抜けており、話題のロボット、Pepper(ペッパー)が出迎えてくれました。ロッカールームと風呂場も広々としており、来場者が多くても十分なスペースが確保されています。2階はレストランとコンペルーム。レストンからは練習グリーンをコースをなんとなく見渡せます。トイレも広々しており、ウオシュレットもちゃんと完備されています。

 

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コース

丘陵コースですが高低差は20mと少なく、ほとんどのホールがフラット。極端な打ち上げ、打ち下ろしはひとつもなく、フェアウェイも広々。強いドッグレッグのホールもないので、初めてプレーしても回りやすくレイアウトされています。グリーンは2ベントですが、どちらも大きさはほぼ同じ。メインとサブという感じではなく、メイングリーンが2つあるコース。今回はAグリーンを使用。

 

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練習場

ドライビングレンジは鳥かごだが、芝から打てるアプローチ&バンカー練習場が完備している。

フェアウェイ
短く刈り込まれておりディボット跡がほとんどない。
雨上がりだったこともあり、地面は少し軟らかめ。
ラフ
適度に長いが脱出に苦労するほど深くはない。
フライヤーで飛距離が出るので距離感が出しづらくなる。
ホールによっては芝が長くて深い所もあった。

 

実際は9.5フィートぐらいかも~

実際は9.5フィートぐらいかも~

グリーン

夏場でもスティンプメーター9.2フィート以上
Aグリーンはペンクロス芝で、Bグリーンはベント芝
グリーンはそれほど硬くないが転がりが非常にスムーズ
トーナメントコースのようにピッチマークの跡がほとんどない
バンカー
アメリカンスタイルほど厳しくはないが
フェアウェイ、グリーン周りには要所要所にバンカーが配されている。
マーク金井はアウト&インをプレー。ティはブルーを使用。同伴者にサンロイヤル所属の澤井瞳プロも加わっていただきラウンド。

 

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バンカー右がベストポジション~

バンカー右がベストポジション~

軽い打ち下ろしで真っ直ぐなミドル。左にバンカーが待ち受けているが右サイドは広々している。グリーンは手前に花道があるが、砲台形状。グリーンを左右に外したり、奥に外すとアプローチが難しい。マーク金井はセカンドを左に外すものの、グリーンが速いのを想定して60度のLWでアプローチを打って20センチに寄せ、パーでホールアウト。

 

2番、175y パー3

左に外すとアプローチが難しい~

左に外すとアプローチが難しい~

打ち下ろしで池越えのショート。左サイドのAグリーンは一段高くなっていて砲台形状。吹き抜けているので風の計算が難しい。受けグリーンなので手前からは寄せやすいが、奥に外すとアプローチが非常に難しい。ティショットは6番アイアン。安全にグリーンとグリーンの間に打ち、グリーン右サイドからアプローチを2mに寄せるものの、引っかけを嫌がってインパクトでフェースが開き、カップインならず。ボギー。

 

3番、361y パー4

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左ドッグレッグの池越えミドル。ティグラウンドからは見えないが、フェアウェイ右サイドも池が配されている。Aグリーンはグリーンの前後にバンカー。ティショットをフェアウェイに運べるとショートアイアンでピンを狙える。9番で打ったセカンドはピンの右2mにつけるもののラインを読み違えてナイスパー(笑)。

 

5番、487y パー4

澤井プロのドライバーはゼクシオ~

澤井プロのドライバーはゼクシオ~

真っ直ぐで軽い打ち上げのロング。ティグランドからグリーンまで見渡せる。距離は長くはないがハンデキャップ1と難易度は高い。ティッショット落下付近、セカンド落下付近、そしてグリーンの両サイドにバンカーが配され、正確なショットが求められる。グリーンは縦長で大きく、そして傾斜が強い。ピンが奥の時は思い切って突っ込まないと、距離感が出しづらいロングパットが残る。マーク金井は奥のピンに対して、右奥に3オンするもののファーストパットを打ち損じて3パット。ボギー叩く。

 

続きは次回アップします~。

 

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