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2017年10月19日超私的な考察 スコアメイクが上手くいかないアマチュアの共通点とは!?

YOUTUBEのアナライズチャンネル

マーク金井の打たずにいられない 第3弾が公開されました

今回はUSTマミヤのATTASクールです↓クリック

ぜひご覧ください

こちら本日より発売開始しました

「イージーフレックス EF009ドライバー」は、非常に軟らかいシャフトを装着した練習器具。
シャフトのしなりを体感しやすくする事で、リズムやテンポの向上のほか、飛ばしに重要なシャフトのしなり戻りを利用したインパクトを学ぶ事ができます。

軟らかいシャフトを使用した練習器具は、これまでにもありましたが、「イージーフレックス EF009ドライバー」は、重量、しなり方、長さ、ロフト角に至るまで、マーク金井のこだわりがつまっています。

国産の軟鉄鍛造ヘッドは非常に軟らかく手応えのある打感。
心地よく練習することが出来るのもメリットです。

シャフトのしなりを感じる「タメ」のある切り返し、そしてインパクト直前でのシャフトのしなり戻りが使えるようになると、飛距離、方向性とも大きく向上します。

詳しくは↓をクリック


毎週火曜日は週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフの発売日。どちらも発売日にかかさず読んでますが、真っ先に読むのは連載漫画。週刊GDでは「オーイ、とんぼ」週刊PGでは「インパクト」と「千里の旅 翔の道」を読み、それから見出しで気になった記事を読み漁っています。

かれこれゴルフ漫画も30年以上読んでますが、久しぶりに単行をまとめ読みしたが、「B・J ボビィになりたかった男」(GSコミックス 原作/高橋三千綱 構成/かざま鋭二 作画/堀井ひろし 発行/学研パブリッシング)

 

1巻から18巻までを3日間で一気に読みました。この18巻のおかげで日帰り大阪出張の移動もあっという間。ストーとリーにグイグイ引き込まれ、往復の新幹線では「あれっ、乗ったばかりなのに、もう新大阪」「あれっ、乗ったばかりなのに、新横浜」って感じでした。

 

さて、この「B・J ボビィになりたかった男」。タイトルが表すように主人公が球聖ボビー・ジョーンズに目指すわけですが、その道のりの描き方がなんとも破天荒。40歳を過ぎた人間が研修生になったり、ツアープロのキャディになったりします。そして、なぜか途中からは主人公が女子ジュニアと、大学生ぐらいの男子アマチュアになり、色々なエピソードが描かれています。そして、そのエピソードのひとつひとつ、セリフのひとつひとつがゴルファーの琴線に触れまくります。

 

数え切れないぐらいゴルフの名言がちりばめられていますが、その中でもっとも相づちを打ったのが、、、、、

 

ちゃんと打ったのに
ひでえ結果になったやつの場合は
精神的なダメージが大きいのだ
反省のしようがないんだから
「B・J ボビィになりたかった男」から引用)

 

やぼな解説を加えるならば、ゴルフでは「ナイスショットで最悪の結果を招く」ことが少なからずあります。これこそが、プレーしている時に一番やってはいけないことですし、これをやってしまうと、プレーの流れ(プレーのリズム)が悪くなり、スコアを崩すパターンに陥りやすくなるのです。

 

 

野球はノーアウトで四球を出すと流れが悪くなって得点を許すケースが多いですが、ゴルフの場合、スコアを崩す大きな要因は「ナイスショットで悪い結果」を招いた時です。「ミスショットを打つからスコアが悪くなる」と思っているアマチュアゴルファーが少なくありませんが、ミスショットよりもたちが悪いのは、「ナイスショットで悪い結果」を招いてしまうことなんです。具体的に言うと、

 

  • ナイスショットしたボールがグリーンオーバーして深いラフ
  • ナイスショットしたボールが風に押し戻されて手前のバンカー
  • ナイスショットしたボールがキックが悪くてラフ
  • ナイスショットしたボールがグリーン上のボールに当たって深いラフ

 

こういうことがあると、自分を立て直すことがかなり厳しくなります。「ナイスショット=良い結果」になって当たり前だと思うからです。そして、この思考が強い人ほど、スコアメイクに苦労している人ほど、

 

 

  • ナイスショットをしないと良いスコアが出ない
  • ミスショットしたら悪いスコアになってしまう

 

という思考パターンになっています。このため、コースに出た時に毎ショット「ナイスショット」を打とうと頑張ります。ナイスショットの呪縛を解くことができませあん。そしてナイスショットの呪縛から解けない人ほど、コースに出た時にスコアメイクに苦労しています。

 

では、どうすればナイスショットの呪縛を解き、スコアメイクに長けたプレーができるようになるのか?

 

誤解を恐れずに言えば、ナイスショットではなくミスショットを打つつもりでプレーした方がアマチュアの多くはスコアが確実に良くなります。そのために、ショットの優劣をこんな風に決めることです。

 

1番目良いのは  「ミスショットして良い結果」(いわゆる結果オーライ)
2番目に良いのは 「ナイスショットして良い結果」
3番目は     「ミスショットして悪い結果」
最悪なのは    「ナイスショットして悪い結果」

 

「ナイスショットして良い結果が一番良い」と思っているほど、ナイスショットで悪い結果になることが度々起こります。対して、ミスショットして良い結果を得ようとすると、一番避けたいナイスショットで悪い結果になるのをかなり確率で減らせるのです。

 

そして、実際にプレーする時はミスショットを前提にプレーすること。ナイスショットを前提にするよりもミスショットを前提にプレーすることを覚えれば、目のさめるようなショットが打てる確率は下がりますが、目を覆いたくなるような大叩きも減らせます。大叩きを減らせれば、それだけで多くのアマチュアゴルファーはスコアアップにつながるはずです。

 

ゴルフは物理です。
そしてゴルフは確率のゲームです。

 

ミスショットを前提にプレーすると強く心がければ、確率の高いプレーを選択することにもつながり、それはスコアアップの一番確実な方法を選択することになるのです~。

 

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第9回ゴルフショップマジック 大試打会!!!

10月22日(日)10時〜17時

千葉市若葉区のジャパンゴルフスクールにて開催!!! ↓こちらクリック

千葉市若葉区加曽利町1482-1

アナライズも出店します。

売り切れていました

マジックマリガンUT 

21度、24度販売再開しています ↑クリック

グリップにアナライズオリジナルグリップが装着されていますが、現在アナライズオリジナルグリップのバックライン無しが欠品中です。バックライン有りもしくは、ツアーベルベットラバーのバックライン無しが、お選びいただけます。(確認メールを差し上げますのでよろしくお願いします。)

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フェースが開いたりしたい人は、こちらをチョイス!!


2017年10月17日超私的な試打インプレ ピンG400 LS-TECドライバー

YOUTUBEのアナライズチャンネル

マーク金井の打たずにいられない 第3弾が公開されました

今回はUSTマミヤのATTASクールです

ぜひご覧ください


昨日はYouTube生放送「マーク金井のここだけの話」をオンエア。21時から60分間、喋りっぱなしですが、台本のたぐいは一切ありません。アシスタントのシンディとの打ち合わせもオンエア10分前に、3分ほど軽く打ち合わせるだけ。この生放送は、いわば落語と同じように進行し、冒頭の10分くらいがマクラ。その後にネタ(掘り下げたテーマ)を2つぐらい喋ります。昨日は、超私的にゴルファーを増やす方法、そしてゼクシオ10の特徴について喋りました。

 

 

ライブ放送にこだわっているのは、「聴けなかった人が悔しがるような話をしたい」という思いから。自分でハードルを上げてしまうのが好きな質(たち)なことに加え、ライブならば勢いで喋れることが少なからずあるからです。なので、お聴きになられた方も録画なんてヤボなことはなさらないでお願いします。

 

さて、今回は超私的な試打インプレです。クラブは先週の日本オープンで2位に入ったアマチュアの金谷拓実選手も使っているピンのG400LS-TEC(ロフト)10度。シャフトは純正カーボンのS(ALTA J CB)。つるやゴルフ神田駅前店で予約し、先週ようやく手に入れました。

 

G400には3つのヘッドがラインアップされていますが、今回チョイスしたLS-TECは3兄弟の中でもっとも重心が浅めで、かつ低重心。ロースピンが打ちやすいチューニングがなされています。LS-TECをあえて選んだのは、前作のGドライバーに比べると3兄弟とも総じて捕まりが良くなっているからです。ピンの記者発表、そしてピンが主催するラウンド試打会で3兄弟をじっくり打って、LS-TECに決めました。シャフトについては迷わず、純正のS(ALTA J CB)をチョイス。もちろんこちらも試打してから決めてます。

 

 

スペックをざっと上げると、

長さ 45.5インチ(ヒールエンド計測)
重さ 309.3g
バランス D2
振動数 249cpm
センターフレックス値 4.16
リアルロフト9.75度(表示ロフト10度)
フェース角 ー5.0度

 

フェース角が突出して開いてますが、これはヘッドの座りの問題。ヘッドをポンと地面に座らせると、ヘッドはフェースが開く方向にゴロンと転がるために、フェースがかなり開いてしまいます。なので、このタイプのドライバーの場合、ヘッドを少し浮かせてグリップすること、そしてグリップを先に決めてからアドレスするようにします。こうすればアドレス時にフェースが必要以上開きません。

 

 

赤羽のインコースで初打ちとなりましたが、10番ホールではイメージ通りの軽いフェード弾道。スピン量は多すぎず少なすぎず。続く13番と14番ではイメージ通りの軽いドロー弾道でフェアウェイをキープ。前作に比べるとG400は明らかに打感とインパクト音が改善され、芯を喰うと心地良い手応えが手に伝わります。スピン量に関してはLS-TECでもスピン不足になる感じはありません。吹き上がることもないので、ちょうどいい感じのスピン量。

 

15番では強いフックを打とうとしたら、引っかけてあわや左の池。池のすぐわきのラフに止まりました。前作同様、G400も重心距離は相当長そうです。強いフックを打とうとしたら慣性モーメントの大きさが裏目に出て、インパクト前にフェースが被ってしまいました。これまでのピンのドライバー同様、G400もドーンと直進性が高い弾道を打つのがやさしく、球を意図的に曲げるのは難しくかんじます。

 

続く、16番は曲がったのがほとんど分らないほどの軽いドロー。17番のパー3のティショットをダウンブローに打ち過ぎて頸椎を軽く炒めて痛めてしまい、G400LS-TECの試打はこれにて終了です。

 

ヘッド体積が445CCとサイズダウンされてますが、実際に打つと460CCのドライバーを打ったフィーリングしかありません。クルマに例えるならば、ホイールベースが非常に長く安定感が非常にあります。そして前作に比べると、右にスッポ抜けるミスが出づらくなっているので右へのミスを気にしないで振っていけるのが気に入りました。

 

LS-TECというネーミングがなされてますが、もしもG400が1種類しか出せなかったと仮定すれば、このLS-TECだけでも全然大丈夫なような気がします。2種類だせるならば、このLS-TECと一番捕まりがいいSF-TECでいいような気がします。そして3種類ならば、オリジナルのG400も加わった方がいいと、超私的に感じました。

 

 

ツアープロがこんなに直進性が高いドライバーを使うと、ますますプロとアマチュアのレベルの差が広がることはあっても狭まることはありません。ピンに限りませんが、進化したクラブというのは、アマチュアよりもプロの方が授かる恩恵が強いです~。

 

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2017年10月15日超私的な提案 アマチュアに多い「力み癖」を解消する効果的な方法とは!?

10月16日月曜日 21時

マーク金井ここだけの話 生配信します

録画はございませんので、是非生で視聴下さい


昨日はアナライズセミナーデー。前半は初めて開催する「初心者セミナー」、1時間のインターバルを挟んで「ゴルフの竪琴セミナー」を実施しました。初心者セミナーは、ゴルフ未経験者、初心者対象なんでが、本当の初心者だけでなく、自称初心者の方も参加下さいました。このセミナーは「初心に戻りたい」という方も参加できるからです。

 

初心者セミナーについては近々YouTubeで動画をアップするつもりですが、普通の初心者セミナーと違って、最初にグリップやアドレスの仕方はレクチャーしません。スイングの一番の肝(キモ)となる、インパクトゾーンでのクラブの捌き方をレクチャーします。

 

それも、ゴルフクラブなんて使いません。お遊びで使うような子供用のバットや、傘を使ってレクチャーします。ゴルフクラブを使わないのは、ゴルフクラブクラブを持ってしまうと、余計な先入観が入ってしまうからです。メロスというポータルサイトで初心者向けのコンテンツを書いてますが、ここでもインパクトゾーンの迎え方を最初にレクチャーしています。

 

さて、アナライズのセミナーですが、毎回定員は6名。少人数で開催するので、受講生はよそ見したり、スマホをいじったり、寝たりする時間はありません。マーク金井はマシンガンのように喋りますが、それと同じぐらい受講生1人1人に質問攻めするからです。そして、質問タイムも設けており、個別対応も実施しています。

 

昨日のセミナーでは、こんな質問がありました。

 

 力み癖が抜けず、ここ一番で力んでミスショットを打ってしまいます、、、

 

「力み」というのはアマチュアゴルファーに多い悩みのひとつですが、「力む」を解消するために、まず理解すべきことがあります。それは、力み癖が抜けない人ほど、力めるようなクラブを使っていたり、力めるような場所でスイングしていることです。そして、自分で力んでしまうように追い込んでスイングしています。

 

まずクラブです。硬いシャフトを使えば使うほど力めます。対して、軟らかいシャフトを使えば使うほど力もうと思っても力めません。アナライズにはテンポマスターという、釣り竿のように軟らかく大きくしなるシャフトが装着されたクラブがあります。これでスイングしてもらうと、ほぼ全員が普段よりもゆっくりスイングします。シャフトがあまりにも頼りないため、無意識の打ちに「ゆっくり力まないで振らないと当たらない」と感じるからです。

 

逆に力み癖がある人が「S」とか「X」と言った硬いシャフトを使ったら、力みを抜くんのは難しくなります。硬いシャフトは力んでスイングしてもクラブがついてきてくれるからです。力み癖を本気で矯正したいのならば、ヘッドスピードに関係なく、力んだら振れないぐらい軟らかいシャフトでプレーすることをオススメします。アナライズでは女性用シャフトよりも軟らかいシャフト、EF009があります。これをドライバーやアイアンに装着すれば、クラブが力み癖を解消してくれます。

 

次に力み癖を解消するには、力めない場所でスイングするのもいいでしょう。例えるならば雪道での運転。雪道は急発進、急停止しようとしたら危険極まりありません。ゴルフもしかり。例えば、アイスバーンのように足場が不安定な場所でアドレスしてスイングしてみて下さい。力んだら、その瞬間にバランスを崩して転んでしまいます。力み癖が抜けない人でもアイスバーンでアドレスしたら、、、、力もうと思っても力めないのが分かりますし、力まないスイングになります。

 

アイスバーンのように足場を不安定にするには、「バランスオーバーシューズ」と呼ばれる練習器具がオススメ。これをシューズに装着すると、足場がかなり不安定になり、バランスを取りながらスイングするので力まないでスイングする感覚を養えます。

 

そして、そして、コースに出た時に力む人の場合、ボールを飛ばさないことを強く意識してスイングすることです。例えば、ドライバーでナイスショットしたら230ヤード飛ぶ人ならば、220ヤード地点の先には池があると本気で思ってスイングして下さい。220ヤード以上飛ばしたら「池ポチャ」すると本気で思ったら、力みは発生しません。これ以上飛ばしたらダメだと思えば、力みとは無縁のスイングになります。例えば、7番アイアンで100ヤード飛ばそうと思えば、力むなんてことにはならないはずです。

 

 スイングは手にする道具(クラブ)によってガラッと変わります。

 

そして、自分のスイングを変えたいならば道具(クラブ)を変えることが一番手っ取り早く、そして確実な方法なんです~。

 

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2017年10月12日超私的な試打インプレ ゼクシオX(ゼクシオ10)ドライバー

昨日は紫CCあやめ36でプレーしてきました。天気も良く気温もグングン上がったので迷わず半ズボン。半袖シャツにアームカバーというスタイルで、10代目となるゼクシオをコースでじっくりと試打してきました。

 

ゼクシオは今回のモデルチェンジで10代目。ネーミングはギリシャ数字を使ってゼクシオX(10)です。ゼクシオは2000年のデビュー以来、発売から9代にわたって17年連続でシリーズ国内売り上げNO.1を継続しているお化けブランド。累計ではすでに1900万本以上売れているわけですから、単純計算すれば年間100万本以上売れています。同一モデルでここまで売れゴルフクラブは、ゼクシオだけです。

 

 

記者発表は先週行なわれたのでクラブはすでに見ています。ドライバーヘッドはカラーリングが代わり、鮮やかなブルー(Miyazakiモデルはブラック)。ホテルの室内で見た時よりも、太陽光の下、コースで見た時の方が高級感が漂っています。

 

 

ラウンド試打ですので、ドライバー、FW、UT、アイアン、ウエッジ、すべてゼクシオです。ちなみにパターはゼクシオではなくて、ダンロップが販売しているクリーブランドの新作モデルでした。

 

スタートホールのティショットで手にしたスペックは、ロフト10.5度でシャフトは純正のR(MP1000)。試打ラウンドでは自分が普段使っているスペックを最初に打つことはしません。ベーシックなスペックをチョイスし、そのスペックに見合ったヘッドスピードで打ちます。ボールはダンロップさんが用意して下さったゼクシオです。

 

アドレスすると、フックフェースなここと、クラウンの転写マークがややトウ寄りになっているのが分ります。そして前作に比べるとライ角がアップライト。左に飛びそうなイメージが強いので、フェアウェイ右サイドを狙って構えたら、、、、

 

 ボールは構えた方向(右サイド)に一直線!!!!!

 

スライス弾道ではなくストレート弾道で右のラフに。スピンの軸はまったく傾きません。捕まらないという感じはありませんが、見た目ほどは捕まらないです。次のホールでは意図的に左のフェアウェイを狙って打ったら狙い通りにフェアウェイ左サイド。前作に比べると、明らかに直進性が高い弾道が打ちやすく感じました。恐らく、モデルチェンジでヘッドの慣性モーメントが増大してるのでしょう。

 

試しに強いフックを打とうとしたら、自分のイメージの半分も曲がりませんでした。

 

そしてゼクシオならではなのが打球音。ヘッドスピードを上げて打たなくても(40m/s前後)、「カキーン」と澄んだ心地良い金属音でボールが力強く飛び出します。このいかにも飛びそうな音は、アマチュアゴルファーを大いにくすぐってくれ、かつ購入動機になるストロングポイントです。

 

試打して印象に一番強く残ったのは、やはり「軽さ」です。普段、305~315gのドラバーを振っている人間にとって、270gというのは相当な軽さです。素振りの時は軽いのビュンビュン振れますが、いざボールを打とうとする時はそれなりに神経を使います。普段よりも30g以上総重量が軽いと、トップからダウンの切り返しの時にクラブの重さを感じ取りづらい分だけ、タイミングが取りづらくなるからです。

 

ゼクシオの場合、新規顧客もさることながら従来モデルを使っている人の買い換え比率が非常に高いクラブです。9代目のゼクシオを使っているユーザーにとっては、これまでと同じような安心感がありつつ、モデルチェンジによって得られるメリットを求めています。そういう点では、ゼクシオ10はゼクシオ9(前作)を非常に強く意識して設計されている感じがします。純正シャフトは前作同様、手元側にもしなりのポイントがあり、そして前作よりも少し軽量化がなされています。ゼクシオ9のユーザーが違和感なく使えるように仕上がっています。

9ホールのラウンドでは、パー3を除くすべてのボールでゼクシオ10のドライバーを試打しました。シャフトは純正のR、SR、そしてSを試打しましたが、ヘッドとの相性を考えると、SRシャフトが一番バランスが良かった感じがしました。そして、強く感じたのは、ユーザーの高齢化にともないクラブ(ゼクシオ)も高齢化しているということ。2000年の初代ゼクシオも、今回のゼクシオ10も対象ユーザーは団塊世代です。団塊世代にとってゼクシオは、昔も今も、大いに期待に応えてくれるクラブです~。

 

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アナライズ こちらの試打会に参加させていただきます

アナライズのセミナーまだ空いてます↓クリック

あの〜セミナー面白いですよ・・・

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2017年10月10日超私的な考案 なぜ男子プロはロフトが寝ているアイアンでボールが遠くに飛ぶのか!?

昨日は10月最初のアナライズセミナーデー。前半はダウンスイングの軌道を改善したい人のための「脱アンダー星人セミナー」、1時間の休憩を挟んだ後半は打点位置を改善したい人のための「打点コントロールセミナー」を実施しました。どちらのセミナーとも満員御礼。マーク金井は1時間30分、全身汗まみれになりながら喋り倒し、そして身振り手振り、時にはデモンストレーションすることで、ゴルフスイングのタネと仕掛けについてレクチャーしました。

セミナーの模様についてはYouTubeにもアップしてますが、YouTube動画と実際のセミナーの違いを例えるならば、シミュレーションゴルフと実際のゴルフ場でプレーするぐらい違います。マーク金井のセミナーには決まった台本はありません。毎回、セミナー受講者の技量にアレンジしながら実施しますし、新ネタもちょくちょく入れているからです。

↓クリック

さて、このアナライズセミナー。受講者はスイングのタネと仕掛けを仕入れることができますが、マーク金井の方にもメリットがあります。セミナー受講者のスイングを見ること、そしてセミナー受講者を質問攻めにすることで、アマチュアゴルファーがどんな悩みを抱えているのか、どんな勘違いをしているのかをリアルに仕入ることができます。

 

昨日のセミナーでも、なぜアマチュアゴルファーはショットが安定しないのか、ナイスショットの後に突然ミスショットが出るのか、そして、アマチュアが飛距離が出ない理由はどこにあるのかを仕入れることができました。

 

アマチュアゴルファーが飛距離が出ない理由はいくつかありますが、ことアイアンに関しては、共通していることがひとつあります。男子プロと比較すると、多くのアマチュアはアイアンでボールが飛びづらいインパクトを迎えています。具体的に言うと、

 

男子プロのアイアンのインパクトは

・ダウンブロー軌道の度合いが強い
・ハンドファースト
・インパクトでロフトがかなり立っている(ロフトがかなり減っている)

 

多くのアマチュアのインパクトは

・ダウンブロー軌道が弱い(すくい打ちになっている場合もある)
・ハンドレート(逆ハンドファースト)
・インパクトでロフトが立っていない(ロフトが減っていない)

 

先週発売のパーゴルフ(10月17日号)トラックマンの計測データが出てましたが、米男子ツアープロの平均値は、7番アイアンの打出し角は16.3度。男子プロが使っている7番のアイアンのロフトは33度前後なので、ロフトを13度以上減らした状態インパクトを迎えているのです。男子プロはアマチュアよりもヘッドスピードが速いからだけでなく、ロフトをかなり減らした状態でインパクトを迎えています。アイアンが飛ぶのです。ロフトが寝ているアイアンなのに飛距離が出るのは、インパクトロフトがかなり少ないからなのです。

 

 

対して、アマチュアゴルファーの場合、男子プロに比べるとロフトを減らしてインパクトを迎えている人は非常に少ないです。なので、クラブメーカーは「飛ぶアイアン」を作る時、ロフトをかなり立てています。今どきの飛び系アイアンの場合、

 7番のロフトは26度前後。

 

ロフト26度というのは、男子プロが使っているアイアンの5番のロフトと同じぐらいか、5番よりも少しロフトが少ないです。

 

 

男子プロはインパクトでロフトを減らしているのに対して、アマチュアの多くはインパクトでロフトを減らすことができません。そして、クラブメーカーはロフトを減らせない(アイアンが飛ばない)ゴルファーに対して、最初からロフトを立てることで飛距離が出るように配慮しているわけです。

 

ゴルフは物理です。

 

アイアンの飛距離はヘッドスピードとインパクト時のロフトで決まります。プロのスイングに近づきたいと本気で思っているならば、ロフトが立ったアイアンを使うよりも、インパクトでロフトを立てることを練習した方が得策だと思います~。

 

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アナライズのセミナー10月分若干空席があります ↓クリック

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マーク金井が動画で最新クラブ、最新シャフトをインプレッションしています

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