今どきの3Wは重心が浅いので、ロフトが少し多めがちょうどいいと書きました。15度ではボールが上がり切りません。ヘッドスピードが45m/s以下ならば‥‥ロフトは17度ぐらいあった方が打ち出し角度が確保されキャリーを稼げます。
では、市販クラブで17度の3Wはあるのか?
外ブラだとテーラーメイドが出しています。初代、2代目とも3HLというのモデルはロフトが17度。すごく扱いやすい3Wなのですが、なぜか日本未発売。米国だけでの販売(日本は並行輸入品のみ)です。
では、国内メーカーではあるのか?
色々調べて見ましたが、ほとんどの国内メーカーは判で押したように‥‥
3W=15度
というのが常識です。大ヒット商品であり、アベレージ向けブランドであるゼクシオも3Wのロフトは15度。ロフト17度の3Wというのはほとんど市販されていませんが、じっくり調べてみるとありました~。それがこれっ!!
SYB(サイブ)のW422Vです。ホームページでは14度と16度の3Wがラインアップされていますが、実は17度もラインアップされています。ちなみに、このブランドはフォーティーンと同じく、クラブ設計家の竹林隆光さんが作った会社です。
ヘッド体積 202CC
ヘッド重量 207g
重心距離 33ミリ
3Wとしてはヘッドはかなり大ぶり。投影面積は初代ロケットボールズの3Wとほぼ同じか、若干大きめ。構えた時の安心感があり、460ccドライバーとも相性が良い感じで仕上がっています。形状的には同社のFC-614に似た丸形形状で、デザインもすっきりしています。3Wとしてはヘッド重量が少し軽めなんですが、軽いヘッドは重く調整できます。アナライズではグルーを使って210gぐらいに調整し、43インチで組み上げました。
長さ 43インチ
バランス D0
重量 329g
振動数 261cpm
リアルロフト 17度
フェースアングル -0.25度
シャフトの差し向きを少し調整することで完璧なスペックに仕上がりました。
アドレスするとすごくいい感じです。ヘッドとシャフトのカラーマッチングもいい感じです。
おーっと締切の催促が‥‥明日、早速コースでテストしてきます~。
(▼▼)b
PSその1.ナチュラル ハンドファースト パターは7月上旬発売予定です。予約受付中。
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PSその2.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。
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