マーク金井blog

2013年03月23日誰も教えないゴルフスイングのウソ、ホント その1

良いスイングと悪いスイングはどこが違うのか?

格好いいスイングと格好悪いスイングは何が違うのか?
癖のないスイングと癖があるスイングはどこが違うのか?
自然に見えるスイングと不自然なスイングは何が違うのか?

スイングの良し悪しというのは、プロや上級者だけでなく、ゴルフをはじめたての初心者でも大抵見分けがつきます。と言うか、ゴルフの経験がまったくない人でも‥‥「あの人、スイングが綺麗」とか「あの人、変なスイングをしている」というジャッジができてしまうものです。DNAにゴルフスイングの善し悪しを判別できるシステムが組み込まれているかどうかわかりませんが、ゴルフ経験の有無にかかわらず、ほとんどの人にはスイングに対する審美眼が備わっています。

その一方で、曖昧なのがスイングの良否のジャッジの基準。アマチュアゴルファーに「良いスイングとは何ですか」と尋ねたら‥‥

ボディターン、体重移動、軸をしっかり保つ、体幹を使って打つ、スイングプレーンに沿って振る等々‥‥

いろんな構成要素が出てきます。確かに、いいスイングをしている人は、こういった要素が含まれたスイングをしているのも事実です。

しかし、ボディターンやスイングプレーンというのは言葉としては成立してますが、構成要素としては具体的なジャッジ(分析)が欠けています。その証拠と行っては何ですが、ほとんどのゴルファーはスイングの善し悪しを判別できても、その違いを具体的に説明できません。なんとなく、スイングの良し悪しをジャッジしています。

では具体的にスイングの良否はどこをチェックすればいいのか?

体の使い方とクラブの使い方の両方を見る必要がありますが、ボクがこだわっているのがクラブのポジショニング。ゴルフは道具(クラブ)の依存度が高いことを考えると、優先順位は体よりもクラブだからです。

ではクラブのポジションをチェックする場合、まずどこを見れば良いのか?

いいスイングをしているプレーヤー、綺麗なスイングをしているプレーヤーに共通していることはスイング中にシャフトの角度がほとんど変わらないことでしょう。少し専門的に言うと、アドレスした時のライ角度をキープしているプレーヤーほどスイングが美し見えますし、スイングに無駄がありません。

例えば、それはテークバックの始動ですぐに分かります。

アドレス時のライ角度が60度だとしましょう。いいスイングとはテークバックの始動部分でも、シャフトは60度の状態をキープしています。対して、悪いスイングとはテークバックとともにライ角度が崩れています。アマチュアの多くは写真のようにシャフトが垂直状態に近づきます。シャフトの角度が変わることでスイングが不自然に見えたり、格好が悪いと感じるわけです。それだけではありません、シャフトの角度が変わると、クラブの軌道がプレーンから外れやすくなりますし、フェースの向きも急激に変わってしまうリスクが高まり、それはミスショットが出る確率を上げてることにつながるのです。

タイガー・ウッズをはじめスイングの完成度が高いと言われるプレーヤーほど、スイング中にシャフトの角度が一定に保たれています。テークバックでもダウンスイングでも、そしてフォローでもシャフトの角度がシャフトプレーンとほぼ平行になっています。スイングに中にシャフトの角度が一定に保たれているから(急激に変わらないから)、動きに無駄がないように見えるし、自然な動きに見えてくるのです。

ゴルフはスイングが良いからと行って、スコアが良くなるゲーム(競技)ではありません。ですが、フィギアスケートのようにゴルフでもスイングの技術点や芸術点があっても良いとボクは思っています。

これからこのブログでスイングの技術点、芸術点の見極め方についてじっくり説明します。して、スイングの完成度を上げる練習法、練習器具、そしてクラブについても紹介していきましょう~。

んじゃ(▼▼)b bad


カテゴリー スイング、ゴルフ練習法

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