ダウンでヘッドがシャフトプレーンの下に位置する‥‥
前回も説明しましたが、いわゆるシャフトが寝てしまう人は‥‥ひざ立ち打ちをやると30センチ以上手前をダフったり、手前をダフって「嘘でしょ~!!」というぐらい見事に空振りします。70台で回ったことがある人でも、目を覆いたくなるような結果が出ることも珍しくありません。
本人は自転車に乗れているつもりで、実は全然乗れてません。シャフトプレーンよりもヘッドが下に位置するスイングをしていると、ダウンでシャフトに強い負荷かがかります。加えて、インパクトゾーンでフェースが急激に被りやすくなるんですわ~(フェースが被る理由については追々説明します)。
では、どうすればシャフトを寝かせないでダウンスイングできるのか?
「シャフトが寝るんだったら、立てればいいじゃないか」
と考えたくなりますが、まずチェックしてほしいのがテークバック。ダウンでシャフトが寝る人のスイングを分析すると‥‥
ほとんど人がテークバックでもシャフトが寝ている。ひざ立ち打ちだと‥‥
こんな感じになるんですわ~。
他方、自転車に乗れている人(ひざ立ち打ちでダフらない人)の場合は、こんな感じで
シャフトが立っています。そして、この2つのテークバックを比較するとシャフト以外にももうひとつ大きな違いが‥‥
左手のポジションを見比べて下さい。シャフトが寝ている人の場合は、左手がシャフトプレーンよりも浮いてしまうためにシャフトが寝ているのです。他方、シャフトが寝ていない人の場合は、左手がプレーンから外れてません。左手がプレーン上をなぞりながら上がり、ヘッドはプレーン上、もしくはプレーンよりも少し上がっている。これがシャフトが立った状態なんです。
ですので、例えばヘッドがプレーンをなぞるように上がっていても‥‥
こんな感じで左手がプレーンよりも浮くとシャフトは寝ます。一見、何ら問題なさそうなテークバックですが、実際は、ダウンでシャフトが寝やすく、ひざ立ち打ちだと手前を大ダフりしちゃいます。自転車に乗れないスイングなんですわ~
続く‥‥