
カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2013年05月07日ロケットボールズ ステージⅡをちょびっとだけ裸にしてみた~
アナライズはGWも毎日営業してますが、それに負けず劣らずGW中も張り切って営業しているのが新橋ジーパーズ。マーク金井は週に3~4度は足を運んでいますが、一昨日、衝動買いしたのがこれっ!!
RBZステージ2
GDOの試打インプレションの撮影でじっくり打ってみたら、感触が良くて買っちゃいました。もちろんリシャフト前提なので、買ったのは並行物。日本仕様に比べると並行物は値段はリーズナブル~。レジで3万円払ったら、7460円もお釣りを頂きました(笑)米国では199ドルですが、現地で買うと州税が10%前後徴収されます。それを考えるとジーパーズの値段は現地価格とほぼ同じか、少し安いぐらいです。
さてこのRBZステージ2。ヘッド重量は194g(スリーブ無し)。スリーブを装着するとヘッド重量は200.5g。テーラーメイドはなぜかヘッドの重さをアピールしませんが、このRBZステージ2も重めのヘッド。マーク金井にちょうど良い重さなのが気に入りました。
そして買い物心をくすぐったのは重心距離。スリーブを装着しない状態で計測してみると、重心距離は40.25ミリ。スリーブを装着すると39ミリぐらいでしょう。初代RBZに比べると重心距離が短くなっているようです。
フェースも前作に比べると少し薄べったい。フェースの厚みは約56ミリ。FW同様、ドライバーもステージ2はフェースがややシャローになっているのに加え、クラウンも少し扁平な感じになっています。見た目にボールが上がりやすい印象に様変わりしました。
ヘッドについては魅力的ですが、総重量、そしてシャフトについては平行物はちょっと残念です。総重量は300gを下回っていますし、純正Sシャフトは「これってSなの?」って何度も突っ込み入れたくなるほど硬い。振動数は269cpmもありました。リーズナブルな値段だからしょうがないとしまえばそれまですが、シャフトとグリップはコストダウン感が否めません。
で、いつものごとく初打ちはスタジオではなくてコース。昨日、早朝の千葉市民でいきなり試してみました。シャフトは純正じゃはくてアナライズのオリジナルシャフト、W65。手元のしなりを感じやすいシャフトで設計はマーク金井。
作っているのはコンポジットテクノです。セッティングはロフトがマックスに増えた状態、12度です。ボールを上げたいから12度にしたわけではありません。RBZの場合もノーマルポジションでかなりオープンフェース。フェースが開き過ぎているのを解消したいから、わざわざ12度にしたわけです。ロフトを増やすとフェースが閉じる理由については‥‥5月3日のブログで説明しています。
では、実際に打った感じはどうなのか??
クラブのインプレッションについては来週火曜日、ゴルフダイジェストオンライの試打インプレッションにて詳細アップします。しばしお待ちいただけると助かります~。
んじゃ(▼▼)b
2013年05月04日弾道調整式ドライバーの賢い使い方 その2
弾道調整が可能なカチャカチャ式ドライバー。マーク金井は現在、テーラーメイドのR1、グローレ、キャロウェイのXホット、コブラのAPM、ピンのG25、タイトリストの913FD、そしてヨネックスのi-EZONEを所有しています。メーカーによってスリーブの形は異なりますが、なぜか一部のメーカーを除いてねじ穴は同じです。他社のネジを使ってもヘッドとシャフトが脱着できますが、これにはちゃんとした理由があるんです。
カチャカチャ式ドライバーを発売しているメーカーの担当者によると、スリーブの部分は自社開発ではなくてベンダー(ヘッド製造業者)からの持ち込みとのこと。カチャカチャの特許はクラブメーカーが独自に持っているのではなく、メーカーとは関係ない人間が特許を持っているそうです。すべてのメーカーに裏を取ったわけではありませんが、多くのメーカーはその特許を利用させてもらっている。もちろんスリーブの形はメーカーの独自設計ですが、ヘッドとシャフトを脱着させるシステムはメーカーのオリジナルではありません。だからネジとかネジ回しは共有できちゃうのです。
とまあ、前置きはこれぐらいにしておき、今日もカチャカチャ式ドライバーの賢い使い方について説明したいと思います。その前に前回の復習をしましょう。シャフト(スリーブ)を回転させるとロフトが増減しますが、そのメカニズムはこうなっています。写真はテーラーメイドですが、他社のカチャカチャ式も概ねやっていることは同じです。
ロフトを減らす方向に調整すると‥‥
こんな風にシャフトが右から装着された状態になります。右から装着された状態になりますが、ゴルファーはシャフトを垂直にしてアドレス(そしてインパクト)するので、クラブの見え方はこんな風になります。
ありゃ不思議。シャフトを地面と垂直にするとヘッドがゴロンと時計回りに回転し、フェースがゴロッと開きます。そうです。カチャカチャ式の場合、ロフトを減らす方向に調整すると、フェースが開いて捕まりづらくなるんです。
そして、ここからがゴルフクラブの不思議。リアルロフトの計測というのはフェースが開いた状態(フェースが被った状態)で計測しません。上の写真のようにフェースが開いている場合‥‥
シャフトを軸にしてフェースを回転させ、フェーススクエアに戻します。このため、フェースが開いた状態の場合、フェースをスクエアに戻した分(フェースを被せた分)だけロフトが減る。結果、カチャカチャ式ドライバーの場合、シャフトの装着角度を変えただけなのに、リアルロフトが1~2度ぐらい変わってしまうのです。どれぐらいロフトが変わるのかはスリーブの角度によって変わります。写真のR1の場合、スリーブの角度が強くなったため、ロフトの調整幅が±2度になりました。ちなみに前作のR11ではスリーブ角度がR1ほど強くないのでロフトの調整幅は±1.5度でした。
これで復習はおしまい。今日はマーク金井がやっているカチャカチャ式ドライバーの使い方についてお話しましょう。ボクはドライバーのアイアンもライ角がアップライトなのが好きなので、R1の場合はアップライトに調整して使っています。そしてグローレに関しては、ノーマルがフックフェースになっているので、オープンフェース方向に調整して使っています(実際はこれでスクエアフェース)。そして、どちらもシャフトを装着するポジションが決まったら、その状態でリシャフトします。言い換えると、ノーマルポジションでリシャフトしません!!!!
理由は2つあります。カチャカチャ式の場合、調整しようとするとシャフトを回転させることになります(そうじゃないモデルもあります)。このシャフトの回転が嫌なんです。
シャフトは本来、指向性があってはいけないのですが、製造上、指向性が出る場合があったりします。このため、同じシャフトでもシャフトを回転させてしまうと、しなりのフィーリングが微妙に変わる場合があるんです。カチャカチャ式で弾道調整したら、「なんかちょっと違う‥‥」と感じるゴルファーがいますが、その場合、シャフトのフィーリングの違いを感じ取っている場合が少なからずあるのです。すべてのシャフトに指向性があるわけではありませんが、せっかくリシャフトするならば、自分が使うポジションに対してシャフトを装着した方が使い勝手が良くなるんです。
ちなみに純正シャフトの場合は、使いたいポジションが決まったら‥‥リシャフトと同じことをやります。純正シャフトをいったん引っこ抜き、自分が使うポジションに対してシャフトを装着する。これでシャフトを回転させなくても使うことができます。
もうひとつの理由はグリップです。バックライン入りのグリップが好きなので、シャフトを回転させてしまうとバックラインが変な方向になります。それを防ぎたい意味でも、リシャフトする時は、使うポジションを先に決め、その方向にシャフトを装着。そしてバックライン入りのグリップを装着するのです。そうです、マーク金井はカチャカチャ式のドライバーを使う時、いったん調整した後は、よほどのことがない限り再調整はしません。
今日は風が強いからロフトを減らそうとか、今日は練習でコスリ球が多いからフックフェースに調整なんてことはしません。クラブのスペックをしょっちゅう変えると、メリットよりもデメリットの方が大きいと感じているからです。
その一方で、しょっちゅう変えているのがシャフトです。
カチャカチャ式の場合、30秒もあればシャフト交換可能。従来のドライバーと違って、いつでもどこでもすぐに色んなシャフトを試せる。シャフト交換が簡単にできるのがカチャカチャ式ドライバーの最大の魅力。マーク金井はシャフトおたくということもありますが、シャフト交換しやすいクラブは非常に使い勝手がよろしいのです。
んじゃ(▼▼)b
PS.カチャカチャ式ドライバーの最大の魅力はリシャフトが手軽なこと。アナライズではテーラーメイド、タイトリスト用カートリッジが付いたオリジナルシャフトも販売してます~。
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2013年05月03日弾道調整機能付きドライバーの賢い使い方とは!?

ゴルフクラブは年々進化してますが、あれよあれよという間に広まったのがカチャカチャ式ドライバーでしょう。ネジをカチャカチャするだけでヘッドとシャフトを簡単に脱着できる便利さ、そしてヘッドのスペックを可変できるのが魅力です。多くのメーカーはヘッドスペックを可変させること(カチャカチャすることで)、弾道をドラスティックに変えられるとアピールしています。
さて、このカチャカチャ式ドライバー。マーク金井は現在、テーラーメイドのR1、グローレ、キャロウェイのXホット、コブラのAPM、ピンのG25、タイトリストの913FD、そしてヨネックスのi-EZONEを所有しています。それぞれスリーブの形、スリーブの角度は違っていますが、いずれも共通しているのはネジでシャフトを固定していること。そして、シャフトの装着方向を変えることでヘッドスペックを変えていきます。
例えば、ノーマルポジションからシャフトを180度回転させて再装着すると、ライ角がアップライトになります。これはスリーブがくの時に曲がっているからなせる技。180度回転させることでシャフトの角度が垂直方向に傾くからアップライトになるのです。
ロフト変更、フェース向き変更も同じ原理。例えば、テーラーメイドのR1。ロフトが8~12度に変更できると謳ってますが。これもシャフト(スリーブ)の装着方向を変えることで調整しています。ロフトを8度に減らす時はシャフト(スリーブ)を自分から見て時計回りに90度回転させます。これによりシャフトを右に傾けて装着した状態になり、リアルロフトが2度減ります。対してロフトを12度に増やす時はシャフト(スリーブ)を自分から見て反時計回りに90度回転させます。これによりシャフトを左に傾けて装着した状態になり、リアルロフトが2度増えてきます。要するに、シャフトを装着する角度を意図的に変えることでリアルロフトを減らしたり増やしたりしているわけです。
わざわざリアルロフトと書いたのには理由があります。テーラーメイドに限らず、ロフトを増減できることをアピールしているメーカーは数多くありますが、カチャカチャ式の場合、ソールに対してロフト角が変るわけではありません。8度に調整しても、12度に調整してもソールに対してロフトが減ったり増えたりしません。
じゃあなんでロフトが増減するのか?
シャフトが左右に傾くように装着すると、シャフトの軸線に対してロフトが変るからです。例えば、シャフトが右に傾くように装着した場合、リアルロフトを測る時、まずシャフトを地面と垂直に戻します。シャフトを地面に垂直に戻した時、戻した分だけフェースが下を向くのでロフトが減ってくるのです。逆もしかり。シャフトが左に傾くように装着した場合、リアルロフトを測る時、まずシャフトを地面と垂直に戻します。シャフトを地面と垂直に戻した時、戻した分だけフェースが上を向くのでロフトが増えてくるのです。言い換えると、インパクトではシャフトを垂直に戻して打つというのが大前提としてあるわけです。シャフトの装着角度が変っても、インパクトではシャフトを地面と垂直に戻す。これがちゃんと出来ていないと、カチャカチャしてもロフト通りにボールを飛ばすことができないのです。
今週発売のゴルフTODAYにもカチャカチャ式ドライバーの特集記事がありましたが、そこでも‥‥
カチャカチャしたらスイングを変えないで下さい
フェースの向きを変えたら、
それをスクエアに見えるように自分で調整しないで下さい
と注意書きがありました。まったくその通りなのですが、困ったことに人間には調整機能があります。シャフトを右から装着した時と、シャフトを左から装着した時とでは、クラブはまったく別物になります。普段、シャフトを右から装着されたドライバーを使っている人にとっては、シャフトが左から装着された状態(ロフトを増やした状態)はもの凄く構えづらくなります。シャフトが左から装着したクラブを構えようとするとフェースが被って見えてしまうからです。逆に、普段、シャフトが左から装着されたドライバーを使っている人の場合、シャフトを右から装着された状態(ロフトを減らした状態)はもの凄く構えづらくなります。シャフトが右から装着されたクラブを構えようとするとフェースが開いてみえてしまうからです。
たかがシャフトの装着角度と思うかも知れませんが、人間のセンサーは非常に敏感です。シャフトの装着角度が1度ぐらい変っただけで、「あれっ、何かが違う」という感じになり、いつもと同じスイングをしづらくなるんです。
では、カチャカチャ式ドライバーはどんな風に使えばいいのか?
基本はカチャカチャさせないことです(笑)マーク金井は基本、ライ角度をアップライト方向に調整させているだけ。理由は単純、カチャカチャできないドライバーの時もリシャフト時にはアップライト方向に調整して使っているからです。シャフトの装着角度というのはスイングに少なからず影響を与えるので、理想は自分がスイングしやすい、今までと同じような角度にシャフトを装着することをお勧めします。もしくは、捕まり具合を調整するためにカチャカチャさせて下さい。テーラーメイドのR1やコブラAPMはロフトを変えられると謳ってますが、ロフトを減らせばフェースは右を向き、ロフトを増やせばフェースは左を向きます。なので、ノーマルよりもボールを捕まえたいならばシャフトが左から装着された状態に調整(ロフトを増やす方向に調整)、ノーマルよりもボールを捕まえたくないならばシャフトが右から装着された状態に調整(ロフトを減らす方向に調整)して使いましょう。この方がスイングに違和感が出にくいし、イメージ通りの弾道を打ちやすくなります。
なので可変式ドライバーの場合、テーラメイドやコブラよりもキャロウェイの方がユーザーに親切なアナウンスをしているとボクは思います。
んじゃ(▼▼)b
PS.カチャカチャ式ドライバーの最大の魅力はシャフト交換が簡単なこと。アナライズではテーラーメイド、タイトリスト用カートリッジが付いたオリジナルシャフトも販売してます~。
2013年04月29日サンドウエッジの性能はソールで決まる!!
2年前にマーク金井が作ったのがMSウエッジ。
こちらはヘッド素材がステンレスですが、
このMS&SSウエッジ。
ソールがエクボのように凹んだSWを作りました。MS&
です。
もちろん、
誤解を恐れずに言えば、
エクボウエッジのファーストロットが10本、本日アナライズに入荷しました。
んじゃ(▼▼)b
2013年04月27日アマチュアにとって本当に飛ぶ3W(スプーン)とは!?
先週の男子ツアー開幕戦「東建ホームメイトカップ」では、43歳の塚田好宣プロが初勝利を上げ、今週の「つるやオープン」では66歳のジャンボ尾崎プロが初日に「62」のスコアでエージシュート達成。
ゴルフは息の長いスポーツと言われてますが、このベテラン勢の活躍は誰も予想してなかったと思います。ゴルフはキャリア(経験)がモノを言いますが、昨今のトーナメントコースはどんどん距離が伸びています。昔のように、ドライバーは飛ばなくてもアプローチとパターが上手ければ優勝争いできるなんてことはありません。ドライバーの飛距離が260ヤードぐらいだとツアーで通用しません。塚田プロもジャンボも、ドライバーの飛距離は楽に270ヤードを越えています。そして最近の男子ツアーでは、3Wのティショット飛距離が半端無く出ています。テーラーメイドのロケットボールズ(RBZ)やキャロウェイのXホットの3W(スプーン)を手にする選手達の多くは、270~280ヤードぐらい飛ばしています。中には300ヤード近く飛ばすプロもいたりします。
さて、この3Wの飛距離。
昔と比べて飛ぶようになったのには理由が2つあります。ひとつはボールの進化。昔のバラタボールは上手く打ってもスピンが多くかかりましたが、3Wだと3500回転以上出てしまうために、上手く打っても吹き上がって飛距離をロスしてました。それが今どきのスピン系ボール(ウレタンカバー)だと、3Wで打ってもスピン量は3000回転以下に抑えられる。プロのようにドライバーのヘッドスピードが50m/s以上出ていると、スピンを減らせるだけで20ヤード以上、飛距離を伸ばせます。
もうひとつはFWの浅重心&低重心化。
ロケットボールズ(RBZ)もXホットも重心が低くて浅い。これまたスピンを減らす効果があります。男子プロのドライバーの最適スピン量は2200~2400回転でですが、3Wのティショットでもスピン量がこれぐらいになると飛距離が伸びます。ちなみに、先週の東建で谷口徹プロは、10年以上前に市販されたキャロウェイの初代スチールヘッドを使っていました。これまた低重心。スピンを減らせるFWです。Xホットとの違いはヘッドの大きさ。Xホットはヘッドが大きく、初代スチールヘッドはヘッドが小ぶり。谷口は小さいヘッドの方がイメージ通りの弾道が打ちやすいから、今となっては中古ショップで5000円以下で売られている3Wを自分の武器にしているのだと思います。
では、浅重心&低重心FWはアマチュアが打っても飛ぶのか?
答えはイエスでありノーです。ドライバーのヘッドスピードが楽に45m/s以上あるならばスピンを減らした方が飛距離アップを狙えます。その一方でヘッドスピードが42m/s以下の人の場合だと飛距離を伸ばすのが難しいでしょう。ヘッドスピードが遅い人の場合、スピンが減り過ぎてしまうとキャリーが出づらくなるからです。今週も週刊ゴルフダイジェストと週刊パーゴルフでヨネックス i-EZONEのタイアップをお手伝いしましたが、ヘッドスピードによって最適スピン量が異なります。ヘッドスピードが遅い人の場合、キャリーを出すには浮力が必要不可欠。その浮力となるのがスピン量だからです。ヘッドスピードが遅いアマチュアの場合、浅重心&低重心の3Wを使うと浮力不足に陥り、ランは出てもキャリー不足になるのです。
では、どうすればキャリー不足を補えるのか?
答えはロフトにあります。ロフトは打ち出し角を上げる効果があるのと同時に、摩擦力を発生させます。摩擦力というのはスピンを生み出す効果があるのです。例えば、低スピン弾道がオートマチックに打てるロケットボールズやXホットの場合でも、3w(ロフト15度)だとキャリー不足になりますが、5W(ロフト19度前後)ならばロフトで打ち出し角を上げられ、ロフトでスピンを増やせるのです。意外と思うかも知れませんが、ヘッドスピードが42m/s以下のアマチュアの場合でしたら、3wよりも5Wの方がキャリーが出て、一番飛ぶFWになる可能性が非常に大きいのです。
メーカー側もそれが分かっているのでしょう。テーラーメイドの初代ロケットボールズにはこんな3Wもラインアップされています。
HLはハイロンチ(HIGH Launch = 高い打ち出し角)という意味。米国のみを発売ですが3Wのヘッドにロフトを3度増やしたFW。5Wよりもヘッドが大きいので安心感があり、3Wよりもロフトが多いのでヘッドスピードが遅くてもボールが上がります。そして長さも3Wと同じだけあるので、これまたボールの上がりやすさにつながっています。まさに日本人ゴルファー向けなのに‥‥残念なことにテーラーメイドは日本での発売を見送っています。
FWはロフトが少ない方が飛ぶと思っているアマチュアが少なからずいますが、これは大きな誤解です。ドライバーのようにティショット専用ならばともかく、FWは地面から打って飛距離を稼ぎたいクラブ。これを考えると、FWで浅重心&低重心に設計した場合、普通のアマチュアが使うならばロフトを増やすことが必要不可欠です。
ドライバーは表示ロフトよりもリアルロフト(実際のロフト)が多いのが当たり前になっています。ひょっとしたら、近い将来、ドライバー同様、FWも表示ロフト15度で、リアルロフトが17度の3Wが登場するかも知れないですね~。
んじゃ(▼▼)b
PS.FWはシャフト重量も大事!!!マーク金井は最適重量のFWを使ってもらうべくW65を設計しました。ドライバーのシャフト重量が50g台、60g台のゴルファーにぴったりです~。
ロケットボールズFWにぴったりのウッド用シャフト「W65」 好評の専用カラーはこちらから。
【過去記事参照】
「FWが苦手なゴルファーはシャフト重量に注目すべし!!」