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前回の続きです。
グリップスピード、正確に言うとインパクト直前のグリップエンドのスピードが‥‥
速いか遅いかでシャフトの相性が決まると書きました。測定器を開発したプロギアは、
ヘッドスピードの割にグリップスピードが遅い人は‥‥
リストターンが強いタイプ
ヘッドスピードの割にグリップスピードが速い人は‥‥
ボディターンタイプ
とジャンル分けし、それぞれに合ったシャフトを紹介しています。そしてG/S(グリップスピード)が遅いタイプは手元から先端部分まで剛性の高いシャフトがマッチすると言い、G/Sが速いタイプは手元部分の剛性をゆるめたらシャフトがマッチすると説明しています。
で、ここからが本題。
ボクの考え方はちょっと違います。インパクトゾーンでG/Sに着目してシャフト選びする点はプロギアと同じなんですが、ボクはG/Sがなぜゴルファーによって変わるのか着目し、その着目点でシャフトの相性を考えています。もちろん、この考え方はボクの100%オリジナルではありません。10年ぐらい前に、シャフトメーカーのフジクラからシャフトの相性についてレクチャーを受け、それを元にして自分になりにアレンジしました。
では、どこに注目したのか?
答えはこれっ!!
トップからダウンの切り返しでシャフトをどう使っているかで‥‥インパクトゾーンのG/Sが大きく変わるんですわ。具体的に説明すると、こんな感じで、
切り返しからダウンにかけて手首のコックをキープするのが上手いタイプ、ダウンでヘッドが遅れるようにシャフトを大きくしならせるタイプは、インパクトゾーンでG/Sが遅い。理由は単純、インパクトゾーンで手元を急ブレーキかけないと、シャフトがちゃんとしなり戻り切らないし、タイミング良く球を捕らえられないからです。
他方、こんな感じで
切り返しからダウンにかけて手首のコックを速めにほどくタイプ、ダウンの開始とともにシャフトがしなり戻ってしまい初中級者や、意図的にタメを作らずトップから一気に振り切るタイプは、インパクトゾーンでG/Sが速くなります。プロ、上級者の場合、ダウンでヘッドが遅れていないので、インパクトゾーンで手元の動きに急ブレーキをかける必要がないから。初中級者の場合、ダウンの早い段階でシャフトがしなり戻って棒になっている。棒を速く振ろうとすると、大抵の人は手元を速く動かしたがるからです。
ここまで説明すれば‥‥
そうです。G/S(スイングタイプ)を測ることで、シャフトをどんな風に使っているのかハッキリ分かりますし、それが分かればどんなシャフトが合うのか(合わないのか)もすぐにわかるんですわ~。
すんません、トリノオリンピック見たいんで‥‥
この続きは明日か明後日に書き込みさせて下さい。
んじゃ。