誰が何と言ってもプロギアでしょう。簡易式ヘッドスピード測定器を最初に売り出したクラブメーカーですし、今でも同社のシャフトフレックス表示はRとかSとかではなく‥‥M-43とかM-40。ヘッドスピードが基準になっています。
さて、このプロギア。昨日、東京で新商品発表受注会がありましたが、そこでの目玉アイテムがこれっ!!
ヘッドスピードはボールが当たる直前のクラブヘッド速度を測ったものですが、グリップスピードも原理は同じ。ボールが当たる直前のグリップ(手元)速度を測って数値化したもの。具体的に説明すると、
片手のでつかめるぐらいの赤い装置(中からレーザー光が発射される)をゴルファーの手前側に設置したら、
(上の数字はヘッドスピード、下の数字はリストターン比率)
後は普段通りボールを打つだけ。インパクトゾーンでシャフトがレーザー光を横切ったら、スピードを計測&計算し、ヘッドスピードとグリップスピード(正確にはグリップエンドのスピード)を数値化します。
例えば、この場合だと、ヘッドスピードが46.5m/sで、グリップスピードが4.8m/s。
そして、この2つの数値は以下の数式によってリストターン比率を出します。
ヘッドスピード÷グリップスピード=リストターン比率
ボクの場合、数字を当てはめると(46.5÷4.8=9.6875)、リストターン比率は約9.7。
では、この9.7って何の役に立つのか?
同じヘッドスピードでもシャフトの好み、そして向き不向きがありますが‥‥グリップスピード(グリップ係数)が正確に分かれば、シャフト選びの貴重な手がかりになるんです。なぜかと言うと、
同じヘッドスピード=同じグリップスピード
とは限らないから。ヘッドスピードが速くてグリップスピードが遅めの人もいれば、速めの人もいる。また、インパクト直前のグリップスピードによってシャフトにかかる負荷、シャフトをしなり戻すタイミングが変わってくるからです。要するに、グリップスピードが分かれば、ゴルファーに合ったシャフトをある程度の幅で決めることが可能になるのです。
おーっと、11時を回ってしまった!!
今はまだ神田のスタジオ。夜のラッシュが苦手なので‥‥帰り支度せねば。
この続きは明日アップしまっさ~
んじゃ。