カテゴリー: ゴルフの竪琴
2013年09月12日シャフトの逆しなりを使えるようになるコツ‥‥その3
今週発売のパーゴルフは宮里藍プロの大特集。彼女のスイングについて、阿河徹プロ、石井忍プロ、そして中井学プロが解説&レッスンしています。藍ちゃんの特徴はテークバックでフェースをシャットに使うことですが、阿河プロはシャットフェースの作り方をレッスンし、石井プロは左腕が伸びたインパクトについて解説&レッスン。中井プロは低スピン弾道の打ち方について解説&レッスンしてます。
さて、この藍ちゃんですが、彼女もドライバーのインパクトはハンドファーストになっていました。インパクトゾーンでは左腕が伸びて、右手首が甲側に折れています。そしてハンドファーストでありながらシャフトが逆しなりをしながらヘッドが動いています。結果、ヘッドはレベルからややアッパー軌道を描きながらボールを捕えています。藍ちゃんもシャフトの逆しなりをタイミング良く発生させ、これによりエネルギー効率が高いインパクトを迎えています。
さて、今回はいよいよシャフトの逆しなり編の最終回。最終回の今日、皆さんにお勧めしたいドリルがこれっ!!昨日も紹介しましたが、ひざ立ちでスイングすると、ダウンでシャフトを寝かせないコツがつかめます。シャフトを寝かせないことを覚えてほしいのは(正確にはプレーンに沿って下ろすと)、その方がダウンでシャフトを順しなりさせる時間が長くなるし、インパクトゾーンでタイミング良くシャフトを逆しなりさせることができるからです。
ひざ立ち打ちを上手く打つポイントは2つあります。
ひとつはダウンスイングで左手を浮かせないこと。左手が浮くと、その反動でヘッドが下がりシャフトが寝ます。左手は低く使っていくことを心がけて下さい。もうひとつのポイントは右手を上に使うこと。ダウンスイングでは‥‥
右手は上、左手は下
このイメージを強く持って下さい。ひざ立ちで手前を大きくダフる人の90%以上はダウンスイングで‥‥
左手が上、右手が下
になっています。そして困ったことに左手が上、右手が下になっている自覚がありません。そして困ったことに、ダフればダフるほどに左手が浮いてきます。
かつてアナライズでは、ハンデ8の人が21回連続空振りした人がいますが、その人はダフほどに左手を浮かせて、その反動でヘッドが垂れ下がってダフりを繰り返していました。
右手を上に使う感じをつかむには、両手を離してスイングするのもいいですが、もっといいのがゴルフの竪琴を使ってのシャドースイング。竪琴は両手を離して持ちますが、最初から右手が上になっています。このため自然に右手が上にある感覚がつかめ、スイング中も右手を上に使うことがマスターできます。
加えて、竪琴の場合、左手首内側に竪琴のフレームをくっつけるように心がけるとハンドファーストの状態でインパクトを迎える感覚も養えます。
ダウンで右手が上、左手が下になる感じがつかめるとシャフトは絶対に寝ません。シャフトのしなりを上手く使えるだけでなく、クラブ(ヘッド)の軌道も良くなり、オンプレーンに振ることもマスターできます。マーク金井はかつてスイングが未熟なゴルファーのことを「自転車に乗れていない」といい、スイングの完成度が高いゴルファーのことを「自転車に乗れている」と言ってました。この「乗れている、乗れていない」の差はどこにあるのかというと、ダウンでの両手の位置関係にあるのです。自転車乗れていない人の大半はダウンでシャフトが寝ていますが、そうなる最大の原因はダウンで右手が上にこないことにあるのです。
マーク金井はこのひざ立ちドリルを40年前にやりました。当時教えてくれたプロは、「これはすくい打ちを矯正するドリル」だと言われました。確かに、すくい打つとひざ立ちでは絶対に打てません。しかし、ひざ立ち打ちの本当の目的は、両手の位置関係のチェックにあるのです~。右手を上にキープできるとひざ立ち打ちは難しくありません。ボールを気持ち良く捕えられますよ~。
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2013年06月08日ダウンスイングにおける左手の正しいハンドアクションとは!?
ダウンブローとは何か?
主にアイアンでスイングした時に、ヘッドが最下点を迎える手前でボールをヒットする打ち方のことです。ゴルフ場で打った時にはボールの先からターフが取れるヘッド軌道のことですが、アマチュアの多くはこれができません。ターフを取ろうとすると、大抵はヘッドがボール手前の地面に接地し、ダフり気味のショットになります。
では、どうすればダウンブローが体得できるのか?
マーク金井は左手のハンドアクションが重要だと思っています。アマチュアの多くはダウンの開始とともにフェースが開く方向に左前腕がねじれています。ダウンスイングで左前腕が時計回りにねじれてしまうために‥‥
こんなフェースが開いてしまい、その結果、インパクトでもフェースが開きっぱなしならばスライスやプッシュアウト、インパクトで強引に右手でフェースを返すと今度は引っかけ。たまたまタイミング良くフェースが戻った時だけ、ボールが気持ち良く真っ直ぐ飛んでくれます。
では、この悪循環から抜け出すにはどうすれば良いのか?
いくつか練習法がありますが、マーク金井が勧めているのは巨大アイアンを使っての打球練習。ティアップしたテニスボール大のスポンジボールを、この巨大アイアン(正式名称、XLアイアン)で打ってもらいます。
これでボールを打つと、テークバックではフェースをシャットに使わないとボールは真っ直ぐ飛んでくれません。フェースを開いてしまうと元に戻り切らないからです。そして、ダウンスイングからは左前腕を反時計回りにねじっていきながらインパクトを迎える。これでフェースはスクエアに戻り、巨大アイアンでも安定してボールを真っ直ぐ飛ばせるようになります。
もうひとつお勧めなのがゴルフの竪琴を使ってのシャドースイング。右手が上に、左手が下になるようにクラブを握ったら、これでゆっくりスイング。
ダウンからインパクトにかけては竪琴の柄の部分が左手首の内側にくっつけることを意識するのがポイントです。左手首を手の平側に折り曲げると、柄の部分は左手首の内側にくっつきますし、フェースを開かないで下ろしていけます。
そして、柄の部分を左手首の内側にくっつけたままインパクトを迎えると
こんな感じでハンドファーストなインパクトの形が作れます。ハンドファーストになっていますが、フェースは開きません。ロフトが少し減った状態で、フェースがスクエアになっている。この形でインパクト迎えることができると、インパクト後に手首がリリースされます。これでヘッドの軌道はダウンブローになり、ボールの先のターフを取れるようになってくるのです。
アドレスはインパクトの再現というセオリーがありますが、ことクラブのポジションにおいてこの常識はまったく当てはまりません。ツアープロのインパクト画像を観察すると、すべての選手はアドレスよりもインパクトの方がハンドファーストになっていますし、アドレスよりもインパクトの方がクラブのロフトが減っています。
対してアマチュアの90%近くは、アドレスよりもインパクトの方が逆ハンドファーストになり、アドレスよりもインパクトの方がロフトが増えています。
要するに、プロとアマチュアのインパクトの形というのはまったく正反対なのです。加えて、アマチュアがハンドファーストのインパクトの形を作れないのは、クラブにも少なからずあります。日本製アイアンの多くは、アドレスのしやすさ、練習場の人工マットで打った時のヘッドの抜けの良さを意識しているのでしょう。ダンロップのゼクシオを筆頭に、多くのアイアンはソールにバンス角がほとんどありません。7番アイアンでもバンス角が0度だったり、あってもバンス角が1~2度と少ない。バンス角が非常に少ないアイアンは(バンス角が強いアイアンに比べると)、インパクトでハンドファーストに打ちづらい特性があるのです。
ウエッジ同様、アイアンも上手くハンドファーストでボールを捕えるのには、フェースで捕える感覚よりも、ソールで捕える感覚が求められます。バンス角を上手く利用してソールでボールを捕える。この感覚がつかめてくるとアイアンショットは飛躍的に良くなり、プロのようにダウンブロー軌道でボールを捕えることが意図もやさしくなってくるでしょう。
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PS.
ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身体の動き、そして今どきのクラブに対応できるスイングが身に付けられるからです~。
2013年05月28日アマチュアに非常に多いシャフトクロスの矯正法~
先週の土曜日と日曜日、千葉県の藤ヶ谷CCにてアマチュア120人のスイングを動画に収めてきました。アマチュアのスイングは十人十色と言われてますが、統計を取ってみると「嘘でしょ!!」ってぐらい共通項がありました。その典型が‥‥トップでのシャフトクロス。120人中、90人以上の人が、トップでシャフトが飛球線よりも右を指しています。対して、プロアマ大会に出場したプロ60人のトップを観察すると、シャフトクロスになっている選手はほとんどいませんでした。プロとアマチュアのスイングの違いはいくつかありますが、もっとも象徴的なのがトップでのシャフトの向き。プロの場合は、飛球線と平行、もしくは飛球線よりも左を指すレイドオフになっています。対して、アマチュアの大半はシャフトが飛球線よりもも右を指すシャフトクロスになってしまっています。
シャフトクロスになる原因はいくつかありますが、データ分析をしてみて分かったことがあります。テークバック前半でヘッドをインサイドに引き過ぎる人ほど、トップでシャフトクロスの度合いが強くなっています。作用と反作用の関係だと思いますが、必要以上にインサイドに引くほど、テークバック後半ではクラブを担ぎ上げる感じなってしまい、クラブが暴れた感じになってシャフトクロスになっています。ひとつの間違ったアクションがもうひとつの間違ったアクションを引き起こしているのです。
もうひとつは、トップ付近での右手の使い過ぎ(いわゆる力み)。シャフトクロスになっている人に共通しているのは、トップ付近で右手、右ひじに力が入り、トップで右ひじが大きく空いたり(フライングエルボー)、右手首が伸びて(左手首が甲側に折れて)います。右手に力が入り過ぎるために、トップ付近でシャフトがグイッとシャフトクロスの方向に大きく動いています。そして困ったことに、シャフトクロスのトップを作ることがダウンスイング開始のきっかけになっています。
「トップをコンパクトにしようと思ってテークバックしても、動画チェックするとイメージよりも大きなトップになってしまっている」という人が多いですが、そうなるのはきっかけが作れないと、ダウンを開始できないからです。
では、どうすればシャフトクロスからスのトップから抜け出せるのか?
ひとつはテークバック前半でヘッドや手元をインサイドに引かないことです。目安としては、最初の50センチぐらいは手元もヘッドも真っ直ぐ引く。インに引く癖がついている人の場合、ヘッドが外に上がるぐらいでちょうどいいでしょう。iPhoneやスマホで自撮りしながら、軌道をチェックしましょう。
グリップが右腰に達した時、シャフトは「地面と平行、飛球線とも平行」になてるのが正しい軌道です。
テークバックの中盤から後半にかけては、手首の使い方と右ひじの使い方が、シャフトクロスを修整する鍵を握っています。具体的に言うと、コックした時に左手首を甲側に折らない。左手首をやや手の平側に折ることを意識して下さい。そして、右手首を甲側にグイッと折り曲げる。右手は出前持ちをするような感じで手首が甲側に折れ曲がるとシャフトクロスになるのを防止できます。
右ひじに関しては、右ひじをガバッと大きく空けないこと。体に無理にくっつける必要はありませんが、右ひじは斜め下ぐらいを指すように心がけて下さい。
練習法としてお勧めなのがこれっ!!
クロスハンド(左打ちのグリップ)でクラブを握ったら、それでテークバックしてみて下さい。クロスハンドだと左手首を手の平側に折り曲げやすく、右手首も甲側に折り曲げやすくなるはずです。右ひじも斜め下に向けやすくなるのが体感できるはずです。
クロスハンドで手首を曲げる方向が分かってきたら、次にお勧めしたいのがゴルフの竪琴を使ったシャドースイング。
こんな感じで‥‥
左手を下、右手を上にして竪琴を握ったらボールを打つつもりでテークバック。
テークバックの開始とともに、竪琴の取っ手部分が左手首内側に触れるように心がけます。トップまで取っ手部分が左手首に触れる感じになれば‥‥左手首が甲側に折れません。シャフトクロスになる方向に手首が折れ曲がらなくなるので、シャフトクロスが解消されてきます。
シャフトクロスはゴルフの経験が長いほど修整が難しくなります。人間は慣れた動きが心地良いと感じ、不慣れな動きは心地悪いと感じる修整があるからです。なので、マーク金井はスイングを変える練習をする時は、一切、自分の感覚を頼りません。感覚で練習している限り、実際のスイングはまったく変らないということを嫌と言うほど経験しているからです。
スイングを本気で変えたいならば、ボールを打つことよりも、とにかく違和感と上手く付き合うことです。そして、自分の動きをしょっちゅう動画でチェックすること。ゴルフのスイングを変えたい、シャフトクロスから卒業しあいと真剣に考えているならば、1に自撮り、2に自撮り、3と4も自撮りで、5も自撮りです~。
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2013年05月25日ダウンスイングで右手を上手く使うコツとは‥‥
今週は月刊ゴルフ雑誌の発売ウイーク。月刊ゴルフダイジェスト、ワッグル、ゴルフクラシック、そしてビジョン72が発売されました。マーク金井は月刊GDとビジョン72で連載記事を書いてますが、この4冊の中でボリューム満点なのが月刊GD。ページ数が多いのもさることながら、1ページあたりの内容も非常に濃いです。米国のゴルフダイジェストと比較したら、3倍以上の写真がテキスト(文章)が盛り込まれてます。月刊GDのF編集長の曰く、「立ち読みが絶対できないボリューム」というのが、この雑誌のポリシーなんだそうです。
そんな月刊GDですが、特集で一番目を引いたのが‥‥
アイアンは「右手で打つ」が大正解!
男子ツアーでエージシュートの62を出したジャンボさんを始め、多くのプロが右手の使い方について、非常に詳しくアドバイス&レッスンしています。そして、ツアープロが右手1本でスイングしている写真を多数掲載していますが、その中でも、役立つのが芹沢信雄プロのアドバイス!!
宮本のスイングを見て下さい。フォローにかけて常に右手が左手より上の状態がキープされています。実はこれがボールを正しくダウンブローで捕まえるための、大事な動き。アマチュアの方は手の力が強すぎて、左手が上になる傾向が強いんです。それではクラブを立てて下ろすのは難しく、いろんなミスが出やすくなるでしょうね(月刊ゴルフダイジェスト7月号から引用)
今週は今どきのクラブ(長重心距離のクラブ)を上手く使いこなす方法について説明していますが、昔のクラブも今のクラブも変わらない基本はあります。
それが、上記の右手を上に使うということ。右手を上に使わないと、「右手で打つ」ことはできません。そして、芹沢プロの説明に付け加えるならば、右手を上に使わないと、クラブはプレーン(シャフトプレーン)沿って下ろすことが極めて難しくなるのです。
では、どうすれば右手を上に使っていけるのか?
残念なことに今月発売の月刊GDには右手を上に使うためのレッスンがほとんど紹介されていませんでした。来月に持ち越すためにわざと紹介していないのかも知れませんが、そこはお節介なマーク金井。右手を上に使っていくための方法をいくつかお教えしましょう。まずひとつめの練習法(ドリル)はこれっ。
そうです。ゴルフの竪琴です。ゴルフクラブは左右の手をくっつけて握るために、スイング中、「右手を上、左手を下」という感覚が非常につかみづらい。でも、ゴルフの竪琴ならば、両手を離して握るだけでなく、3次元的に「右手が上、左手が下」になっています。スイング中も左右の手の位置関係が視覚的にチェックできるメリットがあるので、感覚の誤解を防止できます。
このゴルフの竪琴でハーフスイングを行うと、右手を上にキープする感覚が短時間でつかめます。そして、右手を上に使う感覚が分かってくれば、右手1本でスイングすると‥‥ますます右手を上手く使う感覚が養える。言い換えると、右手を上に使う感覚がない人がツアープロの真似をして、右手だけでシャドースイングをすると‥‥ますます迷路に入る危険性が高くなるのです。
マーク金井はスイングの良否をジャッジする時、「自転車に乗れている、自転車に乗れていない」と表現していますが、自転車が乗れている人は「右手が上、左手が下」になっています。対して、自転車に乗れていない人は「左手が上、右手が下」になっています。
左右の手の位置関係、いわゆるハンドアクションはゴルフスイングに絶対欠かせない要素です。このハンドアクションを間違っている限り、いくら身体をしっかり使ってスイングしようと思っても、永遠に手打ちから抜け出せないでしょう。
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2013年05月22日重心距離が長いクラブを上手く使いこなすコツその2
先週のHP バイロンネルソン・クラシックでは韓国勢のベ・サンムンがツアー初優勝を果たし、国内ツアー「日本プロ選手権」も韓国勢のキム・ヒョンソンが9打差を逆転して勝利を収めました。2人とも体格に恵まれたプレーヤーですが、実は2人にはスイングでの共通点があります。
写真はGDOのフォトギャラリーより転載
今年のマスターズを制したアダム・スコット同様、ドライバーのスイングにおいてはトップでフェースがシャット気味。重心距離が長い、今どきのクラブを上手く使いこなすスイングをしているのです。宮里藍ちゃんほどではありませんが、トップでフェースは斜め45度(スクエア)よりもシャット気味です。
(GDOで彼らのスイング動画をチェックできます)
これでますますシャットフェースの作り方の説明がしやすくなりました(笑)。今回のテーマはテークバック後半からトップにかけてです。昨日のブログにも書きましたが、テークバック前半ではロフトを減らすように心がけると、シャットフェースを作りやすくなります。そのためには、テークバックの始動とともに左手首を反時計回りにねじっていく。これを意識することでロフトを減らしながらテークバックできます。
シャットに使う感じがつかめない人ならば、シャフトが地面と平行の位置でフェース面が真下を向くぐらいを意識しましょう。バックフェースにボールが乗っかっているとすれば、そのボールがバックフェースから落ちないように心がけるのがポイント。フェースを開いて上げてる人にとってはかなりの違和感が発生すると思いますが、これぐらい極端なことをやらないとシャットに上げていく感じはつかめないのです。
ロフトを減らす感じがつかめたら、次はテークバック後半からトップにかけてのフェースの使い方ですが、ここでのポイントはフェースをひっくり返しながら上げていくことです。テークバック前半で地面を向いたフェースを、テークバックの後半ではフェースをひっくり返して空に向けていましょう。
ひっくり返す??
一体どういう動きなのかと不思議に思う人も多いでしょう。ことばにすると摩訶不思議な感じがすると思いますが、実は、テークバック後半の動きを言葉にするのが非常に難しいのです。言い回しを返ると、テークバック後半はフェースを縦に回転させていく感じです。
ますます分かりづらい‥‥
実は、このブログを書いている張本人のマーク金井も余計に分かりづらく感じています。フェースをひっくり返すという動きはできてしまうと、「ああ~、ひっくり返すね」と理解していただけるのですが、動きができない人にとっては雲を掴むような日本語だからです。
では、どんなイメージを持てばひっくり返す動きを会得できるのか?
ヒントは野球のボールを投げる時のように手首を使うことです。キャッチボールでも遠投でも構いません。右打ちの人の場合、右手にボールを持ったら振りかぶって下さい。そして振りかぶった時、右手首がどんな角度になっているのかチェックして下さい。
野球の経験がある人ならば、振りかぶった時、右手首は甲側に折れ曲がり、右手の平は外側を向いているはずです。こんな感じで‥‥
この右手首の形をトップで作るように心がけると、テークバックの後半でフェースがひっくり返り、トップではフェースが空を向いたシャットフェースを作れるようになってきます。ちなみに野球のボールを持って振りかぶった時、右手首が手の平側に折れ曲がったり、右手の平が自分の方に向いていると、これはオープンフェースになる上げ方。ゴルフスイングにおいても、こんな感じで手首を作るとオープンフェースのトップになるのを避けられません。
ちなみにゴルフの竪琴を使った場合ならば、取っ手の部分が左手首にずっとくっついたままトップを作りましょ。左手首と取っ手がくっつたままならば、フェースがひっくり返りシャットフェースのトップを作れます。対して、テークバックの途中で取っ手が左手首から離れてしまうと、シャットフェースのトップは作れません。オープンフェースのトップになってしまいます。
おーっと、新幹線に乗る時間が迫ってきました。この続きは明日します~。
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PS.ゴルフの竪琴は練習器具ですがヘッドが付いているので重心距離がちゃんとあります。フェースは表裏とも付いているので、右利きだけでなく左利きの人にも使えるようになっています~。