カテゴリー: ゴルフ雑誌から
2014年07月20日全英オープンから学ぶ、スコアメイクの極意とは!?
今週は全英オープンウイーク。日本からは8選手が出場し、松山英樹選手と小田孔明選手が予選通過。2日間の予選ラウンドを終えて、アイルランドのローリー・マキロイがぶっち切りでトップに立ちました。今年の会場となったロイヤルリバプール(イングランド)は7,312ヤードでパー72。アウトはパー5がひとつだけでパー35、インはパー5が3つあってパー37。パー5でいかにスコアを伸ばせるかが鍵になっていますが、選手の多くはティショットでドライバーを使いません。フェアウェイキープを優先させて、FWやユーティリティ、もしくはロングアイアンでティショットを打っています。
前回、ロイヤルリバプールでの全英OPを制したタイガー・ウッズも、4日間でドライバーを使ったのがわずか1回だけ。3Wや2Iを多用してコースを攻略しました。全英を制しています。タイガーは4日間で19バーディに加えて3イーグル、通算18アンダーとスコアを伸ばしましたが、ドライバーの出番はたった一度きりでした。
そして全英3日目となった昨日は悪天候の影響で、変則スタート。アウトとインに分かれた2wayで、スリーサムでのラウンドとなりました。マキロイはボギー発進ながら,順調にスコアを伸ばし終わってみれば6打差の首位。今から10時間後ぐらいには最終組がスタートします、全英は何が起こるかわかりません。ひょっとすると優勝争いは大いにもつれそうな感じがします。
さて、今日のエントリーは全英オープンから学ぶスコアメイク術についてです。
前述したように、今年の全英ではティショットでドライバーを使う選手は非常に少なく、ほとんどの選手がFWやユーティリティ、もしくはロングアイアンでティショットを打っています。
多くの選手が刻む理由、それは‥‥ティショットで死なないためです。
ロイヤルリバプールに限らず、全英オープンが開催されるリンクスの場合、
・ラフ
・ブッシュ
・ポットバンカー
・OB
ここに打ち込んでしまうと死んでしまいます。ここでいう死ぬとは‥‥
・セカンドでグリーンを狙うクラブを使えない
・ちゃんとアドレスできない
・ちゃんとクラブを振れない
・ロストボールになってしまう(ペナルティが付加される)
・OBになってしまう(ペナルティが付加される)
ティショットはいくら良くてもスコアに直結するとは限りませんが、ティショットで死んでしまうと、確実にスコアが悪くなります。プロでもティショットで死んでしまうと良くてボギー、下手をすればダボやトリプルが出ます。選手はそれが嫌と言うほど分かっているから飛距離を多少犠牲にしてでも、死なないクラブでティショットを打っているのです。
これ考え方はアマチュアにも参考になるのか?
最近、FBでも話題に上がっている「ゴルフデータ革命」(マーク・ブローディ著、プレジデント社)には、ティショットについてこんな解説がありました。
ロングゲーム(100y以上のショット)の方が、
ショートゲームとパッティングより
プロとアマチュアのスコアの差に大きな影響を与える。
(以上、ゴルフデータ革命より引用)
「ゴルフデータ革命」はシミュレーション分析によってこの答えを導いていますが、実際のプレーでも、これは大いに当てはまります。腕前によって異なりますが、ティショットでOBを打つ確率と、パットやアプローチでOBを打つ確率を比較してみて下さい。グリーン手前やパットでOBを打つアマチュアはほとんどいませんし、ショートゲームで林や池に打ち込むアマチュアもほとんどいません。逆に言うと、プロとアマチュアの決定的な違いは、ティショットや距離が残ったセカンドショット。ここでプロは致命的なミス、いわゆる死んでしまうようなショットは滅多に打ちません。対して、アマチュアの多くは(特にハンデ多い人ほど)、ティショットや距離が残ったセカンドショットで、死んでしまう確率が高いのです。だから、1ホールで大叩きしたり、取り返せないミスをするからスコアメイクに苦しむのです。
ちなみに、ショートゲームが上手い人の場合に関しては、100y以内のショットが上手いからスコアメイクが出来ていると思われがちですが、それだけではありません。ショートゲームが上手い人の場合、ロングショットで大きなミスをしていないことも見逃せません。ショートゲームが上手い人に共通していのは、
ロングショットで100点を求めてません。ティショット、セカンドではそこそこ飛べばいいと思っているので、ロングショットで大きなミスをしていないのです。
ロングショットは60~70点でいいと思っているから、ロングショットで死なない。ロングショットで死んでいないから、ショートゲームでスコアを作れるのです。
対して、ショーゲームがあまり上手じゃないアマチュアゴルファーを観察すると、ティショットからグリーンに上がるまでナイスショットを求めています。その結果、ティショットでは100点も出るけど、20点(死んだショット)も出ています。2打で120点ならば、1打の平均点は60点ですが、ゴルフの場合は20点のショットを打つと確実にスコアが悪くなります。対して、1打60点×2打=120点。この場合も1打の平均点は60点ですが、こちらは死んだショットがないので、スコアを作りやすくなるのです。
ゴルフは確率のゲームですが、平均点の出し方を間違ってプレーするといくら努力しても、いくらナイスショットを打っても、スコアメイクが難しくなります。ロングショットで大事なことは60点を確実に出すこと。腕前によっても変わりますが、例えば‥‥
100を切りたいならば、ティショットは170y飛べば60点以上!!
90を切りたいならば、ロングショットは180y飛べば60点以上!!
80を切りたいならば、ロングショットは190y飛べば60点以上!!
もちろん、距離をクリアするだけではだめです。OBや林、池に打ち込まない。2打目でフルショットできる場所、2打目に使用クラブが制限されない場所にボールを運ぶことも欠かせない要素です。
ツアープロのようにスコアメイクを考えてプレーするならば、ティショットで必要なクラブはドライバーではありません。確実に60点以上出せるクラブを使った方がいいでしょう。ゴルフの楽しみ方は色々ありますが、スコアにこだわるならば、全英オープンに参加しているツアープロのように、ティショット(ロングショット)は死なないクラブを選択することが、スコアメイクに直結します~。
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〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階
アナライズ 神田スタジオ
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2014年06月26日ハンドファーストなインパクトを迎える極意(コツ)とは!?
今週の週刊ゴルフダイジェスト(7月8日号)の表紙は全米女子オープンを制したミシェル・ウィー。
この号にはマーク金井も少しだけ登場し、巻末カラーで「ウエッジの名器」について少しだけ解説しています。名器の条件とは何か? についてがテーマで、人気の5大ブランドについてあれこれ喋りました。いずれもディドロップ型で、いわゆる出っ歯系ウエッジです。ジャンボさんが大活躍した時のグースネックなSWが選ばれて無かったのがちょっと残念でしたが、ウエッジの歴史あり、カタログありと読み応えある企画に仕上がっていると思います。
さて、今週の週刊GDでマーク金井が注目した企画は、センターのカラー特集。特集のタイトルは‥‥
身に覚えがありませんが?
ドライバーは飛ぶのに、アイアンは飛ばないという人へ
9番アイアンの2倍がドライバーの飛距離と言われてますが、9番がドライバーの半分も飛んでいない人が少なくありません。そんなゴルファーのためのレッスン企画ですが、飛ばない原因はズバリ‥‥
ヘッドが先行するハンドレートなインパクト
解説の伊丹大介プロは、アイアンが飛ばないのはハンドレートなインパクトになっているからだと説明しています。ハンドレートになるとインパクト時にロフトが増えてしまい、。ロフトが増えてしまうから思うように飛ばないと図解で説明してます。そして、アイアンで飛ばすには‥‥
ヘッドが遅れたハンドファーストなインパクト
ヘッドが遅れてハンドファーストなインパクトを迎えることができれば、ロフトが立ってボールに力がしっかり伝わるとアドバイスしています。まったくその通りで、アマチュアがアイアンがきっちり打てない(飛距離が出ない)最大の原因はハンドレートなインパクトです。アイアンを飛ばすにはヘッドスピードが必要ですが、それと同じぐらいインパクトゾーンでのロフトのコントロールが必要不可欠です。
では、どうすればハンドレートなインパクトから、ハンドファーストなインパクトになってくるのか?
伊丹プロは下半身からダウンスイングすることが大事だとアドバイスしています。そして、そのお手本として松山英樹プロのスイング画像が大きく紹介されています。松山プロのスイングを見ると、確かに下半身リードでダウンスイングが始まっており、そしてインパクトゾーンでは手首のコックが保たれ、ハンドファーストな状態が出来ています。
では、下半身からダウンスイングを開始すれば、誰でもすぐにハンドファーストに打てるようになるのか?
打てる人もいるでしょうし、打てない人もいると思います。下半身のリードで腕が振られるようになってくると手首のコックを保ちやすくなるのでハンドファーストを作りやすくなります。ただし、両手の位置関係が悪かったり、左前腕の使い方を正しく理解していないと、ハンドファーストでボールを捕らえるとミスショットが出やすくなります。
両手の位置関係が悪かったり、左前腕の使い方を間違っている人の場合、ハンドファーストな状態でインパクトを迎えようとすると、フェースが開いた状態でボールをヒットしやすくなるのです。具体的に言うと、
・ダウンスイングで「右手が下、左手が上」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が正面を向いている
この状態になっていると、ハンドファーストなインパクトを迎えてしまうとフェースが開き、右にプッシュアウトしたり、シャンクのミスが出やすくなります。そして、これらのミスが出てしまうと、本能的にフェースを返したくなって、右手を使ってフェース操作が入ります。結果、ハンドファーストな状態ではなくハンドレートな状態でインパクトを迎えることになってしまうのです。
このブログでも何度も書いてますが、ハンドファーストなインパクトを迎えるためには、
絶対に求められる形(動き)が2つあります。
・ダウンスイングで「右手が上、左手が下」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が斜め下を向いている
松山選手のスイングを見ても、右手が上な状態がキープされていますし、左手甲が斜め下を向いています。この二つがちゃんとできているから、ハンドファーストなインパクトでもフェースがスクエアな状態を保っているのです。
マーク金井はゴルフの竪琴を使って練習していますが、竪琴のように右手と左手が離れた状態でスイングすると、
・ダウンスイングで「右手が上、左手が下」になっている
・ダウンスイング後半で左手甲が斜め下を向いている
かどうかを正確にチェックできます。竪琴を使って間違ったハンドファーストの形を作るとフェースが大きく開きます。竪琴を使ってスイングすることで、フェースを開かないでインパクトを迎える感覚を養っているのです。アナライズの女子社員はまったくのビギナー、初心者ですが、最初から竪琴を使ってスイングしているので、最初からハンドファーストなインパクトの形でボールが打てるようになっています。
アイアンが飛ばないと悩んでいるのであれば、ハンドファーストなインパクトを意識するだけでなく、ダウンスイングでの両手の位置関係、そして左手甲の向きをチェックして下さい。この2つの正しいポジション(形)をマスターすれば、誰でも松山選手のようなハンドファーストなインパクトを作れますし、ハンドファーストなインパクトになってくれば、勝手にアイアンの飛距離は伸びてくるでしょう~。
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7月6日
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2014年05月22日アマチュアがハンドファーストなインパクトを会得するコツとは?
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今日はゴルフ雑誌アルバの発売日。表紙の雰囲気はガラッと変わりましたが、変わったのは表紙だけではありません。連載ページもガラッと変わり、誌面構成も大胆に変わっています。そのリニューアル感たっぷりなアルバの巻頭企画が‥‥
ドライバーもアイアンもハンドファースト!!
石川遼プロがモデルとして途上し、永井延宏プロがハンドファーストの作り方をレッスンしています。レッスンは非常に分かりやすくてハンドファーストを覚えるのに役立つモノばかりです。
もちろんマーク金井もハンドファーストの信奉者で、本人はドライバーもアイアンもに加えて、アプローチもパターもハンドファーストなインパクトを心がけています。ハンドファーストを意識しないのはバンカーショットとロブショットぐらいです。
では、どんな意識を持ってハンドファーストに打っているのか?
実は、昨年6月28日のブログでも、
ハンドファーストのインパクトを迎える極意とは!?
今年の5月2日のブログでも、
アイアンでハンドファーストなインパクトを迎えるコツとは!?
ハンドファーストな打ち方について書いてます。自称、ハンドファースト大好きな人間ですから、初心者にもまず最初に覚えて欲しいのがハンドファーストなインパクトです。
理由は単純、ハンドファーストなインパクトを覚えたら、後のスイング作りがめちゃくちゃ簡単になるからです。対して、スイングの形、軌道がいくら正しくてもヘッドファーストなインパクトになるとボールを力強くヒットできません。シャフトのしなりも上手く使えなくなるので、クラブの力で効率良く飛距離を出せないし、方向性も不安定になるからです。
なので、アナライズの女子スタッフ、バリバリのゴルフ初心者にも最初に伝えたのはハンドファーストなインパクトです。もちろん、初心者がいきなりゴルフクラブでボールを打ってもハンドファーストなインパクトにはなりません。ゴルフクラブでボールを打つシチュエーションだと、無意識の内に手先でボールを捕まえたくなって、ダウンスイングではコックが早くほどけ、インパクト前には左手首が甲側に折れます。これにはほとんど例外がありません。結果、イメージと現実のギャップが生じ、ハンドファーストなインパクトを作りたくても、ヘッドファーストなインパクトの形になるのです。
実際、ゴルフ女子の仲間入りした女子スタッフは練習場に2度ほど行っただけの新米ゴルファー。ゴルフの竪琴を振ってもらう前に7番アイアンでボールを打ってもらったら、
インパクトゾーンではヘッドファースト、フォローでは両腕が縮まっていました。
なので、まず最初にやってもらったのはゴルフの竪琴を使っての、スローモーションスイング。それもハーフスイングです。素振りはほとんどやってもらいません。テニスボールほどの大きさのスポンジボールを打ちながら、とにかくゆっくりハーフスイングすることと、インパクトでハンドファーストになっていることを意識してもらいました。言い換えると、自分で形を意識できるスピードまで落としてスポンジボールを打ってもらったのです。
そして、スポンジボールを打つときに意識してもらったことは、
ロボットのようにぎくしゃく動く
静止画のようにトップ、インパクト、フォローの形を意識する
ボールを上手く打つことを意識しないこと
とにかく、この3つを強く意識してもらいました。ボールがあるのに、ボールを上手く打つなというのは言葉で言うほど簡単ではありませんが、スイングの形を覚える時には、これがかなり重要な要素です。これはわざとミスショットしなさいというのと同義語です。ボールを前にしえもスイング作りの優先順位の一番は形を作ること。これをかなり意識しながら練習すると、15分の練習でもスイングが変わってきます。もちろん、そこにはゴルフの竪琴は必要必需品です。竪琴で練習すると、スイング作りで一番重要な「右手が上、左手が下」という感覚を竪琴が否応なしに教えてくれるからです。
宮里藍プロの父である宮里優さんもおっしゃってますが、スイング作りはハーフスイングから始めた方がいいです。ハーフスイングにはフルスイングに必要な動き、スイングの形の8割以上が含まれています。そして、ハーフスイングならばボールを遠くに飛ばす意識が芽生えにくいからです。
ゴルフの竪琴で練習を始めて4日が立ちましたが、彼女のスイングは見違えるように変わりました。インパクトではハンドファーストですし、なによりも、フォローで両腕がピシッと伸びてますし、「右手が上、左手が下」の形がパーフェクトになっています。
動画ではフォローでいったん止まり、そこから取ってつけたようにフィニッシュまで振り抜いてますが、これもわざとやってもらってます。意外と思うかも知れませんが、滑らかな動きを意識したり、スムーズに身体を動かそうとするよりも、実は、ぎくしゃく動くことを意識した方が身体はイメージ通りに動いてくれるからです~。マーク金井は芝居の演技トレーニング、日本舞踊のお稽古から、このことを学びました~。
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2014年05月16日横峯さくらが実践しているOKラインとは!?
今週から発売を再開した「ゴルフの竪琴」ですが、予想をはるかに上回るオーダーをいただいてます。在庫は潤沢にございますが、ひとつづつ手作業で梱包致しますので発送に少し時間がかかっています。ご注文いただいたお客様には少しお時間いただきますが、必ず発送いたしますのでしばしお時間いただけると幸いです。
アナライズでは「ゴルフの竪琴」が注目を集めていますが、女子プロ界で注目を集めているのが「OKライン」なる言葉。最近結婚した横峯さくらプロが口癖のように「OKライン」と言ってますが、これは横峯プロのご主人となったメンタルトレーナーの森川太郎氏が提唱しているメンタル用語です。
さて、この「OKライン」
今週発売の週刊ゴルフダイジェストには、こんな風に説明がありました。
「目標を達成するためには、『最終的なクリアライン』と、その前段階の『現在の自分が確実にクリアできるライン』の2つのラインがあり、後者を『OKライン』といっています。このOKラインをクリアすることで自己肯定感を持つことができ、それが自信ややる気となって、最終的なクリアラインの突破につながるのです。(週刊ゴルフダイジェスト5月27日号より引用)
要するに、横峰プロが口ずさむOKラインとは「閾値」と同義語です。
閾値とは、一般に反応その他の現象を起こさせるために加えなければならない最小のエネルギーの値。生体に興奮を引き起こさせるのに必要な最小の刺激の強さの値のことですが、要するに、自分の気持ちを納得させるバロメーターのことです。
例えば、ドライバーでナイスショットすれば250y飛ぶ人がいるとしましょう。この場合、
「OKライン」や「閾値」が高い人というのは、
230ヤード以上飛べばナイスショット
対して「OKライン」「閾値」が低い人というのは、
200y飛べばナイスショットとジャッジするわけです。「OKライン」「閾値」を下げる、すなはち自分の合格点を下げれば自分で自分にプレッシャーをかけなくなります。結果、気持ちを楽にしてプレーできます。自分が確実にできることのハードルを下げることで、結果的にマイナス思考が除去され、プラス思考になるメリットがあります。
自分に厳しい人の場合、「OKライン」「閾値」を下げることに対して抵抗を持っている人が少なからずいますが、達成が難しい所に「OKライン」「閾値」を設定すると目の前の失敗に対し、腹を立てたり、「本当の自分はもっと上手いんだ」という現実逃避してしまい、ミスショットの連鎖を生みます。結果、目標達成が難しくなることはあっても、やさしくなることはありません。
何年やっても100が切れない、90が切れない。
ここ一番でスコアを崩してしまう。
最終ホール近くなると大叩きしてしまう。
コンペや競技会になるとスコアが悪くなる。
練習場で打てたショットがコースで打てない。
等々、これらの悩みを抱えているアマチュアゴルファーが少なくありませんが、その多くは「OKライン」「閾値」が高すぎることにより、自分で自分の首を絞めている可能性が高いと思います。
では、アマチュアの場合、「OKライン」「閾値」はどれぐらいに定めればいいのか?
100を切りたいを思っているならば、まずはティショットとセカンドショットの「OKライン」「閾値」を下げることでしょう。白ティからプレーするのであれば、ティショットの「OKライン」「閾値」はスバリ、
150y!!!!!!!
フェアウェイでもラフでも150y飛べば、2打目が打てる場所にボールがあれば、それはナイスショットです。これぐらい「OKライン」「閾値」を下げてやれば、それだけでも普段よりもハーフ3打くらいスコアが良くなるでしょう~。
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2014年04月24日ゴルフ界の七不思議、アイアンにロフトが表記されない理由とは!?
月曜日はゴルフ、火曜日は早朝スノボとラジオ番組出演、水曜日は来月発売される単行本の執筆‥‥今週はいつになく慌てふためいていますが、週刊ゴルフダイジェストの連載ページ「新・買わずにいられない」は今週で最終回となりました。衝動買いしたゴルフクラブやゴルフ関連グッズを50個も紹介しましたが、実は、ページで書けないほど衝動がしています。マーク金井は根っからの買い物好きに人間で、この1ヶ月だけでノートパソコンは4回衝動買い。その内の2台はすでに中古ショップ「じゃんぱら」に売却済みで、手元にあるのはThinkPadが2台。
1台は中古のX201s、もう1代は新品購入したX240です。どちらもキーボードの中央に赤いポッチ(トラックポイント)がついていて、これがないとどうも落ち着きません。そしてThinkPadの深いストロークのキーボードに慣れているため、他のノートパソコンはどうしても使用頻度が落ち、売却に至ってしまいます。最近のThinkPadは液晶画面が青っぽいのがちょっと気になりますが、原稿執筆をするのにはかなり適しているので、しばらくはThinkPadのお世話になりそうです。そして、パソコン界の七不思議ですが、なぜかほとんどのパソコンメーカーはThinkPadが採用し続けているトラックポイントを搭載しません。
さて、今日のエントリーはゴルフ界の七不思議についてです。ゴルフ界にも「何でなの?」と首を傾げたくなることがいくつかありますが、そのひとつがゴルフクラブのロフト表記です。一昨日のラジオ、「マーク金井の喋らずにいられない」でも話しましたが、今どきのクラブはロフト表記が当たり前です。
ドライバーなら9.5度とか10。5度とクラブ刻まれています。
FWも3番15度とか5番18度という風に番手とロフトが併記されています。
ウエッジも昔はAWとかSWとかの名前だけでしたが、最近は番手とロフトが併用されていますし、モデルによってはロフト(数字)だけのモノもあったりします。
そして、最近市民権を得ているUTクラブに関してもU3とかU4といった番手表記に加えロフトも併記されています。ウエッジ同様、モデルによってはロフト(数字)だけのモノもあります。
と言うことは、今、ゴルフクラブでロフトがクラブに刻まれていないのは
アイアンとパターだけです!!
パターに関してはボールを転がす道具ということもあるのでしょう。昔も今もクラブにロフト表記されているモデルはほとんどありません。大抵のモデルはカタログにロフトを表記しています。
では、アイアンはどうなのか?
クラブセッティングを考えると、アイアンのロフト角は非常に重要な要素です。飛距離の階段を作るためにはロフトが必要不可欠な要素だからです。実際、ウッドやUTには、飛距離の階段を作りやすくするためにロフト角がクラブに書かれている場合が多いですし、ウエッジについてもロフト角がクラブに刻まれています。
しかしマーク金井が知る限り、現在市販されているアイアンのほとんどは番手はクラブに刻まれていますが、ロフトは刻まれていません。他のクラブは親切にロフトを表記しているのに、アイアンは確信犯的にロフトが表記されていないのが現実です。ちなみに、過去をたどるとPRGRはある時期、すべての番手にロフトもクラブに刻まれていました。かなり昔に遡りますが、DATAシリーズのアイアンには例えば5番アイアンは27度という風にロフトがバックフェースに刻まれていました。しかし、今はPRGRのアイアンにはロフトが刻まれていません。
クラブは14本の流れが大事だと言われています。そして、アイアン以外のクラブにはロフトが刻まれるのが当たり前になっています。それを考えると、アイアンにロフトが刻まれないのはゴルフ界の七不思議と言わざるをえません。ユーザーにとって必要な情報にもかかわらず、カタログには表記しているロフトをクラブに表記しないのはかなり不思議なことです。
では、なぜ多くのクラブメーカーはアイアンいロフトを表記しないのか?
ゼクシオにしてもクラブにロフト表記がありませんが、表記しないのには表記しない理由が何かあるような気がします。
それは何か?
ここからはマーク金井の推測ですが、アイアンと他のクラブについて決定的な違いがあります。それはアイアン以外というのは昔も今もロフトに差がありません。例えば、3W。
40年前も現在も3Wのロフトは15度前後。
ウエッジもしかり。SWのロフトは30年前も現在も56度とか58度ぐらい。ロフトに変化がありません。
では、アイアンはどうなのか?
30年ぐらい前までは、7番アイアンのロフトは35度前後でした。どこのメーカーもロフトの差はほとんどありません。しかし、現在は様子がかなり異なります。例えば、7番アイアンだと
29〜35度
と大きな幅があります。同じ番手でロフトの差が6度というのはアイアンだけに当てはまります。3Wのロフト角は昔も今も変わらないことを考えると、アイアンクラブというのは「何でもあり」な状況です。加えて、アイアンの場合、同じモデルでもモデルチェンジ毎にロフトが変わります。例えば、ゼクシオの場合だと、
初代ゼクシオ 26度(5番)
2代目ゼクシオ 25度(5番)
3代目ゼクシオ 24度(5番)
という風にモデルチェンジ毎にロフトが1度立っています。このため、クラブのロフトを表記すると、ロフトを立てることで飛距離アップを狙っていることが明確になります。加えて、もうひとつ気になるのがロフトピッチ。今は5番アイアンから使う人が増えてきていますが、今どきのアイアンのロフトを調べると‥‥
3番 21度
4番 23度
5番 25度
6番 28度
という風にロングアイアンのロフトピッチが2度なんてモデルがあったりします。2度で10yの距離を打ち分けるのは簡単ではありません。ロフトをクラブに刻んでしまうと、ロングアイアンは飛距離を打ち分けづらいことが分かってしまうのです。
こうやって地味に調べてみると、アイアンは他のクラブと違って、ロフトの変化量がかなり激しくなっています。番手の数字は変わらないけど、ロフトの変化が激しい。これがゴルフ界の七不思議を生み出した原因であるような気がしてなりません。
番手が大事なのか?
それてともロフトが大事なのか?
他のクラブにロフトが刻まれていることを考えると、答えはマーク金井がわざわざ言うまでもないでしょう〜。
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マーク金井設計のリンクスSSアイアンは、番手とロフトが書いてます!!
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