
カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2016年05月06日 超私的な考証、自分に合ったシャフトを使うことのメリット、デメリットとは!?

昨日はアナライズのセミナーデー。午前中は「インパクトセミナー」、30分の休憩を挟んで午後からは「シャフトセミナー」を実施しました。どちらも定員6名満員御礼。6名の内、4名は連チャンでの受講して下さいました。
GW期間中、セミナーは全8回実施しました。セミナーは毎回90分ですが、どの回もあっという間に90分が過ぎます。マーク金井が容赦なく喋りまくっていることもありますが、それ以上に受講者の方々がセミナーに夢中になって下さるからです。
昨日のセミナーでも、受講者のモチベーションは非常に高く、質問をたくさんいただきました。シャフトセミナーでは「正直、シャフトのことは全然わかりません」とおっしゃった受講者もいらっしゃいましたが、実際に、超軟シャフトでボールを打ってもらうと、、、、ほとんどの方は「シャフトを感じ、シャフトが分った」スイングをされます。シャフトが極端に軟らかくなると自分のタイミングで打てません。シャフトのタイミングに合わせてスイングするようになるからです。
言い替えると、シャフトを分るコツは、自分に道具(シャフト)を合わせることよりも、道具(シャフト)に自分を合わせることなんです。誤解を恐れずに言うと、これがシャフト選びの基本であり極意です。
そこで今回は、シャフト選びの方法について超私的に考察していきます。
シャフトセミナーではぐにゃぐにゃの超軟シャフトが装着されたドライバー、そして超軟らかシャフトが装着されたアイアン(イージーフレックス)で実際にボールを打ってもらいます。すべての受講者はこれらのクラブを素振りした瞬間、不安そうな顔になります。「これぞ自分にぴったり合ったクラブだ!!」なんて言う人はいまだかつて、ひとりもいません。毎回、すべての受講者は自分に合ったと思っていないクラブでボールを打ってもらいます。
にもかかわらず、すべての受講者はほぼ例外なく、自分が普段使っているクラブ、フィッティングしてもらって自分に合ったクラブよりも、、、、気持ち悪いと感じている超軟シャフトが装着されたクラブを打った時の方が、芯に当たる確率が上がり、そしてボールも真っ直ぐ飛んでいます。例えば、ひどいスライスを打つ人も、超軟シャフトで打つとほぼほぼ真っ直ぐ飛びます。そして、ちゃんと真っ直ぐ飛んでいるにも関わらず、不思議そうな顔をされます。何故かと言うと、、、
気持ち良く振れていないのに真っ直ぐ飛び、
自分のタイミングで振れないのに真っ直ぐ飛ぶからです。
自分に合っていないシャフトを振っているのに良い結果が出るから、セミナー受講者はそれが納得できないのです。
ゴルフの常識では、「気持ち良く振れるクラブ」「タイミング良く振れるクラブ」を使った方が、「芯に当たりやすい」「真っ直ぐ飛ばせる」というのが定説です。この定説を前面的に否定するつもりは毛頭ありませんが、「気持ち良さ」「タイミングの取りやすさ」には落とし穴もあります。
例えば、トップでシャフトクロスになってオーバースイングになっている人がいるとしましょう。この人が、「気持ち良く振れるシャフト」「タイミングが合うシャフト」を使うとどうなるのか? トップで力んでクラブが外から下りる人が、「気持ち良く振れるシャフト」「タイミングが合うシャフト」を使うとどうなるのか?
振りやすくて、タイミングが合うわけですからミート率が良くなる可能性もありますが、逆の見方をすると、それは現状のスイングを変えづらくなります。シャフトクロスでオーバースイングしていてタイミングが取りやすいシャフトというのは、コンパクトなトップやレイドオフのトップでは打ちやすいシャフトにはならないからです。力んでアウトサイドから下りる場合もしかり。そのスイングでタイミングが合うということは、力まないでインサイドから下ろした時にはタイミングが合いづらくなるのです。自分に合ったシャフトやクラブを手にするということは、良くも悪くも自分を変えることが非常に難しくなるのです。
対して、自分に合わない(違和感を感じる)シャフトやクラブというのは、自分のタイミングで打てません。シャフトやクラブのタイミングに合わせて振らないと振りづらいし、芯にも当たりづらくなります。シャフトやクラブのタイミングに合わせるということは、、、、すなわち自分のスイングを変えやすくなるのです。前述した超軟シャフトが装着されたクラブ打つと真っ直ぐ飛ぶのは、セミナー受講生は無意識の打ちに道具(シャフト)に合わせたスイングをしているからなのです。
自分が主役でクラブを選ぶのもありですが、クラブに合わせてスイングをするのも大いにありです。スイングを良くしたいのならば、飛距離を伸ばしたいのであれば、自分にぴったり合ったシャフトではなく、スイングが良くなる(飛距離が伸びる)可能性があるシャフトを選ぶことをお勧めします~。クラブの歴史をひもとけば分ります。昔のゴルファーはドライバーもスチールシャフトです。でも今は、男子プロでもカーボンシャフト。プロでもスチールに慣れていたら、カーボンシャフトは違和感あります。もしもプロが違和感をずっと嫌がってスチールを使い続けたら、今のような飛距離は出せません。
シャフトといい関係を築く方法はいくつもありますが、道具(シャフト)の性能を最大限引き出すには、自分よりもシャフトを主役にした方がいいでしょう~。
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5月 7日(土) 11:00~13:00 15:00~18:00
開催場所 アナライズ神田スタジオ
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上記開催時間は、ご予約無しでご来店頂けます。
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2016年04月21日超私的な考察、重心距離とゴルファーとの間にはどんな因果関係があるのか!?

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注文が殺到しすぎて、生産(アナライズで店長が作ってます)、発送が、(カッキーとジュリコが荷造りしてます)追いつきません。納品までお時間がかかるとおもいます。しばらくお時間ください
国内ツアー第2戦、パナソニックオープンは今日から開幕します。このブログがアップされる頃、マーク金井は現地観戦しているかと思います。自宅から一番近いゴルフ場でトーナメントが開催されてるわけですから、出かけずにはいられません。加えて、トーナメントに出向けば、プロがどんなクラブを使っているのか、どんなスイングをしているのか、どんな練習をしているのかも間近でじっくり見学できます。パナソニックオープンはアジアンツアーとの共同開催なので、日本にいながら(それも自宅の近くで)、今が旬のアジアの選手のクラブ、スイングをチェックできるのが嬉しいです。
パナソニックオープンには一昨日(火曜日)にも行きましたが、コースで選手がプレーしているのはほとんど見てません。ドライビングレンジとアプローチ&バンカー練習場、そしてパッティンググリーンで選手のプレーぶりをじっくり観察してました。
スイングもじっくり見ますが、例えば、ドライバーを打っている時はスイング、球筋、クラブを見ます。特に注目しているのはトップにおけるフェース向きと、その選手が使っているドライバーを見てます。この2つを見ることで、スイングとクラブの因果関係を伺い知ることができるからです。
例えば、国内メーカーのブリヂストン。契約選手の近藤共弘選手や宮本勝昌選手のトップを見ると、
フェースの向きはスクエアからややオープン。
そしてブリヂストンのドライバーを見ると、アスリート向けのモデルは重心距離がかなり短めです。スイング中、フェースに開閉が大きいスイングをしていると、重心距離が短い方がフェースの向きをコントロールしやすくなります。まさにこのセオリー通りになっていることが確認できます。
対して、米国メーカーのコブラ。コブラの顔であるリッキー・ファウラーのスイングを見ると、トップでフェースの向きがこれでもかってぐらい、、、
シャットフェースです。
テークバックでフェースをシャットに使う(フェースの開閉が少ない)タイプは、重心距離が長い方がフェースの向きをコントロールしやすくなりますが、ファウラーとコブラの関係もセオリー通りです。コブラのドライバーは市販クラブの中でも飛び抜けて重心距離が長くなっています。恐らく、近藤選手や宮本選手がファウラーのドライバーを使ったら、ボールが全然捕まらなくなったり、右へのプッシュアウトを多発するでしょう~。
もちろん、すべてのプロがセオリー通りのクラブを使っているわけではありません。例えば、バッバ・ワトソン。かれはトップでフェースがシャットになってません。スクエアフェースです。にも関わらず彼が使っているピンのドライバーは、重心距離がかなり長め。スイングとの相性を考えると、決してセオリー通りではありません。全体の比率としては多くありませんが、プロの場合、トップのフェースの向きと重心距離がマッチしていない選手もいます。
そこで今回はスイングと重心距離のマッチングについて、超私的に書いてみたいと思います。市販クラブを計測すると、ドライバーとアイアンに関しては重心距離が短いタイプと、普通と、重心距離が長いタイプがあります。具体的に言うと、
- 短いタイプは35ミリ以下
- 普通は38ミリ前後
- 長いタイプは40ミリ以上
ざっとジャンル分けするとこんな感じです。そしてスイング(トップのフェース向き)との相性を当てはめると、
- スクエアからオープンフェースは35ミリ以下
- スクエア前後だと38ミリ前後
- シャットフェースは40ミリ以上
これがひとつの目安です。トップでオープンフェースの人が重心距離の長いドライバーを使ったらダメというわけではありませんが、オープンフェースの人が重心距離が長いドライバーを上手く使いこなせないならば(右へのミスが多いならば)、無理して重心距離が長いドライバーを使う必要はないと思います。オープンフェースの人は重心距離が短めのドライバーを使った方が、クラブの挙動をコントロールしやすいし、イメージ通りの弾道も打ちやすくなります。
逆もしかりで、トップでシャットフェースの人が重心距離が短いドライバーを使ったらダメというわけではありませんが、重心距離が短いドライバーを上手く使いこなせないならば(左へのミスが多いならば)、無理して重心距離が短いドライバーを使う必要はないと思います。シャットフェースの人は重心距離が長いドライバーを使った方が、クラブの挙動をコントロールしやすいし、イメージ通りの弾道も打ちやすくなるのです。
もちろん、このセオリーは誰にでも当てはまるものではありません。重心距離というのは慣れの部分もあって、ゴルフを始めた頃、一生懸命練習してた頃に使っていたクラブの重心距離が、その人のスタンダードになる場合も多いのです。ちなみに、今どきのジュニアは大型ヘッドが当たり前になっているので、オープンフェースになっているジュニアは少なく、多くのジュニアは何も教わらなくてもシャットフェースになっています。
クラブの性能を見極めるポイントはいつくかありますが、ゴルファーによって適正な重心距離は変わってきます。そして、重心距離によって、適したスイングも決まってくるのです。クラブ選びは、自分のスイングにマッチした重心距離を選ぶのもアリですが、重心距離にマッチしたスイングを構築するのも多いにアリです~。
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2016年04月20日超私的な考察、ゴルファーにとって理想のゴルフクラブとはどんなクラブなのか!?
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今週は国内ツアー第2戦、パナソニックオープンが開催されます。この大会はJGTOとアジアンツアーの共同開催なので、国内選手はもとより、アジアンツアーのメンバーも多数出場しています。マーク金井は昨日(火曜日)の練習日にサクッと現地取材してきましたが、ユーラシアカップでキャプテンを務めた、ジーブ・ミルカシン選手もすでに練習してました。
火曜日は試合の2日前ということもあって、選手もそれほどピリピリしてません。ドライビングレンジも和やかな雰囲気ですが、そんな中、忙しくしているのがツアーレップと呼ばれるスタッフ。クラブメーカー、シャフトメーカー、そしてグリップメーカー。それぞれのレップの人達は、契約している選手はもとより、フリーの選手に対して、これでもかってぐらい手厚いサポートをしています。選手が求めるテストクラブを用意するのに始まり、リシャフトやグリップ交換をこれでもかってぐらいしています。ツアーバンと呼ばれるトレーラーには、移動するゴルフ工房、選手の要望に応えられるように、数多くのパーツが積み込まれ、クラブが瞬時に組み立てられる設備が完備しています。
マーク金井はドライビングレンジに2時間ほどいましたが、その内、半分ぐらいはツアーレップのスタッフと意見交換。午前中で選手が少なかったこともあり、今、選手はどんなシャフトを使っているのか、これからどんな新製品がでるのかをヒアリングさせていただきました。オフレコな話がほとんでしたが、グリップに関しては、ゴルフプライドがパター用グリップの新製品「ツアーセンサー」を6月に出します。それに先駆けて、ツアーレップが選手に新しいグリップをプロモーションしてました。
さて、今日のエントリーはクラブの選び方についてです。レギュラーツアーに出場しているプロにはツアーレップがクラブに関してサポートしてくれます。対して、アマチュアがクラブを選ぶ場合、サポート役を務めているのはショップやゴルフ工房のスタッフです。
もしくは、クラブメーカーの診断室や、アナライズのようにクラブとゴルファーの相性をチェックするお店です。もちろん、誰にも頼らず、自分の感覚でクラブを選ぶのも大いにアリです。
では、どんな風にクラブを選ぶのが賢い選び方なのか!?
打ちやすいクラブ、気持ち良く振れるクラブ、自分にぴったり合ったクラブ、、、、当たり前過ぎて拍子抜けするかもしれませんが、プロ、アマチュアを問わず、「自分と相性が良いクラブ」を選ぶのが、クラブ選びの基本です。と言うか、打ちづらいクラブをわざわざ選ぶゴルファーはまずいないと思います。
では、どれぐらい自分と相性が良いクラブが理想なのか?
自分にぴったり合ったクラブ、100点満点のクラブを選ぶのが理想と思っている人が少なからずいますが、結論から先に言うと100点満点のクラブには手を出さない方がいいてす。クラブ設計家の竹林隆光さんもおっしゃってますが、「自分にぴったり合ったクラブ」というのはメリットよりもデメリットが大きいのです。自分にぴったり合いすぎてしまうと、自分が変化するのを止めなくてはならないからです(自分が変わってしまったら、ぴったり合う基準も変わってしまうからです)。
100点満点で50点のクラブを選ぶ必要はありませんが、クラブ選びの目安としては90点から95点ぐらいがいいと思います。かなり気に入ってはいるけど、「ひょっとしたらもっといいクラブがあるんじゃないかな?」というのがGoodです。これなら、自分が変化しても対応できますし、何よりも、新しいクラブを試してみたいチャレンジ精神も残るからです。新しい道具がすべて高性能とは限りませんが、クラブの歴史を遡ると、総じて昔のクラブよりも現在のクラブの性能がアップしています。この性能アップについていくためでも、90~95点ぐらいのクラブを選んだ方が得策なのです。
例えば、ドライバーを選ぶとしましょう。スライサーならばとにかくボールが左に飛び出すクラブ。フックフェースが少し気に入らなくても、ボールが左に飛び出すクラブを選ぶ。100点満点じゃないけど、結果がちゃんと出るクラブを選ぶと確実にスキルアップできます。フッカーならば、ここ一番で左に出にくいクラブ、ヒールに当たってチーピンが出づらいクラブを選んで下さい。飛びもさることながら、自分のミスをクラブが軽減してくれるクラブを選んで下さい。自分に合ったクラブを選ぶよりも、自分が避けたいミスを軽減クラブを選ぶようにすれば、クラブ選びはシンプルになりますし、スコアも確実に良くなってくるのです~。
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2016年04月17日超私的な検証、世界一やさしいドライバーは普通のクラブとどこかどう違うのか!?

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一昨日の金曜日、久しぶりに薄暮9ホールに行ってきました。場所は神田から電車でサクッと行ける赤羽ゴルフクラブ。全英オープンをプレーしているかのような強風下でプレーを楽しんできました。アゲンストの風だとドライバーで200yぐらいしか飛ばず、フォローが吹くと楽に270y越え。風が吹くと赤羽の難易度は一気に上がります。
こういう日は目標スコアを一気に下げ、ボギーは当たり前。なんとかダボを叩かないように心がけます。パーを3つ取るつもりでプレーしたら、目標通り3パー、6ボギーでホールアウト。久しぶりの高麗グリーンは思いのほか転がりがスムーズで、ショートパットのミスが無かったのでダボを回避できました。
薄暮ゴルフではプレーを楽しむだけでなく、クラブとボールもしっかりテスト。重心距離がほぼゼロのドライバーに装着するシャフトと、ナイキの新しいボール、「レジンブラック」をテスト。ナイキの新しいボールは相変わらず風に強く、左右に曲がりづらく感じました。アゲンストの風でも飛距離落ちづらく、今年のエースボールのひとつになりそうです。重心距離がほぼゼロのドライバーは強風下でも方向性が良く、直進性が高いショットが打てました。
さて、この世界一やさしいドライバー。
普通のクラブと決定的に違うのは、重心距離が極端に短いことです。通常のドライバーはヘッドの端っこにネックが付いています。このためフェース中央にスイートスポットを位置させると、重心距離は40ミリを超えてきます(体積460cc)。対して、この世界で一番やさしいドライバーはフェースの中央寄りにネックが付いています。このためスイートスポットをフェースセンターに位置させても重心距離は10ミリ。従来のドライバーと比較すると重心距離がわずかしかありません。
じつはこの重心距離の短さが、世界一のやさしさにつながっているのです。
市販ドライバーでも重心距離を意図的に短くしたクラブがありますが(それでも重心距離は33ミリほど)、それらのドライバーはフェース中央にスイートスポットが位置してません。フェース中央よりもややヒール寄りにスイートスポットが位置しています。重心距離が短いので捕まりは良くなりますが、フェース中央でヒットすると芯を外して打つことになります。対して、世界一やさしいドライバーは重心距離が非常に短いだけでなく、フェース中央でヒットすると芯で捕らえることができます。
重心距離が短いと捕まりが良くなることは知られてますが、今回、この世界で一番やさしいドライバーを作って予想外な発見もありました。重心距離が極端なほど短いにもかかわらず、引っかけや、チーピンのミスも出づらいのです。重心距離が極端に短いとヘッドが返りやすくなります(重心距離が長いクラブと比較して)。なのでドローやフックが打ちやすいことは分ってましたが、捕まり過ぎる怖さもあると思ってました。しかしながら、いざ作って打ってみると、予想外に左へのミスが出づらいのです。シャフト軸とスイートスポットの距離が近いので、インサイドからあおって打ってもヘッドに余計な負荷がかからないのでしょう。
世界で一番やさしいドライバーは左へのミスがまったく出ないわけではありませんが、思ったよりも左のミスが出ません。これはかなり嬉しい誤算です。スライサーや初心者向けに設計しましたが、意外にもフッカーにも扱いやすく仕上がっています。
この世界で一番やさしいドライバー、やさしすぎるために現行のゴルフルールには適合してません。しかしながら、高反発のようにルール適合ドライバーよりも飛距離が出るわけではありません。ロボットなどでルール適合ドライバーと比較すると、5~10ヤードぐらい飛ばないと思います。重心距離が短くなるほどにヘッドの回転エネルギーが小さくなって、インパクト時に発生する衝突エネルギーも小さくなるからです。飛ばないことが証明されたら、ルール適合になる可能性もあると思います。
世界で一番やさしいドライバーの名前は、、、
BUMPER(バンパー)
自動車のバンパーと同じ言葉ですが、ネーミングの由来は自動車からではありません。ラウンドワンのボウリング場のバンパーレーンをリスペクトさせていただき、命名しました(商標登録申請中)。バンパーレーンはガーターを塞ぐことでボウリングに不慣れな小さな子供でもガーターしないでピンを沢山倒せるようになります。このバンパードライバーもゴルフに不慣れな人でも、ボールを上手く捕らえることができ、かつフェアウェイに運べる確率が高くなるからです。
このブログでも何度も書きましたが、スノボ同様、ゴルフも離脱率が非常に高いスポーツです。せっかくゴルフに興味を持っても、最初の時にボールにまったく当たらないと、ゴルフの面白さに気づく前に辞めてしまいます。この負のスパイラルをなんとか断ち切りたいと思って、世界で一番やさしいドライバーを作りました。なので、このバンパーはお店で販売することよりも、ゴルフ練習場やゴルフ場のレンタルクラブとして使ってもらえたらいいなと思っています。ゴルフ練習場やゴルフ場で「うちのレンタルクラブとして置いてみたいな」と思っていただけると嬉しいです~。
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このアナライズ限定のこのクラブですが
こちらマーク金井のエースドライバーでした。今マークダウンされてお買い時ですよ。このヘッドに
人気のアナライズW60を入れて
38,000円+税(41,040円)!
グリップはアナライズオリジナルグリップです。
えーと アナライズW60を入れるとスペックはこんな感じになりそう
(個体差がありますので、重さは±2g、角度は±1度の誤差はありますスペックの指定は受け付けておりません。スペック表は付属せず別料金となります)
- 重量 317g
- バランスD3
- 振動数238cpm
- センターフレックス3.67
- フェース角-1.0度
- リアルロフト角10度
- 長さ45.5g
これがマーク金井的スペックです。これを目安に組み上げますが、更にご希望がある場合は
出来る限りご希望のスペックに近い状態で組み上げることもできます(完全一致は無理ですよ)
こちらは+4000円(税抜) 42000円+税となります。
総重量と長さと、バランス指定する人とかいらっしゃいますが、あの・・物理的にかなり難しいです。まあぶっちゃけ無理です。ウチの赤坂にお任せ下さい。マーク金井スペックに近いように組み上げますんで。
フェアウェイウッドもあります
アナライズW65を入れて(色は黒のみです。赤はありません)
28,000円+税(30,240円)
T島的にはキャロウェイのXRフェアウェイウッドにW65なんかいいと思ったんですけど、こちらでしたら
30,000円+税(32,400円)ってのもやります・・
(フェアウェイウッドも+4000円でスペック調整(ある適度)承ります)
ご興味ある方はyoyaku@analyze2005.com こちらのアドレス 柿木までお問い合わせ下さい。
2016年04月15日超私的な試打インプレッション PXG 0811ドライバー

今週末のセミナーのお知らせ
マーク金井のインパクト解析セミナー あなたのスイング丸裸にします
4月17日11時
シャフトセミナー
4月17日13時
こちらの詳細と↓4月から5月のゴールデンウィークまでのセミナースケジュールはこちら。
昨日はゴルフ雑誌の取材で東宝調布スポーツパークに行ってきました。なにかと話題の高反発ドライバーの試打&撮影です。PRGR、つるやゴルフ、ENAのドライバーを打ってきました。いずれもシニアゴルファーを意識しているのでヘッドスピードを40m/s以下に落としての試打でしたが、いずれも飛距離性能はかなりのモノです。そして昔の高反発と比較すると明らかにバージョンアップしています。具体的な内容は雑誌でのお楽しみにしていただいたいのですが、今どきの高反発ドライバーは最先端のテクノロジーが凝縮されています。
そして改めて感じたのが、シャフトを上手く使えるほどヘッドの性能を引き出せ、飛ばせることです。例えば、同じヘッドスピード36m/sでも、シャフトを上手く使えている人と上手く使えない場合とを比較すると10ヤード以上は飛距離に差が出ます。飛距離アップというとヘッドスピードを上げようとしたくなるものですが、実は、シャフトのしなりを上手く使えるようになった方が確実に飛距離を伸ばせるのです。
シャフトのしなりを使う感覚を養うのには、超軟らかいシャフトで練習するのがお勧めです。アナライズでは7年ぶりに超軟シャフトが装着された練習アイアン、「EF009」を発売再開します。正式な発売日が決まりましたら、このブログにて告知させていただきます。
さて、昨日に続き今日も話題の米国メーカー、PXGの超私的な試打インプレです。前回はアイアンだったので、今回はドライバー、FW、UTについて書きます。
PXGのクラブはアイアン同様、ドライバーもまず目に入るのが、これでもかってぐらい多いネジ穴とネジ。アイアンはバックフェースに11個のネジが埋め込まれていますが、ドライバーはなんと16個ものネジが埋め込まれてます。アイアンはネジの重さを調整できませんが、ドライバー(FW、UT)に関しては、ネジ穴に装着できるネジが2種類用意されています。軽いタイプが0.5g、重いタイプが3g。これにより、重いネジを装着する場所を変えることで重心位置をかなり細かく調整可能になっています。ドライバーはヘッドの投影面積がかなり大きい、フェースも面長です。
ちなみにFWは11個のネジ穴、UTには7個のネジ穴があり、こちらも重いネジと軽いネジの配置を換えることで重心位置の調整が可能です。
では、実際の打ち心地はどうなのか?
ドライバー、FW、UTに共通しているのはフェースの弾き感が強いこと。ルール適合ですが、限りなくルールギリギリぐらいまで弾きます。それでいて球離れが速過ぎません。弾くだけでなく、球もある程度コントロールしやすく感じました。弾道はスピンが少なめの強い球がオートマチックに打てます。
そして特徴的なのがミスヒットに強いこと。見た目通り、重心距離が長くて慣性モーメントの大きさを感じます。コブラやピンのドライバー同様、ヘッドの挙動が安定しています。ただし、重心距離が長いのでテークバックやトップでフェースを開いてしまうと、右へのプッシュアウトが出やすくなるタイプのドライバーです。ネジの配分で重心距離を変えることができますが、基本的には重心距離が長いので、フェースをシャットに使う人の方が扱いやすいし、イメージ通りの弾道も打ちやすいと思います。
FWはドライバー同様、ヘッドがやや大ぶり。フェースの弾き感はドライバー並みにあります。こちらも重心が低く、低スピン弾道が打ちやすく仕上がっています。上がりやすさよりも、低スピンにこだわって設計されている感じがました。
UTはヘッドがかなり小ぶりで、フェースも小ぶり。やさしさよりもラフからや、悪いライでの打ちやすさを考慮された形状です。個人的にはもう少しヘッドが大きめの方が、他のクラブとのバランスが良いような感じがします。
アイアン同様、ウッド系もフェースの弾き感が良く、飛距離へのこだわりを強く感じました。ソールに数多く配置されたネジ穴はビジュアル的なインパクトが強いのに加え、ヘッドの重量調整、そして重心位置を細かく調整できるのも魅力です。ちなみに、ヘッドとシャフトは脱着式なので、シャフトの装着方向(角度)を調整できます。
アイアン同様、ドライバーも見た目に度肝を抜かれますが、クラブ自体の基本設計は奇をてらったところはまったくありません。市販クラブで比較するならば、ピンやコブラと同じく、重心距離の長さ、慣性モーメントを大きくすることで「やさしさ」をアピールしているクラブです~。
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このアナライズ限定のこのクラブですが
こちらマーク金井のエースドライバーでした。今マークダウンされてお買い時ですよ。このヘッドに
人気のアナライズW60を入れて
38,000円+税(41,040円)!
グリップはアナライズオリジナルグリップです。
えーと アナライズW60を入れるとスペックはこんな感じになりそう
(個体差がありますので、重さは±2g、角度は±1度の誤差はありますスペックの指定は受け付けておりません。スペック表は付属せず別料金となります)
- 重量 317g
- バランスD3
- 振動数238cpm
- センターフレックス3.67
- フェース角-1.0度
- リアルロフト角10度
- 長さ45.5g
これがマーク金井的スペックです。これを目安に組み上げますが、更にご希望がある場合は
出来る限りご希望のスペックに近い状態で組み上げることもできます(完全一致は無理ですよ)
こちらは+4000円(税抜) 42000円+税となります。
総重量と長さと、バランス指定する人とかいらっしゃいますが、あの・・物理的にかなり難しいです。まあぶっちゃけ無理です。ウチの赤坂にお任せ下さい。マーク金井スペックに近いように組み上げますんで。
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アナライズW65を入れて(色は黒のみです。赤はありません)
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T島的にはキャロウェイのXRフェアウェイウッドにW65なんかいいと思ったんですけど、こちらでしたら
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