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2005年11月27日どうする、俺!?
2005年11月26日本番30秒前!!

今日は川口グリーンゴルフでクラブを試打・試打・試打(延々5時間)。いつもと違って‥‥

こんな紙とにらめっこしながら

カメラの前でボールを打ってきました。取材は取材でも今回はテレビの仕事。ゴルフチャンネルの年末特番「ストライキング・インプレッション」のロケ。テレビの仕事は10年ぶりぐらいで、なおかつ自分がナビゲーターを務めるのは初めて。かなり緊張していたんですが‥‥ディレクターのK久保さんから「いつもと全然変わってないよ~」と。司会進行役を務めたフリーアナウンサーのS籐まり江さんからも「プロみた~い」なんてお褒めの言葉。先週のブロガーズ九州でマシンガントークしてきたおがけで、かなり滑舌が良かったみたいです。約5時間の収録でしたがミスショットしたのは1発、しゃべりでNGを出したのも1度。得意分野とはいえ‥‥ひょっとしたら原稿を書くよりもしゃべる方が上手いのかも‥‥なわけないか。

(左から本人、K久保さん、S籐まり江さん)
試打したメーカーは
ナイキ

マグレガーをはじめ、全部で8メーカー。
この模様は12月17日(土曜日)お昼12時半からオンエア(ゴルフチャンネルで)されます。ボクの生スイング、生トークに興味がある方は見てやって下され。
んじゃ。
2005年11月25日マッスルバックが難しい理由 その2

前回ブログ「マッスルバックが難しい理由 その1」
ピン、そしてX-12を筆頭にやさしいアイアンを長年使ってましたが、今、もっとも気に入って使っているのがこれっ!!
Xツアーはヘッドが小ぶりなので「マッスルバック」みたいに難しいと思われがちですが‥‥
実際は、他のキャロウェイアイアン同様、ソールが広めでなおかつキャビティ構造。重心が深く、そしてつかまりに影響する重心アングルも大きめに設計されてます。
実際に計測してみても‥‥
3番アイアンで12度弱。
6番アイアンはもっと重心アングルが大きくて
目を近づけてじっくり目盛りを見ると、
14度弱。ストレートネックのアイアンでここまで重心アングルが大きいアイアンは非常に珍しく、この数値から推察すると‥‥薄べったいマッスルバックに比べると重心がかなり深め。この効果でヘッドが小ぶりなわりには当たり負けに強いですし、ヘッドがターンしやすいく仕上がってます。マッスルバックでシャンクに悩まされている人でも、このXツアーならばシャンクと決別できるはず。実際、ボクもシャンクのミスは滅多に出ません。
他方、マッスルバックが難しいのは重心が浅く、なおかつ重心アングルが10度前後と小さめ。加えて、重心距離が短い。結果、ヘッドの操作性が良いのでドロー、フェード(フック、スライス)を打ち分けやすいですが、反面、スイングが不安定だと、その不安定さにクラブが反応してしまい(フェースがあらぬ方向で球を捕らえ)、シャンクや引っかけが出やすくなるんです。
重心アングルでクラブ性能をすべて語れる訳ではありませんが、つかまり、そしてミスに対するやさしさを見極めるには‥‥かなり役立つデータだと思ってます。
んじゃ。
PS.X-18とXツアーとではどれぐらいスイートエリアの広さが違うかという書き込みがありましたが、体感的にはXー18の方が1割ぐらい広い(Xツアーに対して)感じがします。加えて、X-18の方が低重心なのでハーフトップ気味に打ってもしっかり距離が出ます。
2005年11月24日マッスルバックが難しい理由 その1

アイアンをXツアーに変えてから早3ヶ月。軟鉄鍛造、そしてヘッドが小ぶりなこともあって、世間では「カッコイイけど、難しい」というイメージを持たれてますが、実際に使ってみると‥‥マッスルバックが打てなくても全然使いこなせます。Xー18に比べればスイートエリアは小さめですが、マッスルバックにありがちなシャンクは出づらいし、ハーフトップしても「手にビリビリ」くる度合いも少なめ。ハードヒッター御用達アイアンではない点がスゴク気に入ってます。
では、なぜXツアーはマッスルバックに比べてやさしく感じるのか? その謎を解くヒントがこれっ!!
Xツアーはヘッドが小ぶりなわりにはソールが広く、加えてディープキャビティ構造。このため重心深度が深いのが特徴。他方、マッスルバックはその構造上、重心は低くても重心深度は浅め。結果、Xツアーの場合は重心深度が深い分だけ重心アングルが大きく、他方、薄べったいマッスルバックは重心深度が浅い分だけ重心アングルが小さくなってます。
そうです、重心深度が浅い(重心アングルが小さい)アイアンの場合、ヘッドが返りづらいだけでなく、ミスヒットした時にヘッドが当たり負けしやすい分だけシャンクが出やすくなったり、手にビリビリきて(ヘッドが当たり負けして)距離の落ち込みが大きくなりやすいのです。
その差を分かりやすくするために、重心深度が浅めのアイアン(プロキャビ)と重心深度が深くなる中空アイアンを比較してみると‥‥
プロキャビの方は重心アングルは9度ぐらいですが‥‥
中空アイアンの方は12度ほどありました。
たかが3度の違いと思うかもしれませんが、12度は9度に比較すれば約3割も重心アングルが大きい。この差がやさしさにつながっているわけです。ちなみに、ゼクシオに代表される今どきのアイアンは重心が深くて、重心アングルは13度ぐらいが当たり前。他方、タイトに代表されるマッスルバックの多くは重心アングルが10度前後と小さめ。
このため、今どきのアイアンを打った直後に、マッスルバックを打てばシャンクが出やすくなります(ヘッドが返りづらくなるため)。
ちなみに、ロングアイアンに比べて7Wは「やさしい」と言われてますが、これも理由は同じ。
FWはヘッドの奥行きがある分だけ重心深度が深く、加えて重心アングルもアイアンよりも深くなりやすい。ボクの師匠である設計家の松尾好員さんから教わったのですが、7Wの多くはロングアイアンよりもヘッド慣性モーメント(左右方向)は小さめ。にも関わらず、スイートエリアを広く感じるのは重心深度が深いからなんだそうです。
で、気になるXツアーの重心アングルですが‥‥
すみません、クラブをスタジオに持って行くのを忘れちゃいました(^_^;)
明日アップします。
2005年11月21日アングルゲージがやってきた~!!

九州ブロガーズコンペから戻って来たら‥‥
クラブヘッドの重心アングル、重心距離、FPなどが測れる重心アングルゲージが届いてました~~。たいそうにワゴンで運んでますが、この計測器、土台が鉄の塊で重いのなんの。とても手で持ち運べるシロモノではありません。推測15~20キロあって、急遽ワゴンを買ってそこに乗せました。で、どんな風に計測するかと言うと‥‥


ボールの捕まりやすさに影響を及ぼす重心アングルについては、クラブの状態(シャフトが刺さった状態)でシャフトを半固定して(ヘッドを机からはみ出るようにして、クラブを乗せた状態と同じ)計測します。
で、計測第1本目となったのがFT-3ツアー!!

ダンロップフェニックスに出場したM・キャンベルもこれを使って、タイガーとほぼ互角に飛ばしてました(先週、金曜日現地で取材。キャリー300ヤードの世界っす)。
ノーマル仕様に比べると少し捕まりづらいですが、重心アングルは約26度。26度といってもピンとこないかも知れませんが、例えば、大型ドライバーの重心アングルの平均値は21度ぐらいです。460CCドライバーの中ではかなり数値が大きいのはカーボンボディを採用し、フルチタンよりもフリーウエートが多いのが影響しているのでしょう。スクエアフェースなので、実際に打つとものすごく捕まる感じはしませんが(加えて、僕が買ったのはドローバージョン)、ミスした時に右にすっぽ抜ける球は滅多に出ません。
おーっと、新聞社の原稿の締め切りを忘れてた‥‥
んじゃ。