マーク金井blog

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2017年12月26日超私的な考察 ドライバーのシャフトの「硬さ」は何を基準にして選べばいいのか?

アナライズの年末年始の営業のお知らせ

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メリークリスマス~。今年のクリスマスはリアルホワイトクリスマスで、このブログがアップされる時間は今シーズン2度目のスノボ、そしてスキーの初滑りにいそしんでます。スノボは本格的に初めて5シーズン目を迎えてますが、まだまだ発展途上。スキーに関しては、小学生から大学2年生までやっており、18歳でバッヂテスト2級合格。1年間で1級を目指すのを目標に楽しみたいと思っています。もちろんホームゲレンデは新幹線でサクッと行けるガーラ湯沢です。

 

スノボもスキーも道具を一揃えしてますが、実は、板はゴルフのシャフトと共通点がかなりあります。スノボの板もスキーの板も、シャフトと同じく薄いシートをミルフィーユのように何層も重ねて成形します。そして、シャフトと同じく、スノボ(スキー)の板にも、、、

 重さ
 フレックス(硬さ)
 トーション、トルク(ねじれ)
 反発(しなり戻り)

 

をチョイスできます。マーク金井はヘッドスピードの割には軟らかめのシャフトを好んで使いますが、スノボ、スキーの場合も同じ傾向があり、硬い板よりも少し軟らかめの板と相性がいいです。

 

さて、このフレックス(硬さ)

ゴルフの場合、パワーがあってヘッドスピードが速い人は「硬いシャフト」と相性が良く、パワーがなくてヘッドスピードが速くない人は「軟らかいシャフト」と相性が良いと言われてます。

 

確かにその通りなんですが、道具を上手く使いこなす感覚を養いたい場合は、硬いシャフトよりも軟らかめのシャフトをお勧めします。ワッグルしたり、素振りした時、「ちょっと軟らかいかな」「ちょっと頼りないかな」と思うぐらいが目安です。シャフトの硬さについてはクラブに表記されており、硬い順に、X、S、SR、R、R2と表記されていますが、これもあくまで目安にすぎません。何故かと言うと、硬さの表記には統一した基準がなくて、SでもRぐらい軟らかいSがあったり、RでもSぐらいしっかり感があるRがあるからです。

 

軟らかいシャフトを勧める理由をざっと挙げると、

 

1.軟らかい方がスイング中に「しなり」を感じやすい
2.軟らかい方が力みづらい(力めない)
3.軟らかい方が、直進性が高い弾道が打ちやすい(左右に曲がる球を打ちづらい)

 

1と2に関しては分かりですが、3に関しては「硬い方が曲がりづらい」と思っている人が少なくありません。シャフトセミナーで受講者に質問しても、8割近くの受講生は硬い方がシャフトが余計な動きをしづらいから「曲がりづらい」と答えます。

 

しかしながら、シャフトセミナーで「超軟らかシャフト」で打ってもらうと、9割以上の参加者は普段使っているドライバーよりも直進性が高い弾道を打ちます。特に、スライスやフックに悩んでいる人の場合、「超軟らかシャフト」で打つと、絵に描いたようなストレートボールが出ます。そして、ストレートボールを打っているもかかわらず、打った本人は狐につままれたような顔をします。

 

超軟らかシャフトで打つと真っ直ぐ飛ぶ理由、それは、自分のタイミングでは無くてシャフトのタイミングに合わせてスイングしているからです。硬いシャフトは自分のタイミングで打てますが、超軟らかシャフトだとそれはできません。否応なしにシャフトがしなってしなり戻るタイミングに合わせます。シャフトに会わせないとシャフトの挙動が安定しないのが無意識の内に分るからです。

 

超軟らかいシャフトに限らず、軟らかいシャフトというのは自分の思い通りに動いてくれません。実は、これが真っ直ぐ打てる秘訣。シャフトに合わせてスイングした方が、ゴルファーは余計な動きをしづらくなり、その結果としてインパクトの再現性が高まり、直進性が高い弾道が打てます。

 

 

もちろん軟らかいシャフトにも弱点があって、「自分の意思が伝わりづらく」「挙動が鈍感になる」分だけ、操作性が低くなります。操作性が低くなると、微妙なフェースコントロールはできません。直進性が高い弾道(真っ直ぐ打つ)が打ちやすい半面、球を意図的に左右に曲げづらくなるのです。

 

大事なので繰り返します。

 

硬いシャフト=操作性の高さ=球を左右に曲げやすい
軟らかいシャフト=操作性の低さ=直進性が高い弾道を打ちやすい

 

ゴルフは物理です。

 

球が左右に曲がるのを抑えたいのであれば、ヘッドスピードに関係なく軟らかいシャフトの方が優位性があるのです。アナライズでは超軟らかシャフトが装着されたドライバー、EF009を発売していますが、これを打つと操作性と弾道の関係を如実に体感できます~。

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2017年12月24日超私的な考察 何年やってもゴルフスイングが「難しい」と感じる本当の理由とは!?

12月25日月曜日

マーク金井のここだけの話 生配信します

録画はありませんので是非生で御覧ください。

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昨日はアナライズセミナーデー。前半は「シャフトセミナーウッド編」、1時間の休憩を挟んで後半は「飛距離アップセミナー」を実施しました。どちらのセミナーも冒頭部分では自己紹介に加え、「なぜゴルフスイングが難しいのか」「なぜ思い通りのスイングができないのか」についてマーク金井が質問します。難しい理由、そして上手くいかない理由を聞くことで、セミナー受講者がゴルフスイングに対してどんな風に思っているかを窺い知ることができるからです。

もちろん、自分自身でも「ゴルフスイングが難しい理由」について日夜考えていますが、実は、一昨日、スノーボードの初滑りをしたことで気づいたことがあります。毎年スノボには26回前後行きますが、シーズン終了するのは4月中旬。シーズンインは12月中旬から下旬ですので、丸々8ヶ月はスノボをまったくやりません。にもかかわらず、一昨日、スノボを初滑りしたのですが、8ヶ月のブランクというのはほとんどありませんでした。リフト1本目こそは恐る恐るゆっくり滑りましたが、2本からは違和感もほとんどなく、いつもの感じで滑走。実際、コーチにiPhoneXで動画を撮ってもらったのを観ても、フォームに特に大きな乱れはありません。

自転車は一度乗れるようになったら、時間が長く空いて違和感なく乗れるようになるとの同じく、スノボはいったん滑りを覚えたら、時間が空いても違和感なく滑走できます。ところがゴルフはどうでしょう。8ヶ月もインターバルが空いてしまうと、何の違和感もなくスイングできる人はほとんどいません。3ヶ月空いてもいつも通りにスイングできない人の方が多いと思います。

 

 

では、なぜスノボと違ってゴルフは時間を空けてしまうと上手くスイングできなくなるのか?

 

スノボとゴルフの違いをひとことで言うと、「外力を使えるかどうか?」です。スノボは傾斜地を滑ります。なのでリフトに乗って上がってしまえば、後は落下するだけ。落下にともなってスピードは勝手に出ますし、スピードが出ることで遠心力も発生します。結果、スノーボーダは落下や遠心力という外力を使えるので、自分でタイミングを取る(作る)必要はありません。外力に合わせて動けば、タイミングが取れ、スムーズなターンができます。

 

対して、ゴルフには外力というのが一切働きません。止まっているボール、止まっている状態からスイングを始めます。よく言えば自分でタイミングを作れますが、外力が働かない状態からスイングを始めるので、タイミングがズレやすいのです。自分でタイミングを作るというのは実は、タイミングが取りづらいとも言えるのです。ただしゴルフにも例外があって、練習場で何発も連続して同じクラブでボールを打つとタイミングが取りやすくなります。同じ場所から、同じクラブで立て続けに何発も打てば、反復動作となってタイミングが取りやすくなるからです。

 

 

ちなみに、野球やテニスは動いているボールを打つから難しいと言われてますが、バッティングピッチャーが投げるボールや、テニスコーチがボール出した場合は、ゴルフよりも打ちやすいです。飛んで来るボールの方が、止まっているボールよりも動きの予測が付き、それに合わせて動こうとするからタイミングが取りやすくなるのです。

 

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スノボもゴルフ同様、「イメージと実際の動きにギャップが大きい気」ですが、スノボには外力というお助け要素があります。対して、ゴルフには外力というお助け要素がありません。この差が、「ゴルフは難しい」と感じてしまう大きな要因になっていると超私的に思っています。

 

 

ゴルフも回転運動なので遠心力が発生しますが、その遠心力を発生させるにはゴルファー自らが動くことが求められます。言葉遊びになりますが、ゴルファーがクラブを振り上げ、振り下ろさない限り遠心力は発生しません。ゴルフはすべて自分でやらなければならないから、タイミングが取りづらく、かつスイングの再現性が低くなってっしまうのです。

 

 

ゴルフの難しさを解消するのは容易ではありませんが、クラブを振り回すことを習慣づけると、タイミングの狂いが出づらくなると勝手に思っています。練習場でボールを打たなくてもいいから、部屋の中でできるぐらいの短い距離のアプローチを打ったり、スーパーシャットくんのように短いクラブでスイングしたり、スポンジボールを打ってるのもいいと思います。外力ができるスポーツと違って、ゴルフのタイミングは日替わりです。日替わりであるからこそ、3日と明けないでクラブを振り回しておかないと、ゴルフスイングは安定しづらいのです~。

 

 

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2017年12月21日超私的な提案 練習器具を使うと、何故、スイングが良くなるのか!?

12月25日月曜日

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スノーボードを本格的に始めて5年目のシーズンを迎えます。55歳から本格的に初めてますが、短期間で上達できたのはマンツーマンレッスンのおかげです。ガーラ湯沢の石川コーチに師事したおかげで3年でバッジテスト1級合格できましたし、大きな怪我も一度もしてません。スノボは「危ないスポーツ」「怪我がするスポーツ」だというイメージがありますが、この4年間でゴルフができないほどの怪我をしたことはないです。

今年も冬場は週2回のペースでガーラ湯沢に行こうと思ってますが、今シーズからはスノボだけでなくスキーも始めます。もちろん始めるからにはスキーでもバッジテスト1級を目指すべく、コーチからレッスンを受けるつもりです。

 

もちろんゴルフもおろそかにはしません。冬場はコースに出る機会を減りますが、その分だけ基礎練習を増やします。ボールはたくさん打ちません。1回の練習で打つのは20球程度ですが、その代わりに練習器具をふんだんに使います。ざっと上げると、

 

ゴルフの竪琴

 

スーパーシャットくん

 

EF009(超軟らかシャフト)

バンパー

 

魔法のホース

 

そして新たに追加したのが

 

フレループ

 

 

YouTubeの練習器具ミシュランでも紹介していますが、フレループを考案したのはマーク金井ではなくて、小林佳則プロ。小林プロが編み出したこの練習器具は、ゴルフの竪琴に匹敵するくらいのスグレモノです。

 

 

形状はシャフトが弓なりになっていて、先端にはゴムでできたボールがくっついています。非常にシンプルですが、このフレループを振るとスイングで一番大事なことを道具が教えてくれるのです。

 

具体的に言うと、スイング中に必要不可欠な動きである、「左腕の回旋(回転)」を正しいタイミングで行なう感覚を養えるのです。

 

ゴルフスイングは「手打ちがダメでボディターンが大事」と言われてますが、実は、ボディターンだけではクラブを正しくコントロールすることはできませんし、オンプレーンにクラブを振ることも出来ないのです。

PRGRのサイエンスフィットでも数値化されていますが、スイング中、ゴルファーは身体を回転させているだけでなく、左腕も回旋(回転)しているのです。テークバックでは時計回りに左腕がねじれ(回旋)、ダウンスイングからインパクトにかけては反時計回りに左腕がねじれ(回旋)します。体の回転と、左腕の回旋のタイミングが一致すれば、ヘッドの軌道は安定し、かつヘッドはオンプレーンに動きやすくなります。逆に、体の回転に対して、左腕の回旋が不足していると、振り遅れが発生したり、ダウンでシャフトが寝てしまう、いわゆるアンダー星人になってしまうのです。PRGRの計測によると、アマチュアの多くは、ダウンスイングで左腕の回旋不足が生じているそうです。

 

 

 

フレループはシャフト先端が持ち上がるように弓なりに曲がっています。この形状のおかげで、ダウンスイングからインパクトにかけて通常のクラブとは比べものにならないくらい強い負荷(強い抵抗)がかかります。この強い負荷(強い抵抗)のおかげで、左腕を正しいタイミングで回旋させる感覚を養うことができるのです。

 

 

さしそうで難しいドリルのひとつに「ひざ立ち打ち」がありますが、フレループでシャドースイングを続けると、「ひざ立ち打ち」も簡単に打てるようになってきます。左腕を回旋する感覚が養われると、いわゆるヘッドを上から入れていけるようになるからです。

 

 

ゴルフはボールをたくさん打てば、それなりにいいショットを打てるようになります。しかしながら、「良いショット=良いスイング」になっているとは限らないことも多々あるのもゴルフの怖いところ。たくさん打つほど我流や癖が体に染みつくからです。

 

数あるスポーツの中でも、練習器具が一番数多く出ているのはゴルフです。ゴルフ以外で、ゴルフと同じぐらい練習器具が揃っているスポーツはありません。ゴルフの練習器具が多いのは、ただボールを打つだけでは正しいスイングになりづらいことを証明しているとも言えるでしょう~。

 

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2017年12月19日超私的な考察 ベテランゴルファーほどスイングを勘違いしてしまう理由とは!?

YOUTUBEのアナライズチャンネル 新しい動画がアップされています

こちら是非御覧ください


今年も残すところ10日あまりとなりました。2017年を振り返ると冬場はスノボ三昧、春から秋にかけては薄暮9ホール三昧。スノボとゴルフの合間にカメラと古いクルマの物色に明け暮れてました。ハーウェイのライカスマホのおかげでカメラ熱は下がりましたが、なぜか古いクルマ熱が上がっています。今は1960年代のクルマばかりに目が行きます。

そして、1年を通じてずっとやり続けたのがアナライズセミナー。毎月8回以上開催したので年間で100回を超えました。今年のセミナーも残すところあと2回となり、600人以上のゴルファーが参加して下さってます。

 

アナライズのセミナーは受講者のリクエストで講座がどんどん増えてますが、その中でもユニークなのが「初心者セミナー」。タイトルは初心者なのですが、ゴルフ歴が1年未満で正真正銘の初心者はほとんど参加してません。ゴルフ歴が10年以上、15年以上、20年以上というベテランゴルファーの参加がほとんど。ベテランゴルファーほど初心に戻りたいみたいです。

ゴルフは「奥が深いスポーツ」だから、20年以上のキャリアを積んでも初心に戻りたいというのもある思いますが、実は、ベテランゴルファーが初心者セミナーに興味を持つのはもうひとつ理由があると思います。それは、、、

 

自分はスイングを何か勘違いしているのではないか?

 

というもの。長年ゴルフをやっている人の場合、そこそこのスコアは出るものの、逆に言うとそこそこのスコアから抜け出せない人が数多くいます。練習はちゃんとしているのに「ここ何年もベストスコアを更新できていない」という人は、自分のスイングに疑問を抱いている場合が結構多いです。実は、初心者セミナーはこういったゴルファーも対象にしているのです。

 

 では、ベテランゴルファーはスイングのどこを勘違いしているのか?

 

どんな世界にも勘違は溢れていますが、ゴルフの勘違いで一番多いのは、見た目と実際の動きのギャップです。自分が頭に思い描いているスイングと、実際に自分が動作しているスイングがかけ離れていることが、最たる勘違いです。卓球やテニス、野球と比べると、ゴルフの方が、この手の勘違いが非常に大きいです。

 

 では、なぜ自分のイメージと実際の動きにギャップが生じてしまうのか?

 

答えは単純でスイングを勘違いしていても、そこそこのナイスショットが出てしまうからです。逆に言うと、スイングを勘違いしたままでは絶対ナイスショットが出なければ、スイングを勘違いする人は、劇的に減ると思います。

 

初心者セミナー脱アンダー星人セミナーでは、このスイングの勘違いについてかなり具体的に説明してますし、受講者にはどれぐらスイングを勘違いしているのかを、実際に体験してもらってます。体験しないことには、自分がどれぐらいスイングを勘違いしているのかを実感できないからです。

 

ゴルフはボールが止まっているからやさしいと思っている人が少なからずいますが、実は、ゴルフはボールが地面の上にあるからやさしいとも言えるのです。何故かと言うと、ボールが地面の上にあると勘違いしたままでも、ナイスショットが打ててしまうからです。

 

アナライズセミナーでは、水平打ちやひざ立ち打ちをやってもらいますが、これをやると、自分がどれぐらいスイングを勘違いしてのかが如実に分ります。そして、誤解を恐れずに言うと、ベテランゴルファーほど水平打ち、ひざ立ち打ちをやると「これでもかってぐらい」上手く打てません。自分のイメージとはまったくかけ離れた風にクラブが動いてしまい、まともにボールが打てないのです。逆に、ゴルフのキャリアが短い人ほど、レクチャーを受けたらすぐに水平打ち、ひざ立ち打ちが出来るようになります。

 

 

 ゴルフスイングにはタネと仕掛け、そしてコツがあります。

 

ゴルフ歴が10年以上のベテランゴルファーが上手くなるには、練習することよりも自分はどんな風にスイングを勘違いしているのかを客観的に知ることです。アナライズのセミナーは来年もやります。そして、来年は今まで以上に全国各地で開催致します。詳細はアナライズのサイトで告知致します。ふるってのご参加、心よりお待ちしております~。

 

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2017年12月17日超私的な考察 夏場と冬場では飛距離はどれぐらい変わってくるのか?

YOUTUBEのアナライズチャンネル

生配信は来週の月曜日

12月18日21時配信決定

今週末のアナライズで開催されるセミナー

こちらまだ参加いただけます↓この機会に是非!!

12月23日(土)11時

シャフトセミナー ウッド編

↓詳しくはこちらをクリック


今週はアナライズセミナーウイーク。昨日は「脱アンダー星人セミナー」「飛距離アップセミナー」を実施し、今日は「初心者セミナー」「ゴルフの竪琴セミナー」を実施致します。慌ただしい12月の週末にも関わらず4つのセミナーとも満員御礼。嬉しい限りです。

 

今週は水曜日に茨城GC西コース(茨城県)、金曜日はよみうりCC(兵庫県)でプレーしました。場所は違えどもコース設計はどちらも上田治。バンカーの配置やグリーン回りの造詣には共通点があることを再確認できました。そして、再確認と言えば、茨城GCでは、1打1打のショットの距離と方向を正確にデータ集積できる、「Arccos 360」を体験しました。T島ブログでも紹介されていますが、このデジタルガジェットはセンサーをグリップエンド部分に装着し、ショットを打った地点をGPSで計測。ドライバーからウエッジ、パターに至るまでのスタッツを集積してくれます。

 

茨城では9ホールのプレーでしたが、各番手の飛距離はこんな感じでした。

ドライバー  263y
17度のUT  200y
20度のUT  169y
7番アイアン 123y
8番アイアン 132y
9番アイアン 64y
PW     102y
SW     65y

9ホールのプレーでのスタッツなので(使用頻度が少ない)、「なにこれっ」っていう数値もありますが、使用頻度が多かったドライバーとPWに関しては、自分の体感と実際の距離がほぼ一致してます。夏場と冬場の飛距離を比較すると、

 

冬場の飛距離のナイスショット時の目安は、

ドライバー  250y(平均飛距離は235y)
PW     105y(平均飛距離は105y)

 

半ズボンを履いてる時のナイスショットの時の目安は、

ドライバー  260~270y(平均飛距離は255y)
PW     115y(平均飛距離は115y)

 

ドライバーもPWも夏場に比べると冬場は10~15yぐらい飛びません。他のクラブに関しても、冬場は飛距離は10~15y飛ばないという計算でクラブ選択をしています。ただし、ドライバーに関しては冬場の方が飛ぶことも多々あります。冬場はキャリーが確実に出なくなりますが、地面が固いのでランがものすごく出る時があるからです。茨城でのプレーでドライバーが飛んだのは、下り斜面にキャリーしたホール(西の1番と7番)で落下後のランが40ヤードぐらい出たので距離が280ヤードを超えてました。これで平均飛距離が伸びたのです。

冬のゴルフでは夏と同じ距離を求めるのは得策ではありません。夏場の距離を基準にしてしまうと、力んだり、スイングのバランスを崩してしまうからです。夏場で8番でちょうどいい距離ならば7番を持てばいいだけです。夏場よりも1クラブ大きいクラブを選択した方が、力まないでスイングできる分だけ距離感、方向性も安定します。

 

ドライバーも同じく15y飛ばないぐらいでナイスショットと言うイメージで打ちますが、
状況によっては飛距離をガッツリ稼げます。前述にしたように冬場は落下のランを稼げる時があるからです。日陰で地面が固い所、下り斜面に上手くキャリーさせることができれば、40ヤード以上のランが出てくれ、夏場よりも遠くに飛ばせるのです。

 

冬場はボールが飛ばなくて当たり前です。「SHINGO IZM」の取材で片山晋呉プロをインタビューした時、「夏と冬ではアイアンのキャリーは10ヤード以上変わる」と話して下さいました。プロでさえ冬場は距離が落ちるのです。厚着をしている、気温が低くて身体の動きが鈍くなってヘッドスピードが落ちるのが主たる原因だと思いますが、感覚的には寒くなるほど、ヘッドスピードが同じでもキャリーが出づらくなる感じがします。

冬のゴルフで一番大事なのは、自分の飛距離を目安を季節に応じてアジャストすることです。そして冬場は夏場よりも飛距離が1割ダウンする分だけ、スコアもハーフ2打ぐらい多くて当たり前と思っている人の方がの方が、冬場のスコアが安定してくるでしょう~。

 

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