マーク金井blog

2005年09月09日赤マナvs青マナ

三菱レーヨンのディアマナ。

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現在市販されているのは「青マナ」(青いロゴ)ですが、プロや日本アマクラスのアマにはしなり特性が異なる「赤マナ」(赤いロゴ)も供給されております。今回ボクも、JGTOの公式戦、「GDOチャレンジ」に出場し、業界人ということではなく、選手として使うということで特別にプロサービスから供給を受けました(GDOに大感謝!!)

そこで、今回は「青マナ」と「赤マナ」の違いについて。

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重量設定は青も赤もほぼ同じで、例えば73シリーズの場合、青マナは70グラム弱に対して、赤マナは73.5グラム(どちらも実測値)。3グラムほど赤マナの方が重め。

手元側の硬さの目安となる振動数は、
青マナは263cpmに対して、赤マナは264cpm。個体差を考えるとほぼ同じと言っていいでしょう。

で、肝心の振った感じですが

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青マナは切り返した時に手元側がしっかりしており、ダウンからインパクトにかけてはシャフト全体がムチのようにしなり戻るタイプ。シャフト全体のしなり量は控えめで、スイング中にシャフトが暴れる感じがまったくありません。叩けば、叩くほどシャフトの弾き感を得られ、中弾道でグーンと伸びがある球を打ちやすく仕上がってます。他メーカーのシャフトに例えるならば、挙動はスピーダー757のフィーリングに近く、そして757に比べると挙動がマイルドな感じです。メーカー側は手元調子としてコメントしてますが、ボクがカタログを作ったならば、先調子と書いちゃいますね。

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では、赤マナはどうかと言うと‥‥

こちらは切り返しで手元側がクッとしなり、ダウン後半からインパクトにかけてはシャフト先端側がくしなり戻るタイプ。シャフト中間部が硬めに仕上がっている感じで、切り返した時は手元調子、そしてダウン後半から先調子。いわゆるダブルキックっぽく仕上がってます。ただし、こちらもシャフト全体のたわみ量は控えめ。アベレージ向けのドライバーに装着されている軟弱なダブルキックのシャフトとは全然違います。雰囲気的にはグラファイトデザインのツアーAD、M-65やM-75に近く、こちらも挙動は少しマイルド。シャフトに少し遊びがある感じなので、ダウンでヘッドがプレーン内側に外れても(多少インからあおっても)、引っかかりにくく仕上がってます。それでいて先端側が良く動くので捕まりもよさげ。赤マナは青マナに比べて「硬い」と評価する人もいますが、ボクのように手元のしなりを敏感に感じるタイプは、赤マナの方が少し軟らかく感じるんじゃないでしょうか。

ちなみに、シャフト中間部分の硬さを調べるセンターフレックス計の数値を比較すると、

青マナ(73S)は4.16キロ
赤マナ(73S)は4.20キロ

ほんのちょっとですが、赤マナの方が中間部が硬めでした(これぐらいだと個体差かも知れませんが‥‥)

ちなみに、青マナはシャフト上部の花柄が青で、赤マナには色がついてません。11月に市販される時には赤くなるとの情報も‥‥

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ボクは現在、ドライバー(Xドライブ405)には赤マナの73S。接着シロは40ミリ。青じゃなく赤を選んだ理由については、明日レポートしまっす。


2005年09月08日1ホールで12の大叩き!!!

昨日の嵐がウソのように晴れ渡った宍戸ヒルズ。GDOチャレンジはギャラリーがコース内に入れ、なおかつこんなプレゼントもらえます。

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目土袋なんでですが、格好いいでしょ。ボクもスタッフに無理を言って3つもゲット!!
今日のペアリングは

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白潟英純プロ(写真右)と、中村龍明プロ、そして平沢栄一プロの面々。

インからスタートし、前半1ボギー、1バーディ、1ダボ(OB)で38!! (パー35)。アイアンとパットが良くて練習ラウンドでは想像できないような好スコア。30度を軽く超えているのですが、スコアがいいので暑さ知らずでハーフ回ってこれました。プロは「バーディ取ったら風邪が治る」らしいですが、ボクはスコアが良いと「暑さ、寒さ」が気にならなくなるんです。

おまけに、ハーフターンでスタッフから「途中経過ですけど、現在アマチュアの部で2位です」と。アマチュアは上位3位まで決勝ラウンドに進めることを考えると‥‥ 「アウトも38ぐらいで回ればメダリストも夢じゃないかも‥‥」

でも、そうは問屋が卸してくれませんでした。折り返しの1番パー3で3パット。3番パー4でティショットを左の池に打ち込み「軽くヤバイ」状況に。そして、迎えた4番パー5。このホールだけで何、何と

「12」の大叩き~!!!!

1ホールで7オーバーで・す・よ!! まずティショットで左にOBを打ち、残り200ヤードからの5打目で2連続OB。グリーンを狙うショットで立て続けに打ったのは‥‥

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バンカーの中にある岩。「風の大地」という漫画で旗竿にボールが当たって池に3度続けて入ったというのがありましたが、ボクの場合、グリーン右サイドのバンカー中にある大きな岩にボールが当たり、ポーンと大きく跳ねて右奥の茶店の屋根に直撃してOB。漫画のネタになりそうなお馬鹿なこと2度も続けてやってしまったわけです。言い訳させていただくと、ボールのライはかなり強い左足上がり。引っかかるのを嫌がって右にプッシュアウトしたわけです。

その後は「お先」のパットを3度続けてはずしてダボ、ダボ、ダボ、上がってみれば今年ワーストの51!! 結果38、51とゴルフ好きのプロ野球の選手のような大波ゴルフで89トホホ‥

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もちろん、全選手の中でビリ、ブービーメーカー。結果については非常に残念ですが、救いはアイアンショットがすごく良かったこと。今週日曜日はクラチャンの予選、来週月曜日は龍ヶ崎CCでGD年齢別選手権の決勝(予選は3位通過)。今日の大叩きが無駄にならないように頑張りたいと思います。

長文ですみません、最後まで呼んで下さった方にとっておきのニュース。今、話題の三菱レーヨンのディアマナ赤をゲット!!!詳細については明日からじっくりレポートしまっせ~。

ちなみに今日のセッティングは

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ドライバー・BS Xドライブ405(9.5度)ディアマナ赤73
FW・テーラー ファイアーソール(13度)ディアマナ赤73&83
ユーティリティ・テーラー レスキューミッドTP 16度&19度 NS950
アイアン・キャロウェイ Xツアー M10DB
ウエッジ・ピンMBウエッジ 51度&57度 CSライト


2005年09月07日GDOチャレンジ練習日

ツアー選手権でもお馴染みの宍戸ヒルズ西コース(茨城県)。
試打で一緒に仕事することが多い、横田英二プロから「マークさん、ここは長いよ~」とスタート前に教えてもらったのですが‥‥

練習ラウンドを終えての感想は「おっさんアマチュアがやるセッティングではない!!」。先週、GDダブルス決勝で回った片山津白山Cほどラフは深くなかったのですが、距離が長いのに加え、ティショットが超タイト!!! 池あり、林あり、そしてOBあり。フェアウェイはそれなりに広いのですが、フェアウェイの両サイドがすごくタイトなので1ホールも気を抜けません。ちょっと曲げたらOBというホールが結構あり、それでいて7000ヤード超で、パー70。

一緒にプレーしたロングヒッターの甲斐慎太郎プロは

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300ヤードドライバーで飄々とプレーしていましたが、ボクのように歯を食いしばってもドライバーのキャリーが255ヤードぐらいの人間には、パー4が長いこと長いこと。ドライバーが芯を食っても、200ヤー前後残るのがザラ。打ち上げの12番に至っては、2発続けていい球を打っても50ヤードショート。台風で風が強かったとはいえ、こんなセッティングでは絶好調でも80を切れるか切れないかという感じで、打ちのめされてきました。

まあ、救いはグリーン周りがそれほど厳しくないことと、雨の影響でグリーンが柔らかて速くないことぐらい。

それと困ったのがドレスコード。

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JGTOの主催競技なのでアマチュア選手も半ズボンが禁止!!! この10年ぐらい夏場のゴルフ場では半ズボンオンリーの人間には、長ズボンは苦痛でたまりません。明日も、長ズボンなのはちょっと憂鬱ですが‥‥

目標スコアはズバリ82!!

「ちょっと低すぎるんじゃないの~」と突っ込まれるかも知れませんが、今日みたいに強い風が吹けば、このスコアでもアマチュア11人の中で6~7位ぐらいに入れると思ってます。

ちなみに、今日のセッティングはこれっ。

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ドライバー・BS Xドライブ405(9.5度)ディアマナ73
FW・テーラーVスチール13度&16.5度 ディアマナ73&83
ユーティリティ・テーラー レスキューミッドTP 16度&19度 NS950
アイアン・キャロウェイ Xツアー M10DB
ウエッジ・ピンMBウエッジ 51度&57度 CSライト

明日のスタートは午前8時30分。
今日はこのブログで仕事終了。今、ラジオから「明日の最高気温は36度」
うへぇ~、40過ぎた中年オヤジには大変な一日になりそうです。

んじゃ、また明日。


2005年09月06日コースで試打するはずが‥‥

一晩明けた今日、早速自前の試打スタジオでNS1150装着の735・CMを打ってみました。

リシャフト前(DG300)に比べると総重量が軽くなった分だけ、ダフりの心配がなくなりました。ヘッドとの相性も◎。マットの上とはいえソールがスパーンと抜けてくれます。

で、ベクターで計測してみると5番でキャリーが172ヤードほど。

735・CMのメーカー公称ロフトは28度で、リシャフト後の実測ロフトが28.5度。

そうですっ、

タイトのアイアンはウイークロフト(ロフトが寝ている)ので飛びません。28.5度というとピンとこないかも知れませんが、例えばゼクシオとかマックテックの5番の公称ロフトは24度。

4.5度もロフトが寝ているわけですから‥‥この飛距離で十分満足

で、来週コースでテストしてみようと思っていたら、、、、
想定外の出来事が発生!!!!スタジオに偶然やってきた永井延宏プロから

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「いいですねぇ~、これっ!!」「来週の全日空のマンデーに使ってみたいので譲って下さい」

「どうぞ使って下さい」と即答しちゃいました。

今まで、いろんなアイアンをリシャフトしましたが、コースで使う前に手放したのはこれが初めてです。

ボクも明日はGDOチャレンジの公式練習日。
週刊GD「買わずにいられない」の原稿を夜12時までに仕上げてぐっすり眠りたいですが、どうなることやら‥‥


2005年09月05日タイトのアイアンはややこしい!?

昨日、タイトの735・CMに

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NS1150を装着しました。

これにより総重量は

435.2グラムから418.6グラムにダウ~ン!!シャフトは10グラムしか軽くなっていないのに、総重量が16.6グラムも落ちたのは‥‥

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46グラムと少し軽めのグリップを装着したからです。
NS1150の場合、ダイナミックゴールドなどと比べると手元側の重量が重いため(いわゆるカウンターバランス)、。普通のグリップ(50グラム)だとバランスダウンが避けられません。他方、軽めのグリップならば、リシャフト前と同じバランスになりやすい。実際、バランスはリシャフト前と、まったく同じD3!!
一石二鳥といいますか、一挙両得といいますか、軽めグリップならば重量調整、バランス調整が同時にできるメリットがあるんです。

ちなみに、装着したのは

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ゴルフプライドのディケードマルチコンパウンドコード

あのS・ガルシアも使っていたグリップですが、重量が軽い割にゴムがしっかりしている点が気に入ってます。

それと、リシャフトしてみてちょっとビックリしたのがシャフトの接着しろ。
キャビティの3~7番に較べると、
マッスルバックの8番以下は5ミリほど接着しろ長い!!

どうして?

とクラフトマンのA氏に尋ねてみると

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8番以下はネックが長く、その分だけ接着しろが長くなっているとの返事。

シャフト接着しろが長くなれば、同じシャフトでも先端が少し硬くなります。そして、弾道も少し低くなる傾向があります。

と言うことは‥‥タイトは

「ショートアイアンで強い弾道を打たせてやろうと」考えているのかも知れません。でも、公式ホームページを見たら、そんな記述はどこを探しても見当たらない。
ひょっとしたら、単純にネック長に合わせてシャフトに穴を開けているのかも知れません。ちなみに、日本メーカーの場合、ネック長がフローしている場合でも(硬さを変えないため)、シャフト接着しろが同じになっている場合が多いそうです。

うーん、一体どっちなんだぁ~!!

悩むこと15分、僕が出した結論は純正同様、8番以下は接着しろを多めにしました。深めに入れて気にいらなかったら、もう一度抜いて接着しろを減らせることができるからです。

おーっと、時間が夜の11時40分!!

んじゃ、また明日。