毎週火曜日はゴルフダイジェストとパーゴルフが発刊されます。毎週毎週、レッスン記事、ギア特集、情報記事と盛りだくさんです。マーク金井も週刊ゴルフダイジェストで衝動買いの連載をやっていますが、昔も今も人気が高いのがレッスン記事。言い換えると、昔も今もゴルフの上達に悩んでいるアマチュアが後を絶たないことをゴルフ雑誌が証明しています。
さて、このレッスン記事。スライスの直し方、バンカーショットの打ち方、アイアンの打ち方、パットの打ち方‥‥などなどプロが懇切丁寧にレッスンを披露しています。そして教え方の手法はプロのオリジナリティに溢れたものばかりですが、ちょっと気になることがあります。それはクラブとスイングの関連性についての記述が少ないこと。クラブのことにはあまり触れず、体の使い方を教えるレッスンが圧倒的に多いです。
対して、マーク金井はクラブとスイングの関連性に対して強く記述します。昨日のブログでも書きましたが、クラブが変わればスイングが変わります。スライスを直すのだって、強いフックフェースのクラブを使うだけで、スライス矯正に一役買ってくれるのです。そしてクラブはゴルファーの意志によって振っていますが、クラブによってゴルファーは無意識の打ち方を変えているのです。
ではどんなクラブを振ればスイングが良くなるのか?
例えば、アイアン。プロはハンドファーストの状態でインパクトを迎えていますが、アマチュアの8割以上の人はハンドファーストにはなっていません。インパクトでは左手首が甲側に折れ、右腕が伸びきった状態でインパクトを迎えています。プロがハンドファーストになっているのに対して、多くのアマチュアは逆ハンドファースト状態になっています。だから、アイアンが思ったほど飛ばないし、ダフりやトップのミスが出やすくなっています。
アイアンがハンドファーストに打てない人に対して、マーク金井が勧めているクラブ(練習器具)はこれっ!!
ツアーストライカーという練習器具ですが、アドレスするとリーディングエッジが半端ないぐらい浮いています。これだとインパクトで逆ハンドファーストになっていたり、すくい打ちするとフェースにボールが当たりません。トップボールが出てしまいます。対して、正しい軌道で振り下ろし、インパクトでハンドファーストの状態になっていれば、このクラブでもフェースでボールを捕えることができ、やや低めの弾道のナイスショットが打てるのです。ハンドファーストに打つことを求めるクラブ、ハンドファーストに打ちたくなるクラブを使えば、自分の意志ではなく、クラブの意志によってすくい打ちを矯正することができるのです。
これは通常のアイアンでも同じで、バンス角が弱いアイアンとバンス角が強いアイアンを比較した場合、後者の方が構造がツアーストライカーに近く、ダウンブローに打ちたくなるクラブです。バンスが強いクラブの場合、ハンドファーストに打った方がヘッドの入りが良くなるし、上手くボールを捕えることができます。対して、バンス角が少ないクラブ、バンス角が0度のクラブというのはハンドファーストに打たなくてもボールを上手く打てます。すくい打ちでもナイスショットが打ててしまう。バンス角が少ないアイアンはハンドファーストに打てない人と相性が良いとも言えますが、すくい打ちを助長するリスクもあるのです。マーク金井はそれが分かっているから、バンス角が少ないアイアンを使いませんし、ハンドファーストに打てていない人に対しては、バンス角が少ないアイアンを勧めません。
アマチュアにも扱いやすい市販クラブでバンス角が比較的大きいのは‥‥
ピン G25
タイトリスト VG3
ロマロ レイV タイプR
リンクス SS
見た目は全然違いますが、この4モデルはいずれもバンス角が強めに作られています。逆ハンドファーストに打つよりもハンドファーストに打ちたくなるようにデザインされています。アイアンが思ったほど飛ばない、ハンドファーストに打てない、すくい打ちを解消したい‥‥ならば、ぜひともバンス角にこだわってアイアンを選ぶことを強くお勧めします~。次回はスイングプレーンが良くなるクラブ選びについて説明しましょう~。
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