昨日は千葉県の「かずさカントリークラブ」にてラウンドしてきました。初めてプレーしましたが、レイアウトはオーソドックスでレイアウトは2グリーンと和風。クラブハウスは昭和の雰囲気が漂っていますが、フェアウェイもグリーんもしっかりメンテナンスされており、大変気持ちよくプレーさせていただきました。
もちろんマーク金井のことですから普通にプレーするだけでありません。いつものごとくテストクラブを持参しており、今回はフジクラから新登場する第2世代のスピーダー「569」のSと「474」のR2を試打してきました。ヘッドはもちろんテーラメイドのグローレです。どちらもスピーダーの名前通り、インパクトゾーンでヘッドの加速感を味わえるシャフトで、569に関しては初代に比べると手元側が少し軟らかく、それによってタイミングが取りやすくなっています。それでいてインパクゾーンでの加速感は初代そのまま。ランバックスに比べるとやや挙動がピーキーですが(初代スピーダーに比べると挙動はマイルド)、タイミング良く振りきれると初速が上がって飛距離を稼げました。マーク金井は46インチで組み上げましたが、569は45.5インチ以上の長尺の方が相性が良い感じがしました。
474に関しては女性ゴルファーを意識しているのでしょう。ヘッドスピードが33~37m/sぐらいの女子にちょうどいい感じの硬さです。手元がしなって中間が少し硬く、そして先端が軟らかい。いわゆるダブルキック系の挙動のシャフトです。純正シャフトじゃ物足りシニアや女性ゴルファーを強く意識して設計されているのが窺えました。
とまあ前置きはこのぐらいにしておき、今日のテーマはリシャフトのメリットについてです。昨日のブログでも書きましたが、誰が売っても飛ぶシャフトというのは存在しません。誰が売っても飛ぶドライバーが無いとの同じく、ゴルファー(スイング)によって、適したシャフトが異なるからです。
では、どうすれば自分に合ったシャフトを見つけられるのか?
リシャフトして飛距離を伸ばせるようになるのか?
飛距離アップを求めるならばリシャフトで弾道を変えることです。具体的に言うと、シャフトを変えれば‥‥
弾道を高く(低く)できる
捕まりを良く(捕まらないように)できる
スピン量を減らせる(増やせる)
球が高過ぎて飛距離をロスしているならば
弾道を低くなるシャフトを装着する
捕まりが悪くてスライスしているならば
捕まりが良いシャフトを装着する
スピンが多くて飛距離をロスしているならば
スピンが減るシャフトを装着する
そうです。ほとんどのゴルファーは飛びに最適な弾道を打っていません。飛距離をロスする要素が何らかあります。そのロスする要素をシャフトで改善することができれば、リシャフトで飛距離アップを狙えます。
では、シャフトのどこを変えれば弾道が変るのか。これも現状のシャフトのとの比較になりますが、
シャフトを重くすると→弾道が低くなりやすい
シャフトを軽くすると→弾道が高くなりやすい
シャフトを重くすると→スピンが減りやすい
シャフトを軽くすると→スピンが増えやすい
シャフトの先端側が軟らかいと→球が捕まりやすくなる
シャフトの先端側が硬くなると→球が捕まりづらくなり
シャフトの先端側が軟らかいと→スピンが増えやすい
シャフトの先端側が硬くなると→スピンが減りやすい
シャフトを長くすると→弾道が高くなりやすい
シャフトを短くすると→弾道が低くなりやすい
トルクが多くなると→弾道が高くなりやすい
トルクが少くなると→弾道が低くなりますい
といいうのが一般的な傾向です。スイングの仕方によっても例外がありますが、
短くて
重くて
先端が硬い
シャフトというのは球が低くなってきますし、スピンも減ってきます。
反対に、
長くて
軽くて
先端が軟らかい
シャフトというのは球が高くなってきますし、スピンも増えてきます。今回試打したスピーダー569に関して言えば、このシャフトは50g台。マーク金井は普段60g台のシャフトを45インチで使っているので、10g軽くて1インチ長くしたことになります。実際、コースで試してみるとエースシャフトに比べると少し弾道が高くなってキャリーが伸びてきました。そしてスピンが増えました。無風やフォローでは明らかに飛距離が5ヤード以上伸びましたが、反面、アゲンストの風では弾道が弱い分だけ飛距離の伸びが鈍りました。
リシャフトを成功させるには、現状のシャフトがどんなスペックなのか? そしてどんな弾道になっているのかを正確に知ることが必要不可欠です。飛距離をロスしている要素を正確にあぶり出し、そしてあぶり出された数値が改善できるシャフトを選ぶ。これが飛距離アップを狙う場合のリシャフトの基本であり鉄則です~。
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