マーク金井blog

2013年07月29日体の向きをチェックすれば、 ここ一番でドライバーが曲がるかどうかを見極められる!!

昨日はハーフコース振興協会の定例会で千葉市民ゴルフ場に行きました。千葉市民ゴルフ場をプレーする時は、必ずテストクラブを持っていきますが、今回は軟鉄鍛造アイアンのファーストサンプル(試作品)フェースブックでも画像アップしましたが、

軟鉄鍛造ハーフキャビティ~

軟鉄鍛造ハーフキャビティ~

6番と9番を持っていきました。見た目はマッスルバック風でカッコ良くデザインされてますが、そこはマーク金井のことです。やさしさに対するこだわりも満載です。これから色々と手を加えていきますが、基本コンセプトはリンクスSSアイアンと同じ。ソールのバンス角が強く、ダフりのミスに強いアイアン、自然にダウンブローに打ちたくなるアイアンです。これから何度か試作とテストラウンドを繰り返し、来年のゴルフフェアに新作発表を予定しています。

昨日の千葉市民ゴルフ場には、佐藤信人プロとアマチュア15名が参加しましたが、ドライバーショットを見ていて感じがことがあります。それは、ここ一番で曲がる人と、ここ一番で曲がりづらい人とには、明かな違いがあることです。そして、ここ一番で曲がりやすい人の方が、ナイスショットを打った時はドライバーの飛距離が出ることが再確認できました。

では、ここ一番で曲がる人と曲がらない人には
どんな違いがあるのか?

ここ一番で曲がる人に共通していること。それはショット毎に打球の打ち出し方向が左右バラバラなことです。ここで言う打ち出し方向とは目標方向ではなく、アドレス時の体(スタンス)に対してです。例えば、スタンスがフェアウェイ中央に向いているのに、打球の打ち出し方向が右のラフや、左のラフになる人は、ここ一番で曲がりやすい。対して、打球の打ち出し方向が一定方向な人は、ここ一番で曲がりづらいです。ナイスショットしてもミスショットしても打球の打ち出し方向が一定方向な人は、ドライバーで大きなミスは出ませんし、ドライバーでスコアを崩す確率も低いです。

では、ここ一番で曲がる人は
なぜ打球の打ち出し方向が一定方向にならないのか?

これには2つの理由があります。ひとつはアドレス時の体(スタンス)の向き。打球の打ち出し方向が左右にバラけやすい人の多くは、目標方向よりも右を向いています。例えば、フェアウェイ中央を狙いたい場合、右のラフや右の林を方向を向いています。そして、自分は目標よりも右を向いているという自覚がありません。結果、構えた向きよりも左にボールを打ち出さないと目標方向に飛ばないので、ヘッドの軌道はアウトサイド・インになっています。

右を向いてアウトサイド・インの軌道に振ると、インパクトでタイミング良くフェースが返れば、目標方向(スタンスよりもやや左方向)にボールが飛びます。体をクロスに使うのでインパクト時に衝突エネルギーが強く発生し、タイミング良く打てるとボールがよく飛びます。しかし、フェースが返るタイミングが少し早くなれば捕まり過ぎて、打球の打ち出し方向は目標よりもさらに左になります。対して、インパクトでフェースを返すタイミングが遅れれば、フェースが開いたまま当たることになって、打球の打ち出し方向は目標よりもかなり右になります。右を向いてアウトサイド・インの軌道で真っ直ぐ飛ばす打ち方というのは飛距離が出る反面、インパクトが点になってしまいます。インパクトが点になるから、ここ一番で球が曲がりやすくなるのです。

もちろん、右向きアドレスでドライバーショットが安定している人もいます。このタイプの人はインパクト時にアジャスト能力が求められるので、かなりの練習量が必要になります。

ここ一番で球が曲がったりすると「メンタル面が弱い」とか「自分はプレッシャーに弱い」と思っている人が少なくありません。たしかにメンタルの要素もありますが、それ以上に、大半のアマチュアは技術的な問題も少なからずあるのです。そしてここ一番で曲げたくないならば、ミスの原因をメンタルのせいだけにしてはいけません。まずやるべきことは技術的な問題点を解消することです。

たかがアドレス、されどアドレス。

右向きアドレスは1発の飛びを期待できますが、安定感に欠けます。ここ一番で曲げたくないと思うならば、まずは右向きアドレスを修整しましょう。そして向きを修整する時は、自分の感覚に頼ってはいけません。必ずiPhoneやスマホでアドレスの向きを自撮りして、外の目(客観的)にどこを向いているかチェックしながら練習しましょう。

次回は、ここ一番で球が曲がるもうひとつの原因について、じっくり説明します~。

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PS.ボールをたくさん打ってもスイングは変わりません。ボールの行方や自分のフィーリングが邪魔をするからです。悪い癖を直したい、本気で正しいスイングを会得したいと思うならば‥‥身体の動きをチェックしやすい方法で練習しましょう。マーク金井はゴルフの竪琴を使っているのは、これが一番身の動き、そして正しいハンドアクションを会得できるからです~。

竪琴に興味ある方は写真を↑クリック!


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