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メジャーリーグで今季ホームランを量産している大谷翔平選手。昨日はオールスターのホームラン競争に出場。2度の延長の末、惜しくも初戦敗退となりましたが、テレビを観てて感じるのが彼のバッティングフォームは「ゴルフスイング」そのもの。アッパー軌道でフォロースルーが大きく、ドライバーショットを放っているかのように見えてしまいます。
野球のホームラン競争はゴルフのドラコン競技に似ている感じがしましたが、決定的に違うのが手にする道具です。ホームラン競争では普段と同じ長さのバットですが、ドラコンでは普通のクラブよりも長いクラブを使う選手が圧倒的に多いです。
理由は単純で、物理的に長い方がヘッドスピードを上げやすいからです。
ルールギリギリの長尺ドライバーはドラコン選手の必需品ですが、通常プレーでもB・デシャンボーを筆頭に、全米プロに勝ったF・ミケルソンも長尺ドライバーを使っています。国内では石川遼選手、小鯛竜也選手も47インチ超のドライバーを使っていますが、その一方で短尺ドライバーというのも注目を浴びています。
例えば、テーラーメイドから近々発売される300ミニドライバーは、ヘッド体積が307CCで長さは43.75インチと短尺です。これがヒットすれば、競合メーカーもこぞって短尺ドライバーをラインアップに加えてくるでしょう。
さて、この長尺と短尺。
どちらにもメリット、デメリットがあります。ここ1発の飛距離を求めるならば長尺が有利です。反面、振り遅れたり、ミート率が悪くなります(短尺に比べると)
飛距離よりもアンフォースドエラーを減らすには短尺の方がが有利です。反面、短いと長尺に比べるとヘッドスピードが上がりづらい分だけここ1発の飛びは期待できません。
ミケルソンは長尺とミニドライバーを併用しているそうですが、超私的にはミニドライバーはミニという感じがしません。他のクラブとの長さの釣り合いを考えれば、ドライバーの長さは、、、
43~44インチがちょうどいい長さではないかと思っています。
ミニドライバーこそがスタンダード(ノーマル)な長さで、45インチ以上になってくると、それらはエキストラドライバー(長尺ドライバー)という位置付けにした方がいいのではないかと超私的に思っています。
ドライバーに何を求めるのかはゴルファーによって異なると思いますが、超私的にはゴルフ場でホームラン競争をするようなことは、スコアメイクにはあまり貢献してくれないと思います。野球に例えるならば、オーバーフェンスよりもセンター前に確実に運んでくれる打球が打てるクラブの方が、圧倒的にスコアメイクしやすいです。
2年前に北アイルランドで開催された全英オープンを観戦した際、本場のリンクスをプレーしました。その時に使ったのが43インチの軽量スチールを装着した短尺ドライバーです。フェアウェイにボールが飛ばないとロストボールが出るようなコースでプレーした時でもスコアが乱れなかったのは、風が強い中でもフェアウェイキープできたのは、43インチの短尺ドライバーのおかげです。
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