マーク金井blog

2016年11月03日超私的な提案、ユーティリティを選ぶ時にこだわるべきポイントとは 続編!!

毎週火曜日はGDO試打インプレッション更新日です。今週はブリヂストンの新製品、『TOUR B X-CB アイアン』を検証しました。試打インプレッションは毎回、神田のスタジオで試打し、同じボールで、同じ計測器を使ってテストしています。試打の条件を揃えた方が、他のクラブとの比較検証がしやすいからです。神田にスタジオを作って11年経ちますが、GDO試打インプレッションはスタジオ設立時からずっと続いています。

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さて、今日のエントリーは前々回の続きです。10月31日のエントリーで、ユーリティティクラブの選び方について書きました。ユーティリティはアイアンよりもボールが楽に上がり、スピンも入りやすいのでグリーンの止まる球が打ちやすい。アイアンに比べると重心が深いので、球を左右に曲げやすくなっています。

超私的な提案、ユーティリティを選ぶ時にこだわるべきポイントとは!?

 

ユーティリティを選ぶ場合のポイントしては、

  • ロフト
  • ヘッド形状(ウッド型かアイアン型か)
  • フェースプログレッション(グースの度合い)
  • シャフト重量
  • シャフトの種類(スチールかカーボンか)
  • シャフトの硬さ
  • グリップの太さ

 

この7つのポイントを押さえることが大事です。ロフトとヘッド形状、そして、フェースプログレッションについては10月31日のエントリーを読んでいただけると助かります。

 

続いて4番目のポイント、「シャフト重量」ですが、実は、これがユーティリティ選びの肝(きも)です。

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大事なことなので繰り返しますが、ユーティリティは「ロングアイアン、ミドルアイアンの代替えクラブ」です。そして長さはアイアンよりも少しだけ長くなっています。

 

以上ことから考えますと、シャフト重量の基本は、、、

 

FWよりも重く、アイアンよりは少し軽め(もしくは同じ重量)

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というのが適正重量です。例えば、、FWのシャフト重量が50~60g台であるならば、ユーティリティのシャフト重量は70g台が目安です。アイアンのシャフト重量が90g台であるならば、ユーティリティのシャフト重量は70~90g台を目安にするといいでしょう。アナライズのマジックマリガンユーリティのカーボンシャフトは70g台に設定してます。市販のユーティリティに装着されているシャフトよりも重めの設定ですが、これはアイアンとの流れを考慮しているのです。

 

ちなみに、ユーティリティが上手く打てない人の場合、シャフトの重さが合っていない人が少なからずいます。アイアンが軽量スチールのNS950(シャフト重量90g台)なのに、ユーティリティのシャフト重量が50g台だったりしています。これでは、アイアンの延長線にユーティリティが位置しなくなり、ユーリティだけが軽くて打ちづらくなります。シャフトが軽過ぎるとヘッドスピードを上げやすい反面、テークバックが手打ちになったり、切り返しのタイミングが取りづらくなるからです。

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シャフトに関しては、素材も大事な要素です。アイアンがスチールで「アイアン感覚でユーティリティを使いたい」ならば迷わずスチールをお勧めします。アイアンがNS950ならば、ユーティリティもNS950か、それよりも5~10g軽いスチールシャフトがいいでしょう。片山プロもアイアンがスチールなので、ユーティリティもスチールシャフトを装着してます。

 

ユーティリティでボールを楽に上げたいならば、アイアンがスチールでも、ユーティリティはカーボンシャフトをお勧めします。カーボンの方がインパクトゾーンでのしなり戻りが大きいので、シャフトで球の高さを出せるからです。例えば、アイアンが軽量スチールのNS950ならば、70~80g台のカーボンシャフトを装着すると、重さの流れが良くなって打ち心地が良くなりますし、重さの流れも揃ってきます。

 

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ちなみに、アイアンにカーボンシャフトが装着されている場合、ユーティリティのシャフトはカーボンで揃えて下さい。アイアンがカーボンシャフトなのにユーティリティがスチールだとタイミングが取りづらくなるからです。

 

 

グリップの硬さ(素材)、太さについては、ユーティリティの使用目的を考えると、アイアンと揃えた方がいいでしょう。アイアンとユーティリティは硬さと太さを揃えておいた方が違和感なく使えるかと思います。

 

マーク金井の場合、ウッドはバックライン入りのグリップを装着していますが、アイアンにはバックライン無しのグリップを装着しています。なので、ユーティリティもバックライン無しを装着。アイアン、ユーティリティではフェースを開いたり閉じて構えたりすることが多いので、バックラインが入ってない方が使い勝手がよろしいからです。

 

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(ミズノさんのWEBサイトにはクラブ豆知識というコンテンツがあり、豆知識が多岐にわたり書いてあります。のでオススメです)↑クリック

 

個人差がありますが、200~170yの距離はアイアンで打つよりもユーティリティで打った方が確実にグリーン近くに運べます。加えて、球を曲げやすく、ボールも止まりやすいので狙い打ちもしやすいです。片山プロを引き合いに出すまでもありませんが、アイアンは近い将来、「7番から」というのが当たり前の時代がやってくると思います~。

 

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カテゴリー クラブセッティング, ゴルフクラブ分析

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