マーク金井blog

2016年09月30日超私的な試打インプレッション、キャロウェイ XR16 SubZeroドライバー

10月のセミナースケジュールが確定しましたのでお知らせします

  • 10月2日 4スタンスセミナー
  • 10月10日 ゴルフの竪琴セミナー、リピーターセミナー
  • 10月30日 インパクトセミナー、シャフトセミナー

詳しくは↓こちらを御覧ください ↓クリック

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昨日は、天気予報がいい方に外れてくれ、午後からは曇り空。午前中に連載原稿を1本仕上げられたので、午後から電車ゴルフ。JR神田駅から京浜東北線で赤羽駅まで。赤羽駅の構内(駅ナカ)で鳥カツ丼をいただき、埼京線に乗り換えて浮間舟渡駅下車。そこから徒歩7分ほどで赤羽ゴルフ倶楽部に到着しました。

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今回コースでテストするのは、ドライバーとウエッジ用シャフトと、高反発ボール。

 

ドライバー
キャロウェイ XR16SubZeroドライバー

ウエッジ用シャフト
フジクラ MCI106MILD

ボール
ワークスゴルフ 飛匠レディス用

かなり盛りだくさんな感じですが、9ホールずっとボールは飛匠レディス用を使いました。ルールを超えた高反発というだけあって、ボール初速が出ます。そして低スピン弾道。レディス用とのことですが、一般的なレディス用ボールに比べると軟らかさはほどほどです。飛匠の通常ボールよりはソフトですが、打感はほどよくしっかりしています。気になる飛距離ですが、ドライバーは普段よりも5~8ヤードぐらい伸び、アイアンは10ヤード以上飛んでる感じがします。特に9番以下の番手になるとスピンが少ない影響もあって、フェアウェイのいいライから打っても、「ラフからフライヤー」したような弾道になって、これでもかってぐらい飛びます。普段9番だと130ヤード前後なんですが、飛匠レディス用を使うとキャリーが140~145y。最初のホールではアゲンストが吹いていたにも関わらず、キャリーでグリーンオーバーしました。

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高反発ボールの魅力はボール初速が出ることですが、この飛匠レディス用はアイアンの飛びっぷりがスゴイです。ただしアイアンが飛ぶわけですから、アプローチでも飛びますし、スピンが少ないので止まる球は打てません。予想以上にランが出ます。メーカーはレディス用と謳っていますが、打った感じだと、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後だと、普通の「飛匠」よりも、レディス用「飛匠」の方が飛ばせそうな感じです。

 

続いて、ウエッジ用シャフトMCI105MILD。フジクラのウエッジ用カーボンシャフトは2種類ラインアップされ、MILDは手元のしなり感があるタイプ。スチールで例えるならばダイナミックゴールドと同じく手元調子です。切り返した時に手元がしなり感が大きいので、ハンドファーストに打ちたい人、ダウンブローに打ちたい人、バンス角が大きいウエッジと相性が良い感じがします。実際、コースで使ってみてもヘッドが遅れて下りてきやすい分だけダウンブローにヘッドが入ってきやすいです。フワッと浮いた球を打つよりも、やや低めの弾道でスピンが利いたアプローチを打ちたい人と相性が良さそうです。
実際コースで打つと、意識をまったくしなくてもターフがスパッと取れてしまいます。

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そして、試打の真打ちがキャロウェイのXR16 16SubZeroドライバー。キャロウェイ契約のフィルミケルソンのために作られたドライバーだそうで、石川遼選手も使っています。日本国内では正式販売されていません。手に入るのは並行輸入品だけです。マーク金井は新橋の激安ゴルフショップ、ジーパーズで購入しました。ロフトは9.5度だけです。シャフトはいくつかラインアップされていますが、プロジェクトXが装着されているモデルをチョイスしました。クラブのスペックは、、、、

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長さ 45.5インチ
ヘッド体積 440cc
総重量 313.4g
バランス D4
振動数 264cpm
リアルロフト 9.5度
フェース向き -2.5度(ノーマルポジション)

 

通常のXR16と比べるとかなりハードなスペックで、特にシャフトがメチャクチャ硬いです(笑)。米国製シャフトのSは硬いモノが多いですが、このシャフトもXぐらい硬く感じます。実際ワッグルしてもほとんどシャフトは動きません。そして、アドレスするとフェースはかなり開いてしまいます。構えただけで、このドライバーは捕まらない、右に飛びそうな感じがします。なのでカチャカチャで最大限までフェースの向きが左を向く方向に調整しました。

 

では、実際に打ってみてどうだっのか?

 

フックフェース側に調整しても、ボールが捕まる気配はまったくありません。インサイドからあおり気味に打っても引っかけは出ませんでした。自分がイメージするよりもボールはやや右に飛び出し、そのまま飛び出した方向に飛びます。そして何より驚いたのがスピン量の少なさ。野球のフォークボール、サッカーの無回転シュートに近く、スピン量が非常に少ない弾道がオートマチックに打ててしまいます。いい感じで捕らえた時でも、スピン量は2000回転以下です。高めのティアップで高く打ち出さないとドロップしてしまいそうで怖い。今年も数多くのドライバーを試打しましたが、その中でももっともスピン量が少ないドライバー。ここ10年試打した中でも、もっともスピン量が少ないドライバーだと感じました。

 

そして、強く印象に残ったのがインパクトでフェースにボールが乗らないのです。実際はどうか分りませんが、雨の日にタイヤがスリップするのと同じく、インパクト時にフェース面上をボールが滑ってる感触が手に伝わります。捕まり過ぎるドライバーは扱いづらいですが、捕まらなさ過ぎるドライバーというのは手強過ぎます。かつてキャロウェイにはERCⅡという低スピンが打てるドライバーがありましたが、このXR16 SubZeroはそれと同じぐらい低スピン感があります。ただし捕まりは正反対です。ERCⅡはチーピンが出やすい怖さがあるドライバーでしたが、XR16 SubZeroは右にスッポ抜ける怖さがあるドライバーです。インサイドからかなりあおって打ったりもしましたが、曲がりが大きい強いフックは1発も打てませんでした。

 

低スピン弾道が打てるドライバーは飛ぶと言われてますが、あまりにもスピンが少ないとキャリーが出づらくなります。そして低スピン弾道が打ちやすいドライバーほど、フェース面でボールが滑って逃げてしまう感触が手に伝わることも再確認できました。打ち方によっても異なると思います、今回試打したスペックだと、ヘッドスピードが50m/s以上あって、なおかつ自分でボールを捕まえる技術を持っている人ではないと、使いこなすのは難しいと思います~。

 

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