マーク金井blog

2015年05月24日なぜ市販ドライバーの多くはフェース中央から外れた位置に芯(スイートスポット)があるのか!?

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ゴルフクラブをしょっちゅう買ったり売ったりしていますが、最近はカメラ関連商品をしょっちゅう買ったり、たまに売ったりしています。少し前まではレンズが交換できないコンデジが好きでしたが、今はミラーレス一眼にはまっています。レンズ交換ができるのもさることながら、大口径の単焦点レンズを使えるからです。大口径の単焦点レンズは決して安くはありません。購入するのにそれなりの覚悟が入りますが、一度使ってしまうと手放せません。レンズが明るいので、解放絞りで撮影すると背景が大きくボケてくれます。このボケ味を知ってしまうと、もう後には戻れません。今はレンズ沼にどっぷりはまり込み、仕事場の本棚はカメラ(レンズ)置き場となりつつあります。

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もちろん、カメラやレンズをたくさん集めるだけではいい写真が撮れるとは限りません。情報収集、撮影技法を学ぶためにカメラ関係の雑誌、書籍も買い漁っています。最近読んだ記事で興味深かったのは、

 

人がレンズ(焦点距離)に最適なF値を解き明かす
レンズとF値の相性

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ゴルフとはまったく関係ないと思うかもしれませんが、実は、これはゴルフと非常に似ている切り口です。

 

前回のブログで書きましたが、ゴルフクラブ、その中でもドライバーは飛距離が求められるクラブ。飛ばないクラブはまず売れません。どのメーカーも飛びを強くアピールしていますが、実は、どんなに高性能なクラブでも扱い方(打ち方)を間違っているとクラブの性能を100%引き出せません。先ほどのカメラの記事をゴルフの記事に変換すると、こんな感じになります。

 

人がドライバーを飛ばすのに最適な打点位置を解き明かす
クラブ(ドライバー)と打点位置の相性

 

飛距離を決める要素は大きく3つあります。

ボール初速
スピン量
打ち出し角

 

この3つの要素の中でもっとも影響があるのがボール初速です。では、ボール初速は何で決まるかというと、

 

ヘッドスピード
打点位置
ロフト角

ヘッドスピードが速いほどボール初速が上がる
芯(スイートスポット)で捕えるほどボール初速が上がる
ロフト角が少ないほどボール初速が上がる

 

まずはこの関係を理解して下さい。そして、同じヘッドスピードならば、芯(スイートスポット)で捕えるほどボール初速が上がり、芯で捕えているかどうかの目安となるのが、
ミート率(スマッシュ・ファクター)です。一般的には、

 

理想的なミート率は1.45~1.5

 

ぐらいです。そして、ミート率が高い方がエネルギー効率が上がり、効率良く飛距離を稼げます。女子プロは男性アマチュアとヘッドスピードが同じぐらいですが(ドライバーで40m/s前後)、男性アマチュアよりも遠くに飛ばせるのは、このミート率が男性アマチュアよりも高いからです。

ミート率を上げるには芯(スイートスポット)で捕えることが必要です。ゴルフクラブは例外なくフェースの芯(スイートスポット)で捕えた時に、ボールの反発が最も高くなり、ボール初速を上げていけるからです。ただし、ここで勘違いしてほしくないことがあります。市販ドライバーの多くは、

 

フェースの中央=芯(スイートスポット)ではありません。

 

一部のドライバーを除き、市販ドライバーの半分以上はフェース中央と芯の位置が少しズレています。多くの市販ドライバーは、

 

フェース中央よりもややヒール側に芯(スイートスポット)があります。

 

ドライバーにはネックがついているため、その分だけ、構造的に芯(スイートスポット)の位置はヒール側にオフセットされやすくなるのです。内部構造をいじらずにネックが付いたドライバーを設計した場合、芯(スイートスポット)は何ミリかはヒール側にズレてきます。

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ゴルフクラシック6月号より。写真はブリヂストンゴルフのJ815ドライバー マーク金井も愛用中

 

そして、もうひとつ理由があります。捕まりを良くするために設計されたドライバーの多くは、芯(スイートスポット)の位置がヒール側にズレています。芯(スイートスポット)の位置をヒール側にズラせて設計すると、重心距離が短くなります。重心距離が短くなればヘッドを返しやすくなるからです。例えば、ルール最大級のドライバーの場合、ヘッド体積は460cc。フェース形状(ヘッド形状)によっても異なりますが、一般にはヘッド体積が460ccの場合、フェースセンターに芯(スイートスポット)を配した場合、重心距離は40~44mmぐらいになります。しかし、捕まりやすさを求めたドライバーの場合は、体積460ccでも重心距離が33~38mmぐらいです。言い換えると、重心距離が短くっているドライバーのほとんどはフェース中央に芯(スイートスポット)はありません。芯(スイートスポット)はヒール側に少し偏っています。

 

なので、今どきのドライバーでボール初速を上げるためには、ミート率を高めるためには、まずは芯(スイートスポット)がどこにあるのかチェックすること。ヘッドが脱着できるカチャカチャ式ドライバーでしたら、ヘッド単体の状態で、フェース面を下に向けてペン先などでバランスを探ってみて下さい。バランスを取れた位置から1mmほどヒール側がそのドライバーの芯(スイートスポット)の位置です。1mmほどヒール側に芯(スイートスポット)をズラすのは、シャフトに装着されるカートリッジの重量を加味する必要があるからです~。

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マーク金井ブログ更新していますフェースセンターに芯があるクラブは意外と少ないですhttp://www.analyze2005.com/mkblogneo/?p=12486

Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年5月24日


カテゴリー ゴルフクラブ分析, 未分類, 計測器、分析法

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