マーク金井blog

カテゴリー: クラブセッティング

2014年02月17日飛ぶドライバーの「選び方」の選び方とは!?

昨日もジャパンゴルフフェア2014に行ってきました。風が強かったですが天気に恵まれ、多くの来場者がありました。マーク金井はLynxのブースでトークショーをやった後、P-Tuneロイヤルコレクション、そしてタイトリストフジクラシャフトのブースをじっくりと見てきました。例年に比べるとクラブメーカーの出展が減少していましたが、勢いを感じたのがPINGタイトリストナイキキャロウェイ。日本メーカーではダンロップヨネックスフォーティーン。クラブメーカー以外では、バーディーワークス、ユピテル、そして弾道計測器「ブッシュネル」の阪神交易が大きめのブースを出して頑張っていました。

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さて、今日のエントリーもドライバーの「飛び」の基本要素についてです。

これまでの歴史を振り返ると、明らかに有利な要素というのはルールで規制されます。これまで規制されたルールをざっと上げると‥‥

クラブの長さ(48インチ以内)
慣性モーメントの大きさ(5900gcm2以内)
フェースの反発(COR0.83以内、CT値257以内)

この3つはすでに規制がかかっています。言い換えると、

クラブを長くすると飛ぶ
慣性モーメントが大きいほどやさしく飛ぶ
フェースの反発が高いほど飛ぶ

ということになります。それ以外の要素が規制されていないということは、それ以外の要素は誰が打っても飛ぶ要素にはならない。メリットとデメリットがあると考えられます。

では今どきのドライバーを選ぶ場合、
どの要素にこだわればさらなる飛距離アップを狙えるのか?

飛びの要素は3つあります。

ボール初速
打ち出し角
スピン量

この中でももっとも比重が大きいのがボール初速で、「ゴルフの科学」でも、ボールの飛距離は初速が大きいほど伸びると書かれています。では、ボール初速は何が影響するのかというと、以下の4つの要素が大きく影響があります。

ヘッド重量
ヘッドスピード
ロフト
ミート率

インパクトというのは衝突(追突)現象。ゴルフの科学では、「インパクトに入ってくるヘッドスピードが同じだとすれば、ヘッドは重いほどボール初速は大きくなる」と書かれています。ボールの重さは約46gと決まっています。このボールに大きな衝突(追突)力を与えるには、ヘッドが重い方が有利です。ヘッドの重さの効果としては、

ヘッド重量180g  ボール初速0.93
ヘッド重量200g ボール初速1.00
ヘッド重量220g   ボール初速1.07

ピンの場合、この衝突(追突)力をアップさせる手段として、他社よりも重ヘッドを採用しているわけです。物理的に理にかなっていますが、ヘッド重量はルールで規制されていません。フェースの反発係数は規制されていますが、ドライバーのヘッド重量は220gでも適合です。なぜ、ヘッドを重くしてもルール適合なのかというと、

ヘッドを重くするとヘッドスピードがダウンするからです。

ヘッド重量とヘッドスピードはトレードオフの関係にあるため、ヘッド重量というのは重さに制限がないのです。重いヘッドでヘッドスピードを上げるというのは物理的には成り立ちづらい。だからルールで規制されないのです。

ちなみに「ゴルフの科学」(河村龍馬著)では、面白いデータも出ています。

ゴルフの科学
初心者は重いヘッドでも軽いヘッドでもヘッドスピードの変化量が少なく、プロや熟練者は重いヘッドと軽いヘッドとではヘッドスピードの変化量が大きいと書かれています。ちょっと引用すると、

「ヘッドが非常に重いと、たとえばハンマーを振るような場合には、その速さは訓練の度合いにあまり関係なく、ほとんど体力だけできまってしまう。ところがヘッドの軽いクラブを速く振るには、多分に技術が必要になる。いくらヘッドを軽くしても、未熟練者はそれほどヘッドスピードは出ない」(ゴルフの科学より引用)

「ゴルフの科学」には、未熟練者の場合、なぜ軽いヘッドにしたらヘッドスピードが上がりづらいかの記述がまったくありません。物理の先生にしてはめずらしく、一刀両断で言い切ってます。

もし、河村先生の言ってることが本当であれば、上級者ほど軽めのヘッドにした方がヘッドスピードが上がり(ヘッド重量が軽くなることのデメリットを上回り)、ボール初速が上がって飛距離がアップすることになります。対して、初中級者は軽いヘッドを使うよりも、重めのヘッドを使った方がボール初速が上がりやすく、飛距離を出しやすくなります。

果たして、河村先生のおっしゃることは本当なのか?

マーク金井は今年56歳になりますが、ドライバーで300ヤードを目指しています。

そのために道具(クラブ)でいろんなチャレンジをしていきますが、手始めにやることは、ヘッドの軽量化です。これまでヘッド重量は200g前後にこだわってきましたが、今年は少し軽いヘッドを使ってみたいと思います。具体的には、190〜195gのヘッドを使い、これでボール初速72m/sを目指してみたいと思います。もちろん、ヘッドを軽くしただけでは劇的にヘッドスピードは上がりません。この続きは明日じっくり書きましょう〜。

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2014年02月13日今どきのアイアンはウエッジ4本必要だ!!

一昨日の深夜というか昨日の早朝、スノーボードの男子ハープパイプは見応えがありました。現役中学生(15歳)の平野歩夢選手が銀メダル、現役高校生(18歳)の平岡卓選手が銅メダルを獲得し、ソチオリンピックで日本勢初のメダルを獲得しました。平野選手は冬季五輪の日本史上最年少メダリストとなったのです。オリンピックは何が起こるのか分からないと言われてますが、絶対的王者、ショーン・ホワイトが2回目の滑走で着地のミスで4位に終わった時、勝負の怖さを思い知らされました。

Snowboard - Winter Olympics Day 4

ハフィントン・ポストより転載 記事は写真をクリック↑

女子ジャンプで高梨沙羅選手が4位に終わった時も、「勝負は時の運」「勝負に絶対はない」ということを嫌というほど思い知らされました。オリンピックが4年に1度しか開催されないことを考えると、勝負の世界は本当に残酷です。

Ski Jumping - Winter Olympics Day 4

ハフィントン・ポストより転載 記事は↑をクリック

さて、今日のエントリーも今どきアイアン(ストロングロフトアイアン)のクラブセッティングについてです。今どきのアイアンは、ドライバーの飛距離が200y前後の人でも、

7番で150yをワンオン!!

させることが設計の優先順位の一番になっているような気がします。それを実現するために、7番のロフトはどんどん減る傾向にあり、今どきのアイアンは7番で30度前後が当たり前になっています。そして、そのしわ寄せがロフトピッチにも現れています。例えば、超ストロングロフトの代表格であるeggアイアンの場合、

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eggアイアンのロフトピッチ
5番 22度
6番 24度
7番 27度
8番 31度
9番 35度
PW 40度
AW 45度
AS 50度(AWとSWの中間に入れるクラブ)
SW 55度

5番と6番とのロフト差が2度で
9番とPWとのロフト差が5度もあります。

本来ならば6番21度、5番18度ぐらいのロフトにしたい所ですが、これでクラブを作ってしまうとボールが上がり切らないリスクが高くなります。それを避ける意味で6番から上の番手は、ロフトピッチがかなり詰まった感じになっているのです。2度のロフト差で10yの距離を打ち分けるのはプロでもかなり難しいことを考えると、eggの場合は6番から、もしくは7番から使った方が使い勝手が良いでしょう。

タイトリストから新しく出る飛び系アイアン、VG3タイプの場合だと

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VG3タイプEのロフトピッチ
5番 23度
6番 26度
7番 30度
8番 33度
9番 38度
PW 43度
AW    49度
SW 55度

こちらは下の番手になるとロフト差を大きく付けることで、下の番手のロフトが減りすぎないようになっています。クラブの本数が増えない配慮がなされていますが、下の番手はロフト差が大きいので飛距離の階段を作りづらくなっています。上の番手はロフト差が3度に対して、下の番手はロフト差が6度。これだと、上の番手は10y、下の番手は20yぐらいの飛距離差になってしまいます。

では、どんな風にセッティングすれば今どきのアイアンは飛距離の階段を上手く作ることができるのか?

プロギアのeggのようにウエッジの本数を1本増やすことをお勧めしたいです。7番でやさしく150y打てる今どきのアイアンはロフトが立っている。ロフトが立っているならば無理につじつま合わせをするよりも、ウエッジを1本増やせばいいのです。そうすれば、ロフトピッチもスムーズになりますし、ゴルファーも飛距離の階段を作りやすくなるのです。具体的に言うと

5番 23度
6番 26度
7番 30度
8番 34度
9番 38度
PW 42〜43度
追加ウエッジ 47〜48度
AW 52度
SW 56〜58度

こんな感じでロフトを設定すれば、番手感の飛距離差が10〜15yとなり、クラブ選択がやさしくなってきます。そして昨日のブログでも書きましたが、ドライバーのヘッドスピードが40m/s前後ならば、アイアンは7番からで十分です。

7番
8番
9番
PW

この4本に、ロフト48度前後のウエッジ、そしてAWとSWを入れる。今どきのアイアンはこの7本組がひとつの理想的なセッティングになると思います。マーク金井はやさしくアプローチが打てる軟鉄鍛造のMSウエッジを設計していますが、そのラインアップの中に48度があります。これはストロングロフトなアイアンが主流になることを見越して設計してます。軟鉄鍛造にこだわったのは打感の良さもさることながら、ライ角、そしてロフト角を簡単に調整できるからです。

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100yピッタリを打てるウエッジ MS48 ↑クリック

モデルによってもロフト設定が異なりますが、100y以内の距離を苦手にしていたり、PWよりも下の番手でフルショットの距離の打ち分けが難しいと感じているならば、それはクラブの影響も少なからずあります。

今どきのロフトが立ったアイアンは7番で150y打てるのが魅力ですが、ロフトを立てた影響で、ショートアイアン以下の距離を打ち分けるのが難しくなっています。ゴルフは100y以内をいかに上手く打つかが大事です。それを考えると、今どきのアイアンで上手くスコアメイクするには、ウエッジは4本あった方が絶対に有利です〜。

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2014年02月11日ストロングロフトのアイアンのメリット、デメリットとは!?

昨日はGDOのHOTLISTでウエッジ18本、パターを34本試打してきました。パターの試打は面白いですが、ドライバーやアイアンに比べると物理的な違いがありません。性能と同じぐらい趣味性とか感覚的な要素が大きいクラブであることが再確認できました。マーク金井はロフトが多いパターでハンドファーストに打つことになれているので、ロフトが少ないパターよりもロフトが多めのパターの方が打ちやすいし、距離感&方向性が安定します。パターはボールを転がすクラブですが、ロフトの重要性を改めて思い知りました。

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そしてロフトと言えば、アイアンもロフトがクラブ選びの重要な要素です。

昨日のブログでも書きましたが、今どきのアイアンはモデルによってロフト設定がかなり異なります。昔はモデルによってロフト差は1〜3度ぐらいしかありませんでしたが、今どきは同じ番手でもロフト差が最大で8度もありました。ここまでロフト差があると、クラブによっては7番アイアンを打っているという感覚はありません。

例えば、テーラーメイド。新しいモデルの7番のロフトを調べてみると、

ツアープリファードMB 35度
ツアープリファードMC 34度
ツアープリファードCB 32.5度
スピードブレード    30.5度
グローレ        30度

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テーラーの場合も同じ7番でロフトが5度違います。5度というのは1番手以上。飛距離にして15y前後異なってきます。

さて、このアイアンのロフト

アイアンはロフトを立てると何故飛ぶのか?

ロフトはボールの打ち出し角度に影響出るのに加えて、スピン量にも影響を及ぼします。ロフトが増えるほど摩擦が増してスピンが増えて距離が落ちます。7番よりもPWの方が飛ばないのは、PWの方がロフトが多い分だけスピンが増えるからです。ロフトとスピンの関係でいうと、ノーマルロフト7番アイアンの場合、スピン量の目安は

5500〜7000回転

ぐらいです。それがストロングロフトの7番の場合、スピン量は

4000〜5000回転

ぐらいまで減ってきます。そして、ストロングロフトだと打ち出し角度も低くなります。ロフトが30度未満の7番になるとボールが上がりづらくなり、ヘッドスピードが遅い人の場合、キャリーが出づらくなります。

では、アマチュアの場合、何度のロフトが一番キャリーが出るのか?

ヘッドスピードや打ち方によっても異なりますが、ドライバーのヘッドスピードが40〜43m/sの場合、ロフトが30度前後が一番キャリーが出ます。言い換えると、7番のロフトが30度だとすると、6番アイアン、5番アイアンはロフトが立ち過ぎるためにキャリーが出ません。7番を打っても、6番を打っても、5番を打っても同じキャリーしかでない恐れがあるのです。

ティアップして打てばロフトが30度未満でもキャリーを出せますが、地面から打つ場合は、飛ばせるロフトの分岐点というのは30度前後。これ以上ロフトが減ってしまうと、キャリーが出づらくなるだけでなく、6番アイアン、5番アイアンが無用の長物になる可能性が高くなるのです。

ドライバー同様、アイアンも試打して購入する人が増えてきました。そしてアイアンの試打クラブは7番アイアン。アイアンの善し悪しを評価するクラブが7番なために、やさしさをアピールするアイアンの多くは7番のロフトを立てる傾向にあるのです。しかし、7番のロフトが25度とかになってしまうとキャリー不足になります。

7番が飛ばない(上がり過ぎる)アイアンは5番がやさしく飛ばせます。対して、7番がものすごく飛ぶアイアンは5番で飛ばすのが難しくなります。

ストロングロフトのアイアンは7番が一番飛びます。アイアンだって飛距離が欲しい人にとってはストロングロフトのアイアンは魅力的です。ただし、ストロングロフトのアイアンを使う場合は、クラブセッティングが大事です。それについては明日じっくり説明しましょう〜。

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2014年01月31日初心者、そしてアイアンが苦手な人にオススメしたいアイアンとは!?

早いモノで今日は月末。すでにお正月から31日経過しました。寒さはまだまだ続きますが、マーク金井はウインタースポーツにすっかり嵌まってしまい、ゴルフに行く回数よりもスキー、スノボに行く回数の方が多くなっています(笑) 寒くなるほど雪質が良くなるのでウキウキしていますが、ゴルフクラブの試打には怠りがありません。週に3〜4日は新しいクラブ、新しいシャフトを神田のスタジオ、そして真冬のゴルフ場で打ちまくっています。

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さて、今日のエントリーは初心者、そしてアイアンが苦手な人、アイアンがダウンブローに打てない人のクラブ選びについてです。

初心者に適しているアイアンとは、

ダフって打ってもダフりのミスが出づらいこと
ダウンブローに打ちたくなるクラブ
ミスヒットした時に手にビリビリこないこと

この3つのポイントを満たすかどうかはクラブのソール幅とソール形状でほぼ決まりまり、

ソール幅が広いこと=深重心
バンスが強いこと=ダウンブローに打ちたくなる

右からG25、i20、S55〜

ソール幅とバンスがある方がミスに強い

ではなぜ、バンスが大きいとダウンブローに打ちたくなるのか?

バンスが大きくなるほどお尻が出っ張ります。実はこれがスイングに影響を及ぼし、バンスが大きいアイアンはハンドファースト&ダウンブローに打たないとボールを上手く捕らえることができません。練習器具でツアーストライカーというのがありますが、これはバンスが巨大なアイアン。アドレスするとリーディングエッジが数センチ地面から浮いているため、払って打ったり、すくい打つとトップしか出ません。ハンドファースト&ダウンブローに打つと、フェースはボールに届き、上手くヒットできるように作られているのです。

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このツアーストライカーほどではありませんが、バンスが強いアイアンも同じことが言えます。払い打ちしたり、すくい打ちしてダフり気味にヘッドが入ると、ソールが跳ねすぎてハーフトップのミスが出やすくなります。芯で捕らえることができません。バンスが大きいアイアンで芯で捕らえるには、ハンドファースト&ダウンブローに打つことが求められるのです。

バンスが大きいアイアンはインパクトでハンドファーストになっているとソールが適度に滑ります。対して、ハンドレートに打つとバンスが必要以上に効いてしまい、ボールをヒットする前にソールがポンと跳ねて、ハーフトップしてしまうのです。

バンスが強いアイアンにかえたら1球目からハンドファースト&ダウンブローに打てるわけではありません。それなりに練習の練習量が必要です。しかし、バンスが少ないアイアンを使うよりも、バンスが強いアイアンを使った方が短時間でハンドファースト&ダウンブローに打つ感覚を養うことができます。

次にクラブ重量についてですが、大事なことはシャフトの重量に着目すること。どこのメーカーもヘッドとグリップ重量に大きな差はありませんが、シャフト重量に大きな差があります。男性用市販アイアンのシャフト重量を調べてみると‥‥

50〜130g

と2倍以上の重さの差があります。初心者の人やアイアンが苦手な人に使ってもらいたいアイアンのシャフト重量は‥‥

スチールシャフト100〜110g
カーボンシャフト70〜90g

ぐらいを目安にするといいでしょう。スチールシャフトとカーボンシャフトで重量の差があるのは、同じ重量にした時、

カーボン>スチール

になるからです。例えば、同じ100gでもスチールシャフトは軽く感じ、カーボンシャフトは重く感じます。カーボンの場合、比重が軽いためにシャフトの肉厚が厚くなり、それが振った時に感じるのではないかと思います。クラブ重量の目安としては、

スチール装着の5番アイアン400〜415g
カーボン装着の5番アイアン370〜395g

これぐらいを目安にして、無理なく振り切れる範囲のクラブを選んで下さい。シャフトの硬さはレギュラー(R)シャフトをオススメします。初心者、アイアンが苦手な人の場合、ヘッドスピードに関わらず軟らかいシャフトの方がタイミングが取りやすいし、シャフトのしなりを感じ取りやすいからです。

ゴルフクラブ選びは最初が肝心です。最初に妙に軽いクラブを使ったり、バンスが少ないクラブを使ってしまうと悪い癖が付くリスクが高くなることはあっても、低くなりません。スキー、スノボ同様、ゴルフクラブ選びも最初が肝心です〜。

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2014年01月30日スノボから学ぶ初心者のためのクラブ選び アイアン編

昨日は静岡県に遠征してゴルフしてきました。今年3回目のラウンドでしたが、過去2回はハーフのみ。3度目の正直で18ホールちゃんと回りました。月曜日のスノボの影響で全身筋肉痛でしたが、ドライバーは筋肉痛の影響がほとんどありません。ヤマハのインプレスRMXツアーモデル(シャフトはアナライズW65)に助けられたこともありますが、ほぼノーミスでした。反面、アイアン、アプローチ、パットは筋肉痛の影響でいい所なし。腹筋に力が入らないのでインパクトが緩んでしまいダフり気味のショットが多く、パットにおいては腹筋に力が入らないのでタッチ(距離感)が上手く合いませんでした。

クラブはタイトリストのAP1を初めて実践投入しましたが、ソール幅が広いので予想通り、ダフり気味に入った時、クラブがミスをカバーしてくれました。ダフって手前にショートしたと思ったショットが4回ありましたが、その内3回はグリーンに届いてくれたおかげでボギーを叩かないですみました。

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さて、今日のエントリーは初心者のためのアイアン選びについて。初心者にとって地面上のボールを打つのは恐怖感があります。ティアップしていないと、手前をダフる怖さがありますし、トップする怖さもあります。初心者にとってアイアンでボールをクリーンに打つことは難しいことです。

加えて、ボールを上げたくなるとすくい打ちしやすくなります。本来、ダウンブローに打つべきクラブで、正反対のこと(すくい打ち)をやってしまうと、まず間違いなく悪い癖が付いてしまいます。

では、どんなアイアンが初心者に適しているのか?

3つポイントがあります。

ひとつはダフって打ってもダフりのミスが出づらいこと
もうひとつはダウンブローに打ちたくなること
もうひとつはミスヒットした時に手にビリビリこないこと

上2つのポイントを満たすかどうかはクラブのソール幅とソール形状でほぼ決まります。具体的に言うと、

ソール幅が広いこと
バンスが強いこと

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逆に言うと、ソール幅が狭いアイアン、バンスが弱いアイアンはダフりのミスに対する許容範囲が狭くなりますし、ダウンブローに打ちづらくなります。

最後のポイントを満たすかどうかは重心の深さで決まり、重心が深い(深重心)なほど、芯を外して打った時、手にビリビリきません。逆に言うと、マッスルバックアイアンのように重心が浅い(浅重心)クラブほど、芯を外して打った時、手にビリビリときます。

では、クラブのどこを見れば初心者に適したアイアンを見つけられるのか?

アイアンはドライバーほど内部構造を凝ることはできません。クラブの外観(デザイン)を見れば、クラブの性能を見極められます。大事なのはソール幅と、ソールの形状で、

ソール幅が広い=深重心
ソール幅が狭い=浅重心

です。バンス角については少し慣れが必要ですが、シャフトを地面に垂直な状態で、ソールがどんな風に出っ張っているかを見ると、バンスの大小がチェックできます。

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フェース側よりもバックフェース側の方がソールが出っ張っている、いわゆるお尻側がぽっちゃりして見えるアイアンはバンスが多い(ハイバンス)です。また、硬い地面にヘッドをポンと置くことでもバンスの大小をチェックできます。バンスが大きいアイアンは、

ヘッドを硬いフラットな床に置いた時=フェースが被る(フェースが左を向く)

となります。対して、バンスが少ないアイアンは、

ヘッドを硬いフラットな床に置いた時=フェースが被らない

感じになります。ゴルフショップの床は大体フラットで硬いです。なので、ショップでヘッドをポンと置けば、バンスの大小をかなり正確にチェックできます。ちなみに、メーカーによってはカタログやインターネットの自社サイトにバンス角が明記されています。7番アイアンで5度以上あればバンスが大きいです。バンス角もメーカーによって測り方が異なるので、一番正確なのは硬いフラットな床に置いてみることです。マーク金井もアイアンのバンスをチェックする時は目でチェックして、床にヘッドを置いてチェックしています。

手前味噌ですが、マーク金井が設計したLynxのSSアイアンは、硬い床にヘッドをポンと置くとフェースがこれでもかってぐらい左を向きます。市販アイアンでソールの幅はもっとも広く、市販アイアンでもっともバンスが大きいからです。

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リンクスSSアイアンは、ワイドソールハイバンスでダフってもミスになりにくい

そして、アイアンも軽すぎるのは初心者には向いてません。少し重めで、シャフトは少し軟らかいモノをお勧めします。年齢、体力によっても異なりますが重さを感じるクラブを選んだ方が、悪い癖が付きづらいです。

次回は、初心者のためのクラブ重量の選び方、そしてバンスが多いアイアンのメリットについて説明しましょう〜。

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初心者から、80切りたいゴルファーまで使えるリンクスSSアイアン! ミスに強いので言い訳できません!!

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