マーク金井blog

カテゴリー: パター、パター練習法

2014年05月12日ジョーダン・スピーズに学ぶショートパットの極意!!

昨日最終日だった、女子ツアー公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は、安定して首位を走っていたフォン・シャンシャンが1mのパーパットを外し、50cmのパットを確実に決めた成田美寿々が42回目の女王に輝きました。公式戦ということもあって優勝賞金は2400万円。男子ツアーと変わらないビッグマネーを手にしています。マーク金井は初日に現地で生観戦し、2日目からネットでリーダーボードを確認しました。インターネットの普及、そしてTwitterやフェースブックのおかげで、いつでもどこでもリアルタイムで試合経過を確認できます。

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写真はGDOから転載。GDOの記事は写真をクリック↑

SNSやiPhoneは生活必需アイテムとなりつつありますが、昨日、FBで非常に興味深いショートパットの解説画像をYouTubeで観ることができました。米ツアーで大活躍中のジョーダン・スピースのパッティングを、パットの名手であるブラッド・ファクソンが解説しています。スピースと言えば、82年ぶりに10代で米ツアーで優勝し、昨年PGAツアーの新人賞に輝いています。今日マーティン・カイマーの優勝で幕を閉じたツアーチャンピオンシップでも、3日目まで首位争いを繰り広げ、4位でフィニッシュしています。

さて、このスピースのパッティング。YouTubeではマスターズのショートパットが映し出されていますが、なんと、なんと‥‥

ボールを観ながら打つのではなく、
ボールをまったく観ないで打っています!!!!

スピースはカップを観たままパットしているのです!!!!

プロのレッスンとかで、「カップを観たまま素振りしなさい」というのはあります。カップ、すなはちターゲットを意識して素振り(ストローク)した方が方向性、距離感が良くなるからという考え方ですが、スピースの場合は素振りではなくて、実際に打つ時も‥‥

ボールを見ないでパットを打っているのです!!!!

ボールを見ないでパットを打つ。練習でこれをやるゴルファーはいるかも知れませんが、スピースの場合、マスターズの大舞台でこれを平然とやってのけています。それもロングパットではなくショートパットでやっています。

ゴルフの常識から考えれば、これは非常識な打ち方だと思います。実際、プロゴルファーでカップを見ないで打つ選手は他にいないからです。しかし、他のスポーツで考えると、似たようなことがあります。

例えば、スノボやスキー。

マーク金井は、今年、毎週のようにスノボに行きましたが、上手く滑れない時ほど板を見たり、すぐ前を見ながらな滑ってしまう癖がありました。そして、コーチからは「もっと先の目標を見るように」と何度もアドバイスを受けました。板を見るよりも、次のターンのことを考えながら、遠く(目標)を見た方が身体の動きが良くなるからです。上手く滑れない時は、遠く(目標)を見るのが怖かったのですが、不思議なことに上手く滑られるようになると遠く(目標)を見ることができるようになり、そしてまた遠く(目標)を見た方が身体の動きがスムーズになってくるのです。

スピースのパッティングを見ていると、ゴルフにおいてもスノボと同じことが当てはまるのかも知れません。解説のファクソンも言ってますが、ゴルフにおいてもターゲット(目標)に意識を集中することが大事です。ゴルフのメンタルコーチは、パッティングをバスケットボールのフリースローと同じだと例える人が多いですが、フリースローでは手元ではなく、ターゲット(目標)に集中しているはず。パッティングもしかりでボールよりもカップ(目標)に集中した方がいいことを考えると、スピースの「ボールを見ない」打ち方というのは理に適っているかも知れません。

ボールを見ないで打つというのは、言葉で言うほど簡単ではありません。今までボールをながら打っている人間にとってはかなり怖いことです。芯を外したり、フェースの向きが狂うとボールはまっすぐ転がってくれないからです。しかし、カップを見ながらストロークすることにもメリットがあって、

・カップを見ることで方向性が良くなる
・カップを見ることでストロークがスムーズになる
・インパクトが緩みづらくなる
・フォローを出しやすくなる

というメリットがあります。なので、なので、マーク金井は次回のラウンドではスピースにあやかって3メートル以内のパットはボールを見ないで、カップを見ながら打ってみたいと思います。皆さんも、ショートパットに悩んでいるならば、試してみてはいかがでしょうか?

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ゴルフの竪琴 販売再開

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そして・・

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2014年04月27日高麗グリーンを上手く攻略する極意とは!?

今週は男子がつるやオープン、女子がフジサンケイレディス。このブログがアップされる頃ぐらいから優勝争いが白熱してきます。男子ツアーが開催されている山の原はベントの高速グリーン。TVで観ていてもボールの転がりがスムーズです。対して女子ツアーが開催されている川奈は目がきつい高麗グリーン。こちらは順目、逆目で転がりがガラッと変わりますし、しっかり打たないとカップ際で急ブレーキがかかります。男女を問わず高麗グリーンのトーナメントはほとんどありません。強気なパッティングができるかどうかが、勝負の分かれ目になるでしょう。

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写真はGDOより転載 記事は写真をクリック

そんなわけで、今日のエントリーは高麗グリーンのパッティングについて。

マーク金井は実は高麗グリーンが大好きです。昨年12月あたりから河川敷コースでのプレーがめっきり増えましたが、河川敷といえば高麗グリーン。整備されたベントグリーンに比べると、高麗は表面が凸凹してるので、短いパットも油断できません。しっかり打たないと1メートルでもショートしたり、しっかり打たないと、芝目に影響されてカップインの確率が下がります。

では、どうすれば高麗グリーンで強気のパットが打てるのか?

強い転がりを得るには、重いヘッドで普通にストロークする方法と、軽めのヘッドでパチンと強く打つ方法がありますが、高麗グリーンに適しているのは後者です。重いヘッドというのは反発力が高い反面、操作性が悪いからです。軽いヘッドの方が操作性がいいので手首を使ってパチンと打ちやすいし、ストロークのスピードも上げやすいからです。対して、重いヘッドというのは手首を固定してゆったり動かすのに適しています。重い方がショートのミスが出づらいイメージがありますが、芝目の強いグリーンで強気のパットを打つには、軽めのヘッドの方が優位性があるのです。今どきのパターはバランスがE0ぐらいあったりしますが、高麗グリーンならばバランスがD4以下の方がいいでしょう。

手首を使ってパチンと打つには、重心が深いネオマレット系のパターよりも重心が浅いパターの方が優位性があります。かつてお金がどんどん入るということからT字型パターは「キャッシュイン型」とかと呼ばれてましたが、30~40年前くらいは米ツアーでも、キャッシュイン型パターを使っている選手がいました。ジョニー・ミラー、コーリー・ペイビンらはキャッシュイン型を愛用してました。

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現在はキャッシュイン型はかなり減りましたが、トウバランスのパターはキャッシュイン型同様、重心が浅く、操作性が高いです。高麗グリーンを苦手にしているのならば一度試してみる価値があると思います。

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ちなみに、高麗グリーンは手首を使ってパチンと打つ方がいいと言われてますが、それにはグリップは太いよりも細い方が適しています。細いグリップの方がフィンガー気味に握れて、手首を使いやすくなるからです。

そして、高麗グリーンを攻略する上で欠かせない要素がパターのロフト角。ロフトが少ない方が転がりが良いと思われがちですが、それが通用するのが超高速ベントと、パターマットだけです。高麗グリーンの場合、ロフトが少ないと直進性の良いパットが打ちづらくなります。理由は単純、ロフトが少ないと打ち出し直後に芝目の影響を強く受けてしまい、まっすぐ転がりづらくなるからです。特に逆目の場合、ロフトが少ないパターだと芝の影響をモロに受けてしまいます。

対して、ロフト角が多くなると(5~8度)、打ち出し直後に少しだけキャリーが出ます。キャリーが出てくれると、芝の上をボールが滑りやすくなる分だけ芝目の影響を受けません。結果、直進性のいいパットが打ちやすくなってきます。たかがロフトと思うかもしれませんが、高麗グリーンでのショートパットはロフトが多い方が、カップインの確率が上がります。

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高麗グリーンはベントグリーンに比べると、芝が強いために転がりは決して良くありません。転がっている途中で跳ねたりもしますが、いいパットを打てばちゃんと入ります。ベントグリーンに比べると、インパクトがしっかりしていないとカップから外れやすくなります。そういう意味では、高麗でいいパッティングができていると、高麗でしっかりヒットする感覚が養われると、ベントグリーンでも通用するとマーク金井は思っています。

ゴルフは「心の格闘技」と言われたりしますが、パットがもっともメンタルの要素が大きい格闘技です。高麗グリーンが苦手ならば、打ち方もさることながら、グリーンに適した道具(パター)を使ってみてはいかがでしょうか~。

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2014年04月13日長尺パターが高速グリーンに有利なのには圧倒的な理由がある!!

マスターズは昨日予選ラウンドが終わりました。このブログがアップされる頃には3目の順位も出ているかと思いますが、2日目終了時点での首位は、レフティのB.ワトソン。昨年の覇者、A.スコットは前半のアウトで3ボギーと崩れましたが、後半のインでは3バーディーと盛り返し、4打差の3位タイといいポジションにつけています。

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写真はGDOより転載

そして、大ベテランのF.カプルスも2アンダーで7位タイと大健闘しつつも、優勝候補であるF.ミケルソンは予選落ち。マーク金井は1993年にマスターズを現地取材しましたが、優勝したのはドイツのB.ランがー。当時、ミケルソンはアリゾナ州立大学の大学生で、アマチュア資格で参加してたのを記憶しています。

さて、今日のエントリーは長尺パターについて。優勝争いの中で、A.スコットは長尺パターを使っていますが、オーガスタのコースと長尺パターは相性がすこぶるいいです。オーガスタは「ガラスのグリーン」と呼ばれているように、ものすごくグリーンが速いのが特徴ですが、グリーンが速くなるほど長尺パターはメリットがあるからです。例えば、もしオーガスタがバリバリの高麗グリーンだったならば、長尺パターのメリットはかなり薄れてしまいます。

では、なぜ長尺パターは超高速グリーンと相性がいいのか?

遅いグリーンというのは、ボールを転がす時に大きなエネルギーが必要です。グリーンが遅くなるほど芝の抵抗を受けながら転がるからです。対して、グリーンが速くなるほど、ボールを転がす時に大きなエネルギーは必要ありません。芝の抵抗が少ないからです。そして、速いグリーンになるほど微妙なタッチが求められます。ちょっと強く打ったりしたら3メートル以上オーバーしますし、オーガスタのように傾斜の強いグリーンでは、距離感を少し間違えただけでボールはグリーンに外にこぼれ出てしまうからです。また、ショートパットにおいてはインパクトでパンチが入ったり緩んだりしやすくなるので、1mでも油断ができません。オーガスタに限りませんが、グリーンが速くなるほどインパクトで力加減が入りづらいストロークの技術が求められます。

そして、ショートパットを打つ時、

インパクトで力加減が一番入りづらいのが長尺パターです。

長尺パターは長さが44〜48インチと非常に長く、長さに目を奪われがちですが、ヘッドもパター全体も非常に重くなっています。このためクラブ全体の慣性モーメント(MOI)が非常に大きい。結果、テークバックをするには大きなエネルギーが必要ですが、いったんテークバックが始まれば後はパターが勝手に動きます。加えて、グリップエンドを固定することで、オートマチックに振り子運動ができます。パッティングはメンタルな要素が大きいですが、通常の長さのパターよりも長尺パターの方がプレッシャーがかかった場面でも、パターが変な動きをしづらい分だけ、普通の長さのパターよりもストロークが安定し、距離感、方向性が良いパットが打てます。

加えて、長尺パターはヘッドが大きくて、重い。

A.スコットが使っているパターはS.キャメロンの「フーチュラXプロトタイプ」。ヘッドはネオマレット型パターよりも巨大で、ヘッド重量も20g以上重くなっています。結果、ヘッドの慣性モーメントも巨大です。

ヘッドの慣性モーメントが大きいほどミスヒットした時(芯を外した時)、ヘッドがブレません。ヘッドがぶれにくくなる分だけ、方向性と距離感が安定します。パターはヘッドスピードが非常に遅いショットですが、高速度カメラで撮影すると、トウやヒール側に打点がズレると、ヘッドがグリッと回転し、ボールは真っ直ぐ転がりづらくなります。それが、長尺パターの場合は、ヘッドの大きさとヘッドの重さで、ミスがミスにならないような性能を持っているのです。

高反発規制
クラブの長さ規制(48インチ以内)
本数制限規制
慣性モーメントの数値規制
ボールの初速制限規制

ゴルフでは用具(クラブ、ボール、ティ)に関する規制がありますが、規制される項目というのは、明らかに性能に影響が及ぼされる要素。長尺パターは見た目にカッコ悪いということもあってアマチュアの間では普及してませんが、こと性能に関しては通常の長さよりも明らかにカップインの確率が上がるファクター(要素)があることが物理的に確認できています。なので、ルールでアンカーリングが禁止され、その結果として長尺パターが使えなくなることは致し方ないと思います。

ショートパットを苦手にしているならば、普通のパターでもヘッドだけでなく、パター全体が重い(クラブMOIが大きい)方がインパクトで余計な細工が入りません。マーク金井はナチュラルパターを設計しましたが、これはハンドファーストに打ちやすく、そして手元側(グリップ重量135g)を重くすることでクラブMOIを上げています。高速グリーンで3パットが多い人、ショートパットがスムーズに打てない人は、普通の長さでも、総重量が重いパターを使った方が道具でミスを減らせるでしょう〜。

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グリップ側を重くするには、中尺用グリップを装着するのもいいですが、シャフトスタビライザーをつかえばクラブMOIがあがりますよ

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2013年12月09日日本シリーズを制した宮里勇作に学ぶ、ショートパットを外さない極意!!

Facebookでも書きましたが、昨日の日本シリーズは劇的な幕切れでした。宮里優作プロが悲願のツアー初優勝!! アマチュア時代には、日本アマ、日本オープンローアマを筆頭に、ありとあらゆるタイトルを手に入れて名を馳せ、鳴り物入りでプロ入りでプロの世界に飛び込んで早11年。何度も何度も逃し続けてきたツアー初優勝を、シーズン最後を締めくくるメジャー戦でついに成就させました。

マーク金井も結果は知ってましたが、どんな勝ち方をしたのか気になってテレビ観戦しました。宮里プロ、最終日はボギー先行のゴルフでしたが後続選手も伸び悩んだおかげでトップの座をキープしたまま優勝を手に入れました。ドライバーはBSが社運をかけて作ったツアーステージGR。スタートホールは曲げたみたいですが、テレビ中継ホールではドライバーはノーミス。同組の谷原プロ、山下プロを軽くオーバードライブしてました。すでにGRはヒット商品になっていますが、宮里プロの優勝によりさらにセールスが伸びそうです。ちなみに、マーク金井も現在のエースドライバーはGR。シャフトはアナライズのW65のGRバージョンを装着しています。あまりにもカラーマッチングが良いので、これは自分だけが使うのはもったいない(笑)。限定100本だけ、近々販売します。

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さて、今日のエントリーは高速グリーンでの下りのパッティングについてです。

日本シリーズの開場となった東京よみうりは試合用セッティングで超高速グリーン。平坦なラインで11フィートぐらい出てたので、下りのラインは触っただけでも3メートルぐらい転がってました。特に18番は奥からだと触っただけでグリーンの外まで転がり落ちます。ボールがひとたび回転したら、ボールの重さでいつまでも転がり続ける感じでした。

テレビ解説の牧野裕プロも言ってましたが、高速グリーンでの鉄則は下りのラインを残さないことです。下りはボールの重みで加速するので百戦錬磨のツアープロでも距離感を合わせることが至難の技です。加えて、速いことを意識しすぎると、今度はインパクトが緩んで大ショートしたり、押し出し、引っかけのミスが出ます。実際、テレビ観戦してても宮里プロの14番、返しの下りのパーパットは下り。本人もプレッシャーがかかっていたんでしょう。テレビの画面からでもインパクトが緩んだのがはっきりと見てとれ、実際、転がりも悪かったです。完全なミスパットでしたが、カップの左淵になんとか引っかかってカップイン。入ったから良かったものの、かなり危なっかしいパットでした。外れてもおかしくなかったミスパットだったことは、画面に映し出された本人の表情からも確認できました。

では、どうすれば高速グリーンの下りのパットを上手く打てるのか?

一番やっては行けないのは、インパクトが緩むことです。インパクトが緩むとその反動で左手首が甲側に折れてフェースが被りやすくなります。宮里プロが優勝争いしていて自滅していた時のパターンを見ると、その多くはパッティング時にインパクトが緩み、バーディパットやパーパットがショートしがちでした。加えて、緩みが原因で、引っかけ気味のパッティングが多かったです。

下りのパットを上手くコツは、インパクトを絶対に緩めないこと。具体的に言うと‥‥

グリッププレッシャーを変えない(力加減を一定にしておく)
腹筋を緩めない(腹筋に力を込めておく)

この2つを緩めないことを強く心がけて下さい。そして、腹筋とグリップを緩めないでゆっくりとストロークすることが基本であり鉄則です。緩まないでゆっくりストロークすると、インパクトでパンチが入りません。ゆっくりボールを転がせるようになってくるので、高速グリーンの下りのラインでも距離感が合せやすくなります。

そして、ストロークで注意したいのがグリップの動く速さと、ヘッドの動く速さ。触っただけでもグリーンが出そうな下りのパットでは、グリップとヘッドが同じスピードで動く感じでストロークして下さい。手元とヘッドが同じスピードで動けば、インパクトで左手首が甲側に折れません。結果、距離感を合わせやすいだけでなく、フェースの向きをコントロールしやすくなるのです。

グリップとヘッドを同じ速度で動かすには、軽いグリップよりも重いグリップの方が有利です。片山晋呉プロはパターにロンググリップを装着していますが、ロンググリップは重量が100gを軽く越え、通常のグリップよりも2倍以上重いです。重いグリップの方が手元側の慣性モーメントが上がり、その分だけオートマチックに手元を動かしやすくなります。

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宮里プロの場合、これまでの負の連鎖からパットで自滅するパターンが多かったですが、今回の優勝でパットにかなりの自信が付くはずですし、勝負所のパットでインパクが緩むミスも減ってくると思います。実際、15番からのプレーでは、完璧なパッティングでパーパット、バーディパットをキチッと決めていました。

グリップは体とクラブをつなぐ唯一の接点。

これからの時期はベントグリーンだけでなく、高麗グリーンも転がりが非常に速くなってきます。夏場よりも冬場の方がスリリングなパットを楽しめる機会が増えてくるでしょう。パットは入ってナンボの所もありますが、ミスを減らすにはインパクトが緩まないこと。プレッシャーでインパクトが緩みやすい人は、片山プロのように100gを越える中尺用のヘビーグリップを装着することもお勧めしたいです~。

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2013年10月17日2メートル以内を1パットで決める回数を増やすコツとは‥‥

今週は日本オープンウイーク。茨城ゴルフ倶楽部(東コース)にて今日、17日から予選が始まります。例年に比べるとフェアウェイの幅を少し広げ、ラフの長さも90~100ミリ程度。パー5の1番がパー4になったぐらいで、距離の変更もありません。JGAのチーフコースセッティングディレクター・佐野文範氏によると「最大で8アンダーが優勝スコア」とのことです。

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日本オープン覇者が行うチャンピオンディナー GDOより転載 GDOでは日本オープン特集やってます。写真をクリック

さて、この日本オープン

今年はセッティングが少しやさしくなったとはいえ、優勝の鍵を握っているのは、パットです。バーディパットを決めることもさることながら、2m以内のパーパットを確実に決められるかどうかでスコアがガラッと変わるからです。昨日のブログで書いた「最後に入れたパットの距離の合計」は‥‥

18ホールで25メートル以上!!

これがひとつの目標ラインでしょう。恐らく、優勝する選手は最後のパットの総距離が30メートルを超えてくると思います。2メートル以内をポロポロ外してしまうと、いくらショットが良くても優勝争いに絡めないでしょう。今、ヨネックスのパター、「トライプリンシプル」がツアープロの間でも話題になっていますが、これの謳い文句は‥‥

1mのパットが90%以上入る!!

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今話題のパター すごく売れているようです!興味ある方写真をクリック

というもの。ツアープロは1mは決してやさしくないと思って入るから、やさしい道具(パター)、ミスが出づらい道具(パター)をアマチュア以上に積極的に求めているのです。

では、アマチュアはどんなパターを使えば、ショートパットを確実に決めることができるのか?

いくつかポイントがありますが、マーク金井が一番こだわっているのはハンドファースト気味に打てる(打ちたくなる)パターです。ツアープロの大半はどんなパターを使っていても、ハンドファースト気味にインパクトを迎えています。対して、アマチュアの多くはプロのようにハンドファースト気味なインパクトになっていません。ショートパットを外すことが多い人の見ていると‥‥

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インパクトでは逆ハンドファースト気味な感じになっています。ツアープロとは正反対で、インパクトでは左手首が甲側に折れている。いわゆる手首を使い過ぎた打ち方になり、それが原因でフェースの向きが狂った状態でボールをヒットしています。逆ハンドファースト気味になると引っかけのミスが出やすくなりますし、芯を外す確率も高くなります。ショートパットはメンタルの影響が大きいと言われてますが、メンタル面だけが原因ではありません。アマチュアの場合は、技術的にも大きな問題を抱えている場合が多いのです。

では、どんなパターを使えば、ハンドファースト気味に打てるのか?

いくつかポイントはありますが、ひとつはロフトが多めのパターを使うことをお勧めします。ある程度キャリアを積んでくると、

ロフトが少ない→ロフトを増やしたくなる→逆ハンドファーストになりやすい

ロフトが多い→→ロフトを減らしたくたく→ハンドファーストになりやすい

という傾向があるのです。マーク金井が作ったリンクスのナチュラルパターはロフトが7度。一般的なパターよりもロフトが多めなのは、ハンドファースト気味に打ちやすくするための配慮です。加えて、シャフトを少し左から装着しています。このためヘッドをポンと地面に置くと、シャフトのグリップ側は飛球線方向に少し傾きます。これもハンドファーストに構えやすくするための配慮です。

 

ショートパットを苦手にしているならば、まずはiPhoneやスマホなどで自分のストロークを動画で撮ってみて下さい。そしてインパクトがどんな形になっているかどうかチェックして下さい。逆ハンドファースト気味になっているのであれば、まずはハンドファーストに打つことを意識しながら練習することを強くお勧めします~。

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アナライズからのお知らせです 1年半にわたってお世話になった アナライズ楽天市場店は10月末を持って閉店致します。今後は11月1日にリニューアルして新しくなったアナライズショップが物販していきます。オープニングに合せてゴルファーをワクワクドキドキするようなアイテムを多数ご用意致します~。 P1040805

楽天から本サイトへ移行してお買い上げ頂いた方、乗り換えキャンペーンやります! 購入の際備考欄に「楽天からの乗り換え!」とご記入いただければもれなく↑の野村タケオさんデザインのステッカー差し上げます!!(ステッカー無くなり次第終了します)

このステッカー貼ってると、ホールインワン出まっせ~ (▼▼)b

PS.マーク金井が設計したリンクスのナチュラルパターの大好評発売中です。このパターはロフトが7度。ロフトを多めに設定することで捕まりが良く、そしてハンドファーストに打ちやすくなっています。このパターで練習するとインパクト時に気持ちハンドファーストになるコツが体感できて、使えば使うほどパットが上手くなるパターです!