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2017年05月01日超私的な考察 ズル賢くスコアメイクするためのティショットの役割とは!?
アナライズよりゴールデン・ウィークのご案内
アナライズのゴールデン・ウィークですが、
5月3,4,5,6,7日は、発送、メールでの問い合わせの返信など、お休みさせていただきます。(セミナーを開催したり、ブログを更新していても、担当者が休みなもので・・・)
神田のスタジオですが5月5日以外はスタッフが誰かおりますので、14時30分以降ご来店頂ければ試打等出来ます。食事などで外出することがありますので、来店前にご連絡いただけると助かります
(5/1、5/2(17時まで)以外、セミナー参加者の方の緊急な連絡はメールではなく電話でお願いします)
あっという間に4月が終わり5月になりました。阪神タイガースの4月の成績は14勝10敗。貯金4つで首位広島とは1ゲーム差。出だしにずっこけたことを考えると、貯金4つはかなり上出来です。実際スタッツを見ても、、
1位 広島 16勝10敗 得点131 失点100 得失点差31
2位 阪神 14勝10敗 得点87 失点84 得失点差3
3位 巨人 13勝12敗 得点88 失点76 得失点差12
3位の巨人は阪神よりも得点が多くて失点が少ないです。にも関わらず阪神よりも勝率が悪くなっています。ここから推察できるのは、勝つときは大量得点差、そして接戦での勝率が悪いということが窺えます。逆に阪神のように得失点差が少ないのに貯金ができるのは、僅差のゲームが多いことと、僅差のゲームの勝率が高いことが窺えます。まだペナントレースは始まったばかりですが、今のところは巨人よりも阪神の方が試合運びが上手いと言えます。
ではゴルフの場合、どんな風にプレーすれば試合運びが上手くなり、ズル賢くスコアをまとめることができるのか?
ゴルフにおける試合運びの上手下手、これを見極めるひとつめのポイントは、、、
ナイスショットとスコアの関係
ミスショットとスコアの関係
まずはこれをチェックします。例えば、ティショットがナイスショット、セカンドもナイスショット。2メートルのバーディパットが惜しくも入らず2パットでパー。例えば、ティショットがこすって右のラフ。セカンドは引っかけてグリーン左エッジ。そこから3メートルに寄せて、ワンパットのパー。
前者はナイスショットを2回も打ったのにパー。後者はナイスショットは1回もないのにパーです。どちらもパーには変わりありませんが、どちらの方がズル賢いかと言えば、後者です。これを野球に例えるならば、
前者はヒットを2本打ち、ノーアウト2、3塁から1点だけ取ったのと同じ。
後者はヒットを1本も打っていないにもかかわらず、ファーボールと盗塁と犠牲フライで1点上げたことと同じです。
説明するまでもありませんが、前者のプレーは見た目はカッコいいですが効率が良いプレーとは言えません。ナイスショットがスコアに反映されていないからです。また、こういうプレーだと、ヒット(ナイスショット)を数多く打たないといいスコアが出ません。対して、後者のプレーは見た目はカッコよくないですが、緻密で、ヒットをそれほど打たなくてもいいスコアが出ます。
ゴルフは「ナイスショットの数が多いほどスコアが良くなる」と思っている人が少なからずいますが、ナイスショットが増えても、ここ一番で大きなミスショットを打ってしまうと大量失点につながります。野球に例えるならば、三振(ナイスショット)をたくさんとってもホームランを打たれると、すぐに失点するのと同じです。逆に、三振(ナイスショット)はなくても、打たせて取るピッチングができるピッチャー、ヒットは打たれてもスコアリングポジションにランナーを立たせてからピンチをしのげるピッチャーは、すぐには失点しません。
パープレーを下回るスコアを出すためにはナイスショットの数が求められますが、100を切る、90を切る、80を切るのにはナイスショットの数はそれほそ必要ありません。それよりも求められることは、ズル賢くプレーして、ナイスショットを打たなくてもいいスコアが出るようにプレーすることです。例えば、ティショットならば、
・OBや池、林に打ち込まない
・チョロしない
・ワンペナに打ち込まない
・セカンドショットが打てない場所に打ち込まない
・170ヤード以下の距離にならない
これらをしでかさないようにすれば、ティショットは60点以上で、パーやボギーを簡単に狙うことができますし、ダボ以上の大叩きになるのを防げるようになります。言い方を方を変えれば、アマチュアの場合、「ティショットで100点取ってもスコアにはあんまり関係ない」ということです(パープレー以下で回る場合はティショットは重要です)。
野球に例えるならば、ティショットはピッチャーの1球目と同じ。どんなに素晴らしいボールを投げても1球で三振を取ることはできません。ここが分ってくると、コースに出た時、ティショットを打つのが気楽になりますし、ティショットで大けがすることをかなりの確率で防げます。そして、ズル賢くスコアをまとめられるようにもなるのです~。
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2017年04月03日超私的な考察、アマチュアゴルファーの7番アイアンの適正飛距離は何ヤード!?
プロ野球の開幕に合わせるかのように東京の桜も一気に咲き始めました。桜が咲きはじめるとゴルフに行きたくてウズウズしてきますが、今日もマーク金井は早朝スノボ。今シーズン26回目です(笑)。
早朝スノボには新幹線を利用していますが、新幹線のお供と言えばゴルフ雑誌。週刊ゴルフダイジェスト、週刊パーゴルフを読んでいますが、先週、目に止ったのがこの記事。
シングルになるには230ヤード!!
やっぱり飛距離アップだ!
(週刊ゴルフダイジェスト4月11日号より引用)
この記事によると、米国の調査ではシングルの平均飛距離は231.4yだったそうです。ちなみに、ハンデ5下になると250.93y、ハンデ10台の人は215.65y。ハンデ28以上になると177.49yとなっています。
この数値を見る限りでは、腕前とドライバーの飛距離は比例していることになりますが、
この結果でこだわりたいのは、ハンデが少ない人ほど、
ミスショット時に飛距離を大きくロスしている!!
ことでしょう。米国の調査は最大飛距離ではなく、平均飛距離を調査しています。平均ということは、いい当たりをした時だけでなく、悪い当たりをした時の飛距離も含めて計測しているはずです。超私的なことを言わせてもらうならば、ハンデが多い人ほど、ミスショット時に飛距離を大きく落としているから、平均飛距離の数値がガクンと下がっていると思います。ハンデが多い人ほどドライバーの飛距離がバラつきが30ヤード以上あるために、平均飛距離の数値が低いのです。
数値の見方は人それぞれですが、ハンデを減らしたい(スコアアップしたい)人がドライバーで求められるのは、最高飛距離(ナイスショット時の飛距離)を伸ばすことよりも、最低飛距離(ミスショット時の飛距離)を伸ばすこと。ここに着目すれば、ドライバーの平均飛距離は確実に伸びてきますし、それに比例してハンデも減らせると思います。
では、アイアンの飛距離はどうなのか?
アイアンも飛ばないよりは飛んだ方が有利と思っている人が少なくありません。確かに、7番で打つところを9番で打てるとアドバンテージがあるような気になります。実際、米ツアーを見ても、アイアンの飛距離は年々伸びています。また、ゴルフメーカーも飛距離を重視したアイアンを次々と市販化しています。
では、アイアンで何ヤード飛べば、シングルになれるのか?
アイアンは飛距離よりも方向性が大事と言われてますが、もっと大事なことは距離感です。先日のジャパンゴルフフェア2017、ブッシュネルのブースで井戸木鴻樹プロとトークショーさせていただいた時、アイアンの飛距離について聞いてみたら、、、
PWで100y、7番で150yが基準。これ以上飛ぶアイアンは絶対に使いません!!
井戸木プロと言えば、初出場した全米プロシニア選手権で優勝。日本でただ1人のメジャーチャンピンオンです。その井戸木プロですら7番で150y、PWで100y。ですので、
この距離がちゃんと打てることができれば、シングル入りはもちろんのこと、ハンデ0以上になれます。ちなみに、マーク金井は7番で155y、PWで110yです。井戸木プロよりも少し飛ぶのは、井戸木プロよりもヘッドスピードが速いのではなくて、ロフトが立っているアイアンを使っているからです。
PWで100y、7番で150y
これはフェアウェイからだけでなく、ディボット跡、フェアウェイバンカーからでも打てる距離。そして、ミスしても飛距離差が±10y以下です。井戸木プロもおっしゃってましたが、ナイスショットしてもグリーンオーバーしたり、グリーン手前の花道に落ちるようではスコアメイクはできません。
では、どうすればアイアンの距離感が良くなるのか?
練習することも大事ですが、まずは自分のアイアンの飛距離の実測値を正確に把握することです。そのために必要なのはレーザー式距離測定器が必要です。井戸木プロ、そしてマーク金井もブッシュネルを使ってますが、これは目標までの距離を測れるだけでなく、自分のボールがどれだけ飛んだかも正確に計測できます。ゴルフ上達には、アイアンの飛距離を正確に把握することが肝になるのです~。
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2017年03月31日超私的な考察、高速グリーンと相性が良いパターの条件とは!?
アナライズからお知らせ
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是非 この機会に
3月もいよいよ今日が最終日。いわゆる月末、いわゆる年度末ですが、そんな最中もマーク金井は早朝スノボに行ってます。このブログがアップされる時間には、帰りの新幹線に乗っているかと思いますが、これで今シーズンは25回滑ってます。1月から3月にかけてはほぼ週2回ペースでガーラ湯沢でスノボのレッスンを受けてます。
ガーラ湯沢はGWまで営業してますが、暖かくなるにつれて雪の状態は変わり、春になるとかき氷のようなザラメ雪になり、表面は水が少し浮きます。水が浮くと見た目は良くありませんが、意外なことに滑りやすいのです。見た目は良くありませんが、水分があった方が摩擦係数が低くなり、見た目が綺麗なパウダースノーよりも滑走性が高まるのだそうです。春スキーは転んでしまうと濡れまくりますが、滑りは結構楽しめます。
もちろん4月は春スキーだけでなく、ゴルフもガッツリ始めます。マスターズをテレビ観戦すると、妙にコースに出たくなりますし、高速ベントグリーンでプレーしたくなります。ゴルフ場の方も心得ており、この高速グリーンに仕上げている所が多いです。
多くのゴルファーは転がりづらい遅いグリーンよりも、転がりやすい高速グリーンを好みます。マスターズの影響とかもあると思いますが、高速グリーンの方が距離感を合わせるのが難しく、スリリングなパットを楽しめるからでしょう。
さて、この高速グリーン。
上りと下りのラインを比較すると、圧倒的に下りのラインの方が難易度が上がります。今週火曜日に戸塚CCでプレーした時も、下りにつけると距離を合わせるのが大変で、特に下り傾斜の途中にカップが切られているとノーチャンスです。どんなにソフトに打っても、ボールは加速しながら転がり落ちるからです。高速グリーンの場合、下りのラインだとどこまでもズルズルと転がります。1メートルの距離でも3メートルオーバーすることもザラにありますし、カップを通過してグリーンの外にこぼれ落ちることもあります。
では、高速グリーンではどんなパターを使うと距離を合わせやすくなるのか?
超私的なことを言わせてもらうと、高速グリーンで相性がいいのは2メートル打ちたい時に2メートルだけ転がるパター、2メートル打ちたい時に2メートル以上転がらないパターです。自分のイメージよりも転がり過ぎないパターというのは、言葉を換えれば、平坦なラインなのに上りのラインのような状態になってくれるパターです。転がり過ぎないということは、打てないとショートしますが、逆に言うと、「オーバーの心配」がありません。結果、高速グリーンでもしっかりボールをヒットしやすくなるのです。
対して、球足が伸びるパター、自分のイメージよりも転がるパターというのは、高速グリーンで使いこなすのは技術が求められます。球足が伸びるということは、平坦なラインなのに下りのラインにの状態になるパターです。自分のイメージよりも転がるということは、弱気で打ってもカップにとどくメリットがありますが、逆に言うと「オーバーする心配」が発生します。特に下りのラインになれば、オーバーが怖くなってインパクトが緩んでしまうリスクが高まるのです。
オーバーが怖くてインパクトが揺むと大ショートのミスが出ますが、加えて、インパクトが緩むと(手元が緩むと)、その反動でフェースが閉じたり開いたりしやすくなります。その結果、距離感が悪くなるだけでなく、方向性も不安定になるのです。
片山晋呉プロは自著「SHINGO IZM」の中で、「ゴルフはボールを止めるゲーム」と語ってますが、ボールを止めるのはアイアンやアプローチだけではありません。グリーン上においても、自分の止めたい場所にボールを止めることができた方が距離感が良くなりますし、パット数を減らすこともできるのです。
高速グリーンで下りの3メートルを打った時、自分のイメージよりも転がり過ぎないパターの方が確実に3パットを減らせますし、1パットの回数も増やせるのです~。
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2017年03月09日超私的な考察、ゴルフスイングで一番大事なのはリストターン!?
昨日、今年初の東京ドーム観戦に行ってきました。プロ野球はしょっちゅう観に行きますがWBCを観るのは初めて。プロ野球以外の野球観戦は、恐らく10年以上前、バリー・ボンズがライトにホームランを打った日米野球以来です。試合はオーストラリアが先制点を奪い日本がすぐさま同点に追いつきました。しかしそこから試合は膠着し、5回までは手に汗握る展開。7回先頭の中田選手がホームラン、そして8回ツーアウトから筒香選手がツーランホームラン。これで日本が3点リードし、最後はアンダースローの牧田投手が締めくくって勝利を収めました。
マーク金井は野球観戦にしょっちゅう行きますが、野球の経験はほとんどありません。しかしながら、プロ野球選手と一緒にゴルフプレーしたことは何度かあります。数年前、元ヤクルトの古田敦也さんとプレーした時のことはいまでも鮮明に覚えており、とにかくヘッドスピードが速く、ドライバーが当たると軽々と300ヤードを超えていきます。ただし野球経験が非常に長いので、それが裏目に出るとドライバーでこれでもかってぐらいスライスが出ます。野球のバッティングはゴルフと違って、アドレスとインパクトの形が違います。ゴルフと違って野球では、インパクトはアドレスの再現ではありません。バットの向きはアドレスの時よりもフェースが90度ぐらい開いた状態になります。このため、野球選手の多くは、ゴルフの時でもインパクトでフェースがかなり開いてしまい、それが原因でこれでもかってぐらい右に曲がるスライスが出ます。
今回のWBCでネット裏から選手のバッティングをじっくり観ましたが、改めて感じたのがゴルフスイングとバットスイングの違いです。誤解を恐れずに言うと、バットスイングはゴルフスイングと似て異なるもの。バットスイングの場合、アドレスとインパクトの形が大きくかけ離れているからです。加えて、インパクトゾーンではリストターンやヘッドの返しがありません。ゴルフに例えるならば、バットスイングというのはかなり振り遅れた状態でボールを捕らえています。
もしもバットスイングのような感じでクラブを振ったら、インパクトでフェースがものすごく開きます。また、ゴルフクラブを持って水平打ちをするとインパクトゾーンでヘッドがかなり下がります。結果、ボールではなく、ボールの下のティを打つことになってしまいます。また、インパクトゾーンでヘッドをビュンと加速するのも難しくなります。
- 野球のスイングではインパクトゾーンで両手は同じ方向に動きます。
- 野球のスイングではインパクトゾーンでは首をほとんど使いません。
- 野球のスイングではインパクトゾーンではヘッドは手元を追い越しません。
対して、ゴルフのショットではインパクトゾーンで、
・リストターン
・手の返し
と言う動作が入ります。厳密に言うとインパクトの瞬間においては、リストターン(手の返し)は発生していません。リストターン、手の返しはインパクト直後から発生しますが、ゴルフのインパクトは1万分の5秒。2000分の1秒と一瞬です。この一瞬の直後に、リストターン(手の返し)の動作が入ります。
では、リストターン(手の返し)は何のために必要なのか?
リストターン(手の返し)を入れないよりも入れた方が、ヘッドがビュンと走り、ヘッドスピードが上がります。これはまぎれもない事実で、手首をタイミング良く使った方がボールを遠くに飛ばせます。そして、リストターン(手の返し)にはもうひとつ大事な役割があり、実はは、リストターン(手の返し)を入れないよりは、入れた方がヘッドはオンプレーンに動きやすくなるのです。
リストターンが入ることで、ダウンスイングではクラブがプレーンよりも下に下がりづらくなるからです。水平打ちも、ひざ立ち打ちもリストターンが入った方が、上手く打てるようになるのです。
ただし、リストターンすればオンプレーンに振れるかと言えば、そうならない場合も多々あります。正しいタイミングで、正しい動作でリストターンをすればオンプレーンにヘッドが動きやすくなりますが、間違った動作でリストターンをすればオンプレーンにヘッドが動きづらくなるからです。
では、正しいリストターンと正しくないリストターンはどこが違うのか?
正しいリストターンを行うためには、両手の使い方が鍵を握っており、両手を同じように使うのではなく、両手を同じように使わないことがポイントです。両手をどのように使えばよいのかについては、次回説明します~。
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2017年02月19日超私的な考察、ゴルフスイングを会得する上で、一番重要な動作とは!? 完結編
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金曜の夜、そして土曜日はアナライズセミナーデー。「オンプレーンセミナー」に始まり、「インパクトセミナー」、「シャフトセミナー」ともおかげさまで満員御礼でした。セミナーは毎回定員6名ですので、受講者はよそ見している時間はありません。マーク金井はマシンガンのように喋りますが、マシンガンのように受講者を質問攻めするからです。
特に、冬場のこの時期はスノボの話をかなりします。スノボにはまっているいることもありますが、それ以上にゴルフ以外のスポーツでゴルフスイングの説明をした方が、受講者の理解度が高まるからです。そして最近は、セミナーのイントロ部分で今どきの自転車の乗り方(教わり方)についても身振り手振りで説明してます。
スノボもゴルフも、自転車に乗れるようになるのと同じようになるためには、滑り(スイング)の一番重要な動作を知り、そして一番重要な動作を体験しながれ練習すること。一番重要な動作を言い換えるならば、「コツ」と言ってもいいでしょう。スノボで正しくカービングターンするコツ、ゴルフでオンプレーンにスイングするコツ、この「コツ」は言葉で説明しても理解するのが極めて困難です。やったことがない動作を言葉で説明されても、その動きを正しくイメージ(トレース)しづらいからです。
実際、ゴルフ歴が5年以上のアマチュアゴルファーのスイングを見ていると、定期的に練習したり、月1ペース以上でラウンドしているでも、スイングのコツを正しく実践している人は1割にも達しません。9割以上のアマチュアゴルファーは一生懸命練習をしていても、ゴルフスイングで一番重要な動作(コツ)を知らないまま、練習に励んでいる場合がほとんどです。
では、ゴルフにおいて一番重要な動作(コツ)は一体どんな動作なのか?
スイングのコツ「一番重要な動作」とは、「左右の腕の入れ替え」即ち「両腕の運動方向の違い」を正しく理解し、正しく実践することです。「腕の入れ替え」はテークバック、ダウンスイング、そしてインパクトゾーンと3回あります。3回とも正しいタイミングで「腕の入れ替え」ができると、いわゆるクラブを「ビュンと振り切れる」ようになりますし、ヘッドの軌道もオンプレーンに近づきます。インサイドからあおったり、すくい打ちはなりません。アウトサイド・インのカット軌道にもならないでボールを打つことができます。
そして、アマチュアゴルファーのほとんどが失敗する「水平振り」や「ひざ立ち打ち」もちゃんと打てるようになるのです。
では、どうすれば「腕の入れ替え」をタイミング良く行うことができるのか?
セミナーでは2つの方法でレクチャーしています。ひとつは、ゆっくりとしたスイング、もうひとつはスピード(外力)を使ったドリルを体験してもらってます。特に大事なのは後者で、スピード(外力)が意図的に強く使える状況で練習すると、ほとんどの受講者は「えっ、これがゴルフスイングなの?」と声をもらします。ゴルフ歴が10年以上、ハンデキャップがシングルに近い人でも、いままで経験したことがない、いままで意識したことがない動作だとおっしゃいます。外力(スピード)を使うと、その外力(スピード)が正しい動作を実践しやすくなるのです。ペダルを外した自転車と同じく、ゴルフの場合も静止からスイングを作り上げようとするよりも、外力(スピード)を使った方が、身体の動きが良くなるのです。
ゴルフスイングで一番重要な要素、スイング作りのコツを本当に知りたい人は、オンプレーンセミナーを受講して下さい。これが一番確実な方法です。神田スタジオでも実施してますが、神田以外の場所でもリクエストがあれば、マーク金井はどこにでもサクッと行きます。交通費、宿泊代はかかりません。神田でも、神田以外の場所でも参加料は3000円です(神田以外の場所でやる場合はセミナーが実施できる場所のご用意をお願いします)。
ちなみに、セミナーでやっている外力(スピード)を使ったドリルはこんな感じです。しなりが強く発生する練習器具を使い、これをグイグイしならせ、パワーが蓄積した状態でパッと手を離すと、蓄積されたパワー、シャフトのしなり戻りによって、インパクトゾーンで正しいタイミングで腕の入れかが発生し、クラブヘッドはプレーンに沿って動くようになるのです。
もちろん、グイグイしならせる時、左右の運動方向がポイントになります。左手と右手の運動方向の違いをレクチャーし、それを正しく理解した上で、グイグイしならせてもらいます。このドリルでも左右の運動方向が間違っていると腕の入れ替えは発生しませんし、クラブヘッドはプレーンから外れてしまいます。
インパクトゾーンで左右の腕(左右の手)を入れ替えるという動作は、一般的には「リストターン」とか「手の返し」、「ヘッドを走らせる」、「右手が左手を追い越す」等と言われています。確かに、これらの言葉も当てはまりますが、これらの言葉を意識していても、左右の腕(左右の手)が正しいタイミングで入れ替わっている人は、非常に少ないのです。なので、マーク金井はわざわ面倒くさい言葉、左右の腕(左右の手)の入れ替えという言葉を使っているのです~。
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