マーク金井blog

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2024年02月08日超私的なシャフト試打  三菱ケミカル ディアマナWB

昨日は赤羽早朝でサクッと9ホールプレー。三菱ケミカルから発売されたディアマナWBを装着したドライバーをテストしてきました。

 

ディアマナは2004年に立ち上がったブランドで今年で20周年。今回で第六世代を迎えるプロユースのシャフトです。Wシリーズはいわゆる白マナで、手元側にしなりのポイントがあるのが特徴ですが、このモデルも切り返しで手元側がクイッとしなり、先端側の剛性が高く仕上がっています。この特性により、元調子に求められる低スピンで強い弾道が打てます。

 

 

先端側の剛性について補足すると、同社の手元調子系テンセイほどは硬くない感じがしました。これにより、超私的には捕まったフェードがイメージ通りに打てるシャフトです。

 

 

 

しなり感について付け加えると、テンセイの元調子系(テンセイプロ ホワイト1K)に比べるとシャフト全体のしなり量は大きめで、バネ感のようなムチのような挙動が手に伝わります。先端剛性もテンセイの元調子系に比べるとやや軟らかい。実際、メーカーの資料も見ても、ディアマナWBの方がやや軟らかめに設定されています。

 

 

 

ディアマナの元調子系とテンセイの元調子系、どちらも元調子であることは間違いありませんが、ディアマナWBの方はややダブルキック的な挙動が出るような剛性部分に設計されているようです。

 

 

 

切り返しがゆったりしている人はテンセイよりもディアマナの方がタイミングが取りやすく、切り返しがシャープな人(クイックな人)は、ディアマナよりもテンセイの方がタイミングが取りやすいと感じると思います。

 

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スイングの仕組みが具体的に分かる、アナライズセミナー。2月13日と23日に実施致します。こちらから申し込みできます。ふるってのご参加お待ちしております。

https://www.analyze2005.com/seminar

 


2024年02月06日超私的な考察  慣性モーメントが巨大なドライバーを正しく使いこなせる人とは!?

先週の日曜日は北海道、旭川にてアナライズセミナーを実施。TUCゴルフラボのオープン記念のイベントとして、ゴルファーのスイングが大型ヘッドと相性が良いのかどうかを診断、そしてヘッド慣性モーメントが巨大なドライバーを上手く使いこなすスイングとはどんあものかをレクチャーしてきました。

 

セミナーの翌日、月曜日は富良野にてスノボ。早朝スノボと同じくサクッと2時間ほど滑り、北海道ならではのパウダースノーを堪能してきました。

 

 

 

今年発売されるドライバーはいずれも慣性モーメントの大きさを強くアピールしています。テーラーメイドとピンはヘッドの慣性モーメントが1万gcm2(数値は横方向と縦方向を合算したもの)と謳っています。

 

 

 

確かに慣性モーメントが大きくなるほどにミスヒットした時、ヘッドの挙動がブレづらくなり、飛距離、方向性が安定します。芯を外した時でも飛距離が落ちづらく、左右の曲がりを押さえることができます。

 

 

ただし、慣性モーメントが巨大になるのはメリットばかりではありません。

 

 

慣性モーメントの数値を上げるためには、重心(スイートポット)位置がシャフトの軸線から遠ざかります。偏重心の度合いが増してきます。加えて、メーカーはあまり表立ってアナウンスしてませんがヘッド重量が重くなります(重くしないと慣性モーメントの数値が上がらない)。

 

 

 

なので、多くのゴルファーは慣性モーメントが巨大なドライバーを振ると、慣性モーメントが小さいドライバーに比べると、振りづらく感じたり、ヘッドスピードが上がりづらくなるのです。

 

 

アナライズには、ヘッドが巨大なアイアン(XLアイアン)がありますが、これの慣性モーメントは1万gcm2をはるかに上回っており、これを振ると慣性モーメントの大きさがゴルファーにどんな影響を与えるのかを如実に知ることができます。

 

 

ゴルフは物理です。

 

 

慣性モーメントが巨大なドライバーを上手く使いこなせるかどうかは、このXLアイアンを振ることで即座に分かります。アナライズセミナーでは、このXLアイアンだけでなく、自分のスイングがどんなタイプなのかをチェックする器具を多数用意しております。

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アナライズセミナーの申し込みはこちらから。

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