ブログ更新をメールでお知らせ
ブログ更新のたびにメールでお知らせします。確認メールが飛ぶので、そこに書いてあるリンクを必ずクリックしてください。「MMT9」に協賛いただいています
ブログ内検索
カテゴリー
- GDOブログ アーカイブ
- MMT9
- YouTube
- アナライズからお知らせ
- イベント
- クラブセッティング
- コースマネジメント、ラウンドにて思う
- ゴルフが上手い人と下手な人は何が違うのか?
- ゴルフクラブ分析
- ゴルフの不都合な現実
- ゴルフの竪琴
- ゴルフは物理
- ゴルフボール
- ゴルフ業界情報
- ゴルフ雑誌から
- シャフト情報
- スイング、ゴルフ練習法
- スコア、ショット分析
- セイバーメトリクス
- チッパー(アプローチ専用ウエッジ)
- トーナメントから
- パター、パター練習法
- メディア(電子書籍)
- ライ角
- ルール、マナー
- レディースゴルファー
- 新製品情報
- 未分類
- 自転車シリーズ
- 計測器、分析法
- 諦めのゴルフ
- 買い物、デジモノ大好きマーク金井
- 超私的な〇〇
- 超私的なお作法
- 超私的なクラブオブ・ザ・イヤー
- 超私的なクラブ選び
- 超私的なゴルフクラブの謎
- 超私的なゴルフ場調査
- 超私的なご案内
- 超私的なヤングタイマー試打
- 超私的なランキング
- 超私的なロジゴル
- 超私的な上達論
- 超私的な予想
- 超私的な報告
- 超私的な提案
- 超私的な検証
- 超私的な理系のススメ
- 超私的な競技体験インプレ
- 超私的な総括
- 超私的な考察
- 超私的な衝動買い
- 超私的な観戦記
- 超私的な試打インプレッション
-
人気の記事
-
最近の投稿
-

月別アーカイブ: 2023年10月
2023年10月10日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第27回「選択肢とは何かを考える」
「選択肢が増えるほど選べなくなる(Jam study/決定回避の法則)」というのは、我が身に照らしても「心理だなぁ」と認めざるを得ない。しかし、ゴルフクラブに関してもそうかと言えば、答えは「No」である。たくさんの新製品を前にしても、コレかな? それともアレかな?と迷うことが少ない。コレじゃない、アレでもないとすぐに取捨選択をすることができるのだ。
それはなぜか?
自分が欲しいゴルフクラブのイメージがはっきりしているからである。
例えば、ドライバーの場合は「最大飛距離」ではなく、フェアウェイの幅に打っていける「正確性」が欲しい。そうなると、驚くほど飛距離が出る!というドライバーほど、自分の選択肢からは除外される。なぜならば、キャリーが伸びれば伸びるほどインパクトでの打ち出し方向の管理がシビアになるからだ。
例えばまったく同じ角度で右に打ち出したとしても150ヤード、200ヤード、250ヤード、300ヤードと距離が出る毎に、目標からのズレ幅は大きくなる。飛ぶクラブほど常にスクエアインパクトできる技量が求められる。そういう感覚を持っているのである。現在発売されているドライバーはすべて「飛距離」を伸ばすために開発されたもの、として考えると、フェアウェイの幅に打っていける「正確性」が欲しいと望んでいる私自身にとっては、今一つ選択肢に乏しいと感じられる状況。それが冒頭、たくさんの新製品を前にしても、コレかな? それともアレかな?と迷うことが少ないと書いた理由である。
「選択」とは、選んだ結果が違ってくるからこそできるものである。
今のドライバーはどれを使っても同じようによく飛ぶ。平均して高レベルになっているから、たくさんあるほど一本に絞るのが難しいのではないだろうか? よく飛ぶドライバーが欲しい多くの人にとっては、より取り見取り過ぎて逆に大変な時代であるといえよう。逆に、最大飛距離じゃないんですよ、僕が欲しいのは!と思っている人にとっては、いまいち最新に興味を持ちにくい時代といえる。選択肢がないからこそ「ちょっと前のドライバーの方が狙い打ちはしやすかったよな……」と、自ら選択肢を現在+過去へと広げていくことになるわけだ。
マーク金井がオルタナゴルフで提案している、“ヤングタイマー”モデルや短尺スチールドライバーがまさにそれだ。
誤解のないように書いておくと、古いのが良くて、今のドライバーがダメだと言っているわけではない。最大飛距離が欲しいならば、最新ドライバーの中でから選んだ方がいいのは明白。でも最大飛距離狙いではないのなら、過去にも使いやすいモデルはあるよね、と言っているだけなのである。
どのラーメン屋がおいしいだろう?と悩むのも「選択」。今日はラーメンにしようか、和食にしようかと悩むのも「選択」である。今のゴルフクラブ開発、とくにドライバーはどちらかといえば、うまいラーメン屋を探す「選択」。和食派には選びようのない感じといえば、わかっていただけるだろうか。
(書き手/高梨祥明)
マーク金井のYoutubeチャンネル「オルタナゴルフ」では、なぜあえて古いモデルを選択肢としているのか? その理由にこそ興味を持っていただきたいと思います。まずは「素人のゴルフ ドライバーは飛ばなくていい」からご覧いただければ幸いです。
2023年10月06日ゴルフの上達に欠かせない「道具」の話 第26回「最大飛距離はどうすれば手に入る?」
マーケティングリサーチが行き届き、望まれているパフォーマンスが高度な設計技術と製造技術によって具現化される。令和の御代にゴルフに興じる我々は、数百年に及ぶゴルフの歴史の中で最も進化したゴルフギア手にプレーを楽しめる超絶ラッキーな世代である。
設計・製造の発達は、プレーヤーニーズが同じであるならば、同じような「正解」を導き出す。例えば「もっとボールを遠くへ飛ばせるクラブが欲しい!」と望めば、各ブランドが定められたルールの中で、最善を尽くして「もっと!」を叶えよう努力する。その結果に生まれるのが、ゴルフ道具の「同質化」だ。
どのブランドの製品を使おうとも、そのパフォーマンスは高いところで平均化してくるのである。これを「つまらない」と切り捨ててはならない。成熟とはそういうものだからである。定められたルールの中で考え抜かれ、かなりいいセンまでいっている優れたゴルフ道具を我々は今、手に出来ているのである。
では、この先、いかなる新製品を手にしてもこれ以上飛距離を伸ばしようがないのだろうか? ある意味ではそうだと言える。しかしながら、多くのアマチュアにとっては「まったくそうではない」とも断言できる。我々はもっと、もっと遠くへボール飛ばすことが可能だ。なぜならば、いま現在、我々はあまり効率的にボールを飛ばせていないからである。
・持っているパワーを効果的にクラブスピードに変換できていない。
・エネルギーロスの少ない打点でボールをヒットできていない。
・狙った方向にボールを打ち出せていない。
もったいないことだらけ。現状の飛距離とは単にその結果である。
せっかくゴルフの歴史上最も進化した素晴らしい道具を手にしているのだから、自分自身の正確性、効率を少しでも上げてやれば、確実に飛距離は伸びていく。同じクラブを使って、ツアープレーヤーがあれほどの飛距離をマークしているのがその証明だ。効率が飛距離を引き上げるのだ。
毎日のようにラウンドをしているマーク金井でさえも、一日の終わりには「フレループ」や「ゴルフの竪琴」を使ったコソ練を欠かしていない。これはスイングを整え、効率を上げるため。短尺スチールもインパクト効率を高めるための手段だといえる。
ゴルフクラブにはエンジンが付いていないから、効率を高め、ロスを減らすことでしかボールを遠くへ飛ばすことはできない。そして、人それぞれの最大飛距離は、道具の進化だけでは生み出すことができないのである。
(書き手/高梨祥明)
アナライズでは「効率」をテーマにした各種セミナーを開催しています。「フレループや「ゴルフの竪琴」などの練習器を使用した効率的な練習法についてもレクチャーしていますので、ぜひご参加ください。