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日別アーカイブ: 2013年8月28日
2013年08月28日アイアンの打感はボールを打った手応えだけでは決まらない!!

昨日は東京ドームで巨人、阪神戦を観てきました。
ビジター側の三塁側の席から、カラオケで100曲ぐらい歌うぐらい声を張り上げて応援しましたが阪神は完封負け(涙)。おかげで今日は声がろくに出ません(笑)
さて、今日はアイアンの打感(手応え)の正体についてがテーマです。打感というとゴルファーの多くはボールを打った手応えだと思っています。「マッスルバックは芯を喰った時の手応えが最高~」なんて言われるように‥‥
打感とは=ボールを打った時の手応え
良い打感=芯を喰った手応え
と思っている人がほとんどでしょう。しかし痺れるような心地良い打感の正体は、芯を喰った時には得られません。意外と思うかもしれませんが、芯をちょびっとだけ外した時に、ほとんどのゴルファーは打感の良さを感じています。何故かと言うと、打感の正体は‥‥音と‥‥
打感=振動
だからです。アイアンに限りませんが真芯で捕えるとヘッドはブレません。このため手応え(振動)が希薄です。対して芯よりも少し下側で捕えると、ほんの少しヘッドがブレてその振動が手に伝わります。それがゴルファーには心地良く感じ、「打感が良い」「手応えが良い」「分厚い手応え」と感じるのです。そして不思議なことですが、アイアンの場合、芯よりも上でヒットすると手応えは良くありません。大半のゴルファーは手応えが悪さを感じ「ぽっこん」が出たとかと言ったりします。芯の下に当たるか芯の上に当たるかで、アイアンの打感はまったく正反対になるのです。
そして、「打感=振動」という意味では、打感はボールから伝わるだけでなく、実は地球(地面)を叩いた時のフィードバックでもあるのです。ドライバーの高さにティアップしたボールを打つと、インパクトでソールは地面から浮いてます。対してマットの上に置いたボールを打つと、ソールは地面を叩きます。打ち比べると、マット上にボールを置いた時の方が、振動がゴルファーに多く伝わるのが体感できます。打感の正体が振動だと考えるならば、ゴルファーはボールと地球(地面)から伝わる振動の良し悪しが、「打感の良し悪し」となるのです。
マーク金井はアイアンを試打する時、調整可能なアイアンならば試打の前にライ角を自分に合わせています。5番で65度前後と非常にアップライトに調整してから打ってますが、そうすることでインパクトでソールがベッタリ地面に付き、打感を正しくチェックできるからです。言い換えると、ライ角を調整できないアイアンを打つ場合、本当の打感をチェックできません。なので、マーク金井やアナライズのスタッフがライ角フィッティング、クラブ診断する時は、「ライ角が合っていないと、本来の打感を得られない」ことを伝えています。

ライ角が合わないと、芯に当たりませんから打感は判断できないはず興味ある方↑クリック
ピンやミズノはアイアンでのライ角の重要性を伝えていますが、「ライ角=方向性」、ライ角が合っていないと球が左右に曲がることを強くアピールしています。なぜか打感については触れていません。打感にこだわるメーカーのアイアンでも、「素材で打感の良さ」をアピールしているのに、ライ角が打感に影響を与えることについてはまったくと言っていいほど触れていません。
打感についてまとめると
フェース面(打球面)が分厚いほど打感が良くなる
ステンレス鋳造よりも軟鉄鍛造は打感が良くなる
芯の少し下で捕えると打感が良くなる
適正ライ角で打つと打感が良くなる
この4つで打感が決まります。これはあくまでマーク金井の個人的な感覚ですが、素材そのものが打感に及ぼす影響は20%にも満たないでしょう。素材よりもそれ以外の要素の方が打感に強い影響を及ぼします。マーク金井はSSアイアンを設計する時、素材はステンレス鋳造作ることを決めました。そしてスイートエリアが広がるデザインにしました。打感については、バンス角を強く設計することで、芯の少し下で捕えやすくしてあります。また、ステンレス鋳造ですがライ角調整が可能です。適正ライ角で打てるように作ることで、心地良い打感を味わえるように作りました。
たかが打感、されど打感。
本当に打感にこだわってアイアンを選ぶならば、打感の正体をぜひとも知っておいて下さい~。
(▼▼)b
PS.マーク金井が設計したリンクスのSSアイアン。ゴルフクラシック10月号(只今発売中)、ではアマチュアのお助けクラブと高い評価をいただきました。見た目は独特ですが、打てばやさしさが実感できます。ナイスショットが3発続けば、見た目の違和感は吹っ飛びます~。ユーティリティよりもやさしい4番、5番は1本売りもしてます~。
投稿 by マーク金井のアナライズ.