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日別アーカイブ: 2013年8月10日
2013年08月10日男性ゴルファーが赤ティ(レディスティ)でプレーするメリットとは??
メジャー最終戦の全米プロ選手権。予選二日目を終えてトップはジェイソン・ダフナー。日本勢では松山英樹、石川遼プロが共に頑張っていますが、それにしてもトーナメントコースは距離が長いです。

全米プロ 松山英樹、石川遼揃って予選通過! 写真はGDOより転載 撮影はJJ田辺 全米プロのフォトギャラリーは←をクリック
開催コースであるオークヒルの東コースの距離は7163ヤード。それでいてパー70。パー5は2つかしかありません。アウトのパー5は550ヤード、インのパー5は598ヤードもあります。ドライバーの飛距離が250ヤードの人にはとてつも長いコースです。ゴルフは飛距離を競うゲームではないと言われてますが、優勝争いするにはドライバー(ティショット)の飛距離は最低でも280ヤードは必要でしょう。ミケルソンは今回もドライバーを抜いたセッティングをしていますが、彼の場合、3Wでも300ヤードぐらい飛ばしてきます。ミケルソンの3Wは井戸木プロのドライバーよりも30ヤードぐらい余計に飛ぶから、ドライバーを抜いたセッティングができるのです。
さて、このコースのヤーデージ(距離)。我々アマチュアがプレーする場合、ここまで距離が長いコースはそう多くありません。また、距離が長いコースでも、白ティ(レギュラーティ)からプレーするとかなり距離が短くなります。
コースによっても異なりますが、例えば7000ヤード級のコースだと、
黒ティ(チャンピオンティ)7000ヤード
青ティ(バックティ) 6700ヤード
白ティ(レギュラーティ) 6300ヤード
赤ティ(レディスティ) 6000ヤード
ぐらいの感じになります。そして多くのコースでは黒ティの使用は許可されません。アマチュアがプレーする場合、大抵は青ティか白ティをチョイスすることになりますが、なぜか男性ゴルファーは青ティ、いわゆるバックティで回りたがります。トーナメントコースの影響がどうか分かりませんが、バックティ礼賛型のゴルファーが非常に多いです。そして、バックティが使えないとコースにクレームを付けたりする人も少なからずいます。ちなみにマーク金井はバックティにこだわりは一切ありません。白ティからでもしょっちゅう回りますし、時には赤ティからでも回ったりします。ダイアモンドオン・ラインの取材で森下千里さんとプレーする時は、彼女と一緒に赤ティからティショットを打っています。
そして赤ティからプレーする時は、ミケルソンよろしくドライバーは使いません。森下さんとプレーする時は彼女のドライバーの飛距離と同じ飛距離が出るクラブでティショットを打ち、セカンド以降も7番アイアン以上の番手は使いません。使用クラブを限定すれば、赤ティからでも距離が短くて物足りないなんてことにはなりません。女性の飛距離でプレーすることで、自分のゴルフの中味がかなり具体的に見えてきます。
ちなみに水曜日のマーク金井のスコアは39、36の75。前半は3パットが2回でボギーが2つ。グリーンを外してからのボギーが1つ。後半は、出だし2ホールで3パットしてボギーが2つ。16番と18番でバーディパットを決めて2バーディで36でした。前半はグリーンを外したのは1度、後半はすっべてのホールでパーオン。これで何が分かるかというと、
7Iで打つとティショットがフェアウェイキープの確率が高い
7Iで打つとOBや池ポチャ、林に打ち込まない
フェアウェイキープしていればパーオンの確率が高い
150ヤード以内からはグリーンに乗せられる
パーオンすれば大体、ボギー以内で上がれる
スコアが良くなるかどうかはパット次第
セカンドショットでチョロやダフり、ザックリを打たない
そうです。赤ティで打つとセカンドショット以降のゴルフの内容がかなりシビアに分かってくるのです。逆に言うと、距離の長いコースやバックティからプレーすると、自分のゴルフの内容が中々見えてきません。そしてティショットでは飛距離を求めてしまい、それが交通事故(OB、池、林)につながったりしています。そして、ティショットが飛ばないとスコアメイクできないという錯覚にも陥ります。結果、練習場ではドライバーばかり練習することになり、150ヤード以内のアイアンショットや、アプローチ、パット練習が疎かになってしまいやすいのです。
距離の長いコースやバックティからドライバーを思い切り振り回すことはゴルフの醍醐味ですが、バックティから90以上叩いてしまうと自分のゴルフの問題点がなかなか見えてきません。ティショット次第でスコアがガラッと変ってしまうからです。対して、白ティや赤ティのように距離が短いコースならば、何が上手くて、何が上手くないのかが浮き彫りになってきます。ゴルフのスコアは「100ヤード以内」で決まると言われてますが、距離が短いコースでプレーするほど、それがハッキリ見えてきます。
森下さんはラウンド後「ボギーがずっと続くのは嬉しい反面、すごく苦しい」と言ってましたが、まさにこれがゴルフ。赤ティでも何でもいいから、9連続ボギーとか、9連続パーというのを一度は経験してみて欲しいです。この息苦しさを経験することは、バックティから回るとの同じぐらい、いやそれ以上にゴルフの本質に近づけるとマーク金井は思っています。
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