
カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2014年07月10日ドライバーで風に負けない球を打つコツとは!?

大型の台風8号が九州から本州にかけて上陸しつつあり、関東エリアも天気がかなり怪しくなってきました。マーク金井が主催するMMTツアー、アマチュア予選会が明日11日に予定されてましたが、当日は天候悪化が予想されるので延期を決定しました。予選会の振替日は24日(木曜日)で、場所は同じく赤羽ゴルフ倶楽部です。
さて台風とまではいかないですが、ゴルフにつきもののなのが風。今週は全英女子オープン、来週は全英オープンが開催されますが、英国のリンクスには風がつきもの。マーク金井は本場のリンクスで10ラウンド以上プレーしましたが、無風はめったにありません。大抵はビュービュー風が吹き、フォローではとんでもなくボールが飛び、アゲンストでは泣きたくなるぐらいボールが飛びません。横風が吹くと、50ヤードぐらい左右に持っていかれることもあります。ゴルフ発祥の地と言われるセントアンドリュースをプレーした時には強風が吹き、
フォロ-では7番アイアンで220yも飛んでしまい
アゲンストではドライバーで150yしか飛びませんでした(笑)
これを経験してからというもの、風に対する考え方が変わりました。本当に強い風が吹くと、風に負けない球は打てない。風の中ではとにかくおとなしくプレーするのが最善なことを学びました。そして、風と上手く折り合いを付けるには、スピン量をコントロールする技術が必要なこと。アゲンスト風ではとにかくボールをゆっくり打ち出し、スピン量を減らすことが大事。スピン量を減らせば、それだけ風の抵抗が減って飛距離ロスを軽減できるからです。来週の全英オープンでは、急遽出場が決まった石川遼を始め、松山英樹、宮里優作、小田孔明、岩田寛、近藤共弘、小林正則、塚田好宣の8選手が出場しますが、優勝争いに加わるには、飛距離や方向性もさることながら、強風下でのスピンコントロール技術が求められるでしょう。
そこで、今回のエントリーはドライバーで風に負けない球を打つコツについて。
風に強い球というと、低い弾道をイメージする人が多いと思います。高いよりも低い方が何となく風の影響を受けづらい感じがするからです。たしかに、地を這うようなボールは空高く上がったボールよりも風の影響を受けづらいと思いますが、球の高さとスピン量は直接関係ありません。低くてスピン量が多い球もあれば、高くてスピン量が少ない球もあるからです。
そして、ドライバーに関して言うと、球の高さとスピン量は‥‥
打ち出しが低いほどスピン量が多くなりやすく
打ち出しが高いほどスピン量が少なくなりやすい
意外と思うかも知れませんが、ゴルフクラブは構造上、打ち出し角を低くしてスピン量を減らすのが難しいのです。何故かというと縦のギア効果が打ち出し角とスピン量に影響を強く与えるからです。
例えば、ドライバーの場合、フェース中央にスイートスポット(芯)があったとしましょう。この場合、打点位置がフェースの下半分になっていると、インパクトの衝撃でフェースが下を向く方向に回転します。結果、ロフトが減る分だけ打ち出し角は低くなり、スピン量が増えます。フェースの下側に当たるとクラブとボールはギアのようにかみ合い、インパクトの衝撃でヘッドはロフトが減る方向に回転します。結果、インパクトロフトが減り、打ち出し角が低くなります。そして、ボールにはバックスピンが増える力が強くかかるからです。
言い換えると、フェースの下側でボールを捕らえると風に強い球は打てません。アゲンスト風でスピンが多くなる球を打ってしまうと、風の抵抗をモロに受け、吹け上がる弾道になってしまいます。
対して、打点位置がフェースの上半分になっていると、インパクトの衝撃でフェースは上を向く方向に回転します。結果、ロフトが増える分だけ打ち出し角は高くなり、スピン量が減ります。フェースの上側に当たるとクラブとボールはギアのようにかみ合い、インパクトの衝撃でヘッドはロフトが増える方向に回転します。結果、インパクトロフトが増え、打ち出し角が高くなります。そして、ボールにはオーバースピンがかかる力が発生しやすい分だけ、バックスピンが減りやすくなります。
そうです、天ぷらのミスにならない程度でフェースの上側でボールを捕らえるとスピン量が減って、風に強い球が打てるのです。
風に強い球を打ちたくなると、上かから押さえ込んで低い球を打ちたくなりますが、上から押さえ込んでも打点位置がフェース下側だとスピン量が増えてしまいます。打ち込んでも吹き上がる弾道になり、風の影響を強く受けて飛距離ロスします。風に強い球を打てるかどうかというのは、打点位置次第。天ぷらにならない程度にフェースの上側で打つと、野球のフォークボールのような弾道、サッカーの無回転シュートのようなスピンが減った弾道になって風に強い球が打てるようになるのです。
風に強い球を打つのにはパワーは必要ありません。フェースの上側で捕らえる技術があれば、アゲンストの風が吹いても飛距離ロスを最小限に止められます~。
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2014年07月09日コンパクトなトップを作るための極意とは!?

昨日はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」の公開生放送日。ゲストはピンゴルフジャパン広報の山口尚子さん。一昨日(7月7日)に記者発表された新製品、ピンG30シリーズのドライバーとアイアンを持参していただき、クラブについて色々お話を伺いました。

ピンゴルフジャパンの山口さん業界では、赤羽の米倉涼子と呼ばれている
G30ドライバーはヘッド体積460CCとルール最大級ながらも、今回は空力特性をアップさせたことが最大の特徴としてアピールされています。クラウンのフェース側に6本のフィン(タービュレーター)を取り付けることで空気の流れが良くなり、結果的にヘッドスピードを上げる効果が期待できるとのこと。米ツアーで戦うB.ワトソンはG30を使うことで更に飛距離が伸び、先週米ツアーを制したA.カブレラはいきなりG30を使っていました。マーク金井は神田のスタジオでじっくり試打しましたが、進化を感じたのはフェース。インパクト音が心地良い金属音になり、フェースの弾き感もアップしています。発売は9月上旬ですが、発売が今から待ち遠しいドライバーです。
G30はドライバーだけでなくFW、UT、そしてアイアンもラインアップしています。アイアンも飛距離を優先した設計になっており、前作(G25)と比べるとロフトが立っています。G25のロフトは5番で26度でしたが、G30では5番で24度。2度もロフトが変われば、5~7ヤードぐらい飛距離が違ってきます。もちろんピンのことですから、従来モデル同様、G30も歴代モデルを継承している部分があります。
ひとつはバンス角が大きいこと。
7番アイアンでバンス角が8度
8番アイアンでバンス角が9度
9番アイアンでバンス角が11度
バンス角を大きめに付けることでダフりのミスに強くなっています。そして、ピンと言えばライ角。従来モデル同様、このG30でもライ角のバリエーションは12種類もあり、これはクラブメーカーで唯一実施していることです。アイアンの性能をフルに引き出すには適正ライ角のアイアンを使うことですが、昔も今もピンが一番ライ角のバリエーションが多いです。
日本ではピンと契約しているのは、男子ツアーでは塚田好宣プロ。来週からは3度目の全英オープンに出場しますが、ドライバーはもちろん最新モデルのG30。アイアンは風対策を考えて、ブレードタイプのS55を使うそうです(一昨日の記者発表の場でコメント)。
さて、その塚田プロですが持ち球はドロー。トップはシャットフェースで重心距離が長いピンのドライバーと相性が良いスイングをしていますが、トップはコンパクト。ロングヒッターですが、腹八分なトップです。そして今週発売のゴルフ雑誌「アルバ」では、腹八分なトップの作り方をレッスンされています。
塚田プロは‥‥
「テークバックやトップで左手首が甲側に折れるとオーバースイングやシャフトクロスになります」と解説してますが、まったくその通り。左手首が甲側に折れると、グリップが緩み、関節も緩んでどこまでクラブが上がっていきます。加えて、左手首が甲側に折れてしまうと、それに連動してフェースが開き、オープンフェースなトップになります。オープンフェースだと、いくらG30のドライバーがやさしいと言っても性能をフルに引き出すことはできません。G30のように慣性モーメントが大きいヘッドは重心距離が長く、オープンフェースだとフェースをスクエアに戻しづらくなるからです。
腹八分のトップを作るためには、「アドレスで左手首の角度をキープすること」を塚田プロはアドバイスしています。でも、本当に腹八分のトップを作りたいならば、左手首というのは少し手の平側に折れ曲がっているぐらいでちょうどいいいです。実際、塚田プロのトップを見ても、左手首はフラットな状態から少し手の平側に曲がっています。そして、フェースは空を向いたシャットフェース。まさに重心距離が長いピンのドライバーと相性が良いスイングをしています。
テークバック、そしてトップで左手首を甲側に折らない(手の平側に少し曲げる)コツは、左前腕の使い方にあります。テークバックを開始したら、左前腕を反時計回りにねじりながらテークバックして下さい。左前腕を反時計回りにねじると、それに連動してフェース面は閉じていきますが、それでOKです。そして、試していただくと分かりますが、左前腕を反時計回りにねじると関節が緩みません。身体の硬い人はもとより、身体が軟らかい人でもトップはコンパクトになってきます。
ピンのG30に限らず、慣性モーメントの大きさをアピールしているドライバーはほぼ例外なく重心距離が40ミリ以上と長くなっています。このタイプのドライバーを使いこなすには、性能を100%引き出すためにはトップで左手首を甲側に折らないことが求められることを、ぜひぜひ覚えておいて下さい~。
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2014年06月19日長尺ドライバーで飛距離を確実に伸ばすコツとは!?

全米オープンが開催されたパインハーストNO.2ほどではありませんが、米ツアーが開催されるコースは距離がどんどん伸びています。昔は6800~7200yぐらいが当たり前だったのに、最近は7200~7500yぐらいあったりします。国内ツアー男子ツアーは米ツアーほどではありませんが、それでも昔に比べて距離が伸びています。今週開催の国内メジャー「ツアー選手権」にしても、7402yでパー72。10年前に比べると確実に長くなっています。距離を伸ばす理由は単純。男子プロのドライバーの飛距離が昔よりも伸びているからに他なりません。
では、なぜプロは飛距離が伸びているのか?
昔よりも体型、体力に恵まれる選手が増えてきたこともありますが、それよりも影響が大きいのは道具(クラブ、ボール)の進化です。プロの場合、道具を上手く使いこなすスイングをしているから、昔よりも20ヤード以上ドライバーの飛距離が伸びています。その一方でアマチュアの場合、道具(クラブ、ボール)の進化の恩恵を受けている人はプロほど多くありません。これまた理由は単純、プロに比べると、道具を上手く使いこなすスイングをしていないからです。
では、プロとアマチュアのスイングはどこがどう違うのか?
道具を上手く使うスイングと上手く使えていないスイングはどこが違うのか?
いくつかポイントがありますが、決定的な違いは‥‥
道具を上手く使えている人ほど、長いシャフトを短く使い
道具を上手く使えていない人をほど、長いシャフトを長く使っています。
禅問答のような感じがするかも知れませんが、この違いが分かっていないと、今どきの道具(クラブ)、特に46インチ以上の長尺ドライバーの性能を100%引き出すのは難しいし、進化したクラブの恩恵を引き出しづらく、「何を使っても飛距離はそれほど変わらない」状況から抜け出せないと思います。
では、長いシャフトを短く使うとはどういうことなのか?
ひとつめのポイントはトップからダウンの切り返しにあります。トップからダウンの切り返しでヘッドが描く円が小さいほど(手首のコックがキープされているほど)、長いシャフトを短く使えます。逆に言うと、切り返し直後に手首のコックがほどけてヘッドがポンと上に上がると長いシャフトを長く使うことになります。
切り返しで手首のコックをキープする。
これはマーク金井がゴルフを始めた頃、すなはち40年以上前からあるスイングのセオリーです。道具(クラブ、ボール)はめざましく進化していますが、こと切り返しでのセオリーについては、昔も今も何ら変わりません。これは46インチ以上の長尺ドライバーにおいても同じで、手首のコックをキープすることが必要不可欠です。クラブが長くなっても切り返しで手首のコックがほどけ、クラブが描く円が大きくなってしまうと、クラブの性能を100%引き出せないし、進化したクラブの恩恵を受け取るこ度合も減ります。全米オープンを制したM.カイマーにしても松山英樹プロにしても、トップからダウンの切り返しでは手首のコックが保たれ、シャフトを短く使っています。

切り返しでコックがキープできて、ヘッドが低い位置に収まる

切り返しでコックがキープできずヘッド上にポンと上がってしまう
切り返し直後のヘッドの軌道については、iPhoneやスマホで動画を撮れば分かりますし、より正確に軌道をチェックするにはエプソンのMトレーサーのような分析システムを使うと、より客観的、より正確にチェックできます。マーク金井のラジオ番組のアシスタント、アリエルは非常にダイナミックなスイングをしていますが、ドライバーの飛距離は120y。
Mトレーサーで軌道をチェックすると、切り返し直後のヘッド軌道はこれでもかってぐらい大きいです。対して、ドラコンにも出ていた吉田一尊プロのスイングをEPSONのスイング解析できるMトレーサーで軌道チェックすると、切り返し直後のヘッド軌道はこれでもかってぐらい小さいです。

吉田一尊プロのヘッド軌道。強烈にヘッドが下がっている(ちなみにコレでも全然軽く振ってます)
ただやみくもにボールを打つだけでは、切り返し直後の円を小さくすることはできません。気持ち良くスイングする限り、スイングというのは1ミリたりとも変化しないからです。変化させるにはとにかくゆっくりスイングすることと、スイングが変化しやすい練習器具を使うこと。マーク金井はスーパーシャット君とゴルフの竪琴を使って、スローモーションのようにスイングしていますが、これは長いシャフトを短く使う感覚を養いやすいからです。
どちらもトップからダウンの切り返しでは、トップの位置からヘッドを少し下げ(下に落とし)、それからダウンを開始します。ヘッドが下がれば、手首のコックを保て、長井シャフトを短く使えるからです。大事なことなので繰り返しますが、
トップの位置よりもヘッドが少しでも下がってダウンが始まる!!!!
これが長いシャフトを短く使うための第1段階。男子プロはほぼ例外なく、トップの位置よりもヘッドが少し下がってダウンスイングが始まっています。特に、飛距離がでるプロほどヘッドが下がります。第1段階があるということは、もちろん第2段階もあります。この続きは次回じっくり説明しましょう~。
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2014年06月18日長尺ドライバーで飛距離は本当に伸びるのか!?

先週末はゴルフの全米オープンとサッカーのワールドカップがあって、テレビに釘付けになっていた人も多かったと思います。もちろんマーク金井もその1人で、ゴルフ2連チャンの合間を縫ってテレビの前にかじりついてました。今年の全米オープンは特に距離が長いのに驚き、サッカーではテレビカメラの配置が斬新なのに驚きつつテレビ観戦をしてました。それにしても、7562yでパー70というのはモンスターコースです。単純に計算すると、1ホールのパット数を2として計算するならば、
7562y÷34打=222.1y
1打で約222.4y打たないとパーオンできないのです!!!!!!!!!!!!!
ちなみに、距離の長いミドル(パー4)を上げると、
2番 507y
4番 529y
8番 502y
16番 528y
500yを越えるミドルが4つもありました。クラブの進化でドライバーの飛距離が伸びたとはいえ、パインハーストNo.2は飛ばないことにはお話にならないコースです。にもかかわらず、優勝したM.カイマーをはじめ、優勝争いしている選手は500y以上でもティショットもセカンドもアイアンで楽々届かせています。米男子ツアー恐るべしです。
プロはこのようにドライバーの飛距離が劇的伸びてますが、アマチュアとなるとどうでしょう。クラブの進化の恩恵を受けている人もいますが、それほど受けていない人もいます。
また、飛びをアピールする長尺ドライバーを使っている人を見ても、道具(クラブ)の恩恵を大きく受けている人はそれほど多くないように見受けられます。
そこで今日のエントリーは、今どきのドライバー、特に長尺ドライバーで飛距離を伸ばす方法についてです。
ゴルフはこの35年くらいでクラブ、特にドライバーは急激に進化しました。ヘッドの素材が木からステンレス、そしてチタンに変わったことでヘッドが大型化され、そしてフェースの反発も上がりました。シャフトもスチールからカーボンになったこと軽量化され、そして長尺化されています。昔のドライバーと今のドライバーを比較すると
35年前のドライバー
・ヘッドは木製(体積180CC)
・長さは43インチ前後
・重さは350g前後
今どきのドライバー
・ヘッドはチタン(体積460CC)
・長さは45~47インチ
・重さは280~315g
ドライバーはヘッドが大きくなって、クラブが長くなって、軽くなりました。しかし、昔も今も変わらないことがあります。それは、クラブには動力(エンジン)がないこと。どんなに進化して飛距離性能がアップしても、ゴルフクラブには動力(エンジン)がありません。車ならばパワーアップすれば、アクセルを踏みさえすれば運転の上手い下手に関係なくスピードを出せます。
しかしゴルフクラブはそうはいきません。進化したクラブを生かすも殺すもゴルファー次第なのです。昔も今も、クラブを上手く使えるスイングしてこそクラブの性能を100%引き出せ、そして進化の恩恵を受け取ることができるのです。これは長尺ドライバーにおいてもしかりです。長尺は物理的にヘッドスピードを上げやすいですが、振り方に問題があると、長尺といえども飛ぶクラブにはならないのです。
では、どんな風にスイングすればクラブの進化の恩恵を受け取れるのか?
昔のドライバーに比べると、今のドライバーは普通の長さでも長尺です。現在、45インチは普通の長さですが、昔に比べれば2インチも長い。そして、46インチともなれば昔に比べれば3インチも長くなっています。
なので今どきのドライバーはすべて長尺ですが、長尺を使いこなすコツはズバリ、
長いシャフト(クラブ)を短く使う!!!!!
これが長尺ドライバーを上手く使いこなすコツであり、極意です。クラブの長さは物理的にはスイング中に伸び縮みしません。46インチのドライバーはテークバックでもトップでもダウンでもインパクトでも、そしてフォローでもフィニッシュでも46インチのままです。しかし、スイングの仕方によっては46インチが48インチになったり、44インチになったりするんです。実際の長さは変わりませんが、スイング中におけるクラブのポジションが良いか悪いかで、クラブは短くなったり(短く感じたり)、クラブは長くなったり(長く感じたり)するのです。
では、どこをどう意識すれば長いシャフト(クラブ)を短く使えるようになるのか?
それを理解する上で役に立つのが膝立ち打ちと、ゴルフの竪琴です。
おーっと、終電の時間が迫ってしまいました。この続きは次回説明します~。
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2014年06月12日今話題のミニドライバー、マーク金井の試打インプレッション!!

昨日はバドミントンのヨネックスオープンを観戦してきました。場所は東京体育館。元々は日本オープンだったそうで、国内選手はもとより世界各国のトッププレーヤーが参加しています。マーク金井は11日もっとも注目のカード、山口茜(勝山高校)とロンドン五輪覇者にして世界ランク1位のリ・シュェルイ(中国)の対戦を間近で観てきました。
第1ゲームを山口選手があっさりが取り、第2ゲームも取って勝ってしまうのでは?と期待したものの、19-19から2点をリ・シュェルイに取られてしまいました。ファイナルも両者拮抗しましたが、終盤に入って力の差がジワジワ出始めリ・シュェルイ選手に軍配が上がりました。山口選手は世界ランク1位のリ・シュェルイと互角に戦い、激しいラリーやきわどいヘアピン合戦など、見応え十分でした。そして改めて感じたのは、スポーツ観戦は生で観るのが一番面白いです。そして野球もそうですが、スタジアムで椅子に座って観戦するのが楽しいです。突拍子もないかも知れませんが、ゴルフの試合もスタジアムで座って観戦できれば、もっとギャラリーが増えるし、もっとエキサイティングな試合が繰り広げられるような気がしました。
さて、今日のエントリーもミニドライバーについてです。マーク金井は現在、ミニドライバーを2本所有しています。
キャロウェイ X2ホット ディープ ロフト12度
テーラーメイド SLDR S ミニドライバー ロフト12度
どちらも並行輸入品を購入して、すぐにリシャフトしました。ヘッドだけ欲しい場合、日本仕様よりも平行輸入品の方が割安だからです。さて、この2本のミニドライバー。ヘッド計測してみると、「嘘でしょ」ってぐらい似ている所と、まったく似ていない所があるのが分かりました。
キャロウェイ
X2ホット ディープ
・重心距離 35.5ミリ
・重心深度 31.75ミリ
・重心高さ 25ミリ
・フェース厚 40ミリ
・ヘッド重量 211.9グラム
テーラーメイド
SLDR S ミニドライバー
・重心距離 35.5ミリ
・重心深度 30.25ミリ
・重心高さ 27.25ミリ
・フェース厚 40.5ミリ
・ヘッド重量 216.4グラム
フェースの厚みと重心距離はまったく同じです。そして、どちらも重心深度が浅くて低重心。数値的にはX2ホット ディープの方がより低重心で少し重心が深め、対して、SLDR S ミニドライバーは少し重心が高めで少し重心が浅めです。基本的には2本とも、
浅低重心で低スピン弾道が打ちやすい!!!!!
今どきのぶっ飛びドライバーと同じコンセプトです。実際、打ってみても両方とも弾道はドライバーと同じ。FWならではのスピンが効いてフワッと浮いた球は出ません。放物線弾道でランもしっかり出ます。しいて違いを挙げれば、キャロウェイの方がスピンが少ないのでランが出やすい感じがします。
キャロウェイ X2ホット ディープはティショット専用
テーラーメイド SLDR S ミニドライバーはティショットにも、FWからでもOK
な感じがしました。ヘッド形状も球筋に連動していて、X2ホット ディープの方がドライバーを小さくしたような形状。テーラーメイド SLDR S ミニドライバーの方は3Wを大きくしたような形状です。球筋的には、どちらもヘッドが返りづらく左のミスが出づらいクラブです。
そして、この2本の1番の違いはヘッド重量!!!!
キャロウェイ X2ホット ディープ
・ヘッド重量 211.9グラム
テーラーメイド SLDR S ミニドライバー
・ヘッド重量 216.4グラム
その差は4.5グラムありました。たかが4.5グラムと思うかも知れませんが、同じ長さで組み上げるとバランスが約3ポイント変わってきます。マーク金井はどちらのミニドライバーも43.5インチで組み上げましたが、X2ホット ディープはヘッドの重さがちょうど良くてしっかり振り切れます。対して、テーラーメイド SLDR S ミニドライバーの場合、43.5インチだとヘッドが効き過ぎて、振り遅れてしまいます。こSLDR S ミニドライバーに限らず、最近のテーラーメイドのウッドはヘッド重量がかなりヘビーです。それにも関わらず、テーラーメイドはヘッドが重いことをアピールしていません。加えて、メーカー公式サイトにはヘッド重量の記載が何故か無いです。
重いヘッドが振り切れない場合、クラブを少し短くすると振りづらさが解消されます。短くするとクラブ全体の慣性モーメント(MOI)が下がるからです。マーク金井的にはSLDR S ミニドライバーは43.25インチぐらいがちょうどいいかも知れません。
ミニドライバーはティショット用として使うのにかなり適していますが、とにかくスピンが少ないのが特徴です。なので、ヘッドスピードが遅めの人だと12度のロフトだとボールが上がりきらない可能性が高いです。ティショット用で使う場合でも12度でボールをちゃんと上げるには、ヘッドスピードは44m/s以上は必要でしょう。43m/s以下の人の場合ならば12度より14度の方がキャリーを稼げるし、飛距離も出そうな感じがします。
そして、改めて感じたのがシャフトの重要性です。ヘッドの性能を生かすも殺すもシャフトで決まります。マーク金井が一番最初に作ったシャフトはFWに適したW65ですが、これは60グラム台のシャフト。60グラム台のシャフトはiミニドライバーにもちょうどいい重量帯です。ミニドライバーはクラブの長さが43.5インチ前後と通常のドライバーよりも2インチほど短いです。この長さを考えると、シャフト60g台、そして手元のしなりを感じやすいシャフトがオススメです~。
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6/29(日)
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