マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2015年01月25日自分に合ったユーティリティクラブを選ぶコツとは!?

長らくお待たせしてましたが、昨日からマーク金井が設計したユーティリティクラブ、
「マジックマリガンUT」の発売を開始しました。先行限定発売ということで、ヘッドカバー無しで軽量スチール装着モデルのみのラインアップですが、お陰様で多くのユーザーからご注文をいただいております(カーボン装着モデルは2月下旬発売予定)。

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さて、このユーティリティクラブ。

 

長い距離をやさしく打てるということで作られたクラブで、実際、ロングアイアンよりもボールが上がりやすく、ミスに強いのが特徴です。しかしゴルファーの中にはユーティリティクラブを苦手にしている人も少なからずいます。

 

そこで今回は自分に合ったユーティリティクラブの選び方、やさしさを実感できるユーティリティクラブの選び方について書きたいと思います。

 

自分に合ったユーティリティを見つけるために、まず理解してほしいことがあります。それは、ユーティリティの本当の役割です。クラブフィッターの鹿又芳典さんも言ってますが、

 

難しいロングアイアンの代わりに、きっちりとグリーンを狙うクラブ

 

ユーティリティの本来の目的はロングアイアンの代用品なのです。なので、ユーティリティを選ぶひとつめのポイントは、ロングアイアンよりもボールが上がりやすく、ロングアイアンよりもミスに強く、ロングアイアンよりもボールを止められる、ということです。飛距離性能が高くても、ボールが上がりづらいクラブ、ボールが止まりづらいクラブはロングアイアンの代用品にはなりません。ユーティリティが苦手な人は、まずは飛距離性能にこだわるよりも、ボールが上がりやすいクラブを選んで下さい。

ロングアイアンのロフトは、

2番 18~20度
3番 20~22度
4番 22~24度

ぐらいです。ドライバーのヘッドスピードが40m/sぐらいの人の場合は、ユーティリティで使いやすいロフトは20度以上です。18度のユーティリティでイメージ通りの高さの弾道を打つには、ドライバーのヘッドスピードが43m/s以上必要でしょう。ヘッドスピードが40m/sの人が18度のユーティリティを使うならば、パー3のティショット用として割り切った方が使い勝手が良くなります。10度台のユーティリティは2番アイアンの代わりだと思って下さい。

 

そしてロングアイアンの代わりですから、大いにこだわって欲しいのがシャフト重量。ユーティリティの長さは‥‥

 

フェアウェイウッドよりも2インチ以上短く
アイアンよりは0.5~1.5インチ長い

 

市販ユーティリティの中には、シャフト重量が50g前後のカーボンが装着されたモデルが結構多いです。軽いので振りやすくヘッドスピードも上げやすいですが、軽さはメリットだけはありません。フェアウェイウッドとユーティリティがどちらもシャフト重量50g台だったりすると、長さと重さの関係からユーティリティは軽過ぎます。軽過ぎると、打ち急いでタイミングが不安定になったり、トップやチョロのミスが出やすくなります。ユーティリティを苦手にしているゴルファーを見ていると、シャフトが軽過ぎる人が少なからずいます。

 

ユーティリティの適正シャフト重量は
フェアウェイウッドよりも10~20g重い
アイアンよりは10~20g軽い

 

マジックマリガンユーティリティは純正シャフトとしてカーボンと軽量スチール(NS950UT)の2種類をラインアップしていますが、

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純正カーボンのシャフト重量は70g台
純正軽量スチール(NS950UT)のシャフト重量は90~100g台

 

アナライズではシャフトの重量マッチングを重視し、純正カーボンシャフトは一般的なユーティリティに装着されているカーボンシャフトよりも10~20g重めです。比較すると重さを感じるかも知れませんが、クラブ全体の流れを考慮すると、ユーティリティに適したシャフト重量は70g前後がちょうど良いと考えております。軽量スチールに関しては、アイアンでNS1050やモーダス、DGを装着している人にちょうどいい重さです。ちなみにアイアンにNS950(軽量スチール)を装着している人には純正カーボン(70g台)を推奨しています。

 

大事なことなので繰り返しますが、ユーティリティはロングアイアンの代わりとなるクラブです。FWと同じ距離を求めるクラブではありません。なので軽いシャフトはあまりメリットがないのです。マーク金井はユーティリティを開発するに当たってテーマにしたのは、

 

7番アイアンのような感覚で打てるユーティリティ

 

です。7番アイアンを手にした時はボールを上げようとしませんよね。アナライズユーティリティもボールを上げようとしなくても上がりやすく設計しました。本日14時から神田のスタジオで試打会を実施しております。お時間ございましたら、ぜひお立ち寄り下さい~。

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本日14時から17時まで マジックマリガンUTの試打会を神田のアナライズでやっています。お時間ありましたら是非お越しください

マジックマリガンUT  に限らず、いろいろ試打して、在庫があるものは販売させていただきます。(UTは注文が殺到しているため、お渡しは後日となります)

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場所がわからない人は、電話03-5294-0160までお問い合わせ下さい

ナチュラルパターに新しいラインナップが加わりました!!

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こちら先行発売開始!!↓クリック

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2015年01月21日フェアウェイウッドとユーティリティ、2打目で打つならばどちらが使い勝手がいいのか?

アナライズからのお知らせ

1月25日(日)

中越豪 パッティングセミナー

10時開始

ジオギャラクシー代表 中越豪。ツアーサービス、プロキャディの経験もある。中越豪があなたをパッティングの世界の入り口にご案内します。希望者にはパターの調整もします(別料金)愛用のパターをお持ち下さい

お値段は8000円です

お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!


 

 

毎週火曜日は午前中はガーラ湯沢でスノボ、夜の7時からは銀座松屋デパート屋上で、ラジオ番組のMCが日課です。昨日もガーラでガッツリ2時間半滑り、神田に戻ってから銭湯に入って原稿を1本仕上げて、銀座に移動。19時からはインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア。ゲストは女子プロゴルファーの青木瀬令奈プロでした。ガラス張りのスタジオ前にはオンエア前から大勢のギャラリーがつめかけ、あっという間に90分が過ぎました。

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青木プロは18歳でプロテストに1発合格。女子のプロテストは年に1回で、合格できるのは20位タイまで。非常に狭き門にもかかわらず、高校卒業直後の最初のテストに受かったそうです。そしてプロ入り3年目後、QTで好成績を納めて今シーズンはフルシーズン戦える出場権を手にいれています。

 

オンエア中、クラブセッティングを伺ったら、ウッドのセッティングが女子プロならではでした。

 

・ドライバー
・3w
・5w
・7w
・9w

 

そして、なんと11w(女性用ゼクシオの9w)もバッグに入っているそうです。ドライバーを含めるとウッドはなんと6本も入ってます。そして以外なことに、今やクラブセッティングに欠かせないユーティリティクラブは1本も入っていません。本人曰く「ユーティリティは苦手」で、「イメージ通りの弾道が打てない」そうです。対して、マーク金井の普段のウッドのセッティングというと、

 

・ドライバー
・ミニドライバー(2w)
・ユーリティティ(18度)
・ユーティリティ(21度)
・ユーティリティ(24度)

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ミニドライバーはティショット専用なので、実質、FWは一本も入ってません。アイアンとドライバーの間にあるクラブはユーティリティだけです。FWを1本も入れないのは、FWが特別苦手だからではありません。FWだと「イメージ通りの弾道が打ちづらい」からです。

 

 さて、このFWとUT。

青木プロはFWの方がイメージ通りの弾道が打ちやすいと言い、マーク金井はUTの方がイメージ通りの弾道が打ちやすいと言ってます。言っていることが正反対ですが、これには理由があります。それは、青木プロとマーク金井とでは飛距離を稼ぐクラブでの「弾道のイメージ」が正反対なのです。具体的に言うと、

 

青木プロは2打目で飛距離を出したいクラブではフワッと浮いて止る球を打ちたい。
マーク金井は2打目で飛距離を出したいクラブではライナー弾道で強い球を打ちたい。

青木プロはショートアイアンのような高くて止る球を打ちたいから、それが打ちやすいクラブであるFWをチョイスしています。FWは形状的に重心が深いのが特徴。重心が深いことでボールにスピンがかかりやすく、上がって止る球が打ちやすい。対して、マーク金井は吹け上がる弾道よりも、中弾道で伸びのある弾道を打ちたいから、それが打ちやすいクラブであるUTをチョイスしているのです。UTは形状的にFWよりは重心が浅いのが特徴、重心が深すぎないことでスピンがそれほど多くならず、中弾道で強い球が打ちやすいなっています。

 

・高弾道で止る球を打つにはFWが適し、
・中弾道で強い球を打つにはUTが適しています。

 

2打目で何を求めるかで、ウッドのクラブセッティングは大きく変わります。青木プロと、マーク金井は、どちらも極端なセッティングですが、普通のアマチュアゴルファーの場合、ボールを上げて止めたいならばFWを多くセッティングした方がイメージ通りの弾道が打てます。例えば、ドライバーのヘッドスピードが38~43m/sならば、

 

・3wもしくは4w
・5wもしくは7w
・21~22度のUT
・24~25度のUT

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こんな感じにするとクラブに応じて最大キャリーを出しやすくなって、飛距離の階段を上手く作れるようになると思います。もちろん、ここからアレンジもあって、抑えた弾道を打ちやすいならばUTを増やし、高く上がって止る球を打ちたいならばFWを増やすとイメージ通りの弾道が打ちやすくなりますし、2打目でグリーンを狙っていきやすくなるでしょう~。

 

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2015年01月12日常識として知っておきたいゴルフクラブの値段とは!?

アナライズは神田にスタジオを構えて10年が経過しました。神田は東京駅の隣駅ということもあって、5分もあれば新幹線に乗れます。加えて、デジタル(電気街)のメッカである秋葉原も隣駅。デジカメ、パソコン、デジタルガジェットが欲しくなれば、歩いて衝動買いに行けちゃいます。そして、神田はスキー、スノボの聖地でもあり、小川町エリアに足を運べば、スキー&スノボショップがよりどりみどりにあります。神田は買い物好きな人間にとって、衝動買いを気軽にさせてくれる理想的な街です(笑)。

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最近はゴルフクラブよりもスノボ関連商品をしょっちゅう買い漁ってるマーク金井ですが、スノボショップにいくたびに思うことがあります。それは‥‥

ゴルフクラブは高いのか? それとも安いのか?

 

スノボはモデルよって異なりますが、安いのは2万ぐらいからあり、高いのは10万円以上します。メーカー主力モデルは実売5~7万円ぐらいです。滑るのに必要なビンディングとブーツを購入すると、全部で7~10万円ぐらいかかるかと思います。安いセットならば4~5万円ぐらいで揃えられます。ゴルフほどではありませんが、全部揃えるとなると結構お金がかかるスポーツです。

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では、ゴルフはどうか? マーク金井は42年前にゴルフを始めましたが、その時、最初に揃えたのはミズノのハーフセット(7本組)です。センターフラッグというモデルでした。キャディバッグ付きで買いましたが、5~6万円だったかと思います(かなり怪しい記憶ですが)。当時のドライバーは木製(パーシモンまたは合板)で、単品だと2~10万円ぐらいだったと思います。クラブ代金には物品税というのも含まれてました。ゴルフは贅沢な遊びだという位置付けだったので、クラブは課税されていたのです。

 

では、現在の道具の価格はどうなのか?

ドライバーに関しては、2万円~25万円ぐらいです。

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スノボの板に比べるとかなり幅がありますが、これには理由があります。プレミアム感が強い高額商品が増えたことと、マークダウン品(旧モデル販売)が一気に増えたからです。特に、ここ数年、ゴルフショップの主力商品となっているのがマークダウン品で、これが売り上げの半分近く占めているショップも少なくありません。スキー業界同様、ゴルフクラブも最新モデルを購入する人が減り、ひとつ前のモデルを購入する人の方が増えているのです。スキー業界同様、ゴルフ業界においても、最新モデルも1年も待てば、定価の半額前後で手軽に購入できるからです。

 

結果、ドライバーの新製品の主力モデルは実売5万円~8万円。
マークダウン品(旧製品)の主力モデルは実売2万円~5万円。

 

偶然にもスノボの板(ボード)とドライバーの価格はほぼ同じです。ただし、スノボと違ってゴルフの場合は、ドライバーだけではプレーできません。他にもクラブを買いそろえる必要があります。本数を揃えるとなると、スノボに比べるとゴルフクラブは高額商品であるのは間違いないです。メーカー主力モデルで揃えるとなるとセットで10万円を軽く越えてしまいます。

 

ちなみに、世界最大マーケットである米国の場合は、ドライバーの価格帯は明確に3つにジャンル分けされており、

499ドル(プレミアム品)
399ドル(セミプレミアム)
299ドル(ベーシックライン)

現在、1ドル120円なので、日本円にすると

449ドル→6万円
399ドル→4万8000円
299ドル→3万6000円

 

米国だとドライバーの最新モデルが4~6万円前後で購入できます。円安になっていますが、日本に比べると値頃感があります。もちろん米国にもマークダウンがあって、マークダウンされた旧製品は100ドル以上値下がりし、2万5000~4万円ぐらいで買えます。
ちなみに、世界同一価格を目指しているピンのドライバーの値段は、

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ピンはG30LS-TECを発表

 

 

G30ドライバー日本実勢価格  4万3200円(税抜き)
G30ドライバー米国実勢価格  4万2000円(349ドル、税抜き)

 

どちらもネットショップの実勢価格で、定価より10%オフです。ピンは米国ブランドですが日本で買っても、米国で買ってもほぼ同じ値段です。ピンの値段はメーカー主力モデルとしてはかなりリーズナブルです。(ただし来月からピンは円安の影響で約10%値上がりします)。

 

今回はドライバーの実売価格について書きましたが、現状では2つの価格帯があります。ひとつは新製品の価格、もうひとつはマークダウン品の価格です。そして、マークダウン品の販売比率が上がったことで、クラブメーカーはセカンドブランド品、エントリーブランド品を大々的に作らなくなりました。これまた理由は単純。マークダウン品とセカンドブランド品は価格的にぶつかることになり、セカンドブランド品が非常に売りづらくなるからです。

 

ゴルフクラブというのは新製品とマークダウン品という2つの価格があり、同じクラブでも1年ほど経過すると、半額近く値段が下がって市場に再流通します(もちろんマークダウンしないクラブもあります)。スキー業界同様、良くも悪くも、これがゴルフクラブの販売価格の常識です。

 

アナライズもオリジナルクラブを販売してますが、アナライズは大手メーカーと違って大量生産しません。マーク金井がじっくりと時間をかけて設計し、試打を繰り返して必要な分だけ生産します。なので頻繁にモデルチェンジもしませんし、マークダウンもしません。早く買っても、遅く買っても値段は同じです。もうすぐ発売予定のユーティリティ「マジックマリガンUT」も、必要な分だけ生産するので、最初から最後まで同じ値段という非常識な方法で販売します。販売価格に関しては、「えっ、これってマークダウンじゃないの」ってぐらいリーズナブルな価格を予定しています~。

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2014年12月31日マーク金井が選んだ、超私的クラブ・オブ・ザ・イヤー2014 ウエッジ&パター編

アナライズよりお知らせ

今年もアナライズをご利用いただきありがとうございます。

アナライズの営業日は本日までとなっております。営業開始は新年5日から。注文は年末年始かかわらず、24時間365日受け付けておりますが、発送は29日から5日までお休みさせていだきます。6日より通常通り発送開始します。よろしくお願いします!!

※ご注文が殺到しているため、営業開始後も発送にお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください


 

 

一昨日は40年ぶりに地元大阪で高校の同窓会に参加してきました。40年前に机を並べた友人もマーク金井も56歳。その当時はゴルフのゴの字も知らなかった友人がゴルフにはまっているに驚き、当時の同級生はオイラがマーク金井になっているのにかなり驚いてました。ちなみに40年前のマーク金井はゴルフに夢中で、学校では帰宅部。毎日のように地元の練習場に通っていました。

 

40年前はすでにゴルフ歴は2年ほどで、最初に手に入れたゴルフクラブはミズノ。当時ミズノにはエントリー向けのブランドが3つあり、

 

マスターフラッグ(値段が一番高い)
センターフラッグ(値段が中間)
ファイナリスト(値段が一番安い)

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ミズノ センターフラッグ!

 

 

この中のセンターフラッグを購入。当時はウッドもアイアンも1本づつ購入でき、最初に手に入れたのはハーフセットです。2つめのセットは当時、大人気だったパワービルドのスーパーサイテーション。ジャンボ尾崎プロ、青木功プロ、杉原輝男プロ、そして当時のあこがれだった山本善隆プロが使っていたのにあこがれて、キャディでバイトして貯めたお金で購入しました。今でも覚えているのは、アイアンに装着されいたグリップは革製で手巻き。シャフトの裏側にはピアノ線が入っていて、これがバックラインの役割を果たしてました。

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ちなみに、コースデビューは「淀川パブリック」。今でも営業してますが、淀川の河川敷にあるショートコースです。本格的なコースとして初めてプレーしたのは「くずはパブリック」。こちらも淀川の河川敷コースです。当時のくずはパブリックは中学生料金というのがあって、18ホールを2000円弱でプレーできました。始発電車にのってプレーしたのを記憶しています。当時のくずはは、男子のレギュラーツアー開催コースでもあり、グレッグ・ノーマンをはじめ海外招待選手が出場してましたし、デビューしたばかりのジャンボ尾崎プロも出てました。レギュラーツアーだったので、もちろん地上波でテレビ放映もやってました。河川敷のパブリックコースで継続的に男子のレギュラーツアーをやっていたのは、後にも先にもくずはだけでしょう。加えて、当時はプロ協会(PGA)は東西に分かれており、くずはは西日本のプロテスト会場でもあったのです。

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現在の名称は 樟葉パブリックゴルフコースです

 

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くずは国際トーナメントの軌跡 (樟葉パブリックゴルフコースのホームページから転載)

 

 

40年前と今とでは世の中はすっかり様変わりしてますが、すっかりゴルフクラブもすっかり様変わりしてます。ということで、今回のエントリーはクラブ・オブ・ザ・イヤー2014の最終回、ウエッジ&パター編です。

 

まずはウエッジから。いきなりですが大賞は

ピン カーステン

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セット物のウエッジです。アイアンでもクラブ・オブ・ザ・イヤー2014に選びましたが、これは本当にやさしいクラブです。世界で一番やさしいウエッジを作りたくてMSウエッジ、SSウエッジを作りましたが、これはかなり形状が独特。対して、カーステンは通常形状にもかかわらず、ダフりに対するやさしさは群を抜いてます。ピンはピンアイ、ピンアイ2の頃からセット物のウエッジを作るのが上手いメーカーですが、それが脈々と続いています。

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2位 ピン G30
3位 クリーブランド RTX2.0 CB
4位 キャスコ ドルフィンウエッジ
5位 該当なし

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2位は PING G30

 

2位もピンのセット物のウエッジです。3位のクリーブランドもオートマチックに打てるやさしいウエッジですが、なぜか日本では人気がありません。中古ショップのスタッフに聞いてもリセールバリューが高くないそうです。4位のドルフィンウエッジはゴルファーによって評価が分かれますが、バンカーショットのやさしさはかなりのモノです。

 

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3位のクリーブランド588 RTX 2.0 CB

 

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4位のドルフィンウエッジ

 

続いてパターの大賞は

テーラーメイド ARC1

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かなり特殊なデザインですが、ストロークのしやすさ、そして打点がトウやヒール側に外れた時でも、直進性が高い転がりを得られます。フェースインサートの打感もこれまでのテーラーメイドの中では、音とボールの転がりが一致しやすいのも受賞理由になりました。

 

2位 オデッセイ ハボック
3位 ナイキ モダンクラシックメソッド MOD90
4位 該当なし
5位 該当なし

ハボックも慣性モーメントが非常に大きく、ミスヒットの強さは際立ってます。2位に甘んじたのはグリップ。慣性モーメントが巨大なパターにも関わらず、グリップが細い。ヘッドとグリップのバランスの悪さが減点材料になりました。

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オデッセイのパターで最大の慣性モーメント

 

3位のナイキ モダンクラシックメソッドMOD90は、クラシックなT型(キャッシュイン)。重心深度が深いパターに慣れてしまった人間には、重心深度が浅いパターというのは新鮮で、かつストロークのしやすさを感じます。夏場の高麗グリーンでパチンと打ちたい時はモダンクラシックメソッドのように重心が浅いパターの方が扱いやすいです。

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2014年はドライバーの当たり年だったのに比べると、アイアン、ウエッジ、パターは衝動買いしたくなるクラブが少なかったです。衝動買いしたクラブが少なかったことも、該当なしが増えた要因になっているかも知れません。

 

今日で2014年が終わります。2015年はどんなクラブが出てくるのか大いに楽しみにしたいです。

 

本年もブログを読んで下さりありがとうございました。来年も元旦からブログアップしたいと思いますのでよろしくお願いします〜。

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2014年12月29日マーク金井が選んだアイアン・オブ・ザ・イヤー2104

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今年も残すところ後3日になりました。昨日は試打インプレッションを連載しているゴルフダイジェストオンライン(GDO)のコンペに参加してきました。サミットGC(茨城県)にて、これがホントの打ち納め。スコアはイン40のアウト39。初めてプレーしたコースですが高低差がほとんどありません。最近大人買いしているCASIOの腕時計、プロトレックを左手にはめてプレーしたのですが、高度計を見ても高度がほとんど変わりません。一番低い所の高度が35m前後、一番高い所の高度が43m前後。高低差が気になったのは2番のパー3ぐらいでしたが、それでも10m弱の打ち下ろしです。

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CASIOのプロトレックは気温、高度、気圧、方位も計測できる。コンパスも付いている

 

ただし巨大なグリーン上にはダイナミックな高低差があって、ほとんどのグリーンは2段になっています。マウンドもあったりするので、パッティングはかなり神経を使わされるレイアウトでした。すべてのグリーンは変化に富んでましたが、今日のピン位置では、11番と17番が難易度が高かったです。そして、度肝を抜かされたのが6番パー3。とにかくグリーンが巨大。キャディさんに聞いたら、即座に「約1000平米(約300坪)あります」とのことでした~。。

さてさて、年末カウントダウンが近づいてきましたが、マーク金井の超私的なギア・オブ・ザ・イヤー2014もカウントダウンが近づいてきました。今日のエントリーはアイアン・オブ・ザ・イヤー2014です。

いきなりですが、大賞(1位)は‥‥

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ピンG30アイアン。安心感があります!

 

 

ピン G30

ゴルフ雑誌EVENのギア・オブ・ザ・イヤー2014では3位でしたが、マーク金井的にはこのG30がぶっちぎりで1位です。理由は単純、

 

「池越えで150y、乗せたら100万円もらえる」

 

というホールがあったら、迷わず選ぶのがG30だからです。EVENでもコメントしましたが、ドライバーと違ってアイアンは実用性一辺倒のクラブよりも、所有欲が満たされるクラブに人気があります。実際、軟鉄鍛造でやや小ぶりのキャビティ、例えばタイトリストのAP2ミズノのMPシリーズは人気が高く、売行きも好調です。しかし、マーク金井はこの手のロマンチスト向けクラブには食指が動きません。打感が良くてもミスにあまり強くないクラブは、スコアメイクしづらいからです。池越えで多少ミスしても池を越えてくれ、グリーンもしくはグリーン回りに飛んでくれるクラブの方が、確実にスコアメイクできるからです。このブログでも何回か紹介しましたが、「ゴルフデータ革命」(マーク・ブローディ著、プレジデント社)でも、

 

スコアにもっとも影響を与えるのはグリーンを狙うショット

と書かれています。マーク金井のアイアンを選ぶ基準はまさにこれ。グリーンを狙うショットでミスが出づらいクラブは何かをとことん考えた結果、ピンG30を大賞に選びました。加えて、ピンはステンレス鋳造ですがライ角を大きく調整できます。これも大きな加点になっています。他の加点要素はバンス角。ソール幅が広くてバンス角が大きいほどダフりのミスに強いからです。ちなみに2位以下は‥‥

 

2位 ピン カーステン
3位 フォーティーン TC777フォージド
4位 該当なし
5位 該当なし

タイトリストのAP1とかテーラーメイドのRSi1もやさしくてランクイン候補でしたが、どちらも日本ではライ角を大きく調整できません。もしもライ角調整できたら、この2モデルもランクインしていました。

 

大事なことなので繰り返しますが、アイアン選びはスコアを求めるのか、それともロマンを求めるのかでクラブ選びがガラッと変わってきます。EVENのギア・オブ・ザ・イヤー2014ではピンG30が3位にランクインしていますが、週刊パーゴルフの年末恒例ギア大賞においては、ピンG30はトップ10にも入っていません。この結果を考えると、日本のゴルファーはリアリストよりもロマンチストの方が多いような気がします。ちなみに、今年のパーゴルフのギア大賞、アイアン部門の第1位は、タイトリストのAP-2。発売以来首位を守り続けていたゼクシオは8代目にして2位にランクダウンしていいます。なっています。

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人気のタイトリストAP2

 

 

今年のゴルフを振り返ってみると、スクラッチ競技でメダリストを2回取れたこと、久しぶりに60台のスコアが出たこと、そして3年ぶりに4連続バーディーが取れました。平均スコアも0.5打ぐらい良くなってますし、70台のスコアで回ってこれる確率も上がっています。これらが実現できたのはひとえに「ミスが出づらいやさしいアイアン」を使って入るからに他なりません。

 

ドライバーに比べるとアイアンは性能差が大きく出づらいと言われてますが、そんなことはありません。同じピンでもヘッドが小ぶりでマッスルバック形状に近いS55とG30とを打ち比べると、「なんだこりゃ~」ぐらい、ミスに対する寛容性は異なります。ロマンよりもリアル(スコア)を求めるのであれば、迷わずアイアンは性能重視で選びましょう~。

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PING S55 たしかにカッコイイです

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マーク金井が2位に選んだピンの カーステンアイアン

 

 

市販モデルでは、やさしいキャビティバックでライ角が3度以上調整できるアイアンはそう多くありません。なので、マーク金井はライ角が3度以上調整可能は大型キャビティバックアイアンをすでに設計開発し、試打も繰り返してます。ウエッジ先行ですが、来年の3月ぐらいには皆さんにお披露目できるかと思います~。

 

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