マーク金井blog

カテゴリー: ゴルフクラブ分析

2015年02月05日スピン量が多い人とスピン量が少ない人のスイングの違いとは!?

毎年恒例のホットリストジャパンの試打が昨日から始まりました。ホットリストとは米国ゴルフダイジェストが始めたゴルフクラブの性能評価&審査で、毎年、評価が高いクラブに賞が与えられます。国内ではGDOが主催し、今年で4年目を迎えます。米国同様、有識者が審査員となって入念に審査し、評価が高いクラブに賞が与えられます。

img_hlj_01 (3)

HOT LIST”とは、米国「Golf Digest」誌が2004年から実施しているゴルフギアのレーティング企画。同誌が30万ドル以上(2012年度)のコストをかけ、100年を超えるゴルフ業界での経験をもとに、ゴルフギアの有識者や一般アマチュアによる試打評価(機能性45%、見た目・音・打感20%)、科学者と有識者による革新性の評価(30%)、販売店関係者とゴルフ業界関係者による需要性(5%)の評価を総合して、ゴールド、シルバーのバッジをつけるもの。日本で発売されている最新のゴルフクラブを対象に受賞クラブを決めるのが“HOT LIST JAPAN”である。(GDOホームページより引用)

 

昨日はドライバーとパターを80本近く試打してきました。FBで、「1本あたり何球ぐらい打つのですか?」という質問がありましたが、マーク金井の場合は、クラブによって球数が変わります。平均すると5~10球ぐらいですが、実は、いいクラブほど球数を打ちません。

 

10454910_10202645504458679_3429713935157209855_n

 

いいクラブは1球打っただけで性能がほぼ分かります。

 

対して、性能が分かりづらいクラブ、対象ユーザーがはっきりしていないクラブは球数が増えます。打ってもクラブから返ってくるフィードバックが少ないからです。マーク金井に関して言えば、球数をたくさん打ったクラブは評価があまり高くありません。クラブの個々の性能、審査基準については守秘義務があるので、ここでは一切書けませんが、ゴルフクラブはボールをたくさん打ったからと言って性能が分かるとは限らないのです。

 

ホットリストの審査員はゴルフクラブに造詣が深い人によって構成されていますが、その属性はバラエティに富んでいます。プロゴルファーももちろんいますし、メディアでお馴染みのテスター、そしてもちろんアマチュアゴルファーもいます。年齢構成、ヘッドスピード、持ち球も様々です。そんな中、昨日はユニークなシチュエーションを垣間見ることができました。典型的にスピン量が多いアマチュアと、典型的にスピン量が少ないアマチュアが、並んでドライバーを試打していたのです。まったく同じドライバーを打っているにも関わらず‥‥

 

スピン量の多いゴルファーのスピン量は4000回転超え
スピン量が少ないゴルファーのスピン量は2000回転前後

 

ヘッドスピードは2人とも43m/s前後。ヘッドスピードが同じなのにも関わらず、同じドライバーを打つと、スピン量が2000回転以上も異なるのを目の当たりにしました。そこで、今回はスイングとスピン量の関係について説明したいと思います。

 

スピン量が多いゴルファーの特徴

・クラブの軌道がアウトサイド・イン
・ダウンスイングで手首のコックが早くほどける
・ダウンスイングでヘッドが高い位置から降りる
・ダウンスイング以降、右サイド(右肩)の運動量が多い
・ダウンスイングで右ひじが伸びるのが早い
・インパクトゾーンで手、腕を早く振っている

右手を使って打つタイプ、手打ち(手の運動量が多い)タイプは総じてスピン量が多いです。

 

対して、スピン量が少ないゴルファーの特徴

・クラブの軌道がインサイド・アウト
・ダウンスイングでシャフトが寝ている
・ダウンスイングで左サイド(下半身)の運動量が多い
・ダウンスイングで右ひじが伸びるのが遅い
・インパクトゾーンで手、腕のスピードが遅い
・インパクトゾーンでグリップが浮く度合が大きい

左サイドのリードが大きいタイプ、ボディーターン(下半身の運動量が多い)タイプは総じてスピン量が少ないです。

 

FBでスイング動画をアップしましたが、同じタイミングで打ってもらうとクラブの振り方が正反対。スピン量が多いゴルファーはクラブを上から下に振り下ろす度合が大きく、スピン量が少ないゴルファーはクラブを下から上に振り上げる度合が大きいのが見て取れます。

この2人は極端な例ですが、スピン量が総じて多い人(ボールが吹け上がりやすい人)は、程度の差こそあれ右サイドの運動量が多く、クラブを上から下に振り下ろす度合が大きいと思って間違いありません。スピン量が総じて少ない人(ボールがドロップしやすい人)は、程度の差こそされ左サイドのスピン量が多く、クラブを下から上に振り上げる度合が大きいと思って間違いないでしょう。

 

今どきのドライバーの中には、スピン量をコントロールできるモデルも多いですが、調整機能をフルに活用しても調整できるスピン量は300~500回転ぐらいです。対してスイングが変わるとスピン量は2000回転以上も変わります。極端にスピン量が多いゴルファー、極端にスピン量が少ないゴルファーは、クラブ選びも大事ですが、ほんとうに適正スピン量を打ちたいならば、スイングを変化させることも大事です~。

 

(▼▼)b


 

アナライズからのお知らせ

ゴルフの竪琴検定 3級やります!!

2月7日 11時から!(1時間ぐらい)

事前講習からの検定試験

受験料(事前講習代含む) 1000円

受験資格

  • 受験資格は竪琴をお持ちで、練習している方。
  • そしてご自身の竪琴を持ってこられる方

定員6名(先着順)

yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

 試打受注会のご案内!

弊社のカリスマクラフトマン 赤坂がガッツリやります!

先日先行販売を始めた、アナライズオリジナル

マジックマリガン ユーティリティ

「ミスに強く、スコアを作れるクラブ」という設計コンセプトの元、打感・打音も心地よいユーティリティーです。
皆さんにも是非、この易しさを実感していただきたく
試打&受注会を開催します。

開催日

2月 7日(土)  14:00~18:00
2月11日(水)祝 11:00~13:00 14:30~17:00
2月14日(土)  15:00~18:00


上記時間内はご予約なしでいつでもご来店いただけます。
マジックマリガン ユーティリティ以外にもアナライズオリヂナルシャフト、MSウェッジ他、アナライズにあるもの全部試打可能です。
他にも今話題のマスダゴルフ CB-01アイアンも試打出来ます
*マーク金井使用クラブです シャフト フジクラMCI-80(S)
番手 5,7,PW

場所は神田のアナライズです! お問い合せは

yoyaku@analyze2005.com 赤坂まで


2015年02月04日2015年のゴルフクラブのトレンドとは!?

昨日(火曜日)は恒例の早朝スノボとインターネットラジオ、ソラトニワの「マーク金井の喋らずにいられない」のオンエア日。早朝スノボはお一人様で行くのですが、昨日はツーサム。アナライズ神田スタジオのご近所、中古ゴルフショップのカリスマ店長を強引に誘いました。F川さんは30歳ですがスキー、スノボは未経験。ゴルフの腕前はかなりのモノですが、スノボは正真正銘初心者。にもかかわらず、2時間ほどのレッスンでリフトに乗って下まで滑って降りることができてます。初心者ほどレッスンの重要だということを確認できました。

 

10609577_10202641570320328_1635614510670151417_n

 

 

ラジオのゲストはテーラーメイドゴルフの加瀬さんと山田さん。記者発表されたばかりの新製品「エアロバーナー」(3月5日発売)を持ってきていただき、新しいバーナーの魅力を話していただきました。ここ数年、ロケットボールズが販売されてた時はバーナーブランドのクラブはありませんでしたが、今回のエアロバーナーの構造はロケットボールズ、ジェットスピードのテクノロジー「スピードポケット」が継承され、ルール適合ながらフェースの反発を上げた構造で、「飛び」をアピールしたクラブになっているそうです。昨日の番組では、ドライバー、FW、UTを持っていただきましたが、近い将来はアイアンも登場します。

10509516_10202643118279026_2409643744373416485_n

 

そして、このエアロバーナー。名前が示す通り、空気抵抗を意識したデザインが採用されています。テーラーメイドでは空力実験を何度も繰り返した結果、エアロバーナーではクラウンが平面ではなく立体的な形状になっています。偶然かどうか分かりませんが、先日、記者発表されたキャロウェイのXHOT XRも空力抵抗を強く意識したヘッド形状になっています。これで、

 

ピン G30
キャロウェイ XHOT XR
テーラーメイド エアロバーナー

 

P1080652

10502503_10202580370830379_8572542711465423781_n

 

2015011412520824084

 

米国大手メーカーが足並みを揃えるような感じで、空気抵抗軽減をアピールしたドライバーを登場させてきました。1社だけならトレンドは言えませんが、大手3社が空気抵抗軽減を謳えば、新たなトレンドと言えるでしょう。国内メーカーも遅かれ速かれ、空気抵抗軽減を打ち出したドライバーを登場させてくる可能性大です。

 

 では、今になって空気抵抗をアピールするドライバーが増えてきたのか?

 

一番考えられるのはルールの問題でしょう。ゴルフクラブにはいろんな規制があり、それをかいくぐってクラブは進化しています。フェースの反発しかり、重心位置設計しかり、
調整機能しかり。その結果、ユーザーに強くアピールできるセールルポイントはほとんど出尽くした感があります。ユーザーの心理に刺さりやすく、新製品としての切り札として残っていたのが「空力」だったような気がします。

 

ゴルフクラブはめざましい進化を遂げていますが、その進化は誰でも享受できるわけではありません。空力抵抗軽減はゴルフの腕前にあまり関係ないこと、そして何よりも視覚的なアピールができることも、大手メーカーが採用に踏み切った理由だと思われます。

 

空力を意識したドライバーというのは特別目新しいテクノロジーではありません。過去に空力を狙ったクラブが登場している歴史がありますが、2015年モデルに関して言うと、車の開発並に空力テストを繰り返しています。加えて、米国では、他社商品と比較して自社製品の空力特性の高さをアピールしているメーカーもあります。

 

今の所、ヘッド形状そのものが空気の流れを良くなるようにデザインされているドライバーばかりですが、実は、空気抵抗で一番大きなのはフェースの分厚さ。インパクトゾーンでのヘッド挙動を考えると、フェースが分厚いほど空気と喧嘩することになります。それを考えると、本質的にはフェースは分厚いディープフェースよりも薄べったいシャローフェースの方が、空気の抵抗が少なくなると思われます。空気抵抗のことを考えると、フェースの厚みが60mmよりは40mmの方が、インパクトゾーンで空気と喧嘩しなくなるはずです。ただし、空気抵抗軽減の「本質を追い求めすぎる」と、今度はゴルフクラブの形状の「本質から外れてしまう」というジレンマも発生します。

P1030996

空力だけ見れば、パーシモンのが圧倒的有利ですよね

 

ひょっとしたら今年発売のドライバーの中には超シャローフェースなドライバーが登場するかも知れません。ちなみに、現在発売中の大手メーカー主力ドライバーの中で、一番フェースが薄べったい(シャローフェース)のは、ダンロップのゼクシオ8です~。

main2

(▼▼)b


 

アナライズからのお知らせ

ゴルフの竪琴検定 3級やります!!

2月7日 11時から!(1時間ぐらい)

事前講習からの検定試験

受験料(事前講習代含む) 1000円

受験資格

  • 受験資格は竪琴をお持ちで、練習している方。
  • そしてご自身の竪琴を持ってこられる方

定員6名(先着順)

yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

 

 試打受注会のご案内!

弊社のカリスマクラフトマン 赤坂がガッツリやります!

先日先行販売を始めた、アナライズオリジナル

マジックマリガン ユーティリティ

「ミスに強く、スコアを作れるクラブ」という設計コンセプトの元、打感・打音も心地よいユーティリティーです。
皆さんにも是非、この易しさを実感していただきたく
試打&受注会を開催します。

開催日

2月 7日(土)  14:00~18:00
2月11日(水)祝 11:00~13:00 14:30~17:00
2月14日(土)  15:00~18:00


上記時間内はご予約なしでいつでもご来店いただけます。
マジックマリガン ユーティリティ以外にもアナライズオリヂナルシャフト、MSウェッジ他、アナライズにあるもの全部試打可能です。
他にも今話題のマスダゴルフ CB-01アイアンも試打出来ます
*マーク金井使用クラブです シャフト フジクラMCI-80(S)
番手 5,7,PW

場所は神田のアナライズです! お問い合せは

yoyaku@analyze2005.com 赤坂まで


2015年01月30日マスダゴルフ「CB-01」、超私的試打インプレッション~!!

ドライバーを含めてウッド類はしょっちゅう衝動買いしますが、それに比べるとアイアンは衝動買いの頻度が非常に少ないです。アイアンはライ角が大事なんですが、ライ角調整できるアイアンがそれほど多くないからです。マーク金井の場合、5番の適正ライ角は

 

約65度(超アップライト)

 

国内メーカーでここまでアップライトなライ角を設定しているアイアンはありません。最初からこのライ角で購入できるのは、今のところピンぐらいです。現在、アイアンは3セット所有してますが、2セットがピン、もう1セットはタイトリストのVG3の旧モデル。ピンは最初から適正ライ角で、VG3は購入後、ネックをグイッと曲げて65度まで調整しました(笑)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

そんなマーク金井が久しぶりにアイアンを衝動買いしました。昨日のブログでも書きましたが、マスダゴルフの新作アイアン、CB-01を衝動買い。新宿伊勢丹で現物を見るや一目惚れし、すぐにオーダー。一昨日、アナライズに届き、エースアイアンと同じシャフトを装着(フジクラ、MCI80のS)。そして、ネックをグイッと曲げ、ライ角は5番で65度に設定しました。CB-01は大型キャビティですが軟鉄鍛造なのでネック調整できます。

 

クラブの特徴はこんな感じです‥‥

 

key-cb01 (1)

 

一般的なアンダーカットキャビティは、フェース部とボディ部を別々に製造し、溶接を行って成型します。しかし、マスダゴルフではあくまでも一体成型にこだわります。
アイアンにとってかかせない打感や打音といった感性の部分で、単一素材で一体成型するほうが優れていると考えるからです。製造はもちろんMade in Japan。研磨からメッキ、組み立てにいたるまで全て国内で生産する純国産品です。
(以上、マスダゴルフHPから引用)

 

アナライズが最初に作ったクラブ、MSウエッジも軟鉄鍛造で一体成型。単一素材で一体成形だと溶接箇所がありません。作るのにかなりの手間とコストがかかりますが、そのおかげで、アイアンにとってかかせない打感や打音が良くなります。アイアンはフェースの厚みが打感に強く影響しますが、同じフェース厚ならば、単一素材で一体成型した方がフィーリングがかなり良くなるのです。

wg00001-300x300

 

ヘッドサイズはかなり大ぶり。ゼクシオほどではありませんが、ピンのG30とかに近いサイズ感があります。軟鉄鍛造の一体成形でここまで大きいヘッドはこのモデルぐらいでしょう。そしてもうひとつの特徴はグースネック。昔使っていた、キャロウェイのビッグバーサアイアン(X-10)やX-12ぐらいあります。CB-01と比べると、ピンのG30の方がグースが少なく感じるぐらい。ソール幅は広めで、バンスはかなり少なめです。

cb01-point03

 では、実際に打ってみてどうだったのか?

 

一昨日、赤羽GCに5番、7番、PWを持ち込んでコースで試打してきました。全英オープンさながらの強風でのプレーでしたが、第一印象は

10941903_10202609437037016_4869758976281272881_n

 

捕まりがすこぶるいい!!

 

グースネックの影響もありますが、ボールをしっかり捕まえてくれるので風の中でも強い弾道が打てました。加えて、ストロングロフトの影響でしょう。やや低めの弾道です。

 

スピンもやや少なめ。ロフトが立っていると低重心の影響で、吹き上がるような弾道にはなりません。風の中でも距離が落ちづらいです。アドレスした時にロフトが立っていることもあって、低めの弾道をイメージしやすいですが、反面、高弾道を少しイメージしづらいです。それと5番を持ってアドレスすると「ロングアイアンを構えたような」感じなって、ややハードに感じました。

ソールに関しては幅広ですが、バンス角が少ないのでダウンブローにヘッドを入れるとターフがやや深めに取れます。普段、バンスが強いアイアンを使っていることもあって、個人的にはもう少しバンスが欲しくなりました。

 

打感、打音についてはイメージ通りで、やさしいキャビティアイアンなのに心地良い手応えを味わえます。軟鉄鍛造の一体成形ならではです。

 

飛距離性能の高さは魅力的ですが、マーク金井的には飛距離よりもバンスがもっと欲しいです。なので、ラウンド後にロフトを2度寝かせました。

 

5番24度→26度
7番30度→32度
PW44度→46度

 

軟鉄鍛造で一体成形なのでライ角だけでなくロフト調整も2度ぐらいでしたら、簡単にできます。そして、ロフトを2度寝かせると、バンス角も約2度ぐらい増えてきます。調整後にヘッドをじっくり観ると、バンスが程よくつきましたし、アドレスした時にロフトがいい感じになりました。2度寝かせるとグースの度合が弱まり、ピンG30と同じぐらいなグースな感じです。

 

ロフトとバンス角とフェースプログレッション(グースの度合)は密接な関係があります。ロフトを2度寝かせたことで、CB-01はオリジナルとしても魅力的ですが、ライ角、ロフト角を調整することでマーク金井仕様なアイアンになりました。次回のラウンドでは、バンスの効き具合をじっくりテストしてみたいと思います~。

catch0

 

(▼▼)b

アナライズからのお知らせ

2月1日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

アナライズ 神田スタジオ

こちら先行発売開始!!↓クリック

スーパーシャット君 在庫あります

pr00009-300x300

 

パイロン&ボールが再入荷!

pr00002

 

こちらも売り切れが予想されますお急ぎ下さい

store_blog_header


2015年01月29日ゴルフクラブは進化すればするほど、ゴルファーの技量格差が広がる!!

昨日は久しぶりに薄暮ハーフに行ってきました。場所は神田から電車でサクッと行ける赤羽GC(都内北区)。ゴルフ雑誌の企画で試打シャフト、マークダウンで手に入れたテーラーメイドのロケットボールズ ステージ2ツアー、そして、軟鉄鍛造ながら大型キャビティのマスダゴルフCB-01を試打してきました。試打のインプレについてはこのブログでアップしていきますが、改めて感じたのが、ゴルフクラブとスノボの違い。

10356414_10202609047227271_4491998396472151567_n10941903_10202609437037016_4869758976281272881_n

スノボ(スキー)は道具が進化したことで、劇的に滑りやすくなっています。昔のスノボに比べると今のスノボはターンがしやすくなっており、それは初心者からでも体感できます。ところが、ゴルフは今のところスノボとはちょっと違います。昔のクラブに比べると劇的に飛距離性能はアップしてますし、ミスに対する許容範囲も広がっています。しかし、誰もがその恩恵を受けられるとは限りません。

 

ゴルフのクラブは進化しましたが、進化の恩恵が不平等なのが現実です!!!!

前回のブログでも書きましたが、ピケティ教授が提唱している経済格差の公式同様、

r>g

rはプロ、上級者
gは、アベレージゴルファー、初心者

 

ゴルフクラブはめざましい進化を遂げていまが、その進化の恩恵というのはゴルファーが平等に享受しているわけではありません。例えば、ゴルフクラブの飛びの性能が5%アップしたとしましょう。この場合、

 

プロ(上級者)は5~10%飛距離アップし、
アベレージゴルファー、初心者は5%未満しか飛距離アップしません。

 

今どきのゴルフクラブというのは、ゴルファーの腕前によって享受できるメリットの度合が異なる、いわゆる格差が生じやすくなっているのです。では、なぜプロ(上級者)とアベレージゴルファー(初心者)との間で飛距離の格差が生まれるのか?

 

一番の要因はヘッドの大型化です。

P1030993

 

テニスはヘッドが大きくなってやさしくなりました。ゴルフもヘッドが大きくなってやさしくなっていますが(慣性モーメントの増大)、実はゴルフクラブとテニスラケットとでは大きな違いがあります。

 

テニスラケットは大きくなってもシャフトの軸線上に芯があります。
ラケットが小さくても大きくても重心距離はゼロです。

ゴルフクラブは大きくなるほどシャフトの軸線上から芯は外れてきます。
クラブは小さいと重心距離が短く、大きくなると重心距離が長くなります。
(大きくても意図的に重心距離が短いクラブもあります)

 

ヘッドの大型化は様々なメリットがありますが、ゴルフクラブの場合はヘッドの大型化にともない重心距離が長くなります。実は、初心者やあまり上手くないゴルファーにとっては、これはメリットではなくデメリットにも働くのです。

 

アナライズには重心距離がほとんどゼロのドライバーがありますが、初心者、上級者を問わず、このドライバーを打つと例外なく「やさしい」「芯に当てやすい」と言います。

 

P1030555
プロも例外ではありません。先日、片山プロがアナライズに来られた時も、重心距離がほとんどゼロのドライバーを手にするや「これが一番やさしいよね」「でも、こういう風にクラブを作るとルール違反なんだよね」と。そうなんです。パターを除き、ゴルフクラブは重心距離ゼロ、即ち、シャフトの軸線上に芯があるように作るとルール違反になってしまいます。

 

重心距離をゼロのゴルフクラブは、野球のバット、テニスラケット同様、誰が打っても芯に当てやすいのです。棒を振る感覚でスイングすると芯に当たるからです。しかし、進化したゴルフクラブは野球のバットやテニスラケットとは違い、ヘッドが大きくなっている分だけ、昔のクラブよりも重心距離が長くなっています。このため、飛距離性能が上がり、ミスヒットにも強くなってますが、反面、芯に当てるのは難しいクラブになっていると言わざるを得ません。

 

なので、進化したクラブは進化の恩恵が不平等になってしまうのです。

 

進化したクラブの恩恵を100%受けるためには、重心距離をコントロールする技術が求められます。重心距離をコントロールする技術があるかないかで、進化の恩恵が不平等になることだけは、是非とも覚えておいて下さい~。今週発売の週刊ゴルフダイジェストでも、そのことが書かれています~。

10806223_970228926339611_3589166287641595303_n

 

(▼▼)b

アナライズからのお知らせ

2月1日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

アナライズ 神田スタジオ

こちら先行発売開始!!↓クリック

スーパーシャット君 在庫あります

pr00009-300x300

 

パイロン&ボールが再入荷!

pr00002

 

こちらも売り切れが予想されますお急ぎ下さい

store_blog_header


2015年01月26日9800円で手に入れた3Wの性能を超私的にインプレッション!!

日曜日の神田は無人街と化していますが、その過疎化に歯止めをかけるべくアナライズでは日曜日にイベントを行っています。昨日も午前中は中越豪さんのパターセミナー、午後1時からは「ゴルフの竪琴3級検定」、そして午後2時~5時までは新発売「マジックマリガンユーティリティ」の試打即売会を実施しました。まだまだ宣伝不足、告知不足な所はありますが、これからも引き続きゴルファーをワクワクドキドキできるイベントを継続的に実施していきたいと思います。

P1080922

そしてワクワクドキドキと言えば、マーク金井は「衝動買い」という自作自演で勝手にワクワクドキドキしながら生きています。昨日も八重洲ブックセンターで本を4冊衝動買い。その1冊は重厚、難解なトマ・ピケティ「21世紀の資本」の入門書。ゴルフ業界の未来占うために「何となく読んでおきたいと」と思って買いました。ちなみに、オリジナルの「21世紀の資本」は全700ページで6000円。広辞苑みたいに分厚い本です。

10931437_10202594523504187_8819933629339589588_n

 

もちろんゴルフクラブも欠かさず衝動買いしており、テーラーメイドの人気FW、ロケットボールズステージ2ツアーのTS(13度)のマークダウン品をつるやゴルフ西神戸でお買い上げ。新品なのに値段はなんと‥‥

10343508_10202548116904051_6940125282397385287_n

 

9800円(税込み)

 

2013年モデルのマークダウン品とはいえ、ツアープロが使っているFWが1万以下という超格安値段。ロケットボールズステージ2は所有したことがありあすが、ツアーモデルは所有したことがありません。カチャカチャ式なので最新モデルであるR15のFWとシャフトを共有できそうだと思って買いました。メーカーさんには怒られそうですが、モデルチェンジで飛距離差がどれぐらいあるのか‥‥メチャクチャ興味津々です。

 

購入後、神田のスタジオで早速試打してみると、ツアースペックだけあって日本仕様のロケットボールズにしてはシャフトが重めで硬め。手元側が硬いので少しタイミングが取りづらいですが、フェースの弾きはかなりのもの。飛びのポテンシャルの高さが手に伝わります。とても9800円で買えるクラブの性能ではありません。というか、9800円でこれだけ弾きのいいFW、カチャカチャ式のFWを作れと言われても絶対無理です。普通にちゃんと作ったら、安めに見積もっても小売り価格は2万5000円以上になります。2年前のモデルとはいえコスパは常識外れです。

 

では、2年前のモデルの飛びの性能はどうなのか?

 

純正シャフトはタイミングが取りづらかったので、普段使って入るアナライズのW65にリシャフトしてから試打してみると‥‥

10151912_10202594963275181_7652652041859025194_n

 

ティアップして打ったら250y越え!!!!

 

マン振りしたら、キャリー250y出ました(笑)。フェースの弾きがとにかく良く、ドライバーみたいな弾道がオートマチック打てました。地面から打つとボールが全然上がってくれませんが、ティショット用のミニドライバーとして考えると、今でもトップクラスの飛距離性能です。

 

そして、改めて感じたのがシャフトの重要性。どんなに高性能なヘッドであっても、その性能を引き出せるかどうかはシャフトで決まります。純正シャフトは悪いシャフトではないと思いますが、今回のロケットボールズ ステージ2に関して言えば、純正シャフトで打つとキャリーは最大235yぐらい。トータルで250yは一度も越えませんでした。そして自分に合ったシャフトに替えたら、いきなりキャリーが250y出ました。

10931448_10202594963435185_4719708725071973969_n

シャフトが飛距離を稼いだわけではありません。シャフトを替えたことによってタイミングが取りやすくなり、効率良くヘッドスピードが上がり、ミート率も良くなったから飛距離が伸びたのです。

 

 ヘッドの性能を活かすも殺すもシャフトです。

 

高額シャフトが自分に合っているとは限りません。シャフトで選びで大事なポイントについては、次回、じっくり説明しましょう~。

 

(▼▼)b

アナライズからのお知らせ

2月1日

4スタンスセミナー(レッシュプロジェクト公認トレーナーによる)

10時開始

レッシュプロジェクト公認トレーナーの山下プロが4スタンスの基礎知識から、ご自分のタイプ診断、スイングのアドバイスなど3時間みっちりやります。料金は8000円です yoyaku@analyze2005.comに お名前とお電話番号とご希望時間を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!

開催場所

〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階

アナライズ 神田スタジオ

こちら先行発売開始!!↓クリック

スーパーシャット君 在庫あります

pr00009-300x300

 

パイロン&ボールが再入荷!

pr00002

 

こちらも売り切れが予想されますお急ぎ下さい

store_blog_header