
カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2015年11月04日テーラーメイドM1ドライバー、米国仕様と日本仕様はどこがどう違うのか!?

昨日は、千葉のヒルズであるオークヒルズで、久しぶりに18ホールプレーしてきました。以前ラジオでお世話になった井上順雄さんに誘われご一緒させていただきました。わざわざ千葉のヒルズと書いたのは、今日は兵庫のヒルズにいるからです。兵庫のヒルズと言えばチェリーヒルズです。どちらのヒルズもコース設計はロバート・トレントジョーンズJR。ベントのワングリーンは巨大で、アンジュレーションも強烈。スリリングなパットを楽しめる反面、短いパットでも傾斜が強い所にカップが切ってあると、「何だこりゃ~」ってくらい曲がります。
昨日、そして今日のラウンドともドライバーは、テーラーメイドのM1。日本ではまだ未発売ですが、米国ゴルフショップ「フェアウェイゴルフ」さんで手に入れました。1本買ったらすごく感じが良かったので、すぐに2本目も購入。購入画面をポチッと押したら、5日後に届きました。在庫があったとはいえ、米国からの輸入品。さすがヤマト運輸さんです。
現在所有している2本のM1ですが、どちらも純正シャフトです。米国は純正シャフトのバリエーションが多く、1本目が三菱レイヨンのKUROKAGEシルバー60、2本目はフジクラの60。どちらもシャフト重量は60g台です。
硬さはあえて、どちらもR(レギュラー)を選択しました。
KUROKAGEシルバー60、フジクラ60ともコースで使用しましたが、思いのほか純正シャフトのフィーリングが良くて驚いてます。リシャフト目当てで購入しましたが、しばらくはつるしのままで使用するつもりです。
さて、このテーラーメイドM1ドライバー。
日本仕様も2日ほど前試打しました。テーラーメイドに限りませんが、米国メーカーのドライバーの場合、米国仕様と日本仕様とではシャフトが異なります。今回のM1もそうで、日本仕様の純正シャフトはKUROKAGE60でもなく、フジクラ60でもありません。日本仕様には
TM1-116が装着されています。
そこで今回のエントリーは、M1の日本仕様と米国仕様のシャフトの違いについてです。一般的には米国仕様のシャフトは日本仕様よりもワンランク以上硬い場合が多いですが、今回のM1もそうでした。
日本仕様の純正Sの振動数 250cpm
米国仕様の純正Rの振動数 257cpm(KUROKAGE60)
米国仕様の純正Rの振動数 254cpm(フジクラ60)
振動数は主に手元側の硬さの目安となりますが、なんと、米国仕様の純正Rよりも日本仕様の純正Sの方が軟らかいです!!!!!!
実際に打ち比べてみても、日本仕様の純正Sの方が軟らかく感じます。そして、米国仕様の純正シャフトに比べると日本仕様の純正シャフトの方が先調子感が強くなっており、インパクトゾーンでヘッドが走り、捕まりが良くなっています。対して米国仕様のRは先端側が日本仕様の純正Sよりも硬めで、叩いた時に、左のミスが出づらくなっています。
ヘッドについては、米国仕様、日本仕様、どちらも総重量は同じでしたし、リアルロフトや重心位置もほぼ同じです。M1の場合、米国仕様と日本仕様の違いはシャフトだけなような気がします。
米国仕様の純正Rを使いこなすには、最低でもヘッドスピードは43m/s以上は必要でしょう。そして純正Sを使いこなすにはかなりパワーとヘッドスピードが求められます。恐らく、米国仕様の純正Sを上手く使いこなすには48m/s以上のヘッドスピードがでしょう。日本仕様の純正Xよりも硬いかもです。
対して、日本仕様の場合、純正Sのストライクゾーンは42~46m/sぐらい。純正Rでしたら、ヘッドスピード40m/s前後の人にちょうどいい硬さになっていると思われます。
シャフトが変わればクラブの振り心地はガラッと変わります。また、適応ヘッドスピードも変わってきます。米国仕様であれ、日本仕様であれ純正シャフトを使う前提で購入するのであれば、自分のヘッドスピードに見合ったシャフトを選ぶことをお勧めします~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年11月4日
2015年10月28日超私的な試打インプレッション テーラーメイド M1ドライバー

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一昨日、大洗ゴルフ倶楽部に行ってきました。大洗は川奈と並んで日本を代表するシーサイドコース。設計は名匠、井上誠一氏。プロギアが主催する競技、RSカップの決勝大会ということもあって、ティはフルバック。7185yというタフなセッティングでプレーしてきました。朝は5度と真冬並みの冷え込みでしたが、雲ひとつない快晴。風もそれほど強くなく絶好のコンディションでした。
アマチュアは予選会を勝ち抜いた33名が参加。プロは39名が参加。プロの部は69(3アンダー)で遠藤彰プロ。アマチュアの部は80(8オーバー)で中田辰吾選手が優勝。マーク金井は82(10オーバー)で7位。トップと2打差と考えると、3パットを3回もしてしまったのが悔やまれます。グリーンは見た目よりも速く、スティンプメーターで10フィートぐらい。3パットをした内の2回はファーストパットでパンチが入り、2メートル以上オーバー。もうひとつの3パットは80センチでインパクトが緩んでしまい、セカンドパットがラインからスルッと外れました。
ティショット、セカンドショット、そしてアプローチに関しては、致命的なミスは出ませんでした。距離が長いのでパーオンできなかったホールもいくつかありましたが、調子はそこそこ良かったです。今回は大事な試合にもかかわらず、直前に手にネット通販で手にいれたテーラーメイドのM1ドライバー。日本ではまだ発売されてないので、米国ゴルフショップ、フェアウェイゴルフさんで入手。スタジオで数発打ってみたら感触良かったので、いきなり実践投入しました。」
と言うことで、今回のエントリーは超私的な試打インプレッション、テーラーメイドの
M1です。日本での正式発売は12月初旬ですが、米国ではすでに市販されています。
M1の価格ですが、フェアウェイゴルフさん価格は499ドル。送料無料で、在庫があったということもありますが、注文して約1週間で神田のアナライズに届きました。購入スペックは‥‥
ロフト9.5度
シャフト 三菱レイヨン KUROKAGE Silver TiNi60 Rフレックス
米国仕様のシャフトは硬いのでわざとRにしましたが、これが大正解。振動数を計ってみると‥‥
257cpm!!!!!
恐らく、日本仕様のSと同じかそれ以上に硬いかも知れません。Rでこの硬さということは、Sだと相当硬いことが予想されます。米国仕様を購入する場合、ヘッドスピードが46m/sまでぐらいならばSよりもRの方が硬さがちょうど良く、振りやすいと思います。
続いて総重量は318.6g バランスはD4。
60g台のシャフトを装着したモデルとしては平均的な重さです。ちなみにヘッド重量はというと、スリーブ込みだと約204g。テーラーメイドは重めのヘッドが多いですが、今回のM1もその流れを引き継いでました。
ヘッドは白と黒の派手なツートンで、クラウンはかなり独特なデザインです。黒い部分はカーボン繊維で、それ以外はチタン素材。昨年登場したグローレはフェースにカーボン素材を採用してましたが、M1ではクラウン部分にカーボンが採用しています。そして、ソールには重心位置が変えられるウエートが2つ配され、重心距離と重心深度が調整できるようになっています。ヘッドとシャフトはネジ止めの脱着式になっており、シャフトの装着方向を変えることが可能です。
では、実際に打ってみてどうだったのか?
スタート前の練習場でボールを打ってみると、とにかく直進安定性が高い弾道が打てます。そして、打点位置が安定してます。R15とエアロバーナーのどちらに近いかというと、エアロバーナーに近く感じますが、エアロバーナーほど重心距離が長く感じません。操作性もそこそこ高めです。練習場では5球ほど打ちましたが、弾道はほぼほぼイメージ通り。逆球は1発も出ませんでした。
スタートホールでは緊張して打ち急いで引っかけましたが、2番以降は初めてコースで使ったドライバーとは思えないほど、安定感があり飛距離も出ました。それまでエースドライバーだったエアロバーナーと比較すると、ボールの初速はややゆっくりですが、落ち際まで球の勢いが衰えません。そして低スピン弾道がオートマチックに打てるので、落下後のランが出やすく、そしてアゲンスト風のホールでも風に強い球が打てました。まだ1ラウンドしか使ってませんが、エースドライバーになりそうです。
なんでこんなに弾道が安定し、低スピン弾道が打ちやすいのか??
その秘密は重心位置にありました。この続きは明日じっくり説明したいと思います~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年10月27日
2015年10月08日超私的に検証~9代目のゼクシオは一体どんな風に進化したのか!? その2

ゴルフクラブは1年ごとにモデルチェンジする場合が多いですが、大ヒットブランドのゼクシオはモデルチェンジのサイクルは2年に1度。今年はそのモデルチェンジイヤーで、先日、記者発表がありました。今回でゼクシオも9代目。2000年に初代ゼクシオが登場し、
2002年に2代目ゼクシオ
2004年に3代目ゼクシオ
2006年に4代目ゼクシオ
2008年に5代目ゼクシオ
2010年に6代目ゼクシオ
2012年に7代目ゼクシオ
2014年に8代目ゼクシオ
そして、
2016年に9代目ゼクシオが出ます。
発売以来、年間売れ行きナンバーワンをずっと維持していますが、現在に至るまでの総出荷本数は1632万6518本。他のゴルフメーカーにとっては気が遠くなるような数字だと思いますが、ここまで売れたクラブは他に類がありません。そして、ここまで売れているにもかかわらず中古ショップにゼクシオがあふれかえることもないです。ゼクシオは売れただけでなく、ユーザー満足度も高いゴルフクラブです。
さて、このゼクシオ。歴代モデルのキャッチコピーを振り返ってみると、
初代 グッド・インパクト
2代目 上を向いて歩こう、新しいゼクシオと
3代目 空へ
4代目 打ちやすさで飛ばす時代が、ゼクシオではじまる
5代目 高反発を超える飛び パワーチャージという飛ばし方
6代目 もっとパワーを
7代目 短く、速く、遠く。
8代目 重さに、速さを。
直近3モデルのキャッチコピーからも分かるように、重さをアピールしています。そして、クラブの長さについては長尺を一切アピールしていないのです。ちなみに、初代ゼクシオは長さが46インチ。歴代モデルの中で最もヘッドが小さかったにも関わらず、クラブの長さは一番長かったのです。
では、9代目ゼクシオはどんなクラブなのか?
ゼクシオ9のキャッチコピーは「「軌道は力だ。」
~ヘッド軌道が変わる、ヘッドスピードが上がる、飛びが一新する~
前回のブログでも書きましたが、今回はシャフト特性を大幅に変更することで、ダウンスイング前半にタメを保持しやすくなるように作られています。そして、タメを保持しやすくすることでヘッド軌道が変わり、インパクトゾーンでヘッドスピードが上がることを狙っています。
もちろん、モデルチェンジで変わったのはシャフトだけではありません。ヘッドもバージョンアップされています。具体的に言うと、
・ヘッドの重量アップ(前作よりも+2g)
・フェースのトウ・ヒール方向の反発性能を向上
・さらなる低・深重心
ゼクシオ9のヘッド重量は198g。前作よりも2g重くなったことで、インパクト時の衝突エネルギーを増加させています。ヘッドは軽いよいも重い方が衝突エネルギーが増加しますが、現在市販されているドライバーと比較すると、ことさら重い部類ではありません。市販ドライバーでも重いヘッドは200gを超えているモデルも少なからずあります。ゼクシオ9は歴代ゼクシオの中では一番ヘッド重量が重いですが、世間的は普通ぐらいの重さです。
フェースの反発性能に関しては、前作までのフェースは板材でしたが、ゼクシオ9ではカップフェースが採用されています。折り曲げ幅が大きいカップフェースの採用により、トウ・ヒール側の反発性能を上げています。フェースの芯で捕らえた場合は前作と変わらない反発性能ですが、芯を左右に外すとカップフェースの効果で反発性能が少し上がっています。
重心位置に関しては、フリーウエートの位置をヘッド後方に下げること、そして漠フェース部分を肉厚設計にすることで、重心を深く、そして低くする効果を狙っています。ゼクシオの場合、バッジ一体型のフリーウエートの重さは7g。こちらも市販ドライバーの中では決して重い部類ではありません。フリーウエートが10g以下だということを考えると、ヘッドの肉厚を適度な厚さにしている可能性があります。どこか一部に重量を集中させることよりも、重量をヘッド外周部にバランス良く配置したい意図があるような気がします。
重心を深くするとミスヒットした時にヘッドが当たり負けしづらくなる分だけ、飛距離ロスを軽減できます。重心を浅くすると、スピンを減らせる分だけ吹き上がりを抑えられる分だけキャリーとランで飛距離を稼げます。ただし、すでにスピン量が適正なゴルファーにとっては、重心が下がったことによる恩恵はあまり大きくありません。
ゼクシオ9だけに限りませんが、ヘッドに関してはすでに限界近くまで性能が上がっています。高反発規制があることを考えると、これ以上、劇的にヘッドだけで飛距離アップを狙うのが難しいと思います。これからの開発のベクトルは、ゼクシオ9のようにスイングに良い影響を与える‥‥クラブ作りになってくるような気がします。
プロと違って、アマチュアはまだまだ飛距離アップが狙えます。今回、ゼクシオ9が指摘しているように、プロはダウンスイング前半でタメをキープできていますが、アマチュアはダウン前半でタメがほどけています。いわゆるアーリーリリースになっているために、ヘッドスピードが思うように上がっていません。ダウンスイング前半でプロと同じぐらいタメを作れるようなクラブが登場すれば、それだけでヘッドスピードは3m/sぐらい上がり、大幅な飛距離アップが狙えます。
加えて、アマチュアが飛ばない原因のひとつにヘッドの軌道と進入角のまずさがあります。アマチュアの多く、特にスライスが持ち球の人の場合、アウトサイド・イン軌道になっています。そして、アウトサイド・イン軌道になっている人の多くは、ドライバーでもヘッドの進入角がダウンブローになっています。実は、この2つを解消することができれば、ヘッドスピードが同じでも10y以上飛距離を伸ばすことが可能なのです。
次回は、これからのドライバーが目指すべきことについてじっくり説明します~。
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Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年10月8日
2015年10月07日超私的に検証~9代目のゼクシオは一体どんな風に進化したのか!?

一昨日の月曜日、約2年ぶりに東京ドームホテルに行ってきました。向かった先は、2年前と同じく地下一階の大宴会場「天空」。500名は楽に入れる巨大な宴会場ですが、開演10分前にはほぼ満員。このスケールだけで、いかにゼクシオが注目されているゴルフクラブなのかが伝わってきます。今回でゼクシオは9代目となりますが、9代にも渡って売れ続けているゴルフクラブは他に類を見ません。後にも先もゼクシオだけです。
記者発表では、ゼクシオの歴史振り返るところから始まりましたが、驚いたのが累計販売本数。初代から8代目まで(現在まで)総出荷本数は、
なんと1632万6518本!!!!
単純計算すれば、年間100万本以上売れています。ゴルフクラブは年間1万本売れたらヒット商品だと言われていることを考えると、ゼクシオはまさにお化けブランド。日本のゴルファーはゼクシオを1度以上購入したことになるでしょう。もちろんマーク金井も、ゼクシオドライバーを2度ほど購入したことがあります(中古クラブですが)。
さて、このゼクシオ。歴代モデルのキャッチコピーを振り返ってみると、
初代 グッド・インパクト
2代目 上を向いて歩こう、新しいゼクシオと
3代目 空へ
4代目 打ちやすさで飛ばす時代が、ゼクシオではじまる
5代目 高反発を超える飛び パワーチャージという飛ばし方
6代目 もっとパワーを
7代目 短く、速く、遠く。
8代目 重さに、速さを。
初代からゼクシオが大切にしているものとは、
・飛距離性能
・爽快感
・打ちやすさ
だそうです。今回の記者発表ではオープニングが映像。男性アマチュアゴルファーが初代ゼクシオを打つシーンで始まりましたが、打ったのはダンロップスポーツ代表取締役の木滑和生氏。いかにもアマチュアらしいスイングでボールを打つ姿を披露されていましたが、木滑社長がゼクシオのターゲットユーザーであることを強くアピールしているように感じました。
では、今回9代目となるゼクシオはどんな風に進化したのか?
9代目のコンセプトは「軌道は力だ。」
このキャッチコピーはかなり刺激的です。なぜかと言うと、このフレーズはクラブに言及するのものではなく、ゴルファーのスイングに言及するものだからです。プレゼンテーションにおいても、クラブそのもののパフォーマンスについてだけでなく、ゴルファーが飛ばない原因についてかなり時間を割いてました。言い替えると、現在のルールを遵守してヘッドを作った場合、もう限界ギリギリまでに達していることが伺い知れます。そして、いよいよ、ゴルフメーカーはゴルファーのスイングに言及する時代が到来し、それをアナウンスする時代がやってきたのです。
では、9代目ゼクシオはどんな軌道にこだわったのか?
9代目ゼクシオのキャッチコピーは
いつものように振れば
ヘッド軌道が変わって
ヘッドスピードアップ!!!!
具体的に言うと、9代目のゼクシオはダウンスイング前半のヘッド軌道に着目しています。プロに比べるとアマチュアはダウンスイング前半でタメ(手首のコック)がほどけています。いわゆるアーリーリリースになっているため、ダウン前半でヘッドの回転半径が大きくなってしまい、その結果、てこの原理を使えないためにヘッドスピードが効率良くあがりません。対して、プロはダウンスイング前半でタメが作れているため、ダウンスイング後半ではタメを解放することでてこの原理が強く働き、効率良くヘッドスピードが上がっています。9代目ゼクシオはこの違いに着目し、クラブでプロのようなタメが作れるような設計がなされているのです。
では、クラブのどこを変えたのか?
前作ゼクシオ8と比較すると、ゼクシオ9はシャフトの設計を大幅に変えています。これまでは手元剛性が高い先中調子のシャフトでしたが、今回のゼクシオ9では、手元側がしなる中調子のシャフトになりました。そしてヘッドを2g重くしています。切り返しで手元側がしなるシャフトだと、切り返しでヘッドが残りやすくなり、シャフトがタメを作ってくれるようになります。加えてヘッドが重い方が切り返しでヘッドが遅れてきやすい分だけタメを保持しやすくなります。結果、ダウン前半でタメを作ることができると、ダウンスイング後半ではてこの原理が強く働き、ヘッドが一気に加速しヘッドスピードが上がるようになるのです。シャフトの特性を大幅に変えることで、道具(シャフト)でプロのダウンスイングに近づけようとしているわけです。
このブログでも何度も書いていますが、
道具(クラブ)が変われば、スイングが変わります!!!!!
9代目のゼクシオはシャフトがしなるポイントを大幅に変えることで、アマチュアゴルファーの悪癖である手首のコックのほどけ(アーリーリリース)を改善し、それで飛距離アップを狙っているのです。
クラブとスイングの因果関係を考えると、この試みは理にかなっていますし、ヘッドスピードが上がらないアマチュアには大いにメリットがあります。ダウンでタメを作ることができれば、身体を鍛えたりしなくてもヘッドスピードを上げられるからです。
ただ、ちょっと心配なのはユーザーの反応です。アマチュアゴルファーの多くは「慣れたクラブが振りやすいクラブ」という認識があります。ゼクシオの場合、初代から8代目までに装着された純正シャフトは、手元が硬めで先中がしなります。手元が硬いシャフトに慣れきってしまっているゴルファーにとっては、手元がしなるシャフトというのは少なからず違和感が発生します。ゼクシオ9では、この違和感をいかに解消するかがセールスの鍵を握っているような気がするのです。
王者のブランドであるゼクシオのことですから、このシャフトの違和感の対処法についてセールスマニュアルも作られていることでしょう。ちなみに、ゼクシオ9では手元がしなる違和感を解消するために、純正シャフトは従来よりも中間部分の剛性を高めているそうです。これでフレックス(硬さ)は前作ゼクシオ8と同じに仕上げているそうです~。
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10月12日(月曜日 祭日)ストレッチパッド講習会
姿勢美人マイスター「背すじピン助」によるストレッチパッド講習会を開催いたします。
ストレッチパッドを使用して、体幹のほぐし方、肩甲骨、股関節の基本ストレッチを学びます。(90分間)
ゴルフに役立つストレッチパッドの使い方を徹底指導!
10月12日(月曜 祭日)
時間:90分 11時〜12時半
人数:6名
料金は5000円です。(当日ストレッチパッドを購入された方は2000円引き)
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
開催場所
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階
アナライズ 神田スタジオ
- アナライズはお待ちいただけるスペースがございません。開催時間の15分前ぐらいにお越しください。
- 日曜祝日ですが、ビル入口のドアが防犯上の都合オートロックで閉まってしまいます。
/恐れ入りますがお越しの際はお電話いただけると、ビルの入口の鍵を開けさせていただきます - 確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)
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2015年10月05日超私的に検証~国内メーカーのドライバーはどんな風に作られているのか!?

昨日はいてもたってもいられなくなって、新幹線に飛び乗って「トップ杯 東海クラシック」を観戦してきました。3日目を終えて、片山晋呉プロが1打差の3位タイ。片山プロの応援をしたくて現地に足を運びました。昨年9月からゴルフの竪琴をつかっていただいてますが、今シーズンは数試合前から「リンクスナチュラルパターMM」を使用。ネスレマッチプレーではこのパターで2位。続く、ANAオープンが11位タイ、アジアパシフィック ダイヤモンドカップが7位。東海クラシックが開催される三好CCとは相性が良いことを知っていたので、「この目で、自分が設計したパターが本当にプロの役にに立っているのか」をこの目で見たくなったのです。
2番ホールからコースで観戦してましたが、最終日は5バーディー、ノーボギー。ショットの安定感は抜群で、ボギーになりそうなピンチは5番のパー3だけでした。三好の5番は打ち下ろしで195y。ピン位置はグリーン右サイドでバンカー越え。グリーンの奥行きがなくて非常に難易度の高いホールです。片山プロはUTでティショットを打ち、ボールはピン一直線。わずかにピン奥にキャリーし、奥のラフ。そこからのアプローチは下り傾斜。ロブショットを上手く打つものの、ボールはまったく止まらずグリーンエッジ。5m強のパーパットが残りましたが、これを見事にワンパット。それ以降、ピンチらしいピンチはありませんでした。17番、18番の正確無比なティショット、ピンに絡むセカンドショットは圧巻でした。
最終組の2つ前でプレーしていた金享成プロが12アンダーでホールアウトし、片山プロも12アンダー。プレーオフに突入した2ホール目。金プロがセカンドでスーパーショット。1.5mのバーディパットを決めて勝利を手にしました。プレーオフを含めた20ホール、ノーボギーでプレーした片山プロが勝てなかったのは非常に残念ですが、精度の高いショットを間近でじっくり観て確信しました。これからの試合、特に日本オープンでは優勝争いに絡んでくるのは間違いないでしょう。それにしても応援というのはプレッシャーがかかります。パットが入ればプロの腕前、パットがカップをかすめると自分の責任(クラブのせい)と感じてしまいます。
ナチュラルパターは3年前に設計、試作を始めましたが、きっかけは「アマチュアどうすればハンドファーストに打てるか」です。インパクトで手首を使い過ぎるとミスパットが増えます。パットが上手い人ほど、手首をあまり使わずハンドファーストに打ってます。ならば、「パター(道具)で、ハンドファーストで打てるようにすればいい」というのが設計コンセプト。その結果、パターとしては常識外れにロフトを増やし(ロフト7度)、シャフトを左から装着。従来のパターとはまったく違う発想で作りました。言葉を換えると、対象ユーザーの困っていることを、なんとか道具(クラブ)で解消してあげたいというのがクラブ設計のコンセプトです。
では、クラブメーカーはどんな設計コンセプトで、今どきのドライバーを作っているのか?
毎年、毎年、新しいドライバーが出るとほぼ試打していますが、国内メーカーはかなり対象ユーザーがはっきり見えてきます。アマチュア向けドライバーに関して言えば、
・年齢は50歳以上(メインターゲットは団塊世代)
・スライスに悩んでいる
・吹き上がる弾道で飛距離をロスしている
こういったゴルファーに「さらなる飛び」を得られるように設計されており、具体的に言うと、
・軽いクラブでヘッドスピードを上げる
・軽くてもしなりを感じられるように軟らかシャフトを装着
・捕まりが良くなるように重心距離を短く設計
・スピンが減るように低重心設計
恐らく、今日、記者発表なされる9代目のゼクシオも、同じような設計意図があると思います。ゼクシオに関して言えば、対象ユーザーはもう少し上で60歳以上になっているかも知れません。
もちろん例外もありますが、国内メーカーのアマチュア向けに関して言えば、このような感じでクラブが開発され、国内メーカーが意図している対象ユーザーが使えば、さらなる飛距離アップを狙うことができます。逆に言うと、国内メーカーが意図するのに当てはまらないアマチュアゴルファーの場合は、つるしのまま(純正シャフトのまま)では、飛距離アップを狙いづらくなる恐れがあります。理由は単純、スライサーが飛ばせるドライバーと、フッカーが飛ばせるドライバーは違うからです。非力なシニアゴルファーと、若くてパワーがあるゴルファーとでは飛ばせるゴルファーが違うからです。
今のところ、国内メーカーは若くてパワーがあるアマチュア向けのドライバーの開発には熱心ではありません。フッカー向けのドライバーやスピンが少なくてボールが上がり人づらい人のドライバーも、開発している所もほとんどないです~。
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お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
開催場所
〒101-0044 東京都千代田区鍛冶町2-8-7光起ビル地下二階
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ほんとにパターみたいにアプローチできます!!!
ポーンと寄ります!!!
コチラはお値段 お手頃で10584円!!
大ヒットした リンクスSSウエッジがモデルチェンジ!
アナライズ10周年記念 T島ブログ仕様 マジックマリガンUT大好評販売中
マジックマリガンUTに、アナライズのプレミアムグリップを装着して、お値段そのまま!!! なんか微妙ですがちょっぴりお得になっています
NS950装着モデルもT島仕様あります↓よろしくお願いします
マーク金井ブログ更新していますクラブのターゲットユーザーがクラブの性格を決めますhttp://analyze2005.com/mkblogneo/?p=14256
Posted by マーク金井のアナライズ on 2015年10月4日