
カテゴリー: ゴルフクラブ分析
2016年07月13日超私的な考察、なぜ今どきのドライバーはボディがたわむのか!?

7月7日に発売しましたバンパードライバーですが、すっげー売れております。↓クリック
よろしくお願いいたします。
昨日はプロギアが主催するトーナメント、RSカップに出場してきました。普段9ホールばかりプレーしていることもあって、18ホールはかなりタフでした。真夏のような暑さも相まって、スコアは今年ワーストの90回。OBや池ポチャは1発もありませんでしたが、ドライバーは右にプッシュ気味、アイアンも右にプッシュするミスが目立ち、パーオンしたのはわずか数ホール。加えて、いつものごとく3パットを連発し、スコアがまとまらないまま終わってしまいました。
今回は2番ホールのセカンドがキーポイントでした。ティショットはいい当たりで残りは127y。9番アイアンで打ったショットが右にスッポ抜けて右バンカー。そこからホームランして5オン2パットのトリプルボギー。自分が得意にしている距離から、大ミスをしでかし、その悪い流れを最後まで断ち切れないままホールアウトしました。
そして、昨夜はインターネットラジオ、ソラトニワ「マーク金井の喋らずにいられない!」のオンエア日。ゲストはダンロップスポーツの清時遼さん、林浩行さん、中村崇さんの3名。スリクソンの新作モデルのセールスポイントについてじっくり話を伺いつつ、ボールを飛ばすためのテクノロジーについても話をして下さいました。
今回のスリクソンですが、飛距離アップのためにこだわったポイントは2つ。ひとつはフェースだけでなくボディ(ヘッド)もたわみが大きくなる構造。これにより、フェース下打点での反発性能が上がり、かつフェース全体での飛距離性能も向上しているそうです。
2つめのポイントは更なる低重心下。前作よりもさらにクラウンを薄く作ることで4g軽量化し、余剰重量をソール側に配置することで低重心下を達成しています。単純にクラウンを軽量化するならば素材はカーボンの方が有利ですが、スリクソンではフルチタンにこだわっています。フルチタンの方がインパクト音をチューニングしやすく、かつゴルファー好みに仕上げやすいそうです。個人差がありますが、前作に比べると500回転前後巣スピンが減るそうです。契約選手である、塚田陽亮(ようすけ)プロは、ドライバーを新しいスリクソンに変えたらスピン量が1000回転ほど減り、ドライバーの飛距離が劇的に伸びたそうです。
今回、スリクソンはボディのたわみについてアピールしていますが、他のメーカーもドライバーではフェースもボディも、硬いよりも軟らかくてたわんだ方が「飛距離性能がアップする」とコメントしています。
では、なぜボディ(ヘッド)がたわむと飛距離が伸びるのか?
ボールが飛ぶのも、飛ばないのもインパクトで決まります。最近は実際に打たなくてもコンピュータで弾道をチェックできますが、ボディ側がたわんでいると、確実にボール初速が上がり、飛距離が伸びてくるそうです。
ボディがたわむ
たわみはイコール、変形です。インパクトは約1トンのエネルギーが働いてます。このため、かつてはヘッドもフェースもたわまない方がエネルギーロスが低い(インパクト効率が高い)と言われてました。それが、コンピュータシミュレーションでインパクトを丸裸にすると、フェースだけでなくヘッドも少したわんだ方がインパクト効率が高く、反発力が上がるそうです。
ボディがたわむ
というと、何か弱々しい感じがするかも知れませんが、ゴルフはたわむ(つぶれる)ことでエネルギーが生まれています。そしてダンロップの研究(インピーダンスマッチング理論)によると、「ボールがつぶれて復元するスピード」と「ヘッドがたわんで復元するスピード」。この2つの事象のスピードが近づくほどにエネルギーロスが減り、それがボール初速アップにつながるそうです。
ゴルフボールはゴムでクラブヘッドは金属です。素材がまったく違うわけですから、両方のたわみ(つぶれ)復元スピードを完全にマッチ(同調)させることはほぼ不可能です。しかしながら、ヘッドがたわみやすくなるほどに、ボールがつぶれて復元するスピードとクラブヘッドがたわんで復元するスピードが近づき、エネルギー効率が高くなるそうです。ちなみに、ルールを超えた高反発フェースは、ルール適合フェースよりも肉薄で、かつたわみが大きいです。ゴルフクラブはフェースもボディもたわみやすい方が、エネルギー効率が高くなって飛びに有利になるのです。
ゴルフクラブはこの25年で劇的な進化を遂げています。コンピュータでインパクトをシミュレーション解析できるようになったからですが、実はまだ分っていなこともあります。例えば、球離れのスピード。プロや上級者は、「このクラブは球離れが速い」「球離れが遅い」とか遅いとか言いますが、今の所、具体的なインパク時間(球離れ)の差は、デジタルデータとして出てません。高速度カメラでもその差を撮影できてません。あくまで人間の感覚の領域に留まっています。インパクトの解析はまだまだ続きそうです~。
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2016年07月11日超私的な提案、新作シャフトを試打する時の「正しい心得え」とは!?

↑こちら世界一やさしいドライバー発売開始しました!!
天国にいちばん近い島、ニューカレドニアでのゴルフ旅行を終えて早3日。ニューカレドニアは冬だったのでゴルフをしてても汗だくになりませんでした。帰国するや東京はうだるような暑さ。この時期は早朝や薄暮にサクッと9ホールプレーを楽しんだ方が疲れませんし、時間も有効に使えます。ちんなみに9ホールプレーは世界的にも推奨されており、先週、英国では9ホールの大きなトーナメントも開催されています。
マーク金井は年から年中、9ホールプレーをしています。昨日も午後からサクッと電車に乗って荒川河川敷の赤羽ゴルフ倶楽部で薄暮9ホールを楽しんできました。ドライバーはニューカレドニアでも使っていた、テーラーメイドのM2にUSTマミヤのアッタスパンチの5Sを装着。もちろんクラブの試打もガッツリ行い、試作アイアンとプロトタイプのパターを持ち込んでプレー。試作アイアンの方はまだしばらく時間がかかりますが、プロトタイプのパターは来月ぐらいから発売できるかと思います。
さて、この時期はシャフトが次々と登場しています。USTマミヤからはアッタスパンチ、三菱レイヨンからディアマナBF、グラファイトデザインからはツアーADのTP。この流れだと、恐らく、フジクラからも新しいシャフトが登場するでしょう。
そこで今回は、新作シャフトを試打する時の「心得え」について、超私的に書いてみたいと思います。
マーク金井がシャフトを試打する時、まず心得ていることは、、、、
同じヘッドで違うシャフトを打つことです。
当たり前ですが、シャフトだけでボールを打つことは出来ません。シャフトはヘッドに装着して初めてクラブとして成立し、ボールを打つことができます。なので、シャフトの違いを正しく知るためには、ヘッドを変えない事です。シャフトによってヘッドが変わってしまうと、打った弾道がシャフトによるものなのか、ヘッドによるものなかかが分かりづらくなるからです。2016年のマーク金井の場合、新しいシャフトは必ずこのヘッドでテストしています。
もうひとつは重さと硬さと長さを同じにして打ち比べることです。
シャフトは重さと硬さが変われば特性が変わります。モデルごとのシャフトの特性の違いを知るためには、できるだけ比較するシャフトの重さと硬さを統一した方が、シャフトの違いをジャッジしやすくなります。マーク金井はドライバーのシャフトは50g台のSがデフォルト。新しいシャフトを試打する時は、まずはM2に50g台のSを装着します。長さも45.25インチ(ヒールエンド法)に統一しています。
そして3つめはグリップはすべて同じモノを装着します。
最近はグリップのバリエーションが豊富で、太さ、握り心地(硬さ)がモデルによって違ってきます。同じシャフトでもグリップが変われば微妙にフィーリングが異なるので、シャフトを打ち比べる時はグリップを同じモノを装着した方が、シャフトの違いをより正確にジャッジできます。マーク金井が新作シャフトを試打する時は、アナライズオリジナルグリップ(M60、50g)を必ず装着します。
ここまで書くと、察しのいい人はもうお分かりだと思います。同じシャフトでも、装着するヘッドが異なればシャフトのフィーリング(挙動)は変わってきます。また、長さやグリップを変えてもシャフトのフィーリング(挙動)は微妙に異なってくるのです。
シャフトの特性(しなり方)をチェックする方法はいくつかありますが、シャフト性能を正しく知るには「できるだけ同じ条件でテスト」ことです。もちろん、これはあくまでマーク金井のやり方であって、これが正解というわけではありません。シャフトメーカーから送られてきたクラブを試打しただけでシャフトの特性をピタリと言い当てる有識者もいると思います。
シャフトに対する考え方は人それぞれ。マーク金井の場合は、使い慣れたエースドライバーのヘッドに装着し、どんな打球が出やすいか(出るか)をチェックすることで、新作シャフトを評価しています~。
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2016年07月09日超私的な試打インプレ、世界で一番やさしいドライバー「バンパー」

今週日曜日から金曜日まで、天国に一番近い島と称されるニューカレドニアに行ってきました。成田空港から飛行機で約8時間30分。時差は2時間しかないので、現地に着いた時も、帰国した時も時差ボケはほとんどありません。8時間を超えるフライトですが、東西に移動するよりも、南北に移動した方が疲れづらく感じます。
ゴルフ親善大使ということもあり、2ヶ所のゴルフ場でプレーしてきましたが、ニューカレドニアと言えば「美しい海と自然」。ゴルフとは無縁の島、ゴルフは数あるアクティビティのひとつだと思ってましたが、いい意味で期待は大外れでした。最初にプレーしたGOLF DE TINAは典型的なシーサイドコース。変化に富んだレイアウトを楽しますし、海越えのホールもあり、いわゆるニューカレドニアっぽいゴルフ場でした。
2ヶ所目のGOLF DE DEVAは、これまたいい意味でニューカレドニアっぽくないゴルフ場です。中心都市ヌメアからクルマで約2時間30分。正直かなり遠いのですが、Sheraton Devaに到着するや度胆を抜かれました。相当に辺鄙(へんぴ)な所なのにも関わらず、今回宿泊したニューカレドニアのホテルの中でもっともお洒落で瀟洒。フランスのリゾート地の豪華ホテルも真っ青な作りです。コースもこれでもかってぐらいの土地を使っており、設計はダイデザイン。ニューカレドニアに居るはずなのに、ホールを重ねていく内に「英国リンクスでプレーしている」かのような錯覚に陥りました。よくもまあ、こんな南太平洋の島に、全英オープンが開催できるようなコースを作ったもんです。シェラトン恐るべしです。
南半球で天国気分を満喫している中、アナライズは世界で一番やさしいドライバー「バンパー」を正式発売開始しました。設計、開発段階では市販することをまったく考えてませんでしたが、いざ出来上がってみると、、、、いろんなゴルファーに世界で一番やさしいドライバーを打ってみていただきたくなったからです。
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この「バンパードライバー」。ニューカレドニアは誰が行っても「天国にいちばん近い島」だと感じるでしょう。実際、マーク金井もこのキャッチフレーズは言い得て妙だと思いました。では、バンパーは本当に誰が打っても「世界でいちばんやさしいドライバー」だと言い切れる感じられるのか?
現在市販しているドライバーと比較する限り、現状では世界で「一番やさしい」と思いますし、実際に打っていただけるとそのやさしさを実感できると思います。なぜなら、このバンパーは重心距離が極端に短く、シャフトの軸線とスイートスポットの位置が非常に短いからです。
バンパードライバーの重心距離は約9ミリ
試作段階ではフェースバランスのパターのように重心距離がゼロのドライバーも作りましたが、これはヘッドの挙動が安定しませんでした。意外なことにやさしくなかったのです。そこで試行錯誤を繰り返し、試作ヘッドを何度も作り直した結果、シャフト軸よりも「ほんの少し」(約9ミリ)、外れた位置にスイートスポットを位置した時、この時がもっともヘッドの挙動が安定し、ミート率が高くなりました。加えて、直進性の高い弾道が打ちやすくなったのです。
ゴルフは数ある球技の中でも「ちゃんと打つのが難しい」スポーツです。難しくしている最大の要因は、クラブの重心距離です。イラストレーターのゲーリーさんが、テニスラケットを用いて「重心距離と打ちづらさ」の関係を上手く説明して下さいましたが、まさにゴルフクラブは重心距離があるから「芯に当てづらく」そして「振り遅れてスライス」しやすくなるのです。
では、世界でいちばんやさしい「バンパー」には欠点はないのか?
欠点は2つあります。ひとつは現状のルールに適合してません。ルール非適合クラブです。パターは重心距離がゼロでも適合ですが、パター以外のクラブでは、重心距離が極端に短いクラブは非適合。理由は単純、ルールを定めているR&Aも「重心距離が極端に短いクラブはやさし過ぎる」ことを知っているからです。
もうひとつの欠点は同じヘッドスピードで打った場合、重心距離が非常に短いドライバーは、重心距離が長いドライバーに比べると、飛距離性能がやや劣ります。ヘッドスピードによっても代わりますが、プロ、上級者が打てば、バンパーは5~7ヤードぐらい飛距離が落ちます。ただし、ミート率が悪いゴルファーの場合はその限りではありません。バンパーの方が芯を喰う確率が上がり、重心距離が長いドライバーよりも、バンパーの方が飛距離が出てしまう場合も大いにあります。
バンパードライバーは、「初心者でもゴルフを楽しめるクラブを作りたい」「ゴルフの難しさを少しでも解消したい」「ゴルフの離脱率を下げたい」というコンセプトで作りました。しかし、テストを重ねていく内に、予想外のフィードバックが出てきました。それは、プロや上級者がバンパーを振ると、、、、、
左のミスが出づらい(チーピンが出づらい)
ヘッドスピードが上がる
スイングプレーンが格段に良くなる
バンパーは重心距離が極端に短いので捕まりが良いのですが、実は、左のミスも出づらいのです。シャフトの軸線と重心位置が非常に近いため、スイング中にヘッドの挙動が安定します(スイング中にヘッドが暴れづらい)。結果、ダウンスイングでインサイドからあおるような打ち方にならないので、引っかけ、チーピンが出づらくなるのです。また、ダウンスイングでヘッドにかかるトルク(ねじれ)が少ないために、普通のドライバーよりもシャープに振れる(シャフトを振る感じに近くなる)ので、ヘッドスピードを上げる効果も出てきます。実際、マーク金井もバンパーを振ると、スイング中にかかる負荷が軽減するので、ヘッドスピードが1~2m/s上がります。また、ダウンスイングでシャフトが寝なくなるので、オンプレーンに振り下ろす感覚を自然に養うことができます。
バンパーを使ってスイングすると、ダウンスイング中の余計な動きを減らす効果があり、腰への負担が軽減できるメリットもあるのです。
バンパーはルールに適合しないクラブです。誰にでもお勧めできるクラブではありませんが、世界でいちばんやさしいドライバーがあれば、初心者はゴルフが劇的に楽しくなりますし、スライサーや中上級者はスイングを正しい方向に導いてくれる「魔法の杖」になってくれるのです~。
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2016年06月19日超私的な提案、初心者、中級者がスイング作りに役立つクラブ、ボールとは!?

人気により追加開催決定
インパクト解析セミナー
6月25日13時
アナタのインパクトをマーク金井が丸裸にします
時間は1時間30分 お値段は3000円 人数は6名限定です。
参加資格はドタキャンしない方(汗)
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
メジャー第二戦、全米オープンの会場となっているのが、オークモント(ペンシルバニア州)。オークモントと言えば巨大なバンカー「協会の椅子」で有名な全米屈指の難コースです。大会直前、あまりにも難易度が高いということでラフを短くしたり、ピン位置をシビアにしない配慮がなされましたが、それでも上位陣のスコアは伸びてません。アンダーパーの選手はほんの一握り、ほとんどの選手がオーバーパーのスコアとなっています。優勝争いが期待された松山英樹プロも、予選ラウンド(36H)を終えて通算12オーバー。残念ながら予選落ちしてしまいました。
オークモントではライフル射撃のような正確性が求められます。わずかな距離感のズレ、わずかな方向性のズレも許されません。ロングショットでは30センチのズレが天国と地獄になりますし、アプローチやパットにおいては数センチのズレがバーディーとボギーの差になるからです。出場選手は1番から18番まで、綱渡りのようなショットを打たなくてはなりません。テレビで観ているだけなのに、胃が痛くなるようなシーンがこれでもかってぐらいあります。世界の一流どころでも、歯車がちょっと狂っただけで80叩いてもおかしくないコースセッティングがなされています。
他のどのメジャーよりもショットの精度が求められるのが全米オープンですが、もしも全米オープンのような難易度の高いコースをアマチュアがプレーしたらどうなるでしょうか?
普段よりも、とてつもなくスコアが悪くなるのはもちろんですが、加えて、スイングもかなり悪くなってしまいます。理由は単純、わずかなミスが許されないと思えば思うほど、体の動きがぎこちなくなります。加えて、ミスを恐れてスイングするほど、自分が持って折る悪い癖を肥大化させてしまいます。例えば、アウトサイド・イン軌道でコスリ球のスライスを打つ人ならば、アウトサイド・インの度合いが強くなります。インサイド・アウト軌道でフックやチーピンを打っている人は、ますますインサイド・アウトの度合いが強くなります。スイングがしっかりしていない初中級者は、難易度が高いコースを頻繁にプレーしない方がいいです。難しいコースばかり回ってしまうと、スイング(体の動き)が悪くなることはあっても、良くなることはありません。
実は、これはクラブにも言えます。
マーク金井がゴルフを始めた頃、今から40年以上前は「難しいクラブを使った方が上手くなる」「ミスがミスと分るクラブの方がスイングが良くなる」というのが常識でした。実際、やさしいクラブを使うと、「そんなクラブじゃ上手くなれない」なんて忠告するプロ、上級者が多数いました。実際、「2番アイアンが打てればシングルになれる」なんてこともまことしやかに言われてました。
では現在はどうかというと、、、、
プロ、上級者で2番アイアンを使っている人はほとんどいません。3番アイアンもバッグから抜いている人も結構います。永久シード選手である片山晋呉プロに至っては、アイアンは7番からです(3番、4番、5番、6番はバッグに入ってません)。打つのが難しいロングアイアンを使っている人は劇的に減っています。これを考えると、「2番アイアンが打てればシングルになれる」は、間違った常識です。そして、難しいロングアイアンを使わなくても、プロのスイングは昔以上にレベルアップしています。プロでさえ難しいクラブを使わないのですから、説明の必要はないでしょう。アマチュア、特に、初心者はできるだけやさしいクラブを使った方が、スイングに変な癖が付きませんし、上達が早くなります。
マーク金井は初心者向けのクラブとして、重心距離がほぼゼロのドライバー「バンパー ドライバー」を作りました。これはルールに抵触するクラブですが、初心者でも芯に当たりやすいドライバー。難しいクラブと正反対なクラブですが、芯に当たりやすい分だけゴルファーが余計なことをしないですみます。逆に言うと、アマチュアの多くがアウトサイド・インになったり、フォローで左ひじが引けたり、手先で合わせるようなスイングになりやすいのは、ゴルフを始めたての頃、「芯に当たらない」「上手く打てない」ことによって生じているのです。
上手く打てるクラブを使ったからとと言っていいスイングになる保証はありませんが、打つのが難しいクラブを使うと、手先で合わせたり、余計な動作が体に染みつきやすくなるのです。
クラブだけではありません。ゴルフボールもスイングに少なからず影響を与えます。ゴルフボールの大きさは初心者には、正直、小さすぎます。あんな小さなボールをいきなり上手く打つのは至難なワザです。アナライズには練習用のボールとして、テニスボールぐらいの大きさのスポンジボールを用意しています。この大きさだと、初心者でも「当たらない不安」「空振りに対する不安」がかなり軽減され、普通サイズのゴルフボールを打つよりも気楽にスイングできる分だけ、スムーズにスイングできます。
ゴルファーのスイングは道具(クラブ、ボール)によって導かれる。
ゴルフスイングは自分の意思によって作られると思っている人が多いと思いますが、実は、クラブとボールがスイングを作っているのです~。
あっ こちらしばらく売り切れとなっておりましたが入荷しました
スーパーシャット君!!
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2016年06月17日超私的な分析、超高額クラブ「PXG」アイアンの魅力はどこにあるのか?

人気により追加開催決定
インパクト解析セミナー
6月25日13時
アナタのインパクトをマーク金井が丸裸にします
時間は1時間30分 お値段は3000円 人数は6名限定です。
参加資格はドタキャンしない方(汗)
お申し込みは yoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
FBにもアップしましたが、昨日は東京アメリカンクラブで開かれた米国クラブメーカー「PXG」の記者発表に行ってきました。PXGの正式名称は、、、、
Persons Xtreme Golf(パーソンズ エクストリーム ゴルフ)
本社はアリゾナ州スコッツデール。2014年にできた新興クラブメーカーで、創業者はンターネットのドメインサポートの会社で財をなしたボブ・パーソンズ氏。巨額の開発費を投入し一流のクラブ設計スタッフを集結させ、PXGを作り上げています。現在はドライバー、FW、UT、アイアン、そしてウエッジのヘッドをラインアップしており、フィッティングを行った上で、シャフトメーカーのシャフトを装着して販売しています。マーク金井はすでにPXGのアイアンを所有していますが、日本の正規代理店である大蔵ゴルフスタジオさんから購入しました。シャフトはフジクラのMCIブラック(80S)です。
PXGのクラブはウッドもアイアンもヘッドに数多くのビスが埋め込まれているのが目を引きますが、ウッドもアイアンもかなり作りが凝っています。アイアンは見た目はマッスルバック風ですが、実際は中空構造。周辺重量設計により慣性モーメントを大きくしていますし、ヘッド内部にはエラストマー(樹脂)が注入されています。これにより肉薄フェースにも関わらずソフトな打感を実現。加えて、複雑なヘッドにも関わらず素材は軟鉄鍛造。これにより、ライ角、ロフト角の調整幅が大きくなっています。マーク金井は購入時に5番のライ角を65度にしてもらいましたが、この調整も簡単にできました。
そしてPXGのクラブは見るからに高級感にあふれていますし、実際にも高額です。標準販売価格は
- ドライバー 1本 12万5000円~(装着シャフトにより変動)
- アイアン 1本 4万8000円~(装着シャフトにより変動)
アイアン1本の値段は中古で程度の良いアイアンセット(6本組)が変える値段とほぼ同じ。パーソンズ氏も記者会見の場で言ってましたが、PXGはクルマに例えるならば、「フェラーリ」のようなものです。コストを度外視してでもいいとのことから作られたクラブだけあって、実際に販売価格も市販品としてはかなり高額です。
今週のパーゴルフでも紹介されましたが、現在、マーク金井は5番からSWまで8本使っています。単純計算すればアイアンセットのお値段は約40万。そして、PXGとして平行して使っているアイアンはピンのG25。このアイアンは2013年モデルということもあり、中古ショップでは3~5万円程度で売られています。値段だけを比較すれば、10倍も値段が違うアイアンを同時に使っているのです。
今まで40年以上ゴルフをやってきましたが、使っているアイアンセットの価格差が10倍というのは初めての経験です。もちろん1セット40万円も初めて。どちらもすごく気に入って使ってますが、PXGがG25よりも10倍性能が良いわけではありません。PXGにはPXGの良さがあり、G25にはG25の良さがあるからです。ちなみに、どちらもシャフトはフジクラのMCIです。ヘッドの大きさ、グースの度合い、ソールのバンス角はどちらも同じ感じです。そしてシャフトが同じということもあって、振り心地はかなり似通っています。
単純に比較すれば、G25とPXGとの間には価格差ほど性能差はないと思います。
しかしながらPXGのアイアンには他のアイアンにない「何か」があります。この先はどうか分りませんが、今、手にしているPXG 0311は、
- オリジナリティにあふれたデザイン
- コストを度外視して作られた高性能ヘッド
- 趣味性の高さと実用性の高さを高次元で両立
この3つの要素を満たしているゴルフ今までありませんでした。PXGよりも高額なアイアンセットはありましたが、それらは「金ぴか」なクラブばかりでした。性能を極めるために作られたアイアンはPXGが初めてだと思います。また、市販のどのクラブにも満足できないゴルファーとって、相当所有欲がそそられるクラブに仕上がっています。
ゴルフに限りませんが、道具は使い倒したくなる道具と、使わないで手元に置いておきたい道具とがあります。PXGのアイアンは価格的には使うのがためらわれる道具(クラブ)にもかかわらず、手に取るとすぐにでもコースで使い倒したくなる道具(クラブ)。マーク金井は、そんな不思議な感覚に一目惚れしてしまい、数発打つや、財布の中身も確かめないで衝動買いしちゃいました~。
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ゴルフの竪琴セミナー
6月25日11時
時間は1時間30分 お値段は3000円 人数は6名限定です。
参加資格は、ゴルフの竪琴をお持ちの方。当日お買い上げいただける方となります。(同類他社製品はNG) そして確実にお越しただける方!、ドタキャンしないぜ!って方 (いやぁ・・ なんかよくわからない理由で当日にキャンセルされる方が意外と多いんです。)
講師はもちろんマーク金井です。場所は神田アナライズ。
お申し込みはyoyaku@analyze2005.com お名前とお電話番号を書いてメール下さい(携帯アドレスでないほうが後々助かります) よろしくお願いします!
セミナーについてはこちらをご覧ください↓
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